べっぴんさん 最終週/第26週 エバーグリーン

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年3月27日 〜 4月1日放送
最終週/第26週「エバーグリーン」

『べっぴんさん』最終週/第26週「エバーグリーン」あらすじ

すみれたちがキアリスを引退してから数年が経過した昭和59年(1984年)3月。さくらと健太郎はすでに新居をかまえ、すみれと紀夫は二人で暮らしていました。そんな中、小学六年生になった藍が春休みを利用してすみれたちの家に滞在することになりました。

その頃、さくらは子育てのことで悩んでいました。藍の考えていることが理解できずにいたのです。しかし、藍の行動を見て自分の昔を思い出したすみれには藍の気持ちがよくわかりました。藍は自分がやりたいことを見つけようともがいていたのです。

一方、体調の異変を感じた栄輔は死を意識したことで明美に求婚します。同じ頃、創立35周年を迎えたキアリスでは健太郎が新社長に就任。すみれの悲願だった子ども用品の総合店も翌年にはオープンすることが決まりました。

桜の花咲く4月。すみれとゆり、さくら一家はピクニックに出かけました。藍は野原で見つけた四葉のクローバーをすみれにプレゼント。四葉のクローバーの手にしたすみれは、生前にはなが教えてくれた四葉のクローバーに込められた願いを思い出すのでした。



<<前週 第25週 | 次週 ひよっこ>>

『べっぴんさん』最終週/第26週 各回あらすじとレビュー

第146話 3月27日(月) 昭和59年、小学六年の藍
第147話 3月28日(火) エイミーの娘ジャスミン
第148話 3月29日(水) 藍が紀夫のカメラを分解
第149話 3月30日(木) 藍がカメラを壊した理由
第150話 3月31日(金) 栄輔が明美にプロポーズ
最終回/第151話 4月1日(土) 四つ葉のクローバー

『べっぴんさん』最終週/第26週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

昭和59年(1984年)。ドラマの中では紀夫はすでに引退し悠々自適のセカンドライフを満喫中ですが、紀夫の実在モデル・坂野通夫氏がファミリアの社長を引退したのは昭和60年(1985年)。ドラマの中の時代の翌年のことです。

第26週のレビューと見どころ

リアルでは、紀夫の実在モデルはまだ現役ですが、『べっぴんさん』劇中での紀夫はじめキアリスの創業者たちはすでに全員がリタイア。

さくら・健太郎世代も含めて生活環境に大きな変化が生じています。大きな変化が確認できた登場人物の「その後」をまとめてみました。

  • 【すみれ】59歳、毎月一度だけキアリス「お直し部」で勤務
  • 【紀夫】65歳、完全リタイア
  • 【良子】龍一の店の手伝い
  • 【明美】キアリスの育児相談員の研修担当として勤務を続ける
  • 【栄輔】ファッション評論家
  • 【健太郎】武の退任により専務から社長に就任
  • 【藍】小学六年生
  • 【武】社長を退任
  • 【中西】取締役
  • 【阿部】経理部長
  • 【龍一】店員・春香と婚約
  • 【忠一郎と喜代】すでに死去、龍一が墓参

ところで、上にまとめたすみれの近況に「お直し部」というのがありますが、これは終戦間もない頃にすみれがワンピースを贈った少女・美幸が大人になって再登場。

その時のワンピースをすみれたちが「お直し」したことがきっかけとなって出来た部署。すみれたち創業メンバーや、時子たち往年の縫い子部隊がそこで働くことになります。

歴史・時代背景

昭和60年(1985年)

今週の時代背景となる昭和59年(1984年)の時点で、すみれと紀夫はすでにキアリスを引退していますが、すみれと紀夫の実在モデル夫妻が経営の一線から身を引いたのはこの翌年の昭和60年(1985年)のことです。

その年、ファミリアでは以下の人事が決まっています。

  • 【坂野惇子(すみれ)】67歳、副社長を退任して副会長に就任
  • 【坂野通夫(紀夫)】69歳、社長を退任して会長に就任
  • 【岡崎晴彦(健太郎)】社長に就任

しかし、副社長を退任後も坂野惇子さんは経済同友会の会員になるその一方でファミリアの要職を続け、ドラマの中で描かれるようなセカンドライフをのんびりと楽しむような生活とは無縁だったようです。

なお、坂野夫妻が身を引く二年前の昭和58年(1983年)に、潔の実在モデル・尾上清氏が死去。享年76歳。また、平成4年(1992年)には紀夫の実在モデル・坂野通夫が亡くなりました。享年75歳でした。

しかし『べっぴんさん』の中では紀夫や潔との死別は描かれないことが確定。次世代に夢と想いを託すという明るく前向きなエンディングを迎えることが出来そうです。

平成17年(2005年)

坂野惇子さんが亡くなったのは平成17年(2005年)。心不全により家族の見守る中、静かに息を引き取りました。享年87歳でした。

『べっぴんさん』最終週/第26週 一週間のエピソード観賞後の感想

『べっぴんさん』の放送が始まった頃、予想していた物語の結末(最終回の直前回)はすみれちゃんと紀夫くんの最晩年、二人の死別でした。

想像していた死別の場面は史実を再現したこんな流れです。

すみれちゃんが病気に倒れ入院したショックのあまり紀夫くんまでもが体調を損ねて入院。二人は同じ病院に入院し、紀夫くんはすみれちゃんの病室に日参します。

入院はしたものの毎日顔を合わせることを楽しみにしていたすみれちゃんと紀夫くんでしたが、ある日紀夫くんが来るはずの時間になっても紀夫くんはすみれちゃんの病室に姿を現しません。

その頃、紀夫くんは容態が急変し昏睡状態に陥っていたのです。そしてすみれちゃんの願いもむなしく紀夫くんは帰らぬ人となる。

ところで、すみれちゃんが紀夫くんと死別する前週あたりにはゆりちゃんと潔くんの死別も描かれ、それがすみれちゃんと紀夫くんの死別のフラグとして機能する。こんな予想もしていました。

『べっぴんさん』第2週、すみれちゃんと紀夫くんが結婚したころ。まだ若かった二人の死別の日を思って切なくなっていたことを思い出します。思い出すのは『あさが来た』のヒロイン夫婦の涙の死別でした。

しかもあの時は、その翌週に新作朝ドラが始まって早々にヒロインと父親の悲しい死別が描かれ、死別続きでしたね。

しかし、そんな悲しすぎる結末は回避され、前向きな気持ちで春の新作朝ドラの初回を迎えることが出来そうです。

以上、半年間に渡った『べっぴんさん』も今日で終了です。本日まで当ブログにおつきあいくださりありがとうございました。

次週からはじまる『ひよっこ』も、是非一緒に楽しみましょう。



<<前週 第25週 | 次週 ひよっこ>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。


2 Responses to “べっぴんさん 最終週/第26週 エバーグリーン”

  1. エイスケの後輩 より:

    忠さんや喜代さんは亡くなったとはっきり示されるのですね。
    そのままぼやかすのかと思っていましたが、ちゃんと墓参りの形で示すことで、龍ちゃんの成長の印象も与えられて良い終わりかたですね。
    なにげに上昇思考の強かったたけちゃんが社長にまでなるのも、気持ちの良いラストですね。
    子供についてアドバイスする仕事をしている明美ちゃんに、最後まで子供を持たせなかったのも、ある意味斬新でした。

    潔くんについては、死後とはいえ、オライオンのモデルの会社が後々残念な事になってしまう(中国資本傘下に入る)ので、こちらもぼかすのが得策でしょうね
    (そういえばあさが来たでも主人公が頑張って作った銀行は、後に倒産してしまいましたし…)

    半年間楽しく読ませて頂きました。
    まだ、日ごとのアップはこれからですが、ひとまず区切りですね。
    お疲れ様でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 気持ちの良いラスト

      銀座店をすみれちゃんの代で開店させず、次世代に託して夢が叶うという脚色もなかなか素敵だなと思いました。非難が出ることも予想されますが僕は気に入っています。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ