べっぴんさん 第20週 旅立ちの時

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年2月13日 〜 2月18日放送
第20週「旅立ちの時」

『べっぴんさん』第20週「旅立ちの時」あらすじ

昭和37年(1962年)夏。さくらは東京にある美術大学に進学するため絵画の勉強に没頭していました。健太郎も東京大学を目指し猛勉強。一方で龍一は、冒険家のニュースに刺激を受け冒険旅行を夢見るものの勝二に反対されていました。

その頃喜代は、五十八が亡くなって以来自分に残された時間も限られていることを自覚しはじめ、自分の将来に不安を持つようになっていました。そんな喜代を忠一郎は励まし、一緒に旅をしようと喜代を誘います。

一方、明美に恋心を募らせていた武は皆に背中を押されながら明美に求婚しました。しかし明美は武の求婚を断りました。明美は仕事に専念することが望みだったのです。失意の武はたみ子という名の女性と見合いし、ほどなくして二人は婚約します。

昭和38年(1963年)春。さくらと健太郎は志望大学に合格しました。龍一も悲願の冒険旅行を勝二に許してもらい、忠一郎と喜代も旅立って行きました。桜の花が咲く季節、さくらは東京に向けて旅立ち、すみれと紀夫の二人きりの生活が始まるのでした。

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『べっぴんさん』第20週 各回あらすじとレビュー

第110話 2月13日(月) 美大進学を目指すさくら
第111話 2月14日(火) 忠一郎と喜代旅立つ決断
第112話 2月15日(水) 武の求婚を明美受入れず
第113話 2月16日(木) 健太郎が希望進路明かす
第114話 2月17日(金) さくらに告白する健太郎
第115話 2月18日(土) さくらが東京に旅立つ日 

『べっぴんさん』第20週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

戦前、戦中、そして戦後にわたって長年仕え続けて来た主を失った忠一郎と喜代の、これからの人生が暗示される描写が今週の大きなテーマの一つです。

第20週のレビューと見どころ

そしてもう一つの大きなテーマは武の恋バナ。社員第一号としてキアリスに入社したばかりの頃、年上の明美に告白したものの、まだ一人前とは言えなかった少年・武はフラれてしまいました。

その後、自分は所帯を持つつもりはないと独身生活を半ば楽しんでいるかに見えた明美に対する想いを、武は断ち切れずにいたようです。

いよいよ、武の恋バナが再燃します。

歴史・時代背景

劇中では、五十八が亡くなった直後の今週の時代背景は昭和35年(1960年)ですが、五十八の実在モデル・佐々木八十八氏が亡くなったのはそれよりも早く、昭和32年(1957年)のことでした。

昭和32年(1957年)前後の出来事を以下にまとめてみます。

昭和31年(1956年)

昭和29年(1954年)、ファミリアは高島屋東京店から子供服展開催の要請を受けました。同年には東京新宿の伊勢丹本店からも同様の要請があり快諾。

それぞれ限定された期間ながらも初の東京進出を果たしたファミリアに、ついに本格的な東京進出の機会が到来したのが昭和31年(1956年)のことです。

昭和28年(1953年)に東京大井店(現・大井食品館)を出店した阪急百貨店は、昭和31年(1956年)には東京の二号店として銀座の数寄屋橋阪急の出店が決定。

現在、東急プラザ銀座が建つその場所に出店した数寄屋橋阪急の中に、ファミリアは東京では初めてとなる常設店舗を開業。

ところで数寄屋橋阪急には巨大なショーウィンドウがあり、クリスマスから年末にかけての飾り付けは毎年ファミリアがその仕事を請け負っていました。

ショーウィンドウの飾り付けは、そのデザインから現場の仕事に至るまで業者任せにすることなく、ファミリア創業者の女性たちが直接携わったと伝えられています。

『べっぴんさん』劇中で、キアリスが大急百貨店のショーウィンドウの展示を請け負う場面が登場しましたが、このエピソードは数寄屋橋阪急の史実を参考にしたものと思われます。

昭和33年(1958年)

五十八の実在モデル・佐々木八十八氏が亡くなったのは昭和32年(1957年)9月19日。享年83歳でした。

その翌年の昭和33年(1958年)11月27日。日清製粉社長・正田英三郎氏の長女、正田美智子氏が皇太子妃として迎えられる旨の発表がありました。

歴史に残るご成婚パレードはその翌年、昭和34年(1959年)4月10日のことでした。

『べっぴんさん』第20週 一週間のエピソード観賞後の感想

今週の劇中で描かれたさくらちゃん、健ちゃん、龍ちゃんについてはこちらで書き尽くしましたので、ここではタケちゃん、明美ちゃん、栄輔くん、そして喜代さんと忠さんについて触れたいと思います。

前の週の土曜日、『べっぴんさん』予告映像のある場面の放送直後に衝撃が走りました。

ほろ酔い気分に浸っているらしい明美ちゃんが栄輔くんの肩にもたれかかる。

その明美ちゃんらしからぬ行動が何を意味するのか、予告映像を見る限りではまったく予想がつきませんでした。

結婚しないと明美ちゃんは決めている。それが明美ちゃんの口から語られる。そんな情報を事前に入手していただけに僕も混乱するばかり。

しかし、栄輔くんが玉井氏と組むというあり得ない離れ業をやってのけた『べっぴんさん』の脚本です。

明美ちゃんが栄輔くんと一緒になるというあり得ない展開ももしかするとあり得るのかも。これほど混乱させられたのは当ブログを開始して以来はじめのてことです。

しかし、そこまで混乱させられた末の結論はタケちゃんの妄想。

一本取られました(笑)

結婚するつもりはないという明美ちゃんの言葉は事前の予告通りに語られ、その言葉は栄輔くんも一緒に聞く運びとなったところでゲームオーバー。

タケちゃんがフラれたのは気の毒ですが、最悪の事態は避けることが出来ました。

最悪の事態とはもちろん明美ちゃんと栄輔くんが一緒になることです。もしそんなことになっていたらタケちゃんの人生はあまりにも悲惨。

それが回避出来たのは不幸中の幸いでした。

タケちゃんは十年近くあたため続けてきた淡い初恋を実らすことはできませんでしたが、一方の忠さんはもしかすると半世紀越しくらいの初恋が実を結ぶ。

来週から喜代さんが画面から姿を消してしまうのは寂しいことこの上ありませんが、キャラたちが喜代さんを必要としないほどに大人になったということでもあるのでしょう。

ヒロインの青春、ヒロインの娘の青春が終わり、次週からは大人のドラマのはじまりです。

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2 Responses to “べっぴんさん 第20週 旅立ちの時”

  1. きゅうぽん より:

    てっきり忠さんはもう…と思っていましたが、健在だったのですね。なんか、あさが来たの、雁助さんとうめさんの文通みたいに…ほっこりです。
    そして、そして、武ちゃん、10数年たっても、明美ちゃんと世帯を持たなかったのか…と思っていましたが、とうとう!!
    ここ数週間ずっと、おもーいくらーいの(そして親の私は耳が痛ーい)話続きだったので…もう、お姉ちゃんと弟ではなく、一人前の男として見てあげて!!と言いたいです。男会を見て散々家庭の揉め事、育児事情を見てきたと思いますので、武ちゃんは良き夫、良き父親になりそうです。
    それでも明美ちゃんが断ったら…なしか!!と叫びたいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 明美ちゃん

      想いを断ち切ることが出来ない武くんの気持ちを知った明美ちゃんがどんな反応を示すのか。「なしか!!」なんて事態になったら、すずママにも背中を押して欲しいところです。

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