べっぴんさん 第12週 やさしい贈りもの

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年12月19日 〜 12月24日放送
第12週「やさしい贈りもの」

『べっぴんさん』第12週「やさしい贈りもの」あらすじ

家族を見守るための時間をもっと大切にしたい。紀夫の窮地に力になれず、さくらの成長にも気づくことが出来なかった自分を省み、キアリスを辞めると皆の前で宣言したすみれ。ほどなくしてすみれは子育てと家事に専念する日々を送ることになりました。

一方、クリスマスシーズンが近づいて来る中、すみれがいなくなったキアリスの三人は悩んでいました。クリスマスの目玉商品のアイディアを誰も思いつくことが出来ないのです。三人は意を決してすみれに相談することにしました。

すみれはブリキ製の缶にキャンディーを詰めたクリスマスアイテムを提案。すみれは紀夫にも協力を求めてクリスマスのキャンディー缶づくりを手伝うことになりました。キャンディー缶づくりをすすめるうち、すみれの中にはものづくりへの愛情がよみがえって来ます。

そんなすみれの気持ちを紀夫は鋭く察しました。すみれがものづくりにどれほどの情熱を注いで来たのかを思い知った紀夫は決意しました。坂東営業部を辞めてすみれとキアリスを支えて行こうと心を固めたのです。その頃、潔も大きな決断を下していました。

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『べっぴんさん』第12週 各回あらすじとレビュー

第67話 12月19日(月) すみれの引き継ぎ始まる
第68話 12月20日(火) キアリスガイド原稿執筆
第69話 12月21日(水) 坂東本家に家出するゆり
第70話 12月22日(木) クリスマス目玉商品企画
第71話 12月23日(金) 潔と紀夫それぞれの決意
第72話 12月24日(土) クリスマス・プレゼント 

『べっぴんさん』第12週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

すみれが心から待ちわびた紀夫の戦地からの帰還。しかしようやく戻って来た紀夫とすみれは心がすれ違う日々を送って来ました。

その夫婦の心と心のすれ違いが今週中にようやく回収される見通しです。これで視聴者は安心して年明けを迎えることが出来そうです。

第12週のレビューと見どころ

心のすれ違いがピークに達したのが前週。そのすれ違いを埋めるべくすみれがキアリスを辞めたところかから今週の物語がはじまりました。

しかし、陰極まって陽に転ず。

オセロゲームの黒が白に一瞬にして反転するかのように、夫婦のすれ違いは紀夫がすみれの情熱を心から理解することでようやく夫婦の心が一つになる過程が今週描かれます。

歴史・時代背景

【クリスマスのキャンディー缶】の史実

キアリスを辞めたすみれがクリスマスの目玉商品企画の相談を受けアイディアを提供したというエピソードは、劇中オリジナルの創作ストーリーです。

しかし、キャンディーを缶につめるというアイディアは実際に商品化されたファミリアのクリスマスアイテムに着想を得ています。

ファミリアの前進のベビーショップ・モトヤ時代。陳列ケースに商品を並べるそばから商品が飛ぶように売れてしまい、常に陳列ケースに空きスペースが生じてしまうのが当時の坂野惇子さんたちの最大の悩みでした。

その空いたスペースを出来るだけ早く埋めるべく、作るのに手間のかからない手芸品以外の様々な商品が陳列ケースに並んだのだそうです。

その時に陳列ケースに並べられた商品の一つが、金属製のベルにキャンディーをつめラップでくるんだクリスマスプレゼント用のアイテムでした。

今週の劇中に登場するクリスマスのキャンディー缶は、この時の商品から着想を得ているものと思われます。

【紀夫が坂東営業部を辞めキアリス入社】の史実

紀夫がそれまで勤めていた坂東営業部を辞めキアリスに入社したエピソードは史実をモチーフしていますが、すみれのものづくりへの情熱に心を動かされたという紀夫のキアリス入社の動機は史実とはまったく異なります。

以下、読みやすいように劇中に登場する人物名や店名を用いて紀夫がキアリスに入社した時の史実をまとめてみます。

「ベビーショップあさや」をたたみ、株式会社となった「キアリス」は、麻田を社長に迎えて経営されていました。

そんな中、当時の経理責任者だった人物の不正が発覚。不正の責任をとる形で麻田は「キアリス」社長を辞任します。

「すみれ」たちは「紀夫」に社長を引き受けて欲しいと懇願するものの「キアリス」の全貌を把握するまでは社長には就任できないと固辞。

「紀夫」は「キアリス」には入社したものの、「紀夫」の社長固辞によりその後二年間は社長不在のまま「キアリス」は経営されていました。

約2年間の社長不在期間を経て「紀夫」はようやく「キアリス」社長に就任します。

尚、今週の劇中で潔がある決断を下したとありますが、この記事を投稿した時点ではその決断がどのようなものなのかは不明です。

ただし、これはブログ主の憶測なのですが劇中で描かれる「潔の決断」とは「紀夫の坂東営業部社長就任」ではないかと考えています。

何故なら史実においては「潔」は「紀夫」を「佐々木営業部」の社長に就任させるつもりで帝王学を伝授していたからです。

『べっぴんさん』第12週 一週間のエピソード観賞後の感想

紀夫くんから目が離せない一週間でした。

すみれちゃんがキアリスを辞めると宣言したのが前週の最後。自分にとって大事なものを捨てたすみれちゃんの本心を探るかのような、その時見せた紀夫くんの表情が今もなお強く印象に残っています。

そして、その時のすみれちゃんの本心を探る紀夫くんの表情は今週ずっと続いていました。

すみれちゃんの宣言を肯定も否定もせず無言で受け入れつつも、紀夫くんはすみれちゃんの本心がどこにあるのかをずっと探っていたのだと思います。

家庭を大事にしたいという気持ちはわかる。そしてそれは自分にとってもありがたいことだ。しかし、自分の夢を捨てて果たしてすみれちゃんは幸福になれるのか。

すみれちゃんと心を通わせつつ、常にすみれちゃんの本心を理解しようとつとめていた紀夫くんは『べっぴんさん』始まって以来の男前ぶりを発揮してくれました。

すみれちゃんの大事にしている二つのこと。家庭とキアリス。それら二つともすみれちゃんが手に入れられるように自分がサポートしよう。

すみれちゃんを観察して考えて考えて考え抜いて出したその結論。それが今週のサブタイトルとなりました。

「やさしい贈りもの」

みなさん、よいクリスマスをお過ごしください。

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