試写会開催/銀座の物件 / べっぴんさん 第139話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年3月18日(土)放送
第24週 第139話「光の射す方へ」

『べっぴんさん』第24週 第139話 あらすじと見どころ解説

キアリスガイドの映画が完成し、試写会が開催されました。映画の上映が終わり、キアリスを代表してすみれが挨拶に立ちました。キアリスが大切にしていることを、母親たちとキアリスを継いでゆく次の世代に伝えたい。すみれは映画に込めた想いを述べました。

すみれは続けてキアリスの夢を語ります。母親たちが買い物をし、育児の悩みの相談も出来て、友達もつくることができる。キアリスをそんな場所にしたい。自分たちの代では実現できなくて、いつかその夢を叶えたいと。

すみれの想いを受け止めた健太郎はこれまで主張していた拡大路線の中止を決断しました。大人向けの商品などの新しい試みもやめキアリスを元の姿に戻すという健太郎の宣言は、すみれたちを心から喜ばせました。

そんな中、潔が持ってきた提案がすみれたちを驚かせました。それは、東京銀座のビルへのキアリス出店の話でした。キアリスのワンダーランドを開いてみないか。潔の思いがけない提案にすみれは心を奪われるのでした。

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古門に焚きつけられ暴走を続けていた健太郎がようやくすみれたちが守り続けてきたキアリスウェイに立ち返ります。

今週は栄輔の見せ場が多い週でしたが、その栄輔の行動や言動が健太郎の心に少なからぬ影響を与えるようです。

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『べっぴんさん』第24週 第139話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

健太郎は幼少期より非の打ち所がない優等生として成長してきました。

京都大学でなく東京大学への進学を決めたことで祖母の琴子を一時だけ悲しませことはあっても、誰にも大きな迷惑をかけずに健太郎は成長しました。

非行に走りかかったさくらやいつも両親をハラハラさせていた龍一たちキアリス創業メンバーの子供たちの中で、その優等生ぶりは際立っていました。

そんな健太郎の社会人になってからのまさかの暴走。

キアリスらしさが失われてゆくことを心配するすみれの気持ちに、健太郎がなかなか気がつくことが出来なかったのは、これまで人に迷惑をかけた経験がないことがアダになったのかもしれません。

人に迷惑をかけたことがないので、どのような行動が他者にとって迷惑なのかが想像できなかったのでしょう。

そんな健太郎の暴走が、今週の一週間でようやくおさまります。

暴走が止まるまではハラハラさせられそうですが、健太郎もこの失敗を通してやっていいこととやってはいけないこと。そして何よりキアリスウェイの価値を学ぶものと思います。

暴走し失敗したからこそ深く理解できたキアリスウェイ。

健太郎もようやくすみれや紀夫、そしてさくらと同じ方向に向くことが出来るようになるのでしょうか。

『べっぴんさん』第24週 第139話 観賞後の感想

【祝】健ちゃんの原点回帰

前回、KADOSHOの社長・古門氏が健ちゃんに尋ねました。君は何故、子供服屋なんてやっているのかと。

この質問が健ちゃんに大きなインパクトを与えたかと思います。

そもそも健ちゃんがキアリスへの入社を志望した動機は何だったのか。ドラマの中でこれまでのところはっきりと説明されていないと記憶しています。

健ちゃんならもっと大きな会社で、もっと大きな仕事をすることが出来ると両親から説得されても、それでもなおキアリスにこだわったのは何故だったのか。

以前、古門氏から「君ならどこでも通用する」と、引き抜きを暗示するような甘い言葉をかけられても健ちゃんの心が揺るがなかったのは何故だったのか。

実は健ちゃんも自分でわからなくなっていたのかも知れません。自分はどうしてキアリスに入社したいと思ったのか。

以下は僕の憶測です。

健ちゃんがキアリスに入社したいと考え始めたのは少年時代。母親の働く姿に感化を受けたのでしょう。龍ちゃんがそうであったように。

そして、アメリカに留学し経営学を勉強したことで、その思いはますます強くなっていったのだと思います。

母親の夢を、自分が受け継いで大きくしたい。アメリカで学んだことを活かして母親の追い求めた夢を母親が驚くほどに成長させたい。

健ちゃんの原点は母親の夢。それはまた、すみれちゃんたちの想いでもあります。

でも、母親の夢、すみれちゃんたちの想いだけをどこかに置き忘れ「大きくしたい」思いだけが先行してしまったのがこれまでの健ちゃんだったのではないかと。

一番大事な原点を置き忘れたところで出会ったのがKADOSHOの社長・古門氏でした。

君はどこに行っても通用する。万博の頃に古門氏からかけられたこの言葉は健ちゃんにとっては干天の慈雨のように心に沁みたかと思います。

何故ならあの頃の健ちゃんは、開発宣伝部への配属に不満を持っていたから。自分の実力を認めてもらえないことに物足りなさを感じていたから。

心の中に強い不満を抱いていたそのタイミングでの古門氏の甘い言葉。今よりももっと若かった健ちゃんの心が揺るがないはずがありません。

うちの社長は分かっていないが、古門氏は自分のことを分かってくれている。そんな風に考えたって不思議ではありません。

だから古門氏に傾倒してしまった。

栄輔くんも古門氏に踊らされましたが、健ちゃんもまた古門氏に踊らされた人です。ダークサイドに引きずり込まれたとも言えるかも知れません。

分かっていない紀夫社長よりも、分かっている古門氏。しかも、古門氏は米国と戦い抜いたという伝説まである。

若い健ちゃんが傾倒しないわけがない。

母親の夢。すみれちゃんの想い。原点をどこかに置き忘れてしまったことを咎めることなどできません。

でも、その健ちゃんを原点に引き戻したのもまた古門氏。

君は何故、子供服屋なんてやっているのかという質問は実にタイムリーでした。何故なら、キアリスガイドの映画製作を通じて健ちゃんは忘れ物に気がついた頃だったから。

というわけで、健ちゃんが戻って来ました。

そしてそんなタイミングで、すみれちゃんが夢を叶えるチャンスをつかむ。自分の代では叶えることが難しいだろうとまで言った夢を形にする筋道が見え始める。

ちょっとネタバレになりますが、このチャンスがすみれちゃんたちを暴走させ、その暴走を止めるのは、原点に戻って来た健ちゃんです。

原点に戻った健ちゃんが、原点からそれかかるすみれちゃんたちの軌道修正をうながすことで、健ちゃんの原点回帰は確かなものに。

そんな健ちゃんの活躍を楽しみに、どうぞ良い週末をお過ごしください。

【朝ドラ関連ニュース】『もうすぐ!「ひよっこ」』

2017年3月20日(月)、午前5時15分から5時45分の妙に早い時間帯の30分間。

4月3日からスタートする有村架純ちゃん主演、新作朝ドラ『ひよっこ』の本編映像やメイキング映像などを紹介する『もうすぐ!「ひよっこ」』が放映されます。

『ひよっこ』関連の番組情報を以下にまとめます。

▼10分で「ひよっこ」
・3/18(土)26:32~26:42

▼10分で「ひよっこ」
・3/19(日)23:45~23:55

▼もうすぐ!「ひよっこ」
・3/20(月)5:15~5:45

▼10分で「ひよっこ」
・3/23(木)26:25~26:35

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14 Responses to “試写会開催/銀座の物件 / べっぴんさん 第139話”

  1. こぶた より:

    素敵な映画ができましたね。健ちゃんが心を動かされるのも納得です。
    台本にあったように、脚本:小野明美、脚本協力:岩佐栄輔も欲しかったな。
    栄輔君はこの映画の制作を通じてみんなとうち解けることを期待しましたが、まだ壁みたいなものがありますね。

    「さっくらちゃん(*^^)v」と言っていた頃の屈託のない笑顔はもどらないのでしょうか・・・。


    以下、妄想べっぴんさん
    —————————–
    ある夜、閉店したキアリスに打合せのため4人とたのしか(な)があつまることになっている。その店の前に赤ちゃんを抱いた女性が、店の中の様子をうかがっている。
    遅れた中西君があわててやってきて、女性とぶつかる。よろけた女性からおもわず赤ちゃんを受け取る。
    女性はお願いしますと頭を下げて走り去ってしまう。

    中西君は状況が認識できないまま、赤ちゃんを抱えて店に入る。
    どうしたのと声をかけるすみれたち。赤ちゃんを受け取ると、かみきれが落ちる。そこには「この子をどうぞよろしくお願いします」と書いてある。
    夜も遅く警察に届けるのも・・・と話し合うみんな。
    明美さんが「ほな、今夜一晩ウチが面倒みるわ」という。

    翌朝、レリビィでミルクを温めてもらい飲ませている明美さん。
    そこに栄輔君がやって来る。
    「そのこ、どないしたん?」
    「捨て子や」
    「でも、ウチが育てようと思う」
    ビックリする、レリビィ親子

    栄輔君も驚きながらも
    「そうなんか、ワシも一緒に育てたいな」という。
    明美さんは一瞬びっくりするが、「ええよ」と一言。
    さらにビックリするレリビィ2人。
    —————————–

    長文になりすみません。
    子供好きな栄輔君、ベビーナースなのに子どもを育てていない明美さん。
    家族を失った悲しみを二度と味わいたくなくて、独り身でいるふたりですが、もう一度、二人には温かい家族を持って欲しいと思うのです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 妄想べっぴんさん

      素敵な妄想ストーリーありがとうございます。これを読みながら思い出していました。栄輔くんが闇市から失踪する直前。戦争孤児の男の子がいつも栄輔くんの周辺をうろついていたことを。栄輔くんがその男の子を育てるのかなと期待していたのですが・・・。明美ちゃんも戦争孤児の花売りの女の子からいつも花を買ってましたね。

  2. 米粉 より:

    「ベビーナース 小野明美」
    映画のオープニングに現れたテロップを見て、
    明美さんの名前と写真が新聞記事に載らなかったあの出来事を思いだし、
    「明美さん、よかったなぁ。お母さん絶対喜んでるよ(^-^)v」
    と、我が事のように嬉しく思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > お母さん絶対喜んでるよ

      心優しいコメントに、不覚にも涙腺があやうくなりました。

  3. エイスケの後輩 より:

    キアリスガイドの映画の内容ですが、現代ではタブーとされている説明がされていて(泣いても癖になるからだっこしないとありましたが、現在は癖にはならないから愛情を伝えるためにだっこするようにと指導されます)、脚本家は数年前に出産されて育児まっただ中なのはずなので、あえてリアリティーを追求して、昔の内容にしたのかなと思いました。
    爪切りの話は、今日友達と参考になると話題に出しました。

    中西くんの「雑用」には笑いました。
    ADって言葉はすでに有ったのでは?(笑)

    古門さんですが、あれだけジェット音を出してるので、なんとなく某事件をモチーフにした何らかの出来事で凋落する気がしますね。まだあと2週間も有りますので。
    といいつつ、あと2週間でこの半年が終わることに寂しさも覚えます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 昔の内容

      やっぱり昔の考え方でしたか。抱き癖という言葉に懐かしさを感じてました。


      > 何らかの出来事

      すみれちゃんがキアリスへの出資を断る場面があるそうなので、それと絡めると面白くなりそうです。

  4. ひるたま より:

    「君はなぜ、子供服屋などやっておるのかね」
    ↑この言葉を発した(個人的には、子供服産業を見下した言葉のようにしか思えないのですが…)同一人物が、次週にはキアリスへの「助け舟」(出資)を提案する展開になりますが…古門氏の狙いは?
    今度は「子供服がカネになる」と氏は読んだのでしょうか?
    いずれにしても、キアリスとKADOSHO…どう見ても両者(社)は相いれないようにしか思えてなりませんが。

    (余談ながら、以前キアリスにいた西城くんが紀夫くんの外回りに同行した時、「鞄持ち」していましたね。
    現在は古門氏の「鞄持ち」…誰かの「鞄持ち」になる事が西城くんの生き方なのでしょうか?
    …今日の話とは無関係で申し訳ないのですが、どうしても西城くんを見る度につい引っ掛かりを感じてしまうものでして)

    ところで今日のNHKラジオ『関西土曜ほっとタイム』14時台のゲストが、玉井氏を演じている土平ドンペイさんでした。
    下積み時代のお話等も含めて興味深く拝聴しました。ドンペイさん、きっと素敵なお人柄でいらっしゃる方であろうと聴きながら確信しました。
    良い意味で玉井氏のイメージが崩れました。(^^)
    (ドンペイさんによれば、最終回に玉井氏の登場があるようです)

    • ひるたま より:

      続きです。
      本日更新されたNHKの公式HP内「べっぴんシーンをプレイバック」今日は良子ちゃん編が掲載されていました。

      良子ちゃん(百田夏菜子さん)が選んだ3シーンの一つが『レリビィ』での親子3人のシーン。
      見ながら、第2部以降の小澤家のシーンが「お預け」状態だったのは(セットの関係もあったかもしれませんが)、もしかして『レリビィ』まで出し惜しみ(?^^;)していたのかなぁ~?と思ったりしました。(^^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 最終回に玉井氏の登場

      それは楽しみです!玉井氏と栄輔くんが決別したきっかけとなった出来事は決して裏切りでなく、玉井氏が独自に出資者に対して説明責任を果たしたものと僕はそう信じています。立派な人となって再登場することを願うばかりです。

      • ひるたま より:

        もしかしたら…「最終週」と聞き違えたかもしれません。(仮に聞き違えだったならばごめんなさい…)

        いずれにしても、玉井氏の「再登場」がある事にはほぼ相違ないですが。

  5. よるは去った より:

    前回の古門「君は何で子供服なんて扱ってるんだね?」に対する答えが健太郎「笑顔を守りたい。」ってところですかね。古門氏も健太郎君に「キアリス」の本来あるべき姿勢を気づかせたかったのでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 本来あるべき姿勢

      古門氏が健ちゃんをダークサイドに引きずり込み、その古門氏が健ちゃんを原点に回帰させる。後者は古門氏にとっては想定外だったでしょうが、結果としていい仕事しましたね。

  6. まーちゃん より:

    藍ちゃん、素晴らしい主演女優ぶりでしたね*^^*紀夫監督が長回しになるのも無理はありません(笑)

    キアリスガイドも納得の出来でもちろん現代の育児法とは若干異なる点はあってもいつの時代も初めての赤ちゃん、初めての育児は戸惑うことばかり…このような実演方式のガイドはありがたかったことでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 素晴らしい主演女優

      史上最年少の朝ドラヒロイン誕生の瞬間でしたね。紀夫くんのデレデレじいじぶりも可愛くてたまりませんでした。

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