べっぴんさん 第9週 チャンス到来!

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月28日 〜 12月3日放送
第9週「チャンス到来!」

『べっぴんさん』第9週「チャンス到来!」あらすじ

昭和23年(1948年)夏。キアリスは商品アイテムも増え売上も順調に伸長。坂東営業部も戦前は紳士服ブランドだったオライオンを婦人服ブランドに改め、戦前に取得していた「大急特選」と呼ばれる肩書きを取り戻そうと懸命になっていました。

そんな中、潔は紀夫を連れて大急百貨店社長・大島保を接待。しかし大島は坂東営業部の望みに難色を示します。その大島が思いがけないことを言いだしました。最近自分はキアリスという名の店を見つけた。このキアリスと取引を開始したいと。

潔は大島に協力を申し出、紀夫が交渉役に任命されました。しかし、簡単に終わると高を括っていた交渉は難航。商売の拡大よりも商品の品質にこだわるすみれたちは、大急百貨店側が提示するいかなる好条件に対しても簡単に首をタテに振らないのです。

そのすみれの気持ちを動かしたのは新聞に載ったキアリスの記事でした。その記事には明美の功績が紹介されておらず、明美を気の毒に思うすみれは大急百貨店を通して明美のキアリスへの貢献を世間に伝えようと考えたのです。

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『べっぴんさん』第9週 各回あらすじとレビュー

第49話 11月28日(月) 大急百貨店の社長・大島
第50話 11月29日(火) 百貨店との取り引き拒む
第51話 11月30日(水) 夫たちが男会を結成する
第52話 12月1日(木) すみれが百貨店に違和感
第53話 12月2日(金) 百貨店との取引再び拒む
第54話 12月3日(土) 大急社長に呼び出される

『べっぴんさん』第9週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

今週のサブタイトルは「始動!キアリス」。キアリスが始動=開業したのは前週のことですが、神戸の商店街の店舗の一つに過ぎなかったキアリスが全国区の子供服店に飛躍するきっかけが今週描かれます。

ちなみに今週から登場する大急百貫店の実在モデルは阪急百貨店。リアルでは大をとって急ですが、劇中では阪のをとって急になるようです。

第9週のレビューと見どころ

今週、潔は紀夫を連れて取引先を接待したり交渉役に任命したりと、潔が紀夫を引きずりまわすような描写が続くようです。

これらの一連の行動には理由があります。潔は紀夫に一通りの仕事を経験させ、紀夫を将来の坂東営業部の社長に就任させるつもりでいるのです。

もともと無口なキャラとして登場した紀夫が、潔による厳しい特訓によりどのように成長してゆくのかが今週の見どころとなりそうです。

また、四人の女性たちのあまりに大雑把なドンブリ勘定経営に驚き呆れた紀夫、勝二、昭一の、キアリス創業メンバーの夫たち三人は「男会」を組み、キアリスの経営を始動することになりました。

この三人組の新たな動きからも目が離せません。

歴史・時代背景

ファミリア創業(キアリスのモデル)

昭和24年(1949年)9月。ベビーショップ・モトヤに隣接する場所に、坂野惇子さんの実父の会社・佐々木営業部がレナウン・サービス・ステーションを開店しました。

この店舗は、卸売業だった佐々木営業部が小売業に進出する試みとして開店しました。しかし、卸売業者が小売業を手がけるのは業界ルールに反すると業界各社が猛反発。

開店一年を経ずして撤退に追い込まれます。

同じ頃、ベビーショップ・モトヤは間借りしていたあさや靴店から店舗の独立をすすめられていました。ベビーショップ・モトヤの想定外の繁盛で、靴店の営業に支障をきたすようになっていたのです。

ほどなくしてベビーショップ・モトヤは隣の小さな店舗に移転。その直後に上に記したレナウン・サービス・ステーションの撤退騒動が発生。

坂野通夫さんの発案により、移転間もないベビーショップ・モトヤはレナウン・サービス・ステーションの跡地で出店することになり、それを機に会社組織となったベビーショップ・モトヤは商号をファミリアに改めました。

ファミリアと阪急百貨店(キアリスと大急百貨店)

昭和25年(1950年)4月、ファミリアが開店しました。

開店して間もない頃、ある人物が店舗の視察にファミリアを訪問。その人物はたちまちファミリアに心を奪われました。

その男の名は清水雅(まさし)氏、阪急百貨店の社長です。

清水氏は早速、部下の鳥居正一郎氏にファミリアの阪急百貨店への誘致を命令。この鳥居正一郎氏は、坂野通夫さんとは京都帝国大学時代の先輩後輩の関係で、しかもその頃の坂野通夫さんは佐々木営業部の社内で阪急百貨店を担当していました。

この縁がきっかけとなって、その後にファミリアは阪急百貨店に出店。このリアルのエピソードが今週の物語のモチーフとなっています。

『べっぴんさん』第9週 一週間のエピソード観賞後の感想

今週のサブタイトルはキアリスの創業をあらわす「始動!キアリス」から「チャンス到来」に改められました。

キアリスがスタートを切ったと言う「今」を指す言葉から、キアリスの将来の飛躍を暗示する「未来」を指す言葉にサブタイトルは差し替えられたものの、今週語られたエピソードは「未来」が見えなくなるような行き詰まり感満載のものばかりでした。

大急百貨店との取り引きの頓挫。大急特選の獲得に難儀する坂東営業部。そして闇市の親分と袂を分かち行方をくらましていた玉井の暗躍。さらに、戦争で負った心の傷跡がやっと癒えた紀夫くんの新たな試練=潔くんによる帝王学の伝授。

「チャンス到来」とは正反対のようなエピソードばかりでが積み重ねられました。サブタイトルとは真逆の状況です。

しかし、大きくジャンプする前には一旦しゃがむ必要があります。今週は到来するチャンスに向けてのしゃがむ週だったのかも知れません。

そして今週の最後に登場した大急百貨店の大島社長とすみれちゃんとの面会。これがこの先で到来する大きなチャンスのタネになるのでしょうか。

大手百貨店のトップと将来のベンチャー起業家の初顔合わせ。どんな言葉が交わされるのか目が離せません。

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コメント

  1. サエモン より:

    チャンス到来にサブタイトル変更みたいですね