常子、商品テストを開始 / とと姉ちゃん 第116話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年8月16日(火)放送
第20週 第116話「常子、商品試験を始める」

『とと姉ちゃん』第20週 第116話 「常子、商品試験を始める」あらすじと見どころ解説

取材先で常子が出会った少女・青葉のお気に入りの洋服が汚れてしまいました。粗悪な傘の赤い染料が服についてしまったのです。同じ頃「あなたの暮し出版」の女性社員・寿美子が、会社で購入したばかりのミシンが故障しケガをしてしまいます。

この二つの出来事から常子は雑誌の新しい企画の着想を得ました。豊かな時代になった今、『あなたの暮し』が提供すべきものは商品試験だ。商品試験を自分たちで行い商品の良し悪しをあますところなく雑誌を通して読者に伝えようと。

その常子のアイディアを花山は絶賛しました。花山の指示の下、買い集めてきた石けんの試験が開始されます。花山の厳しい商品試験は集めてきた石けんをあらゆる角度から分析し、検査機関にまで調査を依頼するほど徹底していました。

一方、宗吉は『あなたの暮し』の料理記事の監修を行っていました。そんな中、美子はキッチン森田屋の料理人・南大昭と交際を開始。美子や宗吉は常子のことを案じていました。残るは常子だけだ。常子に結婚する気はあるのかと。

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史実にもある商品テストがこの週よりはじまります。広告の一切を雑誌に載せないという編集方針あっての商品テスト。

ストイックなテストを行う花山の姿が今回の見どころになりそうです。

『とと姉ちゃん』第20週 第116話 「常子、商品試験を始める」
 事前発表あらすじのレビューと解説

ところで覚えておいででしょうか?

『とと姉ちゃん』第一回で、大勢の女性たちがベビーカーを押しながら「あなたの暮し」出版から出て行くちょっと変わった場面を。

このベビーカー軍団は史実に基づいたエピソードです。

商品テストの一環として、ベビーカーの耐久力を確かめるため炎天下の中を100キロメートルにわたってベビーカーを押し続けたとの由。

『とと姉ちゃん』第一回冒頭で登場したのはこのエピソードですが、その商品テストに触れ始めた今週、物語は振り出しに戻って来ました。

間もなく結末に向けての新展開がスタートしそうな予感がします。

『とと姉ちゃん』第20週 第116話 「常子、商品試験を始める」
 朝ドラ観賞後の感想

商品試験

豊かな暮しを取り戻すお手伝いをする。そんな願いを込めて常子ちゃんと花山さんが創刊した『あなたの暮し』は、二人が焼け跡の中で語った夢をかなえることが出来ました。

でも、夢を叶えたことで焦りが生じていたのでしょうか。

モノが何もない中で、暮しを少しでも豊かにする工夫の数々はいずれも大ヒット。『あなたの暮し』は、読者の暮しにささやかな豊かさを取り戻すお手伝いが出来ました。

しかし、常子ちゃんと花山さんの願いだった豊かさを世の中が取り戻した今、常子ちゃんと花山さんの二人の願いは時代遅れになってしまいました。

このままでは、読者に見放されかねない。

そんな焦りは社員にも伝わっていたのでしょうか。

青葉ちゃんの赤い傘。針が折れたミシン。それら粗悪品から「商品試験」の企画を思いついた時の常子ちゃん。その価値に気づき興奮を隠せない花山さん。そして沸き立つ社員たち。

焦りが大きかっただけに、今後の突破口が見えた感激も大きい。逆に、この突破口発見に湧く「あなたの暮し出版」の面々のそれまでの焦りがよく見える回でした。

昭和の良妻賢母

前回に引き続き、鞠ちゃんを登場させてくれてその気づいかに感激です。(僕は鞠ちゃんのファンなので)

しっかり者の鞠ちゃんが、どこか頼りなげな水田くんを尻に敷く。実は二人の結婚前は、そんな夫婦像を想像していました。

しかし、いつの間にか水田くんには一家の主としての風格が備わり、鞠ちゃんは鞠ちゃんで慎ましさに磨きがかかって、すっかり昭和の良妻賢母になりました。

見ているだけで心癒される夫婦になりました。

ところで前回のレビューで、たまきちゃんがリトル常子ちゃんにソックリなのは、たまきちゃんが出版社を承継するフラグではないかみたいなことを書きました。

史実では、大橋家次女の家に嫁いできたお嫁さんが出版社を継いでいることから、その実話をモチーフにしたエピソードが描かれるフラグではないかと。

今回も、水田くんがフラグめいた気になる発言をしてましたね。

「たまきも大きくなったらお父さんの会社に入るか?一緒に働くか?」

たまきちゃんが出版社を承継するか否かは何とも言えませんが、出版社に就職するのは間違いなさそうな気がしてきました。

表札「星野」

前回に引き続き、見覚えのあるまんまるメガネと「星野」の表札が出てきました。そして前回から一歩だけ踏み込んで「星野」の表札がかかっている家の住人も出てきました。

しかしその家の「ご主人様」は不在です。

そんな思わせぶりな演出でじらずだけじらした上で、よっちゃんの彼氏「タイショウ」の唐突過ぎる登場です。

そして「タイショウ」の登場に合わせて、宗吉大将とよっちゃんの口から発せられるセリフが意味深なことこの上ない。

「あとは常子だけだな」
「とと姉ちゃんにはその気がなさそう」

常子ちゃんの恋バナ第二章、明日あたりには始まるんでしょうか。

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14 Responses to “常子、商品テストを開始 / とと姉ちゃん 第116話”

  1. エイスケの後輩 より:

    よっちゃんの恋人は、水田くんや星野くんと同じ、決して派手ではないが芯があり、ちゃんと相手を思いやって支えてくれそうなタイプ、つまりととタイプでしたね。
    一般にもよくある事で不思議ではないですが、改めて逆の情熱的で賑やかな所もある花山氏に対しては、恋愛感情のない単なる憧れでしかなかった事をはっきりさせるためだったのかなとも思います。
    なぜなら花山氏は既婚者でしたからね…(^_^;)

    しかし、常子と一歳しか違わない鞠ちゃんとは違い、ある程度年が離れているよっちゃんにとって、若い自分が先にお嫁に行くかもしれない状況は、姉の気持ちも分かるとは言え、複雑だったでしょう。

    さて、今回からフィクションである旨の断り書きが入ったのは、史実では未婚の長女と三女が結婚するフラグがたったため、クレームが入ったのではと思います。
    (私も人のこと言えないですけど…)
    他の作品では、最初から断り書きが入っていたものも多いと聞きますが、今回もそうすれば良かったかもしれないですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ととタイプ

      確かに三姉妹の相手役はみんな武蔵ととに通じるところがありますね。三姉妹が愛する男性はみんな武蔵ととタイプ。だから真逆の花山さんによっちゃんが憧れても、常子ちゃんと夫婦のようだとまで言われても、安心して見ていられるのかと納得しました。

      > フィクション

      おっしゃる通り、断り書きを出すのが遅かったような気がします。

  2. ア※ラッキー より:

    趣里さんの役名大塚寿美子さんでしたね。けが目の下というのが、不幸中の幸いでした。以前、私がこちらに投稿させていただいたときの針が私に向かってきたというのは、ミシンのせいではありません。たんに私が手順を間違えただけです。別に粗悪品じゃなかったはずです。

    ところで、今日の放送の最後の視聴者投稿写真の近くに詳しいことは書きませんが、ノンフィクションみたいなこと書いてありました、もしかしたら、NHKなりの苦情対策かしら・・・ね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > NHKなりの苦情対策かしら

      本作は史実をモチーフにしただけだと言っても、史実から乖離し過ぎたと史実を求める声も少なくなさそうですからね。

  3. ともとも より:

    商品試験のきっかけが星野さんとこの子どもたち、というのは何やら運命的。昨日に続いて「星野」の表札のみ。でも大樹くんのまんまる眼鏡が可愛くて懐かしくて(^▽^)/
    星野さんファンを焦らしまくりますねぇ。

    それにして、その後のミシンの針は危険すぎます!
    うちも母が長年ミシンを使っていますが、昔はあんなに粗悪だったんですね。しかも「お客様相談室」なんてまだないのでしょう。クレーム処理も最悪!
    こんな状況を、ひとつひとつ改善するために、どんなにか「あなたの暮し」が役立ったことでしょうね。

    キッチン森田屋さん期待の新人・タイショウこと大昭さん。
    なかなか長身イケメンで、出番多め希望の女性ファンが増えそう。ちょっと「マッサン」の鴨居英一郎くんを思い出しました。
    コックさんとお付き合いするとは、食いしん坊のよっちゃんらしいわねぇ・・・かかの意見に激しく同意!(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 鴨居英一郎

      言われてみれば確かに彼に似てますね!そして見習い料理人との恋なんて『あまちゃん』を思い出さずにはいられません。鞠ちゃんの結婚週のようなよっちゃんの結婚週が描かれてほしいものです。

      > 食いしん坊のよっちゃん

      かかのツッコミがするど過ぎて吹きました(笑)

  4. もんすけ より:

    商品試験の第1号は、石けん。
    社員が怪我を負わされたミシンではなく、身近で、生活に必要不可欠な商品を取り上げるところがいいですね。
    ムツゴロウさんこと、作家の畑正憲さんの自伝的小説の中で、貧乏な少年時代に石けんを自作して売り、日銭を稼いでいたことを書いていらしたかとうっすら記憶しています(違ってたらゴメンナサイ)。
    「自作の石けんは、とても汚れが落ちて白くなると評判でよく売れた。でも、その強い成分から洗い物はすぐにボロボロに。生活のため。買った人には申し訳ないけれど、お許しあれ」との内容だったかと。
    (生きるため)から(よりよき生活のため)と時代が流れていくのがよくわかります。

    よっちゃんの恋バナ。あれれ…?!と思うほどのその急展開ぶりと、花山さんとは対極的な風情のお相手に、ちょっとうろたえてしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 花山さんとは対極的な風情

      花山さんへの憧憬は恋ではないというよっちゃんの言葉を裏付けているのかも知れませんね。それにしてもいい男です。鞠ちゃんのケースと違って(笑)

  5. いも姉ちゃん より:

    今日は宗吉、照代、美子も「どうしたもんじゃろの~」を使っていましたが、世の中にはそんなには流行っていないようですね。
    「あまちゃん」の時の「じぇじぇじぇ」のように流行語大賞を取ることは無理か。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > どうしたもんじゃろの~

      劇中での使用頻度もそれほど高くないので流行らせるのは難しいかもですね。というか、常子ちゃん自身が滅多に使わなくなったので流行語狙いはすでに断念している気がします。

  6. よるは去った より:

    青葉ちゃんの傘と洋服みたいなことは私もけいけんがありますが、美子ちゃんが使っていたミシンから針が鉄砲玉の如く飛び出して寿美子ちゃんの顔を掠めていく場面はゾッとしましたね。激怒して花山氏が苦情を入れた時のメーカーの対応は何とも・・・・・・(単に狼狽しているだけとしか思えない。)PL方が制定されるのはそれから数十年も先なんですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      前作『あさが来た』でも、炭鉱や銀行が儲かるとわかると流行に安易に便乗して儲けようとする輩が描かれていましたが、歴史は繰り返すんですね。

  7. うつ より:

    これは日本が、今の※国や※国の製品並みの粗悪品でしか無かった頃のお話のようですな。ただ、※国や※国との違いは我が国は安さだけが取り柄の粗悪品に甘んじなかった事です。今回の常子たちの努力を見ても如何に我が国が努力の国であるかという証左です。これが※国や※国にはその国民性からして、到底真似の出来ない事です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      商売を大きくするには良い商品をつくらなければならないと考える文化。人をだまさなければならないと考える文化。この文化の相違が大きな差を生み出しますね。

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