べっぴんさん 第6週 笑顔をもう一度

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月7日 〜 11月12日放送
第6週「笑顔をもう一度」

『べっぴんさん』第6週「笑顔をもう一度」あらすじ

良子と君枝が抜けてしまった中、すみれと明美は注文に間に合わせるために夜を徹しての作業を続けていました。そんな二人を見るに見かねた良子と君枝は手伝いを申し出るものの、覚悟のない手伝いなどいらないと明美は二人の申し出を一蹴します。

すみれとどうしても働きたかった君枝は夫の昭一を説得しました。身体の弱い妻を気遣う昭一は短時間だけという条件のもと君枝が働くのを許しました。ほどなくして昭一は理解します。君枝の健康に必要なのは養生よりも希望と生き甲斐なのだと。

良子も戻ってきました。その頃の良子は夫の勝二とどこかギクシャクした関係を続けていました。しかし、すみれのはからいで良子と勝二はお互いへの愛情を改めて見つめ直すことが出来ました。そのことに感激した良子は店に復帰する決意を固めたのです。

そんな中、中山と名乗る青年がすみれのもとにやって来ました。中山は戦場で紀夫に借りた裁縫道具をすみれに返しに来たのです。しかし中山にも紀夫の行方はわかりません。その数日後、紀夫の両親がすみれを訪れ、もう紀夫のことは諦めてくれと言い出すのでした。

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『べっぴんさん』第6週 各回あらすじとレビュー

第31話 11月7日(月) 君枝の隠し事を知る昭一
第32話 11月8日(火) 店に復帰した君枝が入院
第33話 11月9日(水) 君枝の希望取り戻す昭一
第34話 11月10日(木) 良子と勝二、夫婦の不和
第35話 11月11日(金) 店に戻る決意固める良子
第36話 11月12日(土) 紀夫の両親がすみれ訪問

『べっぴんさん』第6週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

【追記】第6週サブタイトルは「夫婦の絆」から「笑顔をもう一度」に変更されました。

第6週のサブタイトル「夫婦の絆」にもある通り、今週はふた組の夫婦の絆が描かれます。ふた組の夫婦とは君枝夫婦と良子夫婦。

君枝と良子は二人揃って前週の劇中でベビーショップあさやを辞めてしまいましたが、今週はそれぞれの夫婦の絆を描く中で前週の退店騒動が手際よく回収されてゆきます。

第6週のレビューと見どころ

君枝と良子、それぞれの夫婦の絆が描かる一方で、いまだに帰らぬ夫の紀夫を待ち続けるすみれの周辺にも、紀夫に絡んだ動きが生じはじめます。

一つ目は戦地で紀夫と同期だった中山照之という名の青年の来訪。

中山は戦場で紀夫と一緒でした。ある日、中山は紀夫から裁縫道具を借りたものの、その直後に中山は紀夫と離ればなれに。裁縫道具を返せぬまま終戦、そして復員しました。

しかし残念なことに中山には紀夫の消息はまったくわかりません。

紀夫にまつわる二つ目の動きは、紀夫の両親・田中夫妻です。

そして紀夫の父・五郎はすみれに言いました。紀夫のことはもう諦めて欲しいと。両親はもう諦めているようです。息子の帰還を。そして、帰らぬ息子を待ち続けるすみれを気の毒に思い、このようなことを言い出したのでしょう。

紀夫の帰還は諦め、再婚して新しい人生を歩き出して欲しいと。

そんな中、すみれに気持ちを寄せる栄輔に、すみれの娘・さくらが懐くという思わせぶりな場面の登場し、すみれと紀夫の「夫婦の絆」が試されます。

歴史・時代背景

リアルでも病弱だった村井ミヨ子さん(君枝のモチーフ)

身体が弱いことからすみれと一緒に働くことを夫から止められてしまう君枝のモチーフとなった村井ミヨ子さんも、幼少の頃より病弱でした。

また、劇中ではすみれと君枝は女学校時代の同級生。同学年で同年齢として描かれていますが、リアルの世界では、村井ミヨ子さんは坂野惇子より5歳年下でした。

東京生まれの村井ミヨ子さんは父親の転勤にともない、ビルマ、インドを経て小学校入学を機に神戸へ移転。

神戸松蔭高等女学校、同専攻科を卒業後、自宅近所の洋行帰りの洋裁家が開いていた教室に通う行き帰りの道で坂野夫妻と顔見知りになりました。まだ戦前のことです。

戦争が終わって二年半ほど経った昭和23年(1948年)春、村井ミヨ子さんは坂野惇子さんから靴屋の一角で開店する店の商品づくりの協力を求められます。

しかし、夫の村井完一さんは妻が病弱であることを理由に、店の手伝いに異を唱えます。しかし村井ミヨ子さんの実父が娘が働くことに賛成。

やむなく夫の村井完一さんは、時間の制限をもうけて働くことを許可します。

劇中の描写と同様、働きはじめのうちこそ寝込むことの多かった村井ミヨ子さんでしたが、仕事への責任感とやりがいを得て、やがて村井ミヨ子さんはすっかり健康になったと記録に残されています。

『べっぴんさん』第6週 一週間のエピソード観賞後の感想

勢いでベビーショップあさやをスタートさせたものの、瞬く間に一人離れ二人離れ、すみれちゃんと明美ちゃんの二人だけになりバラバラになった四つ葉のクローバー。

ベビーショップあさやから離れていった君枝ちゃんと良子ちゃんはまた、家庭の中でもそれぞれ夫婦の間で微妙なすれ違いが生じていた。

しかし、ふた組の夫婦間の小さなすれ違いは、それぞれの夫婦がお互いを思いやるが故のすれ違いだったことは救いでした。

お互いの思いやりを分かり合えたことで、すれ違いはきれいに克服出来ました。

そして、店を辞めた君枝ちゃんと良子ちゃんと、二人が戻って来ることを拒んだ明美ちゃんとの間に生じた超えがたい亀裂。

この深い亀裂は、亀裂を生じさせた明美ちゃん本人が修復に努めました。

こんな亀裂はないに越したことはない。しかし、亀裂が生じそれを修復する過程で、コンプレックスを抱えていた明美ちゃんの心が癒されたとも言えるかと思います。

自分だけが不幸の星のもとに生まれた。お嬢さまには苦労など何ひとつないのだろう。それらがすべて思い込みであることを明美ちゃんは理解しました。

かつて斜に構えたものの見方をする明美ちゃんを浅田さんが諌めました。物事は素直に真っ直ぐ見よと。

今週の騒動を経て、明美ちゃんはすべての物事を真っ直ぐに見ることが出来るのではないでしょうか。

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