二郎がさくらに夢を語る / べっぴんさん 第88話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年1月18日(水)放送
第16週 第88話「届かぬ心」

『べっぴんさん』第16週 第88話 あらすじと見どころ解説

さくらと過ごす時間を増やしたい。そう願うすみれでしたが、大急百貨店から夏の催事にキアリスの商品を展示して欲しいとの要請が入りました。すみれは再び夜遅くまで仕事に追われ、さくらと過ごす時間のことも忘れがちとなってしまいます。

同じ頃、紀夫は新入社員の西条を勝二と昭一に紹介すべく居酒屋に誘いました。酒に飲まれ泥酔してしまった西条は、酔った勢いに任せてすみれたちへの不平不満を言い始め紀夫を困惑させてしまいます。

一方、すみれが再び仕事に没頭しはじめた自分と過ごす時間をとってくれないことに落胆するさくらはゆりを訪問。ゆりはさくらの思い詰めた様子を察するものの、さくらは自分の悩みをゆりに打ち明けることが出来ずにいました。

その足で港にまで足を運んださくらはそこで二郎と遭遇します。神戸の港で働きながらも、いつか東京に出てプロのドラマーになるという二郎の夢をさくらは初めて聞かされます。そしてさくらは二郎に対して淡い恋心を抱き始めるのでした。

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midokoro
家族と過ごす時間が失われ寂しさを募らせるさくら。そんなさくらの気持ちを察したすみれは朝食の食卓を家族が揃って囲むことにしようと提案。

一旦は歩み寄ったに見えたすみれとさくらでしたが、すみれの仕事はますます忙しくなるばかり。

母と娘のすれ違いが再び心配になりはじめました。

『べっぴんさん』第16週 第88話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

家族と過ごす時間をもっともっと確保したい。

そんなすみれの望みは、大急百貨店で行われる夏の催事や新入社員が提案した新商品企画の実現でますます遠ざかってしまいます。

仕事に奔走するすみれの状況をさくらはどんな思いで見つめているのか。

母と娘のすれ違いはいよいよピークに近づいて来た。そんな気がしてなりません。多忙を極めるすみれの働きぶりが描かれます。

一方、さくらと二郎の距離が少しだけ近寄ります。

港で働く自由人。夢はプロのドラマーになること。東京に出て成功したい。

往年の日活青春映画の主人公みたいな二郎のプロフィールは、昭和30年代の女の子にとってはまぶしすぎるほど鮮烈です。

今回、ついにさくらは二郎に心を奪われてしまうのでしょうか。

余談ですが、史実の中でさくらに該当するファミリア創業者令嬢は財閥の御曹司と結婚。夫となった男性は後にファミリア社長に就任しています。

『べっぴんさん』第16週 第88話 観賞後の感想

西城くんが転職して来た理由

西城くんが転職して来た理由がわかったような気がしました。転職して来たというよりは転職を余儀なくされたというのが適切かも知れません。

お酒の席での失態。上役への暴言。

これが西城くんが前の職場にいられなくなった最大の原因?とまで言ってしまうのは考え過ぎでしょうか。

はじめての新人採用だから止むを得ないとは言え、今の時点では西城くんの採用は失敗かなと考えずにはいられません。

しかし西城くんはまだ若い。

願わくば今回の失敗を補うような成功を体験させてあげてほしい。『とと姉ちゃん』でローン地獄に陥って不正に手を染めた若手社員がいましたが、あんな悲しい去り方はして欲しくはないものです。

そして次回の社員採用時には、しっかりと動物の絵の可愛らしさで採用の合否を決めてほしいと切に願っています。

ちょっとネタバレになりますが、僕の願いもむなしく西城くんはもう一回、酒の席で大失敗を演じることになるみたいです。

そしてお酒を飲んだ翌朝にまさかの・・・

これ以上のネタバレは本欄ではやめておきます。

追伸:男会「タノシカ」に新人2名を加えて「タノシカナイ」。西城くん、この一点だけは冴えてました(笑)

明美ちゃんはジャズ喫茶ヨーソローの常連さんだった!

明美ちゃんがジャズ喫茶ヨーソローの常連客ですずママと馴染みの仲。いつの間に!

思えば家族との縁が薄い明美ちゃん。麻田さんの家に居候していた頃は麻田さんがまるで父親みたいでした。

そんな麻田さんがいなくなった後はどうするつもりなのか。いよいよタケちゃんと結婚か。そんな期待は外されました。

明美ちゃん、パパを失い今度はママを見つけました。

しかも明美ちゃんが独身であることをネタにして会話を交わすなんて、かなり仲も良さそうなお二人。

これで明美ちゃんの孤独は解消ですが、ようやく一人前になったタケちゃん。まだお預けなんでしょうか。

パパ代わりだった麻田さんが明美ちゃんの結婚をまとめてくれることを期待していたのですが、それは叶わぬまま麻田さんは他界。

一方、ママ代わりのすずさんにその役目は期待出来そうもありません。

明美ちゃんが独り身であることを「いいわね」なんて言ってのけるくらいですから。明美ちゃんの生涯独身が見えて来ました。

明美ちゃんは独身でも大丈夫そうですが、心配なのはタケちゃんです。タケちゃんに春が訪れますように。

密かな恋が始まろうとしています

日々、幸せいっぱいで気持ちがいつも満たされた中での初恋だったらもっと甘酸っぱい味がしていたのでしょう。

残念ながらさくらちゃんは心の空白を何かで埋めたい。そんなタイミングで出会ってしまった初恋です。

そのせいなのか初恋でありながらもビターな大人の恋の味。

そんなほろ苦い初恋を予感させる密かな恋の始まりでした。

ちょっとネタバレになりますが、さくらちゃんの初恋はビターテイストで終わります。しかもかなりのビター。カカオマス100%レベルのビターテイストです。

そんなさくらちゃんにも、ミルクチョコレートみたいな春はやって来るのでしょうか。

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12 Responses to “二郎がさくらに夢を語る / べっぴんさん 第88話”

  1. 実穂 より:

    さくらちゃんは、寂しさから非行に走ったというのとはちょっと違うような気がしています。
    もちろん、すみれとのすれ違い生活、学校に親しい友人がいない、そういう要素はあったと思うんですが、反抗しているから夜遊びというよりは、自分の居場所と思えるところがたまたま夜のジャズバーやナイトクラブだった、好きになった人が、夜に演奏している人だった。そういうことだと思うんですね。(違うかな‥)
    それを、傍から見たら親が構っていないから夜遊びに、という風に見えても仕方ないし、昔世代の大人から見たら学生の女の子が夜の社交場に出入りしているなんて絶対にやめさせたいものなのかもしれないし、
    そんなところが「自分の居場所なんだ」と言っても到底わかってもらえなそうで、なんとなくつらいところだなと思いました。
    学校に親しい人が居ない、というようなことを喜代さんに打ち明けていたので、
    喜代さんからすみれに伝わってると良いなと思います。

    西城くんの暴走も自分なりに解釈してみました。
    たしかに野心があって上昇志向なのだと思います。
    だったら潔のように会社のトップになるとか1から立ち上げるとか、
    すれば良いのにと思ってしまいました。会社勤め、雇われの身には向いていないのかもしれませんね。
    いくらまだまだ男性優位だった時代だろうとはいえ、役員のすみれたちにむかっておしゃべり女よばわりもちょっと閉口してしまいました。
    女性が幹部に居ることは入社試験の段階からわかっていたでしょうに‥。

    個人的には前々から五月が同棲していると言う彼氏が‥なのではないかということを勝手に予想しています。
    だとしたら、そうなのにも関わらずさくらの気持ちを知っていていろいろ誘ったりけしかけていたことにはちょっとなんともいえない気持ちになってしまいます。

    いろいろ年が明けてからの回をひっくるめての感想を言いますと、
    いろいろありながらも全体的に穏やかな空気感があったところから一変して、終盤なのになんだか緊張感や哀しさ、切なさ、そういう重苦しい物が混ざってきて、できれば闇を切り抜けて欲しいなと思いますね。

    栄輔君の変貌も個人的にはとてもショックでしたし、今後もいろいろありそうなんですが、以前の栄輔君に戻ってほしいし、
    同じ服飾業界でみんな刺激し合って生きてほしいなと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 学校に親しい人が居ない

      喜代さんにも打ち明けていましたが、実際に学校の場面は一人ぼっちでしたね。実穂さんの言う通り、さくらちゃんは家庭でも学校でも自分の居場所を見つけられないタイプなのかも知れませんね。そしてその居場所らしきところが、当時の高校生が出入りを禁じられているような場所だった。時代が早すぎたのでしょうか。


      > 以前の栄輔君

      以前の栄輔くんの姿を取り戻す過程で、栄輔くんが今のようになってしまった艱難辛苦の日々が描かれるような気がします。その時は泣かされそうな予感がします。

  2. えびすこ より:

    今朝、放送後にこのサイトを見ようとしたんですが、見たい回目の項目をうまく見ることができませんでした。不具合でしょうか?

    すみれは娘との行き違いで悩んでいますね。昭和30年代に入った先週末あたりから主人公の世代の人を見ていると、現代の感覚で見ればまだおじさん・おばさんと呼ぶような年齢ではないのですが、気分的に老け込んでいるように見えます。
    最近気づきましたが主人公より10~15歳上の世代の男性が親族などにあまりいないですね。
    ところで序盤によく出ていた執事さんが出てきませんがもう亡くなられたのでしょうか?
    亭主族たまり場の飲み屋がいつの間にか変わりましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 不具合

      昼くらいまで技術的なトラブルが発生していました。ご迷惑をおかけしました。


      > 執事さん

      忠さんでしょうか。五十八さんともども出て来ませんね。ちなみに五十八さんは次週登場するらしいです。

  3. きゅうぽん より:

    度々すいません、西城くんやっちまいましたね!
    多分それで、前職を失ったのかな…
    タケチャンは地道に頑張ってきたし、明美ちゃんはそこに惹かれていると思います。
    明美ちゃんもあのママと馴染みだったとは!

    五月は同棲しているとかでしたが、てっきり二郎だと思っていましたが、違うようですね。そうだったら、さくらと恋敵とかでひと波乱あれば面白かったかもですが。

    さくらちゃん、学校でも孤独のようですが、すみれへの執着がそうしているのならば、親離れできていないし、まだまだ子供ですね。思春期は難しいお年頃ですが、またゆりちゃんが何かつなげてほしいものです。
    でも、さくらは、バリバリのゆりちゃんをきちんと知らなかったから余計に母親だったらいいなと思ったのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 前職を失った

      僕もそう思いました。前職を失った痛い経験があるから始めのうちだけは酒を拒んだのかなって。

  4. Marmite より:

    いつも拝読しております。

    会社での私語云々で、紀夫さんの「その話は10年前に俺もあきらめた」の表情に笑いました。

    えいすけ、って最初からエースというブランド名狙いの伏線名だったんですね。彼がうまく間に入って、すみれとさくらの間を取り持ってくれるんじゃないかとひそかに期待してます。その前にえいすけ自身の心の解凍が必要かも知れませんが。。。

    18週以降の更新、楽しみにしてます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 俺もあきらめた

      あの頃の紀夫くんが車内で立場があるようでなかったですからね。
      懐かしい思い出です。

  5. あきこ より:

    悦子さまの婚約相手は驚きです。
    潔が大急に栄佑を紹介するのも驚き。
    今後の展開が楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 悦子さまの婚約相手

      馴れ初めがとっても気になりますね。

  6. きゅうぽん より:

    中西くん、グッジョブ!!です。
    西城君のような子は、ゆとり世代というとだめかもですが、
    最近の若者の象徴ような感じがします。
    間が悪いですね。まぁ、良子ちゃんとかが揉めているのは当たっていますが。自分の力を活かせそうになかったから転職。
    ではキアリスでは何がしたい?う〜ん、見えてこないですね。
    西城くんはどちらかと言うと、キアリスより、潔くんについていったらいいのでは?と思いますね(^_^;)
    永瀬匡くんの役にちょっと期待しましたが、今、完全に役の西城君とかつて教えた新人さんがリンクして、おい!とつっこみたい位になってます(笑)

    中西くんのアイデア、すぐに採用されて、みんなで詰め合わせたり、ものづくりを通して喜びとか分かち合える事で、不安だったことも払拭できたのではと思います。

    悦子様、戦争・戦後の辛い時期を経て、キアリスを通して自分の居場所を見つけ、そしてようやく素敵な幸せを…、あの目配せ、ムフフってなりました♪

    さくら…あさが来たではないですが、もっと「お母さんいてくれなかったから寂しかったの!私はお母さんみたいになりたくない」とか言えば、いいのですが、すみれが「さくらはいい子」を連発してきたからそうなったのかもと思うと、ナレのように、口には出さないとわからないし、こじれるばかり。キヨさんが偵察隊みたいですが(^_^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 潔くんについていったら

      その通りかも知れませんね。かつて紀夫くんを鍛え上げたように、音を上げるまでのスパルタ式で引っ張り回され、それでも潔くんに付いて行ったらイッパシの男になるかも知れません。なんて言うとブラック的発想だと突っ込まれそうですが、当時の価値観はそのようなものだったかと・・・


      > あさが来た

      さくらちゃん、千代ちゃんみたいに母親の写真にツノを生やすくらいのストレス発散法を知っていれば良かったんですが(笑)

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