ひよっこ 第8週 夏の思い出はメロン色

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年5月22日 〜 5月27日放送
第8週「夏の思い出はメロン色」

『ひよっこ』第8週「夏の思い出はメロン色」あらすじ

実の消息がまったくわからないまま迎えたお盆休みの季節。みね子と寮で同室の面々は実家に帰省しませんでした。みね子は仲間たちと海岸に行き、たった一日の夏休みを心から楽しみます。

月日は流れ秋。みね子たちが勤める向島電機の経営に陰りが見えはじめ、みね子たちがもらう給料の額が少しづつ減りはじめていました。しかし、実家に送る仕送りの額をみね子たちは減らそうとはしません。

一方、給料日の度に「すずふり亭」で食事することを楽しみにしていたみね子は、節約のために向島から赤坂まで2時間かけて歩き、注文する品も一番安い品でした。給料を減らされてしまいみね子を鈴子が励まします。

そんな中、綿引が実家の茨城に帰ることになりました。父親が怪我をしたため、東京で働き続けることが出来なくなってしまったのです。綿引が東京を去ることになり、みね子は初めて綿引への淡い恋心に気付くのでした。

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『ひよっこ』第8週 各回あらすじとレビュー

第43話 5月22日(月) お盆休みは故郷に帰らず
第44話 5月23日(火) 落胆する奥茨城の母親達
第45話 5月24日(水) ウエストサイド物語鑑賞
第46話 5月25日(木) 三男が奥茨城に帰省する
第47話 5月26日(金) 綿引が警官を辞め故郷へ
第48話 5月27日(土) 綿引と通い続けた喫茶店

『ひよっこ』第8週 今週の時代背景解説と事前発表あらすじとレビュー

好青年のおまわりさん・綿引くんが退場

好青年のおまわりさん・綿引くんが一旦ドラマの中から退場します。一旦とは言いましたが再登場するかどうかはこの記事を投稿した時点では定かではありません。

しかし、ヒロインが恋心を感じるくらいの相手なので今後の展開の中での再登場はあるのだろうとは思います。

綿引くんが退場するのは彼の故郷・茨城に帰るためです。彼と同じく故郷でおまわりさんをされている彼のお父上が怪我をし動けなくなったことから長男である綿引くんは帰郷を余儀なくされるとのことです。

ところで朝ドラの定番の展開の一つが、故郷から都会に出たヒロインが再び故郷に戻るというUターンストーリー。

脚本家の岡田氏も、視聴者がそれで喜ぶなら朝ドラ定番の展開を使うと明言されているので故郷 → 都会 → 故郷。本作であれば奥茨城 → 東京 → 奥茨城というUターンの展開もあり得るかと思います。

もしこの展開になれば、みね子ちゃんが奥茨城に戻って綿引くんと再会。そして恋バナがスタート。そんな綿引くんの再登場のさせ方になるかも知れません。

[2017/05/27追記]第13週で綿引くんが再登場することが判明しました。彼が東京にやって来る場面が用意されています。

オリンピックの反動不況

今週の物語の時代背景は昭和40年(1965年)夏から秋にかけて。ちょうどこの頃、オリンピックの反動不況で日本の景気が悪化。

ドラマの中で描かれるこの年の秋(11月)が景気の底となり、そこから回復をはじめた日本経済は昭和45年(1970年)7月まで続いた「いざなぎ景気」と呼ばれる高度経済成長時代に突入します。

向島電機の経営が悪化し、みね子ちゃんたちの給料が減らされたのはオリンピックの反動不況の底の頃のこと。

この後、景気は回復してゆきますが向島電機もその波に乗って回復することは出来るのでしょうか。そしてみね子ちゃんは「すずふり亭」まで電車で行き、もっと美味しいものを食べることは出来るのでしょうか。

『ひよっこ』第8週 一週間のエピソード観賞後の感想

いつも笑いが絶えない乙女ちゃんたちの明るい大騒ぎではじまった今週は中盤より一転。重く苦しくそしてあまりにも切ない展開となり、今週の前半と後半とでは同じドラマとは思えないほどの明暗のコントラストがつきました。

東京に来てから今週までのみね子ちゃん、ここまでいろんなことがありました。

不器用すぎて作業をなかなか上手にこなせない。ミスを連発し、一家を支えている仕事を失ってしまうのではないかと恐怖におびえる日々。でも乙女寮の仲間たちの励ましで苦手な作業も克服し今週は、仕事でナンバーワンを目指す豊子ちゃんをおびやかすほどに。

お父ちゃんもいまだに見つかっていません。目撃情報を綿引くんが知らせてくれましたが、お父ちゃんが元気にしているなら、どうして家族に連絡をよこそうとはしないのか。目撃情報があったらあったで悩みが深くなる。

楽しいこともいっぱいありました。

銭湯帰り、お金がないので一本のラムネを三人で割り勘。そんなささやかな喜びだけで幸せいっぱいになれたのは、やっぱり良い仲間に恵まれたからでしょう。

はじめてのお給料。かわいいブラウスを買えなかった上に先輩工員がそのブラウスを着ているのを見てしまったときは切なかったけれど、お母ちゃんがもっと素敵なブラウスを手作りしてくれました。

そして愛子さんがそのブラウスを、どんな高価なものよりもいいものだよって言ってくれました。愛子さんの優しさがみね子ちゃんの心に沁みた瞬間の一つでした。

そんな喜怒哀楽の数々と積み重ねた末の、お盆休みの海岸への日帰り小旅行。人生の中で一番高い買い物になった水着は着ることができなかったけれど、みね子ちゃんにとってはこれ以上望めないほどのぜいたくな時間だったと思います。

そしてそのぜいたくな時間は幸福の絶頂期でした。絶頂期とは言い方を変えると上がないということ。絶頂の向こう側には谷があるということです。

事実、絶頂期のその向こう側で待っていたのは深い深い谷間。しかも、予想すらできないほどに急激に落ち込む谷間でした。

そんな深い谷底で終わった『ひよっこ』第8週。次週は、その谷底での物語です。

谷底に落ちればあとは上にあがるだけなことは確かですが、それでも次週は切ない一週間となりそうです。切ない一週、一緒に乗り切りましょう。

では、良い週末をお迎えください。今週も当ブログにおつきあいくださり、ありがとうございました。

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