べっぴんさん 第11週 やるべきこと

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年12月12日 〜 12月17日放送
第11週「家族のしあわせ」

『べっぴんさん』第11週「やるべきこと」あらすじ

キアリスが大急百貨店に支店を出せることになりました。追い風に乗ったすみれのビジネスが順調なその一方で、紀夫は苦悩していました。ドレスメーカー教室の説明会で大きな失敗をした紀夫は、それ以来仕事のことで悩みを抱えていたのです。

そんな中、大急支店の準備がはじまりました。多忙を極めるすみれは、さくらを君枝の家に預けて準備に奔走。そして支店開店を翌日に迎えた日の夜、すみれは店舗レイアウトに夢中になるあまりその日のうちに帰宅出来なくなってしまいます。

朝帰りしたすみれを紀夫は厳しく叱責。夫婦の関係が気まずくなる中、すみれは過労で倒れてしまいました。さらに休養中に足を運んださくらの通う保育園で、以前からさくらの靴のサイズが合わなくなっていることに初めてすみれは気付かされます。

悩みを抱える紀夫を応援することも出来ず、娘の成長にも気が付かず、ついに自分まで過労で倒れたすみれは気づきます。仕事に夢中になるあまり、家族のしあわせを忘れてしまっていたことを。そして、すみれは皆の前で宣言するのでした。キアリスを辞めたいと。

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『べっぴんさん』第11週 各回あらすじとレビュー

第61話 12月12日(月) 大急・キアリスグループ
第62話 12月13日(火) 五十八が紀夫の決意促す
第63話 12月14日(水) 仕事と育児に励むすみれ
第64話 12月15日(木) すみれ朝帰りに紀夫激怒
第65話 12月16日(金) 働き過ぎで倒れるすみれ
第66話 12月17日(土) すみれが店を辞める決意

『べっぴんさん』第11週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

幼少の頃より何かに没頭すると時間が経つのも忘れ周囲の声も聞こえなくなってしまう並外れた集中力を持っているすみれ。

その集中力がベビーショップあさや、そしてキアリスを成功に導いたとも言えますが、今週はそのひずみが出てきます。

仕事に集中するあまり「家族のしあわせ」を見失っていたことに気づくのです。

第11週のレビューと見どころ

紀夫は苦しんでいました。将来の坂東営業部の社長に就任してもらいたいと潔からは期待をかけられるものの、紀夫にはそれがプレッシャーでしかない。

しかも潔の期待とは裏腹に、坂東営業部の社員たちからは、はたして紀夫に社長がつとまるのかと疑いの目で見られている。そんな中、百貨店で開催することになったドレスメーカー教室の説明会の壇上で、緊張のあまり紀夫は過呼吸で卒倒。

今週の紀夫は針のムシロに座らされているような心境かと思います。

しかし、多忙を極めるすみれには紀夫の苦悩に向き合う余裕がありませんでした。

そればかりか、成長期にあるさくらの靴がいつの間にかさくらの足には小さくなっていることにも、すみれは人に言われるまで気づくことが出来ませんでした。

夫の苦悩に向き合えず娘の成長も見過ごした上に、ついに自分が過労で倒れてしまう。

すみれは我に帰ります。戦争が終わってからというもの、食べてゆくために必死になって働いてきたものの、その間、家族のしあわせをないがしろにしてしまったことを。

キアリスを辞める!

すみれがまさかの決断を下します。

歴史・時代背景

朝帰りした坂野惇子さんの実話
百貨店の中に出店する支店のレイアウトづくりに没頭するあまり時間を忘れたすみれが、深夜まで作業をしていたいために百貨店の外に出られなくなり朝帰りするというエピソードにはモチーフとなった史実があります。

劇中と同様に、連日連夜の百貨店での作業で疲れきっていた坂野惇子さんは、夜遅く作業を終えて阪急の梅田行きに乗車。

しかし降りるべき塚口駅を寝過ごして終点の梅田駅まで行った上に、梅田駅でも目を覚ますことがなかった坂野惇子さんはそのまま梅田車庫で朝まで車内に閉じ込められることに。

現代のように携帯電話がない当時、電車の中では自宅に連絡することも出来ず、そのまま車内で朝まで過ごし明くる朝に帰宅したという実話が残されています。

ちなみに劇中ではすみれの朝帰りに紀夫は激怒し、その後しらばく二人の関係はギクシャクしたものとなりますが、リアルでは夫の激怒を坂野惇子さんは夫の深い愛情と理解したのだそうです。

『べっぴんさん』第11週 一週間のエピソード観賞後の感想

大急百貨店でのキアリス正式出店も決まり、新たに開店した支店も客足が絶えない。順風満帆に見えたすみれちゃんの日々が、喜代さんの入院を機に一気に風向きが変わりました。

幼い頃から何かに没頭すると時間を忘れてしまうほどの集中力を発揮してきたすみれちゃんはその集中力によってキアリスを今日の地位にまで引き上げてきました。

しかしその集中力は諸刃の剣でした。

すみれちゃんは仕事に没頭するあまり、時間とともに家族への心配りすら忘れていた。それが喜代さんの入院でわかってしまいました。

さくらちゃんの靴が小さくなっていること・・・別の言い方をするとさくらちゃんが成長していることすら気がついてあげられなかった。

紀夫くんが苦しんでいることも、即座に察することが出来なかった。

そんなすみれちゃんの焦りが、家族はいるけれど家庭がない、そんな状況にはじめて気づいたゆりちゃんの苦悩とともに対比しながら語られる描写が秀逸でした。

すみれちゃんとゆりちゃんそれぞれの、家庭と仕事の両立の問題。

次週には解決されるのでしょうか。解決の糸口くらいは見えて来るのでしょうか。

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4 Responses to “べっぴんさん 第11週 やるべきこと”

  1. ゆうこ より:

    視聴率は確かに大事だとは思いますが、丁寧に一生懸命ドラマを視聴者に送り続けていることは、とっても尊いと思います。

    ストーリーはとても素晴らしいと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。
      作り手の方々の心意気を思うとき、感謝なしには観て要られません。

  2. toko より:

    こんにちは。
    実はこのサイトの隠れファンです。
    ごちそうさんの頃から、ずっとサイトを見ていました。
    毎回、朝ドラのあらすじが気になり、ずっと見ています。

    こまめにあらすじをアップされていて、とても大変だと思いますが、いつも楽しみにしていますので、これからも頑張ってくださいね。


    二人の子持ちのおばさんより

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      励みになるコメントありがとうございます。
      『ごちそうさん』の時からご覧くださってるなんて感激です。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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