鉄郎が美子と鞠子を祝う / とと姉ちゃん 第144話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年9月17日(土)放送
第24週 第144話「常子、小さな幸せを大事にする」

『とと姉ちゃん』第24週 第144話 「常子、小さな幸せを大事にする」あらすじと見どころ解説

美子と大昭の結婚を祝う席に、鉄郎が妻の幸子を連れて常子たちの前に姿を現しました。鉄郎が結婚していたことは一同を驚かせましたが、鞠子がすでに結婚し子供をもうけ、美子が結婚を目前にひかえていることも鉄郎を驚かせました。

鉄郎は言いました。鞠子と美子が嫁に出る姿を竹蔵にも見せてやりたかったと。そして鉄郎は君子にだけ打ち明けます。竹蔵が亡くなった時、自分が大儲けして君子と三姉妹を楽にさせようと思ったが迷惑ばかりかけてしまったと。

一方、幸子が明かしました。ハタハタ漁で失敗したのは鉄郎ではなく幸子の兄だったと。多額の借金を抱え家も土地も取られそうな時、借金取りと談判して助けてくれたのが鉄郎だった。そして鉄郎が自分の実家の農家も継いでくれたのだと。

常子は鉄郎に「スタアの装い」第2号を見せながら感慨深けに告げました。鉄郎のおかげで夢が叶ったと。にぎやかな時間はあっという間に終わりました。夕方、農作業のためにその日のうちに新潟に帰る鉄郎と幸子を、常子たちは見送るのでした。

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midokoro
鉄郎が帰って来ました!

事前発表では、鉄郎の現状が皆を驚かすとだけあり、何が皆を驚かせたかはこの記事を投稿した時点では不明です。

一体、鉄郎の身の上に何が起こったのでしょうか。

『とと姉ちゃん』第24週 第144話 「常子、小さな幸せを大事にする」
 事前発表あらすじのレビューと解説

鉄郎の失敗はこれまで繰り返されてきた毎度のこと。

仮に鉄郎が商売に失敗したとしても、もはや誰もそのことを驚いたりはしないでしょう。

失敗続きの鉄郎の過去をよく知っている面々が驚いたということは、鉄郎はやっと成功を収めたのかも知れません。

となると今回の鉄郎の帰還はちょっとした凱旋です。

一方、様々な試練に見まわれながらも『あなたの暮し』が今日まで続いてこれたのは、『スタアの装い』創刊号増刷の大失敗で失意の常子の背中を押し、その失敗で出来た借金も肩代わりしてくれた鉄郎のおかげです。

常子はそのことを今日まで忘れてはいませんでした。

鉄郎への恩を大切に思い続けていた常子の描写は、涙腺を攻撃してくるかも知れませんね。

『とと姉ちゃん』第24週 第144話 「常子、小さな幸せを大事にする」
 朝ドラ観賞後の感想

鉄郎叔父さんの最終登場場面。登場すると必ずトラブルを引き起こしていた鉄郎叔父さんは実はいい男だったというオチが泣けるほど嬉しい回でした。

そしてフーテンの鉄郎叔父さんが、立派だった竹蔵ととの弟であることを心から納得出来る回でもありました。

【1】実は兄想いの鉄郎叔父さん

過去の鉄郎叔父さんについて違和感を感じていたことが一つ。兄の竹蔵ととに関する話が鉄郎叔父さんの口からほとんど出なかったことが不思議でした。

鉄郎叔父さんが竹蔵ととについて何か言ったのは、記憶している限りでは竹蔵ととが病床に伏した頃のみ。

しかし鉄郎叔父さんは兄のことを忘れてはいませんでした。

鞠ちゃん、よっちゃんの結婚に驚いた鉄郎叔父さんが「兄貴にも見せてやりたかった」と言ったことに、しかも二回も同じセリフを口にしたことに涙腺を攻撃されました。

また鉄郎叔父さんが生前の兄の子供が三人とも女の子であることに、皆が嫁に出てしまったら寂しいだろうと気遣うあたりにも兄への優しさを感じずにはいられません。

もしかすると、これまでの鉄郎叔父さんは兄の死がつら過ぎて、兄のことを口にすることすら出来なかったのかも知れません。

そう思うことにします。

【2】小橋一家に楽をさせたくて儲け話に飛びついていた鉄郎叔父さん

竹蔵叔父さんが君子かかだけに打ち明けた過去の反省。

竹蔵ととを亡くした君子かかや常子ちゃんたち三姉妹を本当は楽させてあげたかった。しかし迷惑をかけるばかりだった。

いつも姿をあらわしては騒動を引き起こし逃げるように去って行ったのは、助けるどころか迷惑をかけてしまったのが心苦しかったのかも知れません。

儲け話にすぐに飛びついていたのも、半分くらいはそういうネタが大好物ということもあるのでしょうが、半分くらいは小橋一家を楽にさせてあげたい一心からの行動だったのだと思います。

歯磨き粉の商売の時も『スタアの装ひ』で初めての出版に試みた時も、根本には小橋一家の役に立ちたいという気持ちがあったからこそ、あそこまで熱心に手伝っていたのかと今更ながら納得しました。

【3】幸子さんの実家の窮地を救っていた鉄郎叔父さん

常子ちゃんが『スタアの装ひ』創刊号の増刷に失敗し借金を抱えてしまった時、その借金を自分が肩代わりしたまま小橋家を去った鉄郎叔父さん。

あの時の鉄郎叔父さんの行動は、幸子さんの実家救済のフラグだったのでしょうか。

前回、鉄郎叔父さんが「ハタハタ漁の失敗」を口にした時、多くの人が鉄郎叔父さんがまたしても儲け話に安易に乗って失敗したと思ったはずです。

僕もそうでした。しかもそれによって追い詰められた鉄郎叔父さんが、幸子さんの実家で仕事をもらって助けてもらったんだろうくらいに予想していました。

しかし実際は正反対でした。

鉄郎叔父さんが実は幸子さんの実家を窮地から救っていた。それだけでも男前だというのに、あたかもハタハタ漁は自分の失敗のようにさらりと語ってしまう。男前にもほどというものがあると文句の一つも言いたいところ(笑)

これまで幾度となく失敗し、その度に借金を抱えてはその難局を乗り越えてきた鉄郎叔父さんだけに、借金取りとの交渉は得意とするところだったのでしょう。

人生にムダはないと言いますが、鉄郎叔父さんが過去に繰り返してた数多くの失敗もムダではなかったようです。(もしかすると、過去の鉄郎叔父さんの失敗の一部は他人の失敗を引き受けていた。そんな気さえしてきました)

【4】鉄郎叔父さんの名言

「悩みのない人間なんていないよ、いつだってこれからどうしたもんじゃろの」
「どうしたろもんじゃろのがあるから人生は楽しいんじゃねえか」

鉄郎叔父さんの人生の明暗のすべてを見尽くしたうえで、最後の最後に聞く鉄郎叔父さんの名言が心に沁みました。

素敵なキャラと出会えて良かった。そう思わずにはいられない鉄郎叔父さんの最終回でした。

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16 Responses to “鉄郎が美子と鞠子を祝う / とと姉ちゃん 第144話”

  1. いずみ より:

    鉄郎さんと 君子さんの、いろいろあったんだろう、という2人の場面 ふけない向井さんと老け役でも美人で色気のある 木村多えさんの ドキドキする場面でした

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ドキドキする場面

      美男美女だと義理の姉弟とは言えドキドキしますよね。

  2. エイスケの後輩 より:

    よっちゃんの結婚式見たかったです。
    今度は快く、森田夫妻が仲人をつとめられたでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 森田夫妻が仲人

      よっちゃんの場合、森田夫妻しかいないですからね。宗吉大将の涙の挨拶見たかったです。

  3. とん より:

    すみません、ちょっと現実的なことを。あんだけ飲んどいて、縁側でシラフだったのは酒飲みからすると…。後ろでは男二人が酔い潰れてるのにw
    いい気持ちになりながらスタアの装ひ2号をパラパラめくってくれれば。めくりもしませんでしたもんね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > めくりもしませんでした

      たしかにそうですね。しかも第2号は鉄郎叔父さんの調達した資金で出せたもの。鉄郎叔父さんにとっても思い入れがあるかと思うのですが、もうそこまでのことは忘れたのかな。

  4. まいもん より:

    こんばんは。

    残り二週となってしまいましたね。

    ところで土曜早朝5時40分から10分間、NHK総合テレビで「あの人に会いたい」という番組を放送しているのをご存知ですか?

    来週土曜日24日の放送は大橋鎭子さんを取り上げます。

    最終週の放送に向けて、リアルとと姉ちゃんをご覧になるのも良いかも知れませんよ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > NHK総合テレビで「あの人に会いたい」

      これは知りませんでした。貴重な情報をありがとうございます。目覚める自信がないので録画して観ようと思います。

  5. よるは去った より:

    鉄郎「俺はお前たちのこといつまでも
    見守っててやるからな。」 今日の回は鉄郎叔父さんが「寅さん」に見えましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 鉄郎叔父さんが「寅さん」

      晩年の円熟味を増した寅さんのようでした。

  6. もんすけ より:

    キラキラ光るシャボン玉のような、たくさんの「小さな幸せ」溢れる回。
    常子ちゃんと鉄郎さんが縁側で語り合う奥の部屋で、酔いつぶれた水田さんと南さんを介抱しながら、女性4人でおしゃべりしていましたね。
    小さな小さな、ささやかな喜び。当たり前だった日常、家族のおしゃべりが広がる空間(かかはどれだけ嬉しかったことか。)
    常子ちゃんが、また、花山さんや鉄郎さん達はもちろん、遡って言えば、高崎に移転した森田屋のまつさんが心から願っていた「当たり前の普通の暮し」を取り戻したシーンに心温まりました。常子ちゃんが前に進む時のテーマ曲も耳心地よく。
    時代設定も、うっすら記憶のある時代となってきただけに、ドラマの枠に収まらない親近感がいっそう湧いてきました(あぁ…、でもそれもあと2週間ですね…)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「当たり前の普通の暮し」を取り戻したシーン

      これまでいろいろありましたが、すべてが戻るべきところに戻ってきたと実感出来る回でしたね。残り二週はこれまでの歩みの総括となるのでしょうか。寂しくなります。

  7. 佐々木※※※ より:

    今日、清さんの話がありましたが、もう出ないですか

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      残念ながらもう出番はなさそうですね。

  8. ルーセット より:

    予告で、鉄郎に嫁さんがいたように見えたんだが(゚o゚;;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 鉄郎に嫁さん

      次週、おめでたい展開になるみたいですよ(祝)

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