ひよっこ 第2週 泣くのはいやだ、笑っちゃおう

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年4月10日 〜 4月15日放送
第2週「泣くのはいやだ、笑っちゃおう」」

『ひよっこ』第2週「泣くのはいやだ、笑っちゃおう」」あらすじ

稲刈りが終わり、実が再び東京に出る日を迎えました。実に明るく挨拶するもののみね子は父と別れる寂しさを隠すことが出来ません。一方、実は東京に着くと早々に洋食屋「すずふり亭」に足を運ぶと手土産のお礼を述べました。

東京オリンピック開会式の聖火リレーが茨城の地にもやって来ることになりました。しかし奥茨城は聖火リレーが通過しないことを知った三男は、幼馴染のみね子と時子を誘い、奥茨城の人々だけで行う聖火リレーを提案しました。

三男のアイディアを実行にうつすには大きな壁がありました。村で催しものをするには青年団の協力が不可欠です。しかし三男の兄・太郎が団長をつとめる青年団を動かすのは至難の技だったのです。

そんな中、思いがけない事態が発生しました。東京の実に宛てて出した手紙が、転居先住所不明で戻って来てしまったのです。美代子は東京まで出向いて心当たりのありそうな知人などを訪ね歩くものの、実の行方の手がかりすらつかむことは出来ませんでした。

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『ひよっこ』第2週 各回あらすじとレビュー

第7話 4月10日(月) 奥茨城で聖火リレー提案
第8話 4月11日(火) 聖火リレーの準備始める
第9話 4月12日(水) 実が失踪し美代子が上京
第10話 4月13日(木) 母の異変に気付くみね子
第11話 4月14日(金) 赤坂警察署の警官・綿引
第12話 4月15日(土) 美代子がすずふり亭訪問

『ひよっこ』第2週 今週の時代背景解説と事前発表あらすじとレビュー

東京オリンピック開会式の聖火リレーが茨城県内を走破するというドラマの中で語られる話は史実にもとづいたエピソードです。

昭和39年(1964年)、ギリシャのオリンピアを出発した聖火リレーは中東、インド、東南アジア諸国、そして香港、台北、当時米軍の統治下にあった沖縄を経て鹿児島に到着。

鹿児島では「聖火号」と名付けられた全日空の飛行機が熱狂する大勢の人々によって迎えられたと伝えられています。

鹿児島に到着した聖火は四つに分けられ、鹿児島を起点とする2コース、宮崎を起点とするコース、そして北海道を起点とする四つのコースで全都道府県をくまなく走り抜けました。

【1:鹿児島】九州の西側、山口、近畿北部、北陸、中部を経て東京へ
【2:鹿児島】九州の東側、四国、近畿南部、中部を経て東京へ
【3:宮崎】東北・日本海側、中部、北関東を経て東京へ
【4:北海道】東北・太平洋側、北関東を経て東京へ
【 】内の都道府県名はそれぞれのコースの出発地です。

第1と第2コースは、昭和39年(1964年)9月9日に起点を出発し同年10月8日に開催地となる東京に到着。第3と第4コースは、同年9月9日に出発し10月7日に東京に到着。

以上の4コースのうち、第4コースが茨城県を走破しました。

ちなみにみね子ちゃんの故郷を走り抜けた第4コースは北海道、青森、岩手、宮城、福島、栃木、茨城、千葉、東京の順でした。よって茨城県内は9月下旬から10月初め頃に聖火リレーが走ったものと思われます。

さて、ドラマは日本中が聖火リレーで沸き返っていた頃を背景に物語が進行します。

戦後の焼け野原からまだ19年しか経過していない頃。当時の人々がこの聖火リレーをどれほど誇らしい気持ちで迎えたのか、想像に余りあるものがあります。

そんな当時の人々の熱い気持ちに思いを馳せるとき。聖火リレーに夢中になるあまり、自分たちで独自に聖火リレーをしたいと言い出した三男くんの想いや憧れがたまらなく愛おしくなってきます。

『ひよっこ』第2週 一週間のエピソード観賞後の感想

『あさが来た』の第2週を見終わった頃のタイミングだったでしょうか。

『あさが来た』はもしかすると朝ドラ史にその名を残す傑作になるかもしれないと予感し、その予感は(しばし予想をはずすブログ主としては珍しく)的中しました。

さて、『ひよっこ』も第2週が終わりました。

そして『あさが来た』の時と同じような感想を持っています。『ひよっこ』も朝ドラ史にその名を残す名作の一本に数えられる作品になるかも知れないと。

『あさが来た』で何より目を見張ったのは、登場人物一人ひとりが驚くほど丁寧に作り込まれているところ。

ヒロインの家族など主役クラスの人物はもちろんのこと、雁助さんや梅さんなどの脇キャラに至るまで好きにならずにはいられないほど生き生きと描かれているところ。

奇をてらうような演出を排除し、正面切って登場人物たちの心の機微を描く姿勢。

数えだしたらキリがないほど、『あさが来た』には傑作となる要素が詰まっていましたが、『ひよっこ』もそれに通じるものがあるなと思います。

傑作として名を残すかどうかは全てが終わってみなければ確かなことは言えません。

しかし、少なくとも『ひよっこ』は僕の大好きなタイプの作品で、自分の中ではいつまでも思い出に残る作品の一つになることだけは第2週でほぼ確定しました。

僕の大好きなタイプの朝ドラとは、心優しい人たちが示してくれる人間関係を豊かにする人生の知恵が豊富に詰め込まれている作品です。

『ひよっこ』にもそれがいっぱいあります。

第2週でもありました。それは茂じいちゃんがみね子ちゃんを諭した言葉です。

「親が子供に嘘なんかつきたいわけがない。親が子供に嘘をつくときには訳がある。親は子供のことを思って嘘をついている。嘘とわかっても母ちゃんから話すまで待ってやれ」

娘に嘘をついた美代子さんが理解できないみね子ちゃん。そのみね子ちゃんをとがめるようなことはせず、親の愛情を理解させながら美代子さんの気持ちも大切に扱うこの茂じいちゃんによる、ややこしい問題の交通整理の仕方は神レベル。

こんな人生の知恵が今後もたくさん出て来ることを期待せずにはいられません。

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7 Responses to “ひよっこ 第2週 泣くのはいやだ、笑っちゃおう”

  1. ひるたま より:

    当時実際に行われた「聖火リレー」ですが…個人的には「ろっこく」(茨城県内では国道6号線を「ろっこく(六国)」と呼ぶのが結構普通です。)を通って行ったのかなとばかり思い込んでいました。
    検索して調べてみたら…栃木県から入り、水戸まで東へ進んで水戸からは南下して千葉県に抜けるコースだったみたいですね。
    (水戸から土浦辺りまでは「ろっこく」だったかもしれません^^)
    県北地域はすっぽりと抜け落ち、いわゆる「空白」だった事がようやく理解出来ました。

    ところで。
    今日の放送分で谷田部家の台所で作られていた「みそピー」(味噌ピーナッツ)が、個人的には特に目を引きました。(@_@)
    私自身も子供の頃から普通に食べて来た料理(?)ですが、調べてみたら落花生の主要産地である千葉県の方がやや「本場」かな?という印象も抱きました。
    千葉からは結構遠く離れた県北の奥茨城村でも、「みそピー」は普通に食べられていたのかな?

    その「みそピー」関西含む西日本ではあまりポピュラーな食べ物ではない事を大人になってから知って驚いた記憶があります。(^^;)
    (そういえば…谷田部家の食卓に「納豆」が出ていたか否か??^^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      僕も「みそピー」に目を奪われました。ただし、僕の場合はこの「みそピー」をはじめて知って、あまりに美味しそうで目を奪われた次第です。

      • まいまい より:

        横レス失礼します。

        母の実家が北茨城のため(日立大宮、日立大田、大子あたりには親戚がたくさんいます)
        みそピーに反応してしまいました。

        確かに、母の大好物は、みそピーです。
        茨城に帰省した際には、必ず買って帰っています。

        実父ちゃんの弟の茨城弁が、一番流暢ですね。
        まるで親戚のおじさんの話し言葉のように聞こえます。

        母が中高生だった頃、ボンネット付きの路線バスに乗っていたこと、また、車掌さんがいて切符をきってくれていたと聞いたことがあります。
        みね子ちゃんの家の間取りに至っては、茶の間から襖続きの部屋が2つあるところまで、母の実家とそっくりです。
        さすが、よく調べてありますね。

        毎日、とても懐かしく、ほほえましく、そして涙しながら
        見ています。また半年、よろしくお願いします。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          みそピーを必ず買って・・・に反応して、早速、楽天で検索。売ってるんですね!すでに調理済みのものが。

          半年間、こちらこそよろしくお願いいたします。

        • ひるたま より:

          まいまいさん、こんばんは。コメント拝読しました。

          お母様の御実家がある北茨城は、実は私が現在住んでいる(同時に生まれ故郷でもある)市からさほど遠くないです。
          ドラマのロケが行われた高萩市でこそありませんが…同じ「県北」地域です。奇遇ですね!

          実父ちゃんの弟=宗男叔父さんの茨城弁、私もさほど違和感なく聞けました。
          演じている峯田和伸さんは山形県のご出身との事で、茨城弁の大きな特徴である「無アクセント」さえ上手く掴めたならば、他の出演者(羽田美智子さんを除く^^;)の中では茨城弁のマスターは早かったかもしれませんね。(あくまでも私見ですが)

  2. まいもん より:

    こんばんは。

    今作もしっかり観ておりますので、宜しくお願いします。

    今週のサブタイトル、いやー懐かしいですね。

    子供の頃に夢中で観ておりました。

    私はヒロインよりは年下ですが、当時を懐かしみながら観る事とします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      こちらこそ『ひよっこ』でもお願いします。僕もみね子ちゃんより若いですが、ドラマで描かれる濃厚な昭和のテイストにワクワクしっぱなしです。一緒に半年間楽しみましょう。

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