さくらが長女・藍を出産 / べっぴんさん 第131話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年3月9日(木)放送
第23週 第131話「あいを継ぐもの」

『べっぴんさん』第23週 第131話 あらすじと見どころ解説

健太郎はキアリスの売り上げを前年の2倍にしようと突き進む中、さくらがつくったキャラクターに目をつけます。健太郎は早速、そのキャラクターのライセンス契約を文房具メーカーとの間で結びました。

一方、オライオンでは出店を検討していた物件が次々に取られてしまい、担当の社員たちは頭を抱えていました。めぼしい物件を次々に抑えているのはエイスでした。その頃のエイスは飛ぶ鳥を落とす勢いで栄輔はメディアの引っ張りだこになっていました。

しかし、その一方でエイスの売上は落ち始めていました。玉井は栄輔には隠れてエイスの内部資料を古門に提出。古門はエイスの限界を感じはじめていました。そんな中、潔は栄輔にエイスの危うさを忠告します。

同じ頃、さくらが長女を出産しました。みれたち家族に祝福される中、さくらの長女は藍(あい)と名付けられました。しかし、孫が生まれたことで君枝は健太郎夫婦が戻って来ることを望み、そのことでさくらと健太郎は夫婦喧嘩を始めるのでした。

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midokoro

さくらが長女を出産します。

すみれと紀夫にとっては初孫となるその女の子の名は「藍(あい)」。今週のサブタイトルの「あいを継ぐもの」はこの女の子の名前に由来しているのでしょうか。

一方、自分の実力を認められたことからKADOSHOの古門を師匠と仰いでいるらしい健太郎が、師に背中を押されたことで暴走が止まりません。

『べっぴんさん』第23週 第131話 ドラマの実在モデル関連情報の解説

平成19年(2007年)に放送された木村拓哉主演のテレビドラマ『華麗なる一族』はご覧になりましたでしょうか。

後に『半沢直樹』など一連の池井戸潤作品を原作としたドラマの演出を手掛けた福澤克雄さんによる骨太な描写が強く印象に残るテレビドラマ『華麗なる一族』の実在モデルは、リアルさくらの結婚相手の実家が実在モデルであると指摘されています。

原作者の山崎豊子氏はその指摘を否定していますが、小説の実在モデルの「一族」と指摘されているのは岡崎財閥。リアルさくらの結婚相手である岡崎晴彦氏の実家です。

ところで原作小説では万俵大介という人物が主人公ですが、テレビドラマ劇中では万俵大介の長男が主人公に書き換えられていました。

テレビドラマでは主人公となった万俵鉄平という人物を演じたのが木村拓哉さんです。なお、小説では主人公である万俵大介は北大路欣也さんが演じています。

木村拓哉さんが演じた万俵鉄平と、その妻で長谷川京子さんが演じた万俵早苗との間に生まれた長男・万俵太郎。この太郎が、リアルさくらの結婚相手のモデルと言われています。

ただし、小説中の万俵鉄平が歩んだ悲劇の人生は史実からかけ離れた創作です。

『べっぴんさん』第23週 第131話 観賞後の感想

ついに栄輔の転落の物語がはじまりました。栄輔に忠誠を誓っているように見えた玉井氏がまさかの裏切りです。万博会場でのウルトラマンの予言は当たっていました。

栄輔くんの転落・序章

栄輔くんは潔くんの忠告を口では「心に留め置く」とは言ったものの、どこまで真剣に心に留め置いたのかが栄輔くんのポーカーフェイスからは全く読むことが出来ず心配です。

オライオンの社員たちが頭を悩ませていた路面店物件。

彼らがあげていた候補物件6件の中から、選りすぐりの1件か2件でオライオンは出店するつもりだったんでしょう。彼らが「候補」と言うので確定物件ではないはずです。

しかしエイスはそれら6件すべての物件を抑えてしまう!

しかもその6件は関西だけの話です。他の地域でもきっと同じようなことを繰り返しているに違いありません。

例えばA店に客が殺到しキャパがオーバーになったので、隣のエリアにB店を増やしましょうと言うことならわかります。

これなら成長です。

しかし、A店がキャパオーバーかどうかに関係なくB店も増やしましょう。C店も増やしましょう。D店も増やしましょう・・・

しかも、その物件が業績に貢献するかどうかも十分に検討せずに、ただただ店舗数を増やす。潤沢な資金力を背景にして店舗拡大のための拡大に奔走する。

これは成長でなく膨張です。

潔くんが言いたかったのはおそらくここかと思います。オライオンの候補物件リストを見たときに潔くんの顔色がさっと変わりましたが、もしかするとこんな場所に店出すか?みたいな物件も含まれていたのかも知れません。

だからわざわざ東京まで出向いて栄輔くんに忠告を与えたのだと思います。

ところでこれは潔くんもまだ知らないことですが、玉井氏の内緒話によればエイスの売上は落ち続けています。落ち続けているのに店舗数を増やすというのは、売り上げが落ちた分を店舗数で補おうとする考え方なのでしょう。

エイス、ついに負のスパイラルに入り込みました。

膨張を通り越して暴走の領域にまで足を踏み入れてしまったようです。そんな状況をあの古門氏が見過ごすはずがありません。

間もなく栄輔くんは見限られるのでしょうか。

追伸:玉井氏はエイスの売上報告を「ご内密に」と言いましたが、そもそも出資または融資の主に売上報告をしていないこと自体が問題があるのでは?というツッコミもあるかと思います。

その点については、ここでは見なかったことにしておきます(笑)

明美ちゃんの反応

栄輔くんが出演したラジオ放送を聴く明美ちゃんと良子ちゃんの場面。この時の明美ちゃんの反応が強く印象に残っています。

時代の寵児ともてはやされる栄輔くんに対して、良子ちゃんは「遠い世界の人になってしまった」と感想を素直に口に出す。

その良子ちゃんのコメントに対して明美ちゃんは・・・

明美ちゃんは何も言いませんでした。ただ栄輔くんを懐かしむような遠い目をするのみ。

栄輔くんは明美ちゃんに告白をする以前にあっさりとフラれてしまいましたが、実は明美ちゃんも栄輔くんに無関心だったわけではないのかも知れません。

しかし、明美ちゃんが言ったように大事な人を失うのが怖い。そんな気持ちから、本当は自分も気になっている栄輔くんを、彼に深入りしてしまう前にフってしまうことで、自分の感情に歯止めをかけたのかな?

と、そんなことを考えさせられたレリビィでの明美ちゃんの反応でした。

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コメント

  1. よるは去った より:

    潔「膨らみすぎた風船はいつか破裂する。」 潔君は先の世の同行をきっちり読んでいたのでしょうか。玉井「どうぞご内密に・・・・。」どこか悪どそうな表情。根本氏が言っていたようにまた新たにどこか金の匂いのする所へ流れていくのでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 金の匂いのする所

      少なくとも金の匂いが薄くなってきたことは察知するみたいですね。その才能を危機管理に使えばエイスも安泰だったのにと思います。

  2. さん より:

    わろてんかのヒロイン発表になりましたね。表参道高校合唱部で芳根さんの親友役をやっていた子です。
    久しぶりにまた表参道高校観たくなりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 表参道高校合唱部で芳根さんの親友役

      『表参道高校合唱部』は観たことがありませんのではじめて知りました。ドラマの中とはいえ「親友」が一緒に朝ドラヒロインなんて素敵ですね。

      親友といえば『とと姉ちゃん』と『ひよっこ』のヒロインはリアルの親友でしたね。

  3. クローバー より:

    「いてもたってもいられなくなってきた」
    そういって栄輔の元へ駆けつけた潔のシーンが頭から離れません。同業者となって、どんな状況になっても栄輔のことを心底、心配するその姿に改めて潔という人としての大きさを実感。
    今日は潔が一段と輝いて見えました。
    かつて大島社長の前で「成功とは」について語ったことを思い出しました。その中に「家族や従業員が幸せに暮らすこと」というのがあったかと思います。先代の「焦るな」と言われた言葉をしっかり胸に刻みながら、何が一番大切かを常に忘れることなく、一歩一歩着実に進めてきた潔の姿勢は本当にすばらしい。

    そんなふうにずっと温かく見守ってくれる人がいる栄輔は幸せです。

    今日はなんか、潔という人物を通して、生涯にわたって信頼できる人の大切さや、人の心の温かさ、人間として大切なこと、幸せと何か、など考えさせられました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 潔が一段と輝いて見えました

      潔くんは少年時代から今に至るまで本当にいい男です。潔くんと栄輔くんが再び心を通いあわせる日が来ることを期待しています。その時はきっと泣かされるでしょうね。想像するだけでもウルウルします。

  4. かふぇくま より:

    健ちゃん、義母に「すみれさん」はないやろ?
    とか・・・
    さくらちゃんも、きみちゃんは義母なんだから、もっと尊敬の念ないの?
    とか・・・
    今日はちょっと突っ込みどころ満載でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 義母

      話がそれますが『あさが来た』の実父と義父の呼び分けがお行儀良くて好きでした。

  5. 1013 より:

    君枝ちゃんが琴子さんに似てきたのと同じくらいさくらちゃんが若い頃の君枝ちゃんと被ります。
    て事はこの先健太郎&さくら夫婦に男児が産まれたら歴史は繰り返すのでしょうかね(冷汗)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 歴史は繰り返す

      繰り返すと思います。ちなみに藍ちゃんは見た目も性格も四人いる祖父母のうちの一人にソックリになるようです。

  6. きゅうぽん より:

    私も暴走と書いてしまいましたが、健ちゃんは自分の学んだことを早く出したい!でも出し方をどうするか、そこにカドショーの後押しで、自分の自信に変えていたのですね。
    ただ、栄輔の二の舞いは怖いですが、キアリスの根本をしっかりもっていればブレませんが…。
    玉井は平気でやっぱり乗り換える男ですね。金の切れ目が縁の切れ目ですかね。
    潔がそれをいち早く察したから、直接言えましたが、転落の後ではまた受け入れ方が変わってたかもしれませんね。

    SAMMYとSNOOPY(スペル間違えていたらすみません!)
    上手く変えたなと(笑)でも、君枝ちゃんのキャラがあってですが、もっと身近にしたかったのでしょう。文房具とか子どもたちが可愛い!と集めてくれたらそれはそれで大きな役目を果たしていますね。(まぁ、某ねずみーグッズではこんなものにも!というのがありますが(笑)

    丁度、藍ちゃんが生まれた後に、村田家への転居のシーンになる時に、月日のテロップはありましたか?(ちょうどそこだけ見られず…)無かったら、いきなり生後数日で首は座らないし!と突っ込んでしまいました。それに、もうこの時代、だいたい病院で出産が定着だったと思いますが、いくら明美ちゃんが看護師資格があっても、助産師ではないから自宅での出産は安易には厳しいと思いますし、ドラマ上、みんなで感動や、名前を聞いたりするシーンのためだったのかなと。
    あと、エコーも多分なかっただろうし、生まれるまで性別はわからなかったはずなので、健ちゃんは藍とすぐ答えましたが、両方用意していたと思います。男の子だったら、なんて名前をつけたのでしょう。葵とか?????

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 上手く変えたな

      ホントだ!アルファベットにすると実はソックリなんですね。これはまったく気がつきませんでした。

      > 月日のテロップ

      なかったですよ。一気に成長したので驚きました。

  7. まーちゃん より:

    またまたお久しぶりにコメントします。

    玉井氏は本当に興味深い描かれ方をしていますね。栄輔さんに付き従って再登場したときは「改心したのかな?」と思ったのですが、万博会場でウルトラマン(笑)と再会したときのあんまりな態度に「おやおや?」と思わされ、今日の古門氏への内通により「やっぱりね!」というオチが付きそうです(苦笑)

    とことん利に敏い人間ということなのでしょうね。世の中は上に立つ人だけで成り立つわけはなく下に従うばかりの人間の方が圧倒的に多いわけで、玉井氏のように自分の上に立つ人を己の嗅覚で変えていくというのも1つの生き方なのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 自分の上に立つ人を己の嗅覚で変えていく

      戦国の乱世では主君の乗り換えは常態化していたという記録もあるそうです。おっしゃる通り、それも一つの生き方ですね。

  8. ぷち より:

    「君ちゃんは琴子さんみたいだったね」というすみれちゃんと紀夫さんの会話がありましたが、君ちゃんから同居をせがまれて「それは追々」とニッコリ答えた健ちゃんは、いつかの昭一さんにそっくりでしたね(笑)
    君ちゃんはああ見えて芯の強い人ですし、さくらちゃんはあの通り、そういう人を選んだところも親子の証でしょうか(笑)

    エイスのほうは、潔さんの忠告を聞いても一見強気な態度でしたが、見送るときの表情を見ると、栄輔さんにも思うところがあったのかもしれませんね。
    売上が下がってることは当然わかってるでしょうし、風船が破裂しそうなことにも気づいているのかも。でも今更膨らむのを止められないといったところなのかなと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 親子の証

      確かに結婚後ほどなくして君枝ちゃんは昭一くんを仕切ってましたからね。親子で同じこと繰り返すんですね。

      > 栄輔さんにも思うところ

      膨張というよりしぼみ始めているのを店舗数を増やすことでごまかしているのが今の現状。でもそれを言いたくても口外できない。今が一番苦しい時かもですね。

  9. ひるたま より:

    「どうしてきっぱり断ってくれないのよ!」
    今日の出産に関するエピソード、本来ならば感動の場面…となるのでしょうけれど、若夫婦の喧嘩で何だか「おめでたい」感がそがれてしまったように感じられました。
    あえて意図した脚本&演出だったのでしょうか?
    妊娠&出産でさくらちゃんの性格も少しは丸くなったかな?と思ったら…出産後も相変わらずさくらちゃんはさくらちゃんのままでしたね。(^^;)

    「どうぞ、ご内密に」
    玉井氏は栄輔くんを見限ったのでしょうか?
    ますます、栄輔くんと玉井氏の過去(2人がどのような経緯で出会い、玉井氏が栄輔くんの部下となったのか)が気になって仕方がありません。
    劇中で語られる事を期待したいのですが、あと1ヶ月も無いので難しそうですね。

    ところで。
    会社のデスクで健太郎くんが食べていたのは『〇ップヌードル』かな?ってふと思ったりしました。
    『〇ップヌードル』といえば、何故か以前の朝ドラ『てるてる家族』(確か大阪局制作でしたね)を思い出してしまいました。(^^)

    そして末筆ながら。
    朝蔵さん、先日は該当箇所の訂正ありがとうございました。
    お手を煩わせてしまい大変申し訳ありませんでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 見限った

      万博会場でウルトラマン(根元さん)が、玉井は金への嗅覚だけは鋭いみたいなことを言いましたが、売上が落ち始めてお金の匂いが薄くなるのを感じ始めたのかも知れませんね。本当に嗅覚が鋭い人です。そこに人物を見る目が備わっていれば大成功していたのでしょう。残念です。

      > 〇ップヌードル

      それっぽかったですね。発売されたのがちょうどこの時代だったので、時代の最先端を行ってそうな健ちゃんなら食べるかも知れません。

  10. エイスケの後輩 より:

    玉井のおいちゃんが古門と内通しているシーンを見て、栄輔との出会いのシーンが描かれて来なかった理由はこれかなとも思いました。
    彼をいい人物に仕立ててしまっていたら、視聴者に混乱が起こりそうだなと。
    もしくは決定的に決別するときに、出会いの話も語られるのかな?

    朝ドラは本来主人公やその周辺の人間性の成長を見せる物だと思いますが、あさが来たやとと姉ちゃんなど、ビジネスのウェイトが高く、今回も同様に起業物で、私自身はビジネス要素が高いストーリーの方が好みなので、これからしばらくのけんちゃんの暴走ストーリーは楽しみでもあります(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 内通

      栄輔くん転落のきっかけを作るための内通者が作劇上必要だった。そしてその悪役に玉井氏が「大抜擢」された。ご高察の通りそんなところかも知れません。しかし玉井氏もそんなところで買われてしまって気の毒ですね。