べっぴんさん 第10週 商いの聖地へ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年12月5日 〜 12月10日放送
第10週「商いの聖地へ」

『べっぴんさん』第10週「商いの聖地へ」あらすじ

すみれが大急百貨店社長・大島に呼び出されました。大急百貨店とキアリスの取引が決まらないことに業を煮やした大島は、直接すみれから本心を聞くことにしたのです。すみれの商品へのこだわりに理解を示した大島は十日間限定の販売をすみれに提案しました。

大島の提案をすみれは受け入れ、キアリスの大急百貨店での販売が決定。目玉商品は弁当箱とすることが決まりました。様々なトラブルに見舞われながらも、すみれたちは大急百貨店での十日間限定販売を大盛況のうちに終わらせます。

同じ頃、坂東営業部は大急百貨店との契約を獲得しました。ゆりが発案したドレスメーカー教室の企画に大島が乗って来たのです。ほどなくして大急百貨店でドレスメーカー教室の説明会が開かれるものの、責任者に任命された紀夫はその重圧に耐えかねていました。

そんな中、大島がすみれを訪ねるためにキアリスにやって来ました。大島はすみれにある提案を持参し、その提案はすみれを驚かせます。大島はすみれに提案しました。大急百貨店の中でキアリスを出店してみないかと。

<<前週 第9週 | 次週 第11週>>

『べっぴんさん』第10週 各回あらすじとレビュー

第55話 12月5日(月) すみれが大島と面談する
第56話 12月6日(火) 大急百貨店での出店準備
第57話 12月7日(水) 大急百貨店での目玉商品
第58話 12月8日(木) キアリス大急店開店初日
第59話 12月9日(金) 売れ過ぎて品切れが続出
第60話 12月10日(土) 紀夫倒れる/支店の提案

『べっぴんさん』第10週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週に描かれた大急百貨店への出店へのすみれの決意。その決意を受けてキアリスの百貨店でのビジネスが具体的にはじまります。

しかしキアリス創業メンバーたちの公私にわたるトラブル続きで、百貨店での出店成功への道のりは決して平坦なものではありませんでした。

第10週のレビューと見どころ

大急百貨店がすみれたちに提示する好条件の取引は、普通の商店や会社であればのどから手が出るほど欲しがるほどのものでした。

しかし、商品へのこだわりを貫き通すことを強く望むすみれたちは大急百貨店の提案をいとも簡単に断り、百貨店出店の話は簡単にはまとまりません。

百貨店での挑戦のエピソードのタテ糸に、すみれ、君枝、良子がそれぞれに抱える子育ての悩みのヨコ糸が織り込まれるその一方で、創業メンバーの中で唯一の独身者である明美の恋のフラグが立つのも今週の見どころです。

また、前週に引き続き紀夫を鍛え上げようと奮闘する潔の活躍も描かれますが、自分のキャパを超えたミッションに紀夫がギブアップ寸前になるなど、今週は登場人物たちの右往左往ぶりが賑やかな一週となりそうです。

歴史・時代背景

ファミリアが阪急百貨店に直営店を出店するまで(1951年(昭和26年))

ベビーショップ・モトヤあらためファミリアが三宮商店街に開店したのは昭和25年(1950年)4月のことでした。その一年後の1951年(昭和26年)4月、ファミリアは阪急百貨店に直営店を開店します。

しかし阪急百貨店内への直営店開店までの道のりは劇中で描かれたストーリーと同様、平坦なものではありませんでした。

阪急のような老舗百貨店が、開店一年にも満たないブランドを誘致するのは異例中の異例のことでした。しかも、阪急百貨店側からは、阪急に納品するメーカーなら喉から手が出るほど欲しい「阪急特選」という阪急百貨店のお墨付きを与えるというオファー付きです。

しかし、坂野惇子さんはそのオファーを一蹴しました。「阪急特選」を得るにはファミリアのブランド名をはずすことが条件だったのですが、坂野惇子さんはファミリアの名を残すことにこだわり抜いたのです。

ファミリアの名をはずすのなら阪急百貨店には出店しない。そこまで言い切る坂野惇子さんに阪急百貨店側はついに折れ、「阪急特選」に代わる「阪急ファミリアグループ」という名称を提案。

坂野惇子さんはじめ創業メンバーたちはその折衷案に納得し、ようやく阪急百貨店内への直営店出店が決まるのでした。

『べっぴんさん』第10週 一週間のエピソード観賞後の感想

百貨店に店を出したら商品がどれほど売れるものなのか試してみてはどうか。

大島社長のすみれちゃんたちへの提案は、百貨店の実力をすみれちゃんたちに体験させることで、一度は頓挫した大急百貨店へのキアリス誘致を成功させるためでした。

ところで、大島社長肝いりのキアリス誘致プロジェクトですが、一点だけ腑に落ちない点がありとても気になっていました。

これほど大事なプロジェクトの担当者として小山氏の人選は間違いではないかと。

百貨店という商売そのものをこよなく愛し、その愛する百貨店に華を添えようと大島社長は考えキアリスを誘致したかったのでしょう。

でも残念ながら百貨店の商売よりも大急という名前をこよなく愛する小山氏には大島社長の気持ちはまるで理解出来ていないようです。(大急という組織に所属している自分をこよなく愛していると言った方が適切かも知れませんね)

そんな小山氏の担当者としての限界を大島社長も理解しているフシはあります。

大島社長がすみれちゃんに会いたがっていると坂東営業部に知らせに来た時に、小山氏は憔悴しきった表情を浮かべていました。

あの表情を見て僕は思いました。

誘致失敗で直属の上司にきつくしぼられたか、はたまた大島社長直々の叱責を食らったのだろうと。

しかし懲りた様子がまるでみられない小山氏、なかなかの強心臓です(笑)

小山氏はともかく、お客さんがまるで来ないなどのピンチはありましたが、すみれちゃんは困難を乗り越えた上に大島社長の思惑通りに百貨店の底力を理解したはずです。

大島社長も、すみれちゃんが百貨店の力を体験したことを察した模様。

そしてすみれちゃんが百貨店での商売の可能性の大きさを目の当たりにしたその時、大島社長が自らトップ営業に動く。

大島社長がトップ営業に動く瞬間の感動を最大化する演出のために、これまで残念な小山氏を使い続けていたのかと納得の大急百貨店の人事でした。

<<前週 第9週 | 次週 第11週>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 千秋様ファン より:

    いつも拝読しております。
    映画「海賊と呼ばれた男」を観にいきました。
    朝ドラファンには堪らないキャスティングでして、泣けます。一番嬉しかったのは、花子とアンの鈴木亮平さんの流暢で素敵な英語を聞けたことです。やっと得意な英語を生かした役をゲットされたのですね、と。
    朝ドラで馴染み深い俳優さんが、沢山出演され、ここに集うみなさんには、絶対感涙もの。喜んでいただけると思います。お勧めですよ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 朝ドラファンには堪らないキャスティング

      朝ドラを彩ってきた名男優がこれでもか!と言うくらい揃ってますね。これは見なければ!貴重な情報ありがとうございます。

  2. サエモン より:

    またサブタイトル変更みたいですね
    百貨店での挑戦から
    商いの聖地へ

    神戸からいよいよ大阪にも進出する感じかな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 大阪にも進出

      サブタイトルの表記を変更しました。11月29日放送回でちょっとだけ登場した大急百貨店の建物。梅田の阪急百貨店の昔の建物でしたね。

  3. つまぴょん より:

    おひさしぶりです。

    わたしが子供の時から大好きなブランドfamiliaの創業者のお話とあり、
    初回からずっと見てます。
    (今期の朝ドラがfamilia創業者の話と発表されたとき、
    丁度後輩の出産のお祝いにfamiliaのお洋服と小物を贈ったとこでした)

    10週のあらすじの第4段落「すみれ」とあるべきところが「すれみ」になっています。
    (大島はすれみにある提案を…となってます)
    訂正お願いします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 子供の時から大好きなブランド

      このブランドに思い入れのある方、本当に多いんですね!

      > すれみ

      早速訂正いたしました。助かりました。