星野家への訪問が終わる / とと姉ちゃん 第126話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年8月27日(土)放送
第21週 第126話「常子、子供たちの面倒をみる」

『とと姉ちゃん』第21週 第126話 「常子、子供たちの面倒をみる」あらすじと見どころ解説

ちとせ製作所の田中がもっと安全で便利なトースターを開発すると宣言したことで、常子の迷いは吹っ切れました。常子は困惑し続けていたのです。生産者の家族を路頭に迷わせかねない商品試験を続けてゆくべきなのかどうかを。

そんな中、星野が勤めている会社の繁忙期が終わりました。常子は星野の家に足を運ぶ機会が失われてしまうことに寂しさを感じていました。常子は呼んでもらえばいつでも子供たちの面倒を見ると申し出るものの、常子の申し出を星野は固く断ります。

星野の家から帰ってきた常子は美子の前ではじめて本当の気持ちを打ち明けました。星野のもとに行けなくなり寂しいと。しかし、その寂しさを忘れようとでもするかのように常子は再び仕事に没頭し始めます。

「あなたの暮し出版」ではアイロンの商品試験を開始。しかし、日頃からアイロンを使っていない男性社員にはアイロンを使いこなすことが出来ません。そこに助っ人が現れました。康恵です。康恵は主婦の友達を連れてくると常子に約束するのでした。

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美子の前で強がりを通していた常子が、ついに本心を打ち明けます。

星野の家に通える二ヶ月間が終わり、星野と会う機会が失われたことが「寂しい」と常子がこぼすのです。

『とと姉ちゃん』第21週 第126話 「常子、子供たちの面倒をみる」
 事前発表あらすじのレビューと解説

常子が星野の家に通いはじめた当初、美子からどれほど詰め寄られても簡単には本心を打ち明けなかった常子が、自分から美子に本心を打ち明けるようです。

今日を限りに星野の家に足を運べなくなることが寂しいと。

星野の二人の子供につらい思いをさせたくないと、星野の遠慮を振りきって子供の面倒をみるために星野の家に足を運び続けた常子でしたが、遠慮を振りきるほどの強引さのその裏側には星野への想いがあったのでしょうか。

しかし、はじめて本心を打ち明けるものの、また仕事に没頭する常子の姿が切ない回となりそうです。

星野と常子の物語は出口が見えないまま次週へ持ち越しです。

『とと姉ちゃん』第21週 第126話 「常子、子供たちの面倒をみる」
 朝ドラ観賞後の感想

花山さんの商品試験へのストイックな姿勢の理由

花山さんが目指すものの原点が亡きお母様にあるところがいかにも花山さんらしい。

母親思いの花山さんのこと、お母様のためなら商品試験も真剣にならざるを得ないでしょう。花山さんの商品試験へのストイックな姿勢の理由が、ようやくわかりました。

常子ちゃん「寂しい」

星野くんの繁忙期が終わり、寂しさを隠し切れない常子ちゃんの表情が強く印象に残る回となりました。

二人の子供たちを寝かしつけ、星野くんの家からの去り際、星野くんに包金を差し出された時の常子ちゃんの悲しそうな顔はとりわけ忘れることが出来ません。

お金が欲しくて星野家に通っていたわけではない。二人の子供たちと星野くんの喜ぶ顔が見たくて通っていただけだ。セリフはありませんが、常子ちゃんのそんな心の叫びが聞こえてきそうな表情でした。

一方、星野くんの行動はいつもの星野くんらしからぬ行動だなとも思います。

これまで通い続けてきた常子ちゃんの気持ちを、他者への繊細な気遣いが出来る星野くんに理解出来ないはずがない。それなのに何故、あそこで包金を渡す?

包金を手渡せば常子ちゃんが深く落胆することを織り込み済み。その上で自分と常子ちゃんにケジメをつけるために、あえて包金を渡そうとしたのかもしれない。

そんな風にも考えられますが、これは考えすぎでしょうか?

さて、そんな寂しい気持ちを胸に抱えたまま帰宅した常子ちゃんを迎え、常子ちゃんの寂しさを察するよっちゃんの優しさが心に沁みました。

そしてよっちゃんの「期待」に応えて「寂しい」と返した常子ちゃんの言葉は心からのものだったのでしょう。

しかし、それに続けて口にした「少し楽になれたような気がする」はよっちゃんへの社交辞令、いつもの強がりだったような気がします。

そして、続けて出てきた常子ちゃんの言葉、

「星野くんにはご家庭がある」
「今はうちの子が大変」

あっという間に、リトル常子ちゃん以来の「気丈に振る舞う常子ちゃん」に戻ってしまいました。

しかし、寝室を出た直後の常子ちゃんの寂しそうな顔。常子ちゃんのその切ない表情が、星野くんから包金を差し出された時以上に胸に突き刺さりました。

この時の常子ちゃんの表情が、常子ちゃんの本心を言葉以上にあらわしていました。

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16 Responses to “星野家への訪問が終わる / とと姉ちゃん 第126話”

  1. jaja より:

    星野さんが精一杯考えてお礼は、お金しか思いつかなかったと思います。ただ純粋にお礼がしたかっただけなんだと…(そう思いたい(>_<))
    その後の常子の表情、あんな顔見たの初めててでした。
    心にぐさっときたのに堪えてる所が、人の気持ちを先に考えてしまう常子の長所でもあり、自分に嘘をついて欲しくないなーと.ドラマなのに感情移入してしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ただ純粋にお礼がしたかっただけ

      星野くん、昔から不器用ですからね。常子ちゃんははじめのうちこそショックを受けた表情を浮かべていましたが、星野くんの気持ちを汲みとったのではないでしょうか。そう期待したいです。

  2. ア※ラッキー より:

    26日(金)のコメント大変失礼いたしました。実はあの日は、本屋さんで女性誌で立ち読み(良い子はマネしちゃダメですよ)して、「とと姉ちゃん」の特集記事見てショック受けていただけに、そのうえ朝蔵さんのを見たから・・・です。その記事とは、君子かかに関すること。まあ、朝蔵さんは、ご存知でしょうから、あえて書きません。
    ところで、あの日は会社の部分は、最後の帰社したところでしたね。それで、27日の冒頭につながって・・・。



    ~ごめんなさい。落ち着いたらコメントさせていただきます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      お気持ちお察しします。落ち着かれるのをお待ちしてます。

  3. tonko より:

    こんばんは
    今週の終わり方は、ちょっと切なかったですね…
    星野さんが包金を渡そうとした場面
    私も、胸が苦しくなりましたが
    そこは星野さんの不器用さからだと感じました
    お礼をしなければ…という大人の考え方
    でも、女性に気のきいた贈り物が思い付かない
    辿り着いた末に…という感じで

    星野さんとの関係は、切ないものになりそうとの
    予想を伺って、寂しく思います
    特に、青葉ちゃんの気持ちを思うと…辛いです

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 女性に気のきいた贈り物が思い付かない

      不器用な星野くんのこと、常子ちゃんとの関係に一線を引きつつも感謝の気持ちを伝えるのにどんなやり方があるのかわからなかったんでしょうね。

  4. acha より:

    星野さんらしくなかったですよね、お金を渡そうとするなんて…
    もしかして、あの封筒の中身は感謝のお手紙だったりしないのかな?と思いながら見ていました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 封筒の中身は感謝のお手紙

      そうだと嬉しいです。でも、手渡しきれなかったのは手紙ではなかったのでしょう(残念)

  5. ともとも より:

    朝蔵さんのおっしゃる通り、星野さんは、常子さんの純粋な好意をお金に換算するような人とは思えません。
    ケジメをつけるために敢えて用意していたのだと思いますが、やはり常子さんの哀しそうな表情を見たら、無理に受け取って欲しいとは言えなかったのでしょうね。

    常子さんはよっちゃんに寂しさを打ち明けたけれど、それは自分のためというより、よっちゃんが望んだから、という感じ?
    自分の心の重荷は下ろせなくても、よっちゃんが心配する気持ちは軽くしてあげたのだと思います。

    ちとせ製作所さんのその後、改良した新製品の話も見てみたいです。そして、そこまで記事にしてあげたらいいな、と思いました。
    でも、こういう記事の場合、バックナンバーって厄介ですね(^^;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > よっちゃんが心配する気持ちは軽くしてあげた

      同感です。常子ちゃんの性格から考えたら「寂しい」と言うよりも強がっていたほうがもしかすると気が楽、ということも考えられますからね。

  6. もんすけ より:

    >ケジメをつけるために、あえて包金を…

    朝蔵さんのおっしゃるように、自分の気持ちを抑えるための「他人行儀」な振る舞いだったのではないかと。
    若き日、星野さんは自分の乗る汽車に向かって深々と頭を下げる常子ちゃんの姿を忘れられなかったのではないでしょうか。
    (自分の気持ちを押し出しプロポーズしたことで、家族思いの常子さんを悩ませ、苦しい気持ちにさせてしまった。なんてことを、自分は…)との、優しい自責の念を持ち続けていたんじゃないかなと。
    それぞれの労わりの気持ち、優しい気持ち。気持ちだけではどうにもならないこと。心の描写美しい回でした…に続く、来週の告知にドキドキと!(出た! 悪そうなお顔の…)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 優しい自責の念

      星野くんなら考えられることですね。橋の下の常子ちゃんの姿がトゲのように心に刺さったままなのかも知れません。

  7. よるは去った より:

    康恵「あたしに任せな。」 実際の「暮らしの手帖」も康恵さんのような読者のボランティア的(いや、なんぼかの報酬はあったのかな?)支援に支えられて来たのですかね。それにしても次週予告に映った古田新太君は「あまちゃん」「夢をかなえるゾウ」の時に比べてより強面に・・・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 読者のボランティア

      劇中でもいずれ登場するはずですが、主婦のテスターが実際にいたみたいです。

  8. かふぇくま より:

    こんにちは。
    いつも楽しく拝見しています。

    今朝のお金を渡す場面・・あれはないと思いました!TT
    自分は常子に感情がないということを表明するため?(これ以上深入りしないための?)
    それにしても、ひどすぎますよね。
    星野くんにあるまじき行為だったと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      星野くんのまさかの行動、あれは本当に驚きでした。でも、不器用という点だけで言えばいかにも星野らしいなとも思います。

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