べっぴんさん 第1週 想いをこめた特別な品

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年10月3日 〜 10月8日放送
第1週「想(おも)いをこめた特別な品」

『べっぴんさん』第1週「想(おも)いをこめた特別な品」あらすじ

昭和20年(1945年)9月。この物語の主人公・坂東すみれは焼け野原と化した故郷・神戸で再起への決意を固めていました。その20年後、すみれは戦後の混乱の中で創業した子供用品店「キアリス」創業20週年を、苦楽をともにした二人の親友と祝っていました。

昭和9年(1934年)。すみれとその一家、坂東家は神戸に建つハイカラな洋館に引っ越してきました。すみれの父・坂東五十八は、繊維の卸売商社「坂東営業部」の創業者。姉・ゆりとともに裕福な家庭で育ったすみれでしたが、一つだけ気がかりなことがありました。

最愛の母・はなが病気で入院していたのです。すみれは母に元気になってほしい四葉のクローバーの刺繍を施したハンカチを贈りました。しかしすみれの願いもむなしく、はなは家族に見守られながら息を引き取るのでした。

昭和17年(1942年)。すみれは女学校の最終学年。一方、姉のゆりは大学を卒業後は父の会社に入社する気でいましたが、父の五十八はゆりの結婚を望んでいました。そんな中、「坂東営業部」の経営を担う正蔵の息子・潔に召集令状が届くのでした。

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『べっぴんさん』第1週 各回あらすじとレビュー

第1話 10月3日(月) 昭和9年、神戸の坂東家
第2話 10月4日(火) 新築の坂東家に集う人々
第3話 10月5日(水) すみれがあさや靴店見学
第4話 10月6日(木) ものづくりで大切なこと
第5話 10月7日(金) すみれと母・はなの別れ
第6話 10月8日(土) 昭和17年、すみれ女学生

『べっぴんさん』第1週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

『べっぴんさん』制作発表時だったか、本作は史実をモチーフにしつつも大胆に脚色したストーリーであるということでした。

第1週の時代背景と大まかなストーリーが判明しましたが、制作発表時の宣言どおり史実とは大きく異なるストーリーになりそうです。

第1週のレビューと見どころ

戦後の焼け跡。それから20年後のすみれが設立した会社の創業20週年を祝うパーティーを得て、昭和9年(1934年)にヒロイン一家が神戸の洋館に引っ越してくるところから物語が始まります。

劇中では、ヒロインのすみれは昭和9年(1934年)の時に12歳の設定のようです。この年に12歳ということは大正11年(1922)生まれということになります。

しかし、ヒロインの実在モデル・坂野惇子さんは大正7年(1918年)神戸生まれ。四年のズレが生じています。

また坂野惇子さんが生まれたのは神戸の魚崎という地区。さらに昭和4年(1929年)には、一家は魚崎から住吉山手に転居。今週の劇中で描かれる昭和9年(1934年)、坂野惇子さんはすでに16歳になっていたこと。

またヒロインの母親は第一週で若くして病気で亡くなる設定のようですが、リアルではそのような事実はないこと。

これらの史実と劇中エピソードの相違から、本作『べっぴんさん』は実話をモチーフにしつつも限りなくオリジナルストーリーに近い展開が予想されます。

歴史・時代背景

昭和4年(1929年)
リアルの坂野惇子さんは11歳の時に阪急御影駅近くの住吉山手に新築された洋館に家族とともに移り住みました。

今週描かれるヒロインの年齢から考えて、恐らくはこの史実をモチーフにして今週のエピソードがつくられたものと思います。

尚、リアルの坂野家は当時としては極めてめずらしい水洗トイレを設置するなど、その頃の最新設備が整った家屋だったようです。

昭和9年(1934年)
二・二六事件が昭和11年(1936年)。日中戦争勃発が昭和12年(1937年)。暗い時代に突入する直前のこの頃、当時を知る人の話によれば数年後の暗黒時代が想像出来ないほど世の中は明るかったということです。

そんな明るい時代から物語がスタートする『べっぴんさん』ですが、翌週には明るさは反転し暗黒時代に突入してしまうようです。

『べっぴんさん』第1週 一週間のエピソード観賞後の感想

ヒロインの幼少期を異例の金曜日で切り上げ、土曜日の段階で一気にヒロインの恋バナフラグまでスキップさせてしまった大胆なストーリーテリングのためでしょうか。

当ブログで本放送の第一回からレビューをつづった朝ドラの中では、第一週のツカミは本作が一番うまくいっているように思いました。

登場人物の多さ。そして名前を覚えきれないほど次々に登場するそれぞれの登場人物たちのキャラクター設定も丁寧で、彼らの未来の姿を予感させるような人物描写も秀逸です。

これだけたくさんの人物を登場させながら、そのほとんどが第一週限りの使い捨てキャラで終わりそうにないところもすごい。

ヒロインすみれちゃん、姉のゆりちゃん、潔くん、紀夫くん、明美ちゃん、良子ちゃん、君枝ちゃん、そして悦子さまたち、最後まで出てきそうな同年代のキャラたち。

五十八お父様、はなさん、野上正蔵さん、靴屋の麻田さん、等々。

それぞれの人物たちの年齢から考えても最後までの登場はなさそうですが、後々までヒロインの大切な人々として記憶に残りそうな面々。

執事のチュウさんや、明美ちゃんのお母ちゃんで坂東家の女中を解雇されたマツさんも、この先でまだまだ何かしでかしそうです。

一人ひとりの人物にたっぷりと愛情が注がれた群像劇。ブログ主はそんなドラマが大好物なので『べっぴんさん』はハマりそうな予感がしてきました。

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5 Responses to “べっぴんさん 第1週 想いをこめた特別な品”

  1. tonton より:

    これまで子供服メーカーといえばミキハウスしか知りませんでした。
    ファミリアを調べてみたら、うちの地元のデパートにもあって
    お値段も立派なようで。
    余りTVCMにコストをかけてない会社だからでしょうか。

    BK朝ドラの第二次大戦を扱うというと、年末を思い浮かべるのですが、
    この作品は早々にオンエアするっぽいですね。
    キャリアと子育ての両立に時間を割く模様っぽいので。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > BK朝ドラの第二次大戦

      創業までの展開が驚くほどスピーディーです。『マッサン』で、作品の主題となるウイスキーづくりが始まるまで約半分の時間を費やしたことが一部で不評だったことへの反省が反映されているのかなと、そんなふうに考えています。

  2. たこやき より:

    こんにちは。
    「べっぴんさん」の週毎のアイコン(というのでしょうか…?)パステルカラーのベビー服でかわいいですね。私の子供は3歳を過ぎて最早「ベビー」ではなくなりました。

    赤ちゃんの頃はfamiliarカラーのおくるみやベビー服をよく着せていました。アイコンを見ると、その頃を思い出して胸がキューンとなります。。(今はとってもやんちゃな男の子で、パステルカラーが似合わなくなってしまいました。)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      我が子がベビー服を着ていた頃、ファミリアの名前は知っていましたがそのブランドにどれほどの価値があるのかは全く知りませんでした。当時、ファミリアのことをもっと知っていればとちょっと後悔しています。

      • たこやき より:

        朝蔵様、コメントありがとうございます。

        子供のために初めて購入したものがfamiliarの母子手帳でした。なので、少し思い入れがあります。今でもfamiliarのTシャツを少しだけ持っていますが、アップリケや刺繍が秀悦で、子供心をくすぐるようです。というのは、そのTシャツを着せた日は、お友だちが寄ってきてやんやと騒がしいのです。
        確かにお値段は張りますが、長持ちするし、かわいいし、コストパフォーマンスはとてもいいのです。(宣伝部員になってしまいました(^^;)

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