ひよっこ 第5週 乙女たち、ご安全に!

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年5月1日 〜 5月6日放送
第5週「乙女たち、ご安全に!」

『ひよっこ』第5週「乙女たち、ご安全に!」あらすじ

昭和40年(1965年)春。墨田区向島にある向島電機のトランジスタラジオ組み立て工場にみね子たちは到着。愛子が舎監をつとめる乙女寮の一室で、みね子と時子は同僚の女子工員とともに新生活を始めます。

しかし工場での仕事が始まったものの、手先が不器用なみね子は正確・迅速に作業を行うことができずにいました。愛子や時子が励ますもののその励ましの言葉が負担となり、みね子の仕事上のミスは増えるばかりでした。

みね子の仕事ぶりをめぐって、みね子を責め立てる工員とみね子をかばおうとする工員との間でケンカになってしまうこともありました。しかし、そんなケンカも乗り越えみね子たちはお互いに心を開き合うようになって行きます。

そんなある日、同僚たちと打ち解けたみね子は、はじめて自分が上京し就職した理由を皆に打ち明けました。その時、女子工員に黄色い歓声が沸き起こります。女子ばかりの寮に、綿引と名乗る青年がみね子を訪ねて来たのです。

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『ひよっこ』第5週 各回あらすじとレビュー

第25話 5月1日(月) 向島電機の乙女寮に到着
第26話 5月2日(火) 乙女寮での生活が始まる
第27話 5月3日(水) 工場でみね子がミス連発
第28話 5月4日(木) 工員だった愛子の昔の話
第29話 5月5日(金) 時子と豊子がケンカする
第30話 5月6日(土) 綿引がみね子を訪問する

『ひよっこ』第5週 今週の時代背景解説と事前発表あらすじとレビュー

みね子ちゃんの恋バナに発展?

綿引正義という名の好青年の職業は赤坂警察署のおまわりさん。演じるのは『獣電戦隊キョウリュウジャー』でおなじみの竜星涼さんです。

行方不明になった実さんを探しに上京した美代子さんを気の毒に思い、同郷のよしみで実さん探しを手伝うことになるというキャラ設定ですが、その一方で彼のイケメンぶりが乙女寮の乙女たちを魅了するというポジションも得ています。

そして、実さんを探すために上京し就職したみね子ちゃんに対して、綿引くんが実さんの捜索状況を繰り返し報告。

何度となく顔をあわせるうちにみね子ちゃんは綿引くんに対して淡い恋心を持ちはじめるという展開がこの先で待ち構えているようです。

ただし、それが本格的な恋バナにまで発展するのかどうかはこの記事を投稿した時点では不明です。

墨田区向島

向島電機が立地する東京都墨田区向島は、東京スカイツリーの目の前(北側)にひろがるエリアです。

前々作『とと姉ちゃん』の戦前編に登場した、ヒロイン常子ちゃんの祖母・滝子さんが女将をしていた老舗材木商・青柳商店があったのは墨田区の南側となりにある東京都江東区でした。

ちなみに青柳商店があった町名は深川です。その深川から約6キロメートル北上したあたりが東京スカイツリー、そして向島です。

集団就職全盛期、最も多くの「金の卵」たちを受け入れていたのが、向島地区の工場だったと言われています。

昭和40年(1965年)の流行

東京オリンピックの開催年や新幹線開通の年に当たる昭和39年(1964年)に始まったこの物語も前週から昭和40年(1965年)に入りました。

この年の流行語のひとつはアイビールック。そしてアイビー・スタイルと呼ばれるファッションが高校生や大学生の間に大流行した年です。

このトレンドを作ったのはヴァンヂャケットで一世を風靡した石津謙介氏。前作朝ドラでも注目を集めた栄輔くんの実在モデル。そしてヴァンヂャケットのモデルがエイスです。

『ひよっこ』第5週 一週間のエピソード観賞後の感想

今週描かれたのはみね子ちゃんたちが東京に到着してからはじめての日曜日を迎えるまでの一週間に満たない間の出来事でしょうか。

その間に登場した場所といえば、月曜日にチラッと上野駅が。土曜日にこちらもチラッとだけ三男くんのつとめ先がドラマの中に出た他は、ほぼほぼすべてトランジスタラジオ工場と乙女寮のみ。

経過した時間もわずかなら登場する場所も限られている。大きなストーリー展開があるわけでもない。しかも週のうちの2回は乙女寮の一室での密室劇。

しかし、そんな一週間の『ひよっこ』をすべて見終えて感じること。それは、とてつもなく長くて濃いドラマを見せてもらったような満足感。

そしてみね子ちゃんたちの故郷の奥茨城が遠い昔のような気がしてきます。

この一週間でみね子ちゃんはすっかり大人になりました。大人になったというよりは大人になることを余儀なくされたと言ったほうが正しいのかも知れません。

みね子ちゃんは不器用です。どれほど不器用なのかを時子ちゃんによって洗いざらい暴露されてしまいました。

でも、かつての不器用さは笑ってごまかすことが出来ました。持ち前の愛嬌の良さで乗り切ることが出来ました。

でも今は違う。笑ってごまかすは通用しない。

仕事で失敗するたびに家族の顔を思い出す。思い出すのは家族を背負っていると言う責任感がそうさせるのでしょう。

不器用なので失敗を繰り返しましたが、失敗するたびに家族への責任感も大きくなっていったのかも知れません。そして、その責任感がみね子ちゃんを大人にしたのでしょうか。

そんな困難を乗り越えた末に奥茨城のお母ちゃんから届いた荷物。包みを開けるとセーターと干し柿が・・・

「茨城の匂いがする」

困難を乗り切ったとは言え、ずっと緊張しどおしだったみね子ちゃんの心は疲れきっているはずです。そんなみね子ちゃんにとって「茨城の匂い」はどれほど癒しになったことか。

今週も心から満足できる『ひよっこ』でした。

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6 Responses to “ひよっこ 第5週 乙女たち、ご安全に!”

  1. CSR より:

    いつも楽しく拝読しております。

    今週は時子の週でしたね。

    ラインが止まって、「6番」と言われ、時子が手を挙げて・・その後にみね子に向かって満面の笑み・・・。

    豊子から「時子さん、わざとやったでしょ。それは、どうなんですか」と問い詰められて、あっさりと「間違ってるよ」と開き直ると同時に、それに乗じて豊子に意見(弁論)・・それを豊子が素直に受け容れる。

    自分の心の中の殻を破る=ひよっこからの成長・・ここにも本ドラマの主題が見え隠れしているような・・・。

    もう完全にハマりまくっています。

    今年の10月からは重篤な「ひよロス」に罹患し、“笑ろてんか”の視聴はできないだろうなと予想しています(笑)。

    いつもありがとうございます。
     

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      僕も「ひよロス」が今から非常に怖いです。『あさが来た』についで一年間見続けていたい朝ドラです。でも、一年間見続けたら「ひよロス」はもっと重篤になるでしょうね。

  2. ひるたま より:

    今日(5月7日)の放送分で、みね子ちゃんが受け取った奥茨城からの荷物の中身の一つですが…干し柿ではなく「干し芋」(乾燥芋)だったかと、個人的には思うのですが…??

    実は今朝、「おぉ!先日の味噌ピーナッツに続いて今度は干し芋だ~!!\(^0^)/」とTVの前で狂喜乱舞(?^^;)しちゃいました…一体どちらだったのでしょう?
    セリフの中には一切出ていなかった(干し芋とも干し柿とも言われていなかった)ので、どちらとも解釈可能ですが…茨城県民としては、干し芋に一票です。f^^;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      夜の再放送でじっくりと観ましたが「干し芋」みたいですね。表面が真っ平でした。

  3. ミホ より:

    いつも楽しく拝読しております
    おかげで落ち着いて楽しみにドラマが観れますし
    読後感や皆さんの洞察も大好きです

    ところで青柳商店は木場(深川)にあったので
    江東区ですよ。
    墨田区はもう少しだけ北方になります。

    これからも楽しみにしています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 江東区

      ご指摘ありがとうございます。
      早速、訂正させて頂きました!

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