べっぴんさん 第21週 新世界へ、ようこそ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年2月20日 〜 2月25日放送
第21週「新世界へ、ようこそ」

『べっぴんさん』第21週「新世界へ、ようこそ」あらすじ

昭和44年(1969年)。キアリスが株式会社となったその日から20年が経過しました。創業から20年経過したその頃もキアリスは順調に成長を続け、会社の規模はさらに大きくなっていました。そんな中、すみれたちは新入社員を採用する準備をすすめます。

そして迎えた新入社員の採用面接の日。面接者の中にはさくらと健太郎の姿もありました。二人は大学を卒業後に米国に留学。同時期に帰国したさくらと健太郎はキアリスへの就職を希望。入社試験を受けることにしたのです。

身内がキアリスに入社することにすみれと紀夫は否定的でした。しかし、さくらと健太郎は二人揃って入社試験で高得点を獲得し、縁故入社ではなく実力で入社。昭和45年(1970年)、さくらと健太郎はキアリスの仕事に没頭します。

同じ頃、栄輔は日本のファッション界をリードする存在となっていました。栄輔が率いるブランド「エイス」は、大手商社からの出資を受けることに成功。大きな飛躍を遂げる栄輔の活躍を、すみれは心から祝福するのでした。

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『べっぴんさん』第21週 各回あらすじとレビュー

第116話 2月20日(月) 昭和44年キアリス20周年
第117話 2月21日(火) 身内の採用に悩むすみれ
第118話 2月22日(水) さくらと健太郎受験許可 
第119話 2月23日(木) 昭和45年日本万国博覧会
第120話 2月24日(金) エイスの拡大目指す栄輔
第121話 2月25日(土) 勝二が第二の人生を開始

『べっぴんさん』第21週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

昭和35年(1960年)から時代がスキップし『べっぴんさん』第一回でも少しだけ描かれたキアリス創立20周年の年、昭和44年(1969年)を迎えます。

第21週のレビューと見どころ

さくらが生まれたのは昭和19年(1944年)。昭和44年(1969年)となる今週、25歳に成長したさくらがキアリスの入社試験を受験。

同い年の健太郎もキアリスの入社試験を受験します。

神戸の最難関高校を卒業した秀才の健太郎のこと、もっとしっかりした大企業への就職や官僚になる道もあるはずですが、まさかのキアリス入社。これは何かのフラグでしょうか。

歴史・時代背景

前週より9年ほど時代がスキップ。その間に生じた史実を簡単にまとめてみました。

昭和37年(1962年)大阪国際見本市

昭和37年(1962年)4月、ファミリアは大阪国際見本市のアメリカ館に出展。当時、輸入していたアメリカ製のベビー用品等をファミリアは出品しました。

この会場での、ファミリア創業者の坂野惇子・通夫夫妻と、米国ゼネラルフーズ社のハッチャー夫妻との出会いは、その後のファミリアの輸入の拡大につながります。

昭和38年(1963年)坂野惇子・通夫夫妻の長女が米国留学

大阪国際見本市会場で出会ったハッチャー夫妻の邸宅にホームステイする形で、坂野惇子・通夫夫妻の長女・光子氏が米国留学したのがこの年です。

翌年に帰国した光子氏は、米国滞在中に米国で大流行していたスヌーピーというキャラクターの存在を両親に紹介。ほどなくしてファミリアはスヌーピーのライセンスを取得し日本国内での販売を開始。スヌーピーはファミリアの大ヒット商品となりました。

昭和41年(1966年)長女・坂野光子さんが結婚

坂野惇子・通夫夫妻の長女・光子さんが結婚。

結婚相手は岡崎晴彦氏。山崎豊子の小説『華麗なる一族』のモデルと言われる岡崎財閥の御曹司で、結婚当時は三和銀行に勤務していました。

岡崎晴彦氏は、結婚の5年後の昭和46年(1971年)にファミリア入社。昭和60年(1985年)にファミリア社長に就任しています。

昭和42年(1967年)〜昭和44年(1969年)

昭和42年(1967年)から昭和44年(1969年)にかけて、ファミリアは神戸や大阪以外の都市に急速に店舗網を拡大しました。

昭和42年(1967年):名古屋名鉄メルサ店、東急東横店(東京渋谷)
昭和43年(1968年):東急本店(東京渋谷)、横浜元町店、自由が丘店(東京)
昭和44年(1969年):成城学園前駅店、青山店(ともに東京)

『べっぴんさん』第21週 一週間のエピソード観賞後の感想

さくらちゃん、健ちゃん、龍ちゃん。

キアリス創業者の三人の子供たちの中で、幼少時に何かとお騒がせキャラだった龍ちゃんは、そのまま真っ直ぐにお騒がせキャラの青年に成長しました。

龍ちゃんに対して健ちゃんは模範的な良い子でした。そして龍ちゃんと同じように幼少の頃から真っ直ぐに模範キャラの青年に成長しました。

一方、さくらちゃんも幼少期は模範的な良い子でした。健ちゃんと同レベルです。ところが成長後は龍ちゃんを超えるお騒がせキャラにまさかの変身。

さくらちゃんに一体何が起こったのか?僕なりの考えをざっくりとまとめてみました。

お嬢さん育ちの良い子だった幼少期を経て、お嬢さん学校に進学するような無菌状態の思春期を過ごすと、その免疫のなさから成人後に暴走を始めるケースが少なくないと聞きます。

さくらちゃんをこのパターンで描いたのかな?というのがさくらちゃんの暴走を見てきた中で考えたことの一つ。

今ひとつは成長後のさくらちゃんを際立たせるために、残念な姿をさらし続ける作劇上の理由によるものだろう、という考え。

わかりやすい例が『あさが来た』のヒロインの娘・千代ちゃんです。

あの子も思春期の頃はわがままでした。でも、そのわがままを散々見せられたからこそ、母親と理解し合うまでの積み重ねが輝いて見えました。

『あさが来た』はすべての人物描写が秀逸な傑作だったので、『あさが来た』には及ばないかも知れないけれど『あさが来た』と同じ効果を狙っているのだろうと期待しています。

でも、もちろん期待が裏切られることがあるかも知れません。

そんな時はどうしたらいいのか?

その時は即座に気持ちを切り替えて『ひよっこ』に没頭しよう。そう決め込んでます。

ただし、その前に栄輔くんの悲劇が描かれそうなので、その悲劇に心を奪われさくらちゃんの暴走のことなど忘れてしまうかも知れません。

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12 Responses to “べっぴんさん 第21週 新世界へ、ようこそ”

  1. ひるたま より:

    「勝二さんが喫茶店開業」
    喫茶店と言えば…ジャズ喫茶「ヨーソロー」は一体どうなってしまうのでしょう??
    (喫茶店という事で、被っちゃいますよね…?)

    かつて呆気なくキアリスを退職した西城くん、あのままドラマから退場させられてしまうのか!?もしかしたら再登場があるのかも?等々いろいろ想像していましたが…まさかこのような形で「再登場」とは!
    今度は一体どのようなキャラクターになって戻って来るのでしょうか?(^^)
    そして玉井氏はどうなるのでしょう??

    子供達世代の話も良いけれど…欲を言えば過去パートの登場人物をチラリとでも良いので何らかの形で再登場させて欲しいかな?という気持ちもありますね。
    (エイミーさん、麗子さん、そして入学式用にキアリスの洋服を着せてもらった美幸ちゃん等々…)
    そしてさらに欲を言えば…エイミーさんの娘さんが登場したら、個人的には嬉しいかな。(^^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 被っちゃいますよね

      喫茶店が大流行していた時代なので多少被ってもお客さんは来たのかも知れません。あと喫茶店にしたのは『HERO』の「あるよ。」ネタを狙ったのかなという気がしてます。


      > エイミーさん

      もう一回出て来て欲しいですね。すみれちゃんとさくらちゃんの実在モデルが懇意にしていた米国人婦人がいるので、その人の役とかで出て来てくれると感激です。

  2. ヒゲ市 より:

    さくらの青春時代から物語がやっと面白くなりました。 少々学芸会っぽい演出も気になりますが、楽しく観させて頂いております。林けん都さんのイケメンさと目の演技にはすごさがあります。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 目の演技

      寡黙なキャラながらも強烈な存在感を発揮しているのはこの目の力ですね。

  3. 白三郎 より:

    本店はいまも神戸の南京町の広場と元町商店街の角に有ります。
    舞台中に中華料理店が見えますが、あれは南京町/中華街をイメージしたかと思います。
    直ぐ近くに(裏手)は元祖、豚まんの常に行列のできる老舗、老祥喜が有ります
    いつも何気なく見ていたお店がそれとわかって改めて新鮮な驚きを覚えています。

    因みに、我々庶民に取ってfamiliar(劇中ではキアリス)の赤ちゃん用品を一色揃えたり、
    お祝いに送る事は(高品質~高価故に)大変な憧れのブランド(高嶺の花)です

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 本店

      神戸市内にある支店は見たことがあります。ファミリアのお隣が靴屋さんだったので麻田さんみたいだなと思いました。

  4. あさりちゃん より:

    毎日録画してでも見てます大阪出身で元の服屋さん知っていたから楽しみながら最後迄見たいと思います

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      あと一ヶ月あまりですが、結末まで一緒に泣いたり笑ったりしましょうね!

  5. 今は昔 より:

    10年一昔って 今の子たちは 知らないかも知れませんね。 歳を重ねて来たからこそ わかるのですが、今とは違って 女性の働き方は 男性によって 左右されてきた時代がありました。 寿退社が 当たり前だったり、夫の転勤に 家族が 同行したり、妊娠すれば 上司から退社を 促されたりその度に仕事をやめなければならなかったのは 妻の方です。資格を持たない限り 中途入社では また最初から 仕事を覚えて行かなければなりませんでした。パートに出す履歴書の職歴には 書ききれない数の職場を経験しました。面接をするのは はるか年下の社員さんで 時代背景もわからずに 職歴の数だけで 判断されてしまう?知らなければ無理も無いですが、わがままで 職を転々としてきたと 見られるのが 悔しいです。 そういったリアルな登場人物が 出てきて欲しいと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメントありがとうございます。

      > 女性の働き方は男性によって左右

      今も基本的には似たようなものかも知れませんね。でも情報の探しようによっては女性の選択肢が拡大しつつあるみたいです。

  6. anne より:

    さくらちゃんはウチの母と同級生なんです。母が25際の頃には既に私も誕生しており妹を身ごもっていた頃です。
    母達がどんな青春時代を過ごしたのかも楽しみに見させてもらっています。

    現在の放送では母娘の確執が描かれていますが、キアリスの面接を受けるようになるなんて…明るい未来があるとわかると安心して見守れます(^^;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 母達がどんな青春時代

      世の中が急成長した時代に、ご自身も人生の中で急成長する時期を過ごしたのですね。まぶしい世代です。

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