とと姉ちゃん 第14週 常子、出版社を起こす

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年7月4日 〜 7月9日放送
第14週「常子、出版社を起こす」

『とと姉ちゃん』第14週「常子、出版社を起こす」あらすじ

昭和21年(1946年)2月。終戦から半年ほど経過した頃、甲東出版の谷や五反田などの男性社員が復員。雑誌『新世界』も、ようやく再刊行に向けて動き始めます。一方、常子のもとに、常子の女学校時代の親友・綾が訪ねてきました。

綾は夫を戦争で失い、赤ん坊と一緒に嫁ぎ先の名古屋から東京に戻ってきたところでした。女性が一人で生きてゆくことの難しさを語る綾。その話を聞いた常子の心は固まりました。女性のための雑誌をつくるために甲東出版を辞める決断を下したのです。

常子の事業には鞠子と美子も協力することになりました。物資不足の中、困難を極めた紙の調達などのハードルを乗り越えついに『スタアの装ひ』を創刊。販売には君子も加わり、はじめての雑誌はあっという間に完売します。

しかし『スタアの装ひ』を真似た雑誌が次々と刊行され、常子たちはたちまち窮地に陥ってしまいます。その頃『新世界』の再発行にこぎつけた五反田が常子に助言しました。編集者として優れた才能を持つ花山伊佐次に相談してみよと。

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『とと姉ちゃん』第14週「常子、出版社を起こす」各回あらすじとレビュー

第79話 7月4日(月) 昭和21年、五反田ら復員
第80話 7月5日(火) 夫を亡くし実家に戻る綾
第81話 7月6日(水) 常子が雑誌の創刊を決意
第82話 7月7日(木) 常子、水田正平と出会う
第83話 7月8日(金) 雑誌「スタアの装ひ」創刊
第84話 7月9日(土) 窮地の常子に五反田助言

『とと姉ちゃん』第14週「常子、出版社を起こす」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週に戦争が終わり、今週は戦後半年ほど経った頃から物語がスタートです。戦争は思わったものの物資不足は深刻で人々は食うや食わずの暮らしぶりです。

第14週のレビューと見どころ

食うや食わずの暮らしぶりなのは常子たち小橋一家も例外ではありません。しかし、そんな中で常子は一生の仕事となる出版への行動を開始します。

自分のつくりたい雑誌を出版するために甲東出版を辞めて起業するにいたったのは、女学校時代の親友・綾との再会がきっかけでした。

女学校卒業と同時に名古屋の医師の家に嫁いだ綾でしたが、日中戦争がはじまって間もなく満州に派遣されていた夫は戦死。

夫の戦死により義母からのいじめや嫌がらせが続く中、綾は小さな子どもを背負って名古屋の婚家から逃げ出し東京に戻ってきたのです。

しかし、女性が一人で生きてゆくのは困難を極めた時代。そんな綾の姿を見た常子が決意を固めます。起業への決意です。

常子の起業には、久しぶりに登場する鉄郎も力を貸すようです。また、後半の主人公に次ぐ重要な登場人物・花山伊佐次がいよいよ本格的に登場しはじめます。

歴史・時代背景

昭和21年(1946年)2月

前年、昭和20年(1945年)8月に戦争が終結し、それから半年ほど経過した頃が今週描かれるエピソードの背景となる時代です。

そして、今週最も多く登場する舞台の一つは闇市(ヤミ市)でしょうか。

戦後の闇市は、終戦の日の五日後、昭和20年(1945)年8月20日に新宿駅東口に開かれた露天商としてはじめて登場し、その頃から全国の主要都市などに闇市が次々と開かれいったと記録に残されています。

闇市が「闇」と呼ばれる理由は、戦時中の食糧管理法がまだ有効だったからです。配給以外から食糧を手に入れることは禁じられていましたが、食糧の入手が困難な都市部に住む人々にとって闇市はなくてはならないライフラインでした。

ちなみに黒澤明監督作品、映画『野良犬』は実際の闇市の中で隠しカメラを用いて映画の撮影を行ったため、当時の本物の闇市の様子を映像で確認することが出来ます。

『とと姉ちゃん』第14週「常子、出版社を起こす」一週間のエピソード観賞後の感想

戦後の第一歩が描かれる一週となりました。

主要キャラが一人減り二人減り、ついに主要なポジションを占める男性キャラが画面から姿を消し閉塞感たっぷりの苦しい時代を描いた前週。

そこから一転、五反田さんが戻り、谷さんも戻り、鉄郎叔父さんは前例にないほど素敵な姿を披露する。そして君子さんは常子ちゃんと同じくらい前のめりになり、肝心の常子ちゃんがついに朝ドラヒロインの生き方を起動させました。

さて、常子ちゃんはこの先で花山伊佐次を生涯のビジネスパートナーとして、人生をかけた大仕事に取り組んでゆくことになります。

その生涯の大仕事に取り掛るべく常子ちゃんが起動するその一方で、花山伊佐次はその大仕事に関する一切を強制終了。

また起動した常子ちゃんも、花山伊佐次との協業を今の段階では望んでいるわけではない。というより、やや後ろ向きと言っても差し支えないレベルです。

このギャップ、このねじれから次週の物語がはじまります。

ギャップとねじれがどのように解きほぐされてゆくのか。唐沢さんを迎えての次週「常子、花山伊佐次の過去を知る」はこれまでになく濃厚な回になりそうです。

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