べっぴんさん 第13週 いつものように

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年12月26日 〜 12月28日放送
第13週「いつものように」

『べっぴんさん』第13週「いつものように」あらすじ

すみれがキアリスに復帰し、紀夫は坂東営業部を辞めてキアリスの経理責任者に就任しました。それを機にキアリスを法人化(株式会社化)してみてはどうかと大急百貨店の社長・大島がすみれと紀夫に提案しました。

大島の提案をすみれは受け入れました。株式会社になるにあたりこれから取り引きすることになる銀行からの調査を受けるキアリス。すみれと紀夫はキアリスの社長になることを固辞し、靴職人の麻田に社長を任せます。

株式会社として新たなスタートを切ったキアリスでしたが、そこで働く面々は大きな不満を抱えていました。これまで同様、素人のような働き方が勘弁ならない紀夫は朝礼の徹底などを求め、規則にがんじがらめの働き方に女性たちが反発したのです。

そんな中、すみれたちは食器セットの販売を始めることにしました。商売の常識がないすみれは自分の気に入った陶磁器メーカーに大量の食器を紀夫になんの相談もせずに発注。そのこが紀夫を怒らせてしまうのでした。

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『べっぴんさん』第13週 各回あらすじとレビュー

第73話 12月26日(月) 株式会社キアリスが発足
第74話 12月27日(火) 女性社員達と紀夫が対立
第75話 12月28日(水) すみれの行動に紀夫激怒

『べっぴんさん』第13週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

年内最終週の放送回は月曜日から水曜日の三日間。この間に、すみれが復帰し坂東営業部を辞めた紀夫が加わったキアリスと、そのキアリスの法人化(株式会社化)前後のエピソードが語られます。

第13週のレビューと見どころ

かつて男会から帳簿の付け方があまりにもお粗末だと鋭い指摘を受けたキアリスの面々。大急百貨店との取引開始を機に明美の主導により帳簿の付け方は改善されました。

しかし、お友だちが集まって始めたお店ゆえに店員どうしが「ちゃん」づけで呼び合ったり、良子が幾度か無断欠勤するなど働き方は甘いまま。

そんな環境の中に、五十八さんをして「真面目過ぎる」と言わしめた紀夫が入ってきます。

キアリスが株式会社となり、会社らしい働き方を望む紀夫と、そもそも会社勤めの経験がないすみれたちとの考え方のギャップが楽しく描かれそうです。

歴史・時代背景

キアリスの法人化にまつわるエピソードは史実とやや異なります。以下に朝ドラとリアルの相違をまとめてみました。

朝ドラ『べっぴんさん』キアリス法人化前後の歩み

すみれが商売を始めたきっかけは、あさや靴店に靴を持ち込んだことでした。自分が精魂込めて作った靴を売ることを拒んだ麻田はすみれの手作り雑貨を売ることを提案。

手作り雑貨は売れませんでしたが、米国人のエイミーとの出会いや明美、君枝、良子の合流を経てベビー用品を販売するベビーショップあさやを開業。

麻田の靴店の一角を曲がりして商売していたベビーショップあさやは、ほどなくして独立店舗に入居。移転を機に店名は今のキアリスに改められました。

その後、紀夫のキアリス経理責任者就任などを機にキアリスを法人化。株式会社となったキアリスには麻田が社長として加わりました。

リアルのファミリア法人化前後の歩み

以下はリアルのファミリアの歩みです。わかりやすくするため劇中の社名やキャラクター名を用いていまとめてみます。

「すみれ」は戦前に入手し空襲で焼かれずに済んだヨーロッパの高級ブランドの生地や毛糸、刺繍糸をつかって手芸教室を開催。

しかし手芸教室は思ったようにはうまく行かず、日銭を稼ぐために自分の嫁入り道具だったハイヒールを「あさや靴店」の店頭で売ることを考えるものの「麻田」がそれを拒否。

しかし「あさや」靴店の一角を貸しても良いという「麻田」の提案を受け「すみれ」は友人の「君枝」と「良子」そして「良子」の姉に協力を仰ぎ「ベビーショップあさや」を開業。

「ベビーショップあさや」は大繁盛し、手狭になった「あさや靴店」から独立店舗に移転したのを機に店名を「ベビーショップあさや」から「キアリス」に変更。

また店名を「キアリス」に変更したのと同時に「キアリス」を法人化。初代社長には麻田が就任しますが「紀夫」が「キアリス」に入社するのはまだだいぶ先のことです。

『べっぴんさん』第13週 一週間のエピソード観賞後の感想

数週間にわたって描かれ続けて来たすみれちゃんと紀夫くんのすれ違い。ゆりちゃんと潔くんのすれ違いが年内のうちにスッキリと回収されました。

とりわけ安心したのはすみれちゃんと紀夫くん夫婦です。

戦地から戻って以来、紀夫くんにはいろんなことがありました。

捕虜収容所での過酷な体験によって負った心の深い傷。その傷のために紀夫くんは人のことがまったく理解出来なくなりました。

その心の傷が癒えて来た頃、紀夫くんを待ち受けていたのは次々に潔くんから与えられた不慣れな仕事。

『べっぴんさん』前編で、紀夫くんが経験した困難の数々は、量・質ともに主人公のすみれちゃんを超えていたと言っても差し支えないレベルだったかと思います。

そんな状況下、心のゆとりを失った紀夫くんがすみれちゃんにとって何が大切なのかを想像する余裕などまったくありませんでした。

一方、仕事に、そして途中からは家事と育児にも追われていたすみれちゃんも、紀夫くんの苦悩に時間をかけて向き合うことなど出来はしない。

そんなギャップが生じた心のすれ違い。

そのすれ違いが解消され紀夫くんはすみれちゃんの夢を心から理解し、すみれちゃんもまた紀夫くんの気遣いを察し心から感謝する。

そのきっかけは、やっぱり紀夫くんの平手打ちでしょうか。

あの時の態度を紀夫くんは心の底から反省したに違いありません。だからすみれちゃんにもそれが伝わり、すみれちゃんにも自分の至らぬ点が見えて来た。

雨降って地固まると言いますが、地面が固まりやっとすみれちゃんと紀夫くんが夫婦らしく見えて来たところで2017年の放送は終了です。

一年間、ありがとうございました。

良い新年をお迎えください。

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