水田の両親が東京に来る / とと姉ちゃん 第112話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年8月11日(木)放送
第19週 第112話「鞠子、平塚らいてうに会う」

『とと姉ちゃん』第19週 第112話 「鞠子、平塚らいてうに会う」あらすじと見どころ解説

結婚を決意した鞠子は、両親から結婚の許しを得るべく水田とともに水田の実家がある甲州に向かいました。鞠子と水田の帰りを待ちわびる常子たち。ほどなくして鞠子と水田は水田の両親を伴い戻ってきました。

水田の両親、国彦とむめは家で穫れた大量の野菜や卵を土産として持参し小橋家の家族に挨拶。国彦とむめは息子の結婚を喜ぶあまり居ても立ってもいられなくなり、鞠子と水田について来てしまったのです。

水田の両親と挨拶を交わしたその日の夜、君子は竹蔵の遺影に鞠子の結婚を報告しました。そのかたわらで常子は思い出していました。好きな人から結婚を申し込まれることがどれほど幸せなことかと。

一方、平塚らいてうの随筆を載せた『あなたの暮し』最新号は大評判となりました。そして一つの仕事を成し遂げた鞠子が独身最後の日を迎えます。花山は、編集部で三姉妹が揃う最後の姿を写真に収めるのでした。

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midokoro

前回、水田からのプロポーズをついに受け入れた鞠子は、今回、結婚の許しを得るために水田の両親が暮らす甲州へ。

ちなみに水田の父親を演じるのは筧利夫さん。母親を演じるのは本記事投稿の時点では不明です。

『とと姉ちゃん』第19週 第112話 「鞠子、平塚らいてうに会う」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前半の戦前編での、ヒロイン常子との切ない悲恋が強く印象に残る星野武蔵の名前が久しぶりに劇中に登場します。

名前だけでなくもしかすると回想映像も出てくるかも知れませんね。

鞠子が幸せをつかみ、妹を嫁に出すという目標を一つだけクリア出来た常子ですが、その一方で胸中は複雑かも知れません。

鞠子の結婚を機に星野と過ごした穏やかな日々のことを思い出した常子は何を思い、どのような表情を見せるのか。

今回の常子の反応は今週の見どころの一つになるかも知れません。

『とと姉ちゃん』第19週 第112話 「鞠子、平塚らいてうに会う」
 朝ドラ観賞後の感想

水田くんのお父ちゃん:トイレの100ワット電球

水田くんのご両親の登場場面で期待していたことがあります。そして、お父上がみごとにその期待に応えてくれました。

期待していたこととは、

「こぴっと」
「てっ!」

『花子とアン』でヒロイン・はなちゃんが終生口にしていた甲州の言葉です。

それに加えて、トイレの100ワット電流レベルのムダな明るさ!(笑)

『花子とアン』に登場した甲府の愉快な面々の中に入れても何ら違和感のないキャラクターのせいか「こぴっと」や「てっ!」にわざとらしさがまったくない。

ムダに明るさを持ちながらも、実は農地改革で土地の9割を強制的に召し上げられ、隣近所からは「落ちぶれた長者様」と揶揄されるそんな厳しい現実にも直面するリアル。

恐らく水田くんのご両親は今週限りの登場でしょう。

にも関わらず、ここまでしっかりと人物造形を施す丁寧な仕事ぶりに尊敬します。

話が変わりますが、水田くんって実は旧家の御曹司だったんですね。

好きな人に結婚を申し込まれるほど幸せななことはない

水田くんのお父ちゃんが言った「子供が結婚しないと親は死んでも死に切れない」という言葉に反応して神妙な表情を見せる常子ちゃんの心のゆらぎが切ない。

あの時、常子ちゃんは君子かかへの負い目を感じていました。

そして思い出してしまったのでしょう、星野くんとの思い出の日々を。

「好きな人に結婚を申し込まれるほど幸せななことはない」

水田くんからプロポーズされてから、ほぼ何の障害もなく結婚が決まってしまった鞠ちゃんの姿を目の当たりにした常子ちゃん。星野くんにプロポーズされながら結婚を断念した過去を思い出さないわけがありません。

君子かかへの負い目。星野くんとの結婚を諦めた過去。

常子ちゃんの心の中で渦巻くこれら二つ思いにきっと君子かかも気がついたはず。でも、それに気が付きながらも、あえて星野くんの一件にだけは決して触れようとしない君子かかの繊細な心づかいが泣かせてくれます。

三姉妹の記念写真

『とと姉ちゃん』の第一回の冒頭で登場したのは、編集部で三姉妹が揃って写る記念写真を大写しにしたカットでした。

その記念写真の撮影場面が今回ついに描かれました。

物語が第一回目とつながったことで、結末が近づいていることを感じずにはいられません。『とと姉ちゃん』残り7週です。

追記:三姉妹の記念撮影場面直前に流れた花山さんのテーマ曲とでも言うべき曲。花山さんのエキセントリックなキャラを際立たせるこの曲を聞く度に、エレキギターで奏でられる五代さまのテーマ曲を思い出すのは僕だけでしょうか。

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コメント

  1. 重箱の隅突っつき隊長 より:

    三姉妹の記念写真、着ている服やポーズは同じですが
    背景が第一話の写真とは違っています

    写真は窓にサンシェード、撮影時はカーテンで
    窓と窓との間隔も違いますし
    細かいところでは
    写真の電話機はカールコードで、撮影時は真っ直ぐなコード
    電気スタンドは明らかに違います

    写真は新社屋セットが背景なのに
    旧社屋セットで撮影風景の収録・・・NHKさんの手抜きですね(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      連日、明け方に収録が終わるような朝ドラ撮影スケジュールの中、細部の照合をやったとしたら人件費だけで相当な金額にのぼることが想像出来ます。もしそのコストをかけたら、今度は金のかけ過ぎと受信料支払者からクレームがつくのかも知れないですね。

      追伸:申し訳ないのですが画像へのリンクはコンプライアンス上の理由から削除させていただきました。

  2. ともとも より:

    あの万事控えめな水田さんのご両親が、あんなに豪快だとは!
    お父さんは舞台演劇ばりの大声で、お母さんはお父さんの冗談に、林家パー子さんみたいに一人でも笑って。
    農地改革で落ちぶれたとはいえ、明るく過ごしている様子。
    そっか、水田さんは実は豪農のお坊ちゃまだったのね。
    甲府弁、花子とアンの時とは少し違うけど、こぴっと懐かしかったですね。

    最後の記念撮影前の花山さん、家政婦は見た!風登場からの、
    「早く並びなさい、嫌ならいい」の足のポーズに笑いました♪
    以前3姉妹をモデルに即興でデザイン画を描いた時の、
    「グズグズするな!帰るぞ!」(しゅたっ!)を思い出しました。
    きっと唐沢さんのアドリブですよね?(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 万事控えめな水田さん

      どうしてこの父親からこんな息子が生まれてくるのか。ギャップもここまで激しいともう笑うしかありません。それとも、水田くんも将来こんな中年男性になってしまうんでしょうか。でも、鞠ちゃんは親父ギャグにはのってきそうもありません(笑)

  3. ※※多彦 より:

    花山が三姉妹の並び写真を撮るシーンも、小ネタが随所に散りばめられていましたね。

    花山の「表情が硬い!」「作り笑いでいいから笑えよ!」「水田、踊れ!」が、94話での直線断ち撮影シーンを思い出させてくれました。

    そのあと水田君はカメラの前に出てきて「被ってるよ!」と怒られてしまうのですが、実は94話のときも同じアドリブを唐沢さんに仕掛けられていたんですよね(結局その時はカットされてしまったそうですが)。
    スタッフも狙っていたんでしょうか?

    それにしても、花山さんのキャラはユーモラス。

    自分から写真を撮ろうと言い出したくせに、「早くしなさい!私は仕事が詰まってるんだ」って… ^^;
    そして89話のように、何気ないポージングに細かい仕事を織り込んで視聴者にインパクトを残す唐沢さんの芸の巧みさ!

    日がな怒鳴っているだけではない、味のあるキャラクターぶりには思わず笑ってしまいます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      花山さん、本当におもしろ過ぎです。笑いをとるような場面でなくてもしっかりと笑いをとる計算しつくされた人物造形。唐沢さんの仕事に日々圧倒されっぱなしです。花山ロスが今から怖いです。

  4. もんすけ より:

    期待通りの「こぴっと」「てっ!」の登場に、我が家でも大盛り上がり。
    お土産が甲州ワインでなかったのが、ちょっと残念な気も…。
    ムダに明るい水田父の甲州弁を聞きながら、(武や白鳥かをる子様の御実家も農地改革の嵐にさらされたのかしら…)とついつい思いを馳せてしまいました。

    >経営コンサルタントの日高氏
    懐かしい!! 「あすか」はオープニング曲もよくて熱心に観ていました。
    朝ドラ作品の中でクロスオーバーしている役者さんや配役を思い出せるのも楽しみの一つになりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      白鳥かをる子様も甲州出身でしたね!セレブの女学校に通っていたくらいなので、ご両親は水田家同様に戦後は苦労されたのでしょう。

  5. いも姉ちゃん より:

    「農地改革で土地を召し上げられ・・・・」
    ということは戦前は水田家は地主だったんだ。
    水田正平はお坊ちゃまだったのか。
    戦中、戦後の混乱があったにしてもお坊ちゃまが闇市の経理をしていたのか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      水田くん、旧家の御曹司という点では『花子とアン』に出てきたはなちゃんの幼なじみの二代目の阿呆ボンと同じですが、彼と比べるとなかなかの好青年ですね。闇市で重ねた苦労が彼の男を上げたのかも知れませんね。

  6. よるは去った より:

    水田君の母親役の高橋ひとみさんは連ドラは「はね駒」「あぐり」と出てるけど、私は「ふぞろいの林檎たち」のインパクトが強いなあ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      僕はその昔、寺山修司さんのファンだったので映画『上海異人娼館 チャイナ・ドール』を思い出していました。本作で知名度があがり『ふぞろいの林檎たち』につながったようです。『上海異人娼館 チャイナ・ドール』では山口小夜子さんも忘れられません。

  7. ひろ より:

    母親の役者がわかりました。
    高橋ひとみですね?・・・派手なく、嫌味なく、鞠子を受け入れてくれる母親役です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      情報提供ありがとうございます。
      早速、キャストページに追記させてもらいました。

  8. よるは去った より:

    筧利夫さんと言えば、連ドラでは「あすか」の経営コンサルト日高氏を思い出します。ヒロイン(竹内結子)の和菓子店を一度は倒産まで追い込んでしまい、ヒロインの伯父(梅沢富美男さんでした)にぶん殴られ、そのままどこかへ姿を消すのですが、二度目に現れた時は女性の経営コンサルトとペアを組んでヒロインの店を見事に再興させる役でした。ペアを組んでいた女性経営コンサルトの役は「ゲゲゲの女房」でヒロイン(松下奈緒)の叔母役でもあった有森也美ちゃん。その二人で水田君の両親の役なんてことは有り得るかしら?「そんな大きな息子はいないわよ!」って也美ちゃんに怒られそう(汗)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      詳しいご解説ありがとうございます。さすがの知識の蓄積です。
      水田くんのお母ちゃんが誰になるのか、ますます気になってきました。