武の求婚を明美受入れず / べっぴんさん 第112話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年2月15日(水)放送
第20週 第112話「旅立ちの時」

『べっぴんさん』第20週 第112話 あらすじと見どころ解説

明美と栄輔がヨーソローで親しそうにしている姿を目撃した武はやけ酒をあおり泥酔。酔った勢いで武は一緒に飲んでいた中西に白状してしまいます。自分がこの年になっても結婚しないのは明美への想いがあるからだと。

翌朝、武が泥酔して騒ぎを起こしたことを聞かされたすみれたちは考えました。武がこのような騒ぎを起こすのはいまだに独身だからに違いない。そこですみれたちは武の見合い相手探しに奔走。たくさんの候補が見つかるものの武には決めることが出来ません。

そんな中、男会の面々に詰め寄られた中西が武から聞いたことをすべて話してしまいます。武は明美のことが好きだ。この話は瞬く間にキアリスの面々にも知れ渡りました。良子に背中を押され、ようやく武は明美に求婚します。

その夜、明美は武をヨーソローに呼び出すと自分の本心を打ち明けました。明美には結婚するつもりはありませんでした。母親を亡くしたことがあまりにもつらすぎた明美は、もう家族を失いたくない。だから家族をつくらないと決めていたのです。

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midokoro

少年時代、実家から追い出されるようにしてキアリスに入社し下働きからはじめて部長にまでのぼりつめた武は、キアリス入社当時から明美に恋をしていました。

武は明美に告白するものの当時はまだ子供だった武は明美に相手にしてもらえませんでした。しかし、大人になり一人前にもなった武が再び恋する明美に挑みます。

『べっぴんさん』第20週 第112話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

ブログ主は武と明美のゴールインを心から願っていましたが、残念ながらその願いは叶うことはないようです。

武は明美への恋心を少年時代から今に至るまで忘れてはいませんでした。

しかし、少年時代の武に対してあくまでも「姉」として接して来た明美は、今もなお武を弟と思っていたようです。

しかも明美には結婚の意思はありませんでした。

キアリスの仕事に生きがいを見出していた上に、恐らく幸福な夫婦生活をイメージ出来なかった明美にはキアリスの仕事以上の幸福は想像がつかなかったのかも知れません。

本当に残念なことですが、最終的に武は明美にフラれます。

忠一郎は何十年越しの恋を成就させましたが、武の十数年越しの恋は実ることなく寂しい終わりを告げるのでした。

話変わって今回、気になる場面が用意されているようです。

エイス本社を三ノ宮から東京に移そうと検討し始める栄輔。そんな栄輔と明美がジャズ喫茶ヨーソローで度々会うことになるようです。

まさか、栄輔が明美をヘッドハンティング?明美が心配になって来ました。

『べっぴんさん』第20週 第112話 観賞後の感想

良子ちゃんのお節介おばちゃんぶりが妙にリアル

キアリスの女性たちがタケちゃんのお節介を焼くことで今回ようやく彼女たちが年齢相応の「おばちゃん」に見えてきました(笑)

その中でもとりわけ良子ちゃんのお節介が熱い!

泥酔して道路に寝転がるような騒動を起こすのは独り身なのが悪いといかにもお節介焼きのおばちゃんが言いそうことを言い出したのは良子ちゃん。

タケちゃんが明美ちゃんのことが好きだと知って、タケちゃんの両腕をつかみ誰よりも猛プッシュしたのも良子ちゃん。

また、たくさんの見合い写真を目の前に並べられたタケちゃんが、ある女性について美人すぎて話が出来ないと言った時の良子ちゃんのさりげない切り返しは、おばちゃんの厚かましさが炸裂。

「私たちとは話してるのにね」

最近、見せ場がなかった良子ちゃん。今回は楽しませてもらいました。

そしてその良子ちゃんの旦那・勝二さんを筆頭に若い中西くんをいじり倒すのを心から楽しむ男会の面々の嬉々とした表情もいかにもおっちゃん!

もっとも勝二さんは以前からずっとおっちゃんでしたが。

僕は何も知らないとシラを切る中西くんに、何も知らないと言うことは知っていることだと鋭いところを突くムチ系おっちゃんの昭一さん。

一人で背負いこむな。皆で背負うことにしようじゃないかとアメ系を装い言葉たくみに若い中西くんを揺さぶりまくる勝二さん。

アメとムチを使い分け中西くんを混乱におとしいれた上で、ここでタケちゃんの秘密を打ち明けなければタケちゃんは一生独身かも知れない。タケちゃんの人生を狂わせることになるかも知れないと恫喝する。

三匹のヘビににらまれたカエル状態の中西くんが気の毒だけれど楽しすぎ。

静かで控えめな語り口が特徴の『べっぴんさん』の中にあって、今回はいつになく朝ドラらしい展開、朝ドラらしい演出でした。

やっぱり朝はこうでないとですね。

明美ちゃんと栄輔くんの関係も今回で回収?

前週土曜日放送回で放映された第20週予告映像で話題になった明美ちゃんと栄輔くんのツーショット場面。

ジャズ喫茶ヨーソローにて明美ちゃんが栄輔くんの肩にもたれかかるまさかの場面は泥酔したタケちゃんの妄想でした(笑)

事前に予告されていたストーリーだと、このタイミングで栄輔くんが東京移転を明美ちゃんに告げる場面も知らされていました。

だから、明美ちゃんは栄輔くんについて行ってしまうのではないか。

そんな予想までしていましたが、明美ちゃんと栄輔くんの関係はこれで終止符が打たれるような気がしてきました。

前回のヨーソローの場面で、栄輔くんが明美ちゃんに接近しはじめていることを暗示するような描写がありました。

明美ちゃんがヨーソローでいつもバーボンを注文すること栄輔くんは知り抜いている。

知り抜いている、つまり明美ちゃんのことをいつも見ているよというメッセージを送るために、明美ちゃんが注文する前に栄輔くんは「同じものを」と注文しました。

かつて栄輔くんがすみれちゃんに「ほの字」だと真っ先に見抜いた明美ちゃんのこと。

栄輔くんが自分との距離を縮めようと目論んでいることを、明美ちゃんはきっと察していたのでしょう。

ところで、自分には結婚する意志がないことを明美ちゃんがタケちゃんに告げる場面。栄輔くんが近くに座った際に、ほんの一瞬だけためらいを見せたものの明美ちゃんはあえて話を続けました。

あれはきっとタケちゃんに本心を告げながら、栄輔くんにも「NO!」のメッセージを送るためのものだったと僕は理解しました。

明美ちゃんと栄輔くんの関係を今回で回収するために、あのタイミングのあの場所に栄輔くんを登場させたのかなと。

タケちゃんの恋はこれで終わりましたが、栄輔くんの恋もまた終わったようです。栄輔くんはこれで二連敗です。

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コメント

  1. メロディ より:

    わたしも明美さんのあのシーン、予告で見てドキドキしましたが、たけちゃんの嫌な妄想だったんだ~と拍子抜けしました(笑)。
    今回、たけちゃん、明美さん、栄輔さん、中西さん以外のメンバーが何となくいつも以上に生き生きしてる気がしました。特に旦那様方。それも面白くて。。。
    明美さんの結婚しない理由。別れが怖い。。。そういうことだったのか~と思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 旦那様

      男会の三人組。本当にいい味出してましたね!この三人組はこれを期待してたんだ!そう思わずにいられない面白さでした。特に勝二さんの悪ノリぶりは最高です。

  2. オカンT より:

    二郎ちゃんの「わしは空気ですから」発言には、私も皆さんと同じように笑わせていただきました。
    しかし、二郎ちゃんはどのタイミングで「武ちゃんが明美さんに惚れている」ことを知ったのでしょうか?
    武ちゃんが中西くんに本音を吐いたのは、酔ってフラフラになった後のキアリスのお店の前。
    武ちゃんが明美さんと栄輔くんの微妙な雰囲気にイライラしている姿だけを見て、武ちゃんの気持ちを見抜くのは、いくら何でも二十歳そこそこの人生経験では無理でしょう。
    まさか、武ちゃんの気持ちを知らずに「わしは空気ですから」発言だとしたら、空気を読み過ぎかもしくは天然発言なのか。
    二郎よ、君は超能力者か?と聞きたい(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 武ちゃんが明美さんに惚れている

      タケちゃんと中西くんがヨーソローで飲んでいる時のこと。明美ちゃんに続いて栄輔くんが来店した時、タケちゃんは「また来たかか!?」って顔してたような気がします。タケちゃん、度々ヨーソローに来て二人の様子を観察し焦りを募らせてたのかなって思いました。その焦りの末の、あの「妄想」です(笑)

      • オカンT より:

        なるほど!
        明美さん×栄輔くん←武ちゃんinヨーソローという構図は何度もあったのかもしれませんね!
        しかしそうなると逆に毎回付き合わされていそうな中西くんが気づかなかったのは、中西くんが相当鈍感ってことでしょうか(笑)

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。

          > 中西くんが相当鈍感

          朝ドラヒロインは色恋に鈍感というのが鉄板ですが、中西くんはその男性バージョンかも知れませんね(笑)

  3. ニコレット より:

    いつも楽しく読ませて頂いてます。。

    いつものタノシカのたまり場が、居酒屋からヨーソローに変わったのは、なんか嬉しいいうかほほえましかったです。。
    二郎ちゃんの立ち位置も最高で、中西君からの問いかけに、僕は空気ですからの返し、も最高で。。

    武ちゃんのために、キアリス4人組が動き出すのも、関西のオバチャンみたいな感じで爆笑でした。。

    今週の展開好きです。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 今週の展開

      今週は典型的な朝ドラらしい、騒々しくて明るい展開。笑いもいっぱいあって朝から元気をもらえますね。

  4. 米粉 より:

    こんばんは。

    先週末、視聴者にかなりの動揺を与えたあのシーンは…タケちゃんの妄想だったとは!!
    いい意味で拍子抜けしました。
    まあ、結局タケちゃん(と栄輔さん?)には残念な結果になりましたがね(^^;)

    それにしても、良子ちゃんの「おばちゃんのお節介」。
    戦後すぐの良子ちゃんは生気がなかった感じでしたが、今は生き生きとしていて、なんだか嬉しい今日のドラマでした。
    二郎君の「わしは空気です」にも笑えました。
    彼も最初の頃は尖がってましたが、随分穏やかになりましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 穏やかになりました

      二郎くん変わりましたね。穏やかで寡黙なマスター、いい感じです。

  5. うこちえす より:

    一生独身を貫き通したが為に、「未来に続くものを作れなかった」と嘆いていた喜代さん。
    「二度と大事な人を失う悲しみを味わいたくない」という明美さんに対し、喜代さんならどのような言葉をかけたのでしょうか?
    あの場に喜代さんがいてくれたら、武ちゃんの想いは成就したかも???

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 未来に続くもの
      > 大事な人を失う悲しみ

      たしかに!喜代さんがもしあの場にいたら最強の説得をしてくれたでしょうね。失うことを恐れていたら、最後に一番大切なものを失ってしまうとか・・・。残念です。

  6. ひるたま より:

    「わしは、空気です」
    今日の二郎くんのセリフに何故か大笑いしちゃいました。
    特に笑わせるシーンでもなかった筈なのに…何故か?f^o^;

    すみれちゃん達がいわゆる「お節介おばさん」に見えたのが何だか可笑しかったです。まぁ現実でなくドラマの世界なので楽しんで見られましたが。(芳根京子さんをはじめとして演じている役者さん達に違和感を感じなかったのも不思議といえば不思議ですね^^;)
    3人が「ヨーソロー」の片隅に隠れて偵察(?)している様子も可愛らしかったです。(^^)

    今週分の予告映像で登場していたあの気になるシーン=明美ちゃんが栄輔くんの肩にもたれかかるシーンは、タケちゃんの妄想だったのですね。この手があったか!?と驚きました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > わしは、空気です

      僕も吹きました。二郎くん、クールな顔してあんな気の利いた言葉で笑わせてくれるとは。

  7. きゅうぽん より:

    武ちゃんが、それでも自分がいてくれて良かった、誰かを失う寂しさをワシが払拭しちゃる!的な男気というのかそれがあれば、明美ちゃんは動いたかも知れないですね。
    二郎以外、あの中でみんな戦後を生き抜いてきた同士ですしね。

    あのシーンは妄想だったのですね〜(笑)でも、このタイミング。確実に栄輔にも警告というかサインですね。でも、くっついてほしい気持ちもあります(笑)

    二郎、すみれ達の強引もありますが、自分は散々お世話になってるのに…空気ですからとは(-_-;)でも、自分も言えた義理ではないからかしら…(^_^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 男気

      タケちゃん、そのひと押しがあれば人生変わったんでしょうが・・・でも、そのひと押し出来ないところがまたタケちゃんらしさでもあるんですよね。

      • きゅうぽん より:

        すみません、二郎を誤解してました(^_^;)
        空気を読んでたんですね!その辺をきちんと見てなかったので。

  8. よるは去った より:

    先週の予告に出てきた「栄輔君にもたれかかる明美ちゃん」は武ちゃんの勝手な妄想だったようだけど。しかし、ヨーソローでの中西くん「二郎さん・・・・・。」二郎「わしは空気です。」も笑えたけど、明美「家族を失いたくない・・・・・作りたくもない。」を隠れて聞いていたすみれちゃんが終戦直後に自宅の焼け跡の前にただずむ自分、はなお母様を想い出していたのは、「自分だって同じ辛さを味わった、でも家族はしっかりつくった。」と訴えたかったのかな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 家族

      すみれちゃんは父と姉がいて、忠さんや喜代さんがいたことが救いでしたね。明美ちゃんは家族はお母ちゃんだけ。お父ちゃん代わりの麻田のおっちゃんも亡くしたので余計に大事な人を失う恐怖があったのかも知れません。