みね子の家族と幼なじみ / ひよっこ 第1話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年4月3日(月)放送
第1週 第1話「お父ちゃんが帰ってくる!」

『ひよっこ』第1週 第1話 あらすじと見どころ解説

昭和39年(1964年)9月。目前に控えた東京オリンピックに向けて東京が建設ラッシュに湧いていた頃、いつもと変わらぬ静かな時間が流れる茨城県奥茨城村でこの物語のヒロイン・谷田部みね子は高校生活を送っていました。

みね子の家族は、祖父の茂、父の実、母の美代子、妹のちよ子、弟の進、そしてみね子の六人家族。谷田部家は農家を営み、みね子は農作業や家事の手伝いをしてから登校。一方、実はその頃、東京に出稼ぎに出ていました。

その時、みね子は東京は高校三年生。自転車とバスを使い片道約一時間の所にある高校に通っていました。しかし、高校生活も残すところ半年となりみね子は同級生たちと離ればなれになることを寂しく思っていました。

そんなある日、ちよ子と進が落ち込んだ表情を浮かべて家に帰ってきました。実が東京で買ってきくれた運動靴を実が壊してしまったのです。みね子は、壊れた靴を直しにかかるものの修理に失敗し、靴はさらに壊れてしまうのでした。

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midokoro
記念すべき『ひよっこ』第1回はヒロイン・みね子ちゃんを中心とした家族や幼なじみなどの主要登場人物の紹介です。

なお、ヒロインの幼なじみの男の子がヒロインに想いを寄せるというのが朝ドラ定番のパターンですが、本作で登場する幼なじみの男の子の片思いの相手は、ヒロインではなくヒロインの親友です。

『ひよっこ』第1週 第1話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

『ひよっこ』の制作決定が告げらた時に発表されたヒロイン一家の家族構成と、実際に動き出したドラマの中での家族構成に一部変更が加わった模様です。

そこで、変更された点を本欄にてご紹介します。

大きな変更点はヒロインの兄の存在が削除されたらしいこと。そして、兄がいなくなったことにより実お父ちゃんの出稼ぎの理由も変わりました。

もともと発表されていた出稼ぎの理由は、ヒロインの兄が通う大学の学費を稼ぎ出すためでした。しかし、実際のドラマの中で語られる出稼ぎの理由は不作で出来た借金の返済です。

兄の学費の支払いを続けるため、本当は奥茨城で暮らし続けたかったみね子ちゃんが行方不明になったお父ちゃんに変わって集団就職する。

そんな設定に無理があることを感じたのか、別に理由があったのか。そのあたりは定かではありませんが、兄の存在が削除されたことで出稼ぎの理由とみね子ちゃんが働く理由はシンプルなものになりました。

また、『ひよっこ』ではヒロインの幼少期は描かれません。ヒロインは高校三年生、半年後に卒業を控えたところからスタートです。

一方、ヒロインの妹と弟はまだ子供です。二人とも小学生です。

この子たちが成長した頃、配役が誰になるのかで注目を集めることになるかも知れません。

『ひよっこ』第1週 第1話 観賞後の感想

明るくて元気なキャラたち。昭和テイスト満載の家の中や町並み。桑田佳祐さんのかろやかな主題歌。そしてかわいい子供たちと有村架純ちゃん。

第1回からハマりました。

「増田明美です」

ナレーションの第一声はまさかの「増田明美です」

朝ドラ歴はそれほど長くはありませんのでどなたかご存知の方がいたら教えてほしいのですが、ナレーションが「本人役」で登場するのはこれまでのあったことなのでしょうか。

実は増田明美さんが大好きなので、これから毎朝、増田明美さんの声を聞けるだけでも満足だったのに、声だけでなく「増田明美」として語ってくれるとは至福のいたり。

しかも、谷田部家の朝食の詳細の説明。みね子ちゃんの通学路と自転車やバスなどのそれぞれの所要時間のこまかすぎる解説。

ナレーションがしっかりと「増田明美」式になっている!

こういうこだわり、大好物なので朝ドラの楽しみが増えました。

『三丁目の夕陽』へのオマージュ?

タイトルバックは『三丁目の夕陽』へのオマージュなんでしょうか?暮れなずむ昭和の街並みのタイトルバックが懐かしさに満ちていて心地よい。

ミニチュアで昭和の街並みを再現したタイトルバックは『梅ちゃん先生』にも通じるものがありますが、しかし建物はすべて生活雑貨や家電。

特に家電は『とと姉ちゃん』ともかぶります。

そんな昭和テイスト満載のタイトルバックに桑田佳祐さんの主題歌が妙に馴染む。昔から聴き続けていた気にすらさせられるあたり、さすが桑田佳祐さん。

タイトルバックだけでも繰り返し見たいレベルの出来栄え。見飽きません。

劇中挿入曲もシンプルで明るく覚えやすい。僕は音感がとても悪く、楽曲をなかなか覚えられないのですが、本作の劇中挿入曲は第一回目にして頭に焼き付いてしまいました。

このレビューを書いている今も『ひよっこ』の挿入曲が頭の中に流れっぱなしです。

みね子ちゃんのヒロイン像

谷田部家の朝ごはんの場面。

今、何時なんだろうと壁にかかった時計を確認するために、食卓から時計が見える位置まで立って歩かずに這ってゆくみね子ちゃんのお行儀の悪さ!

『あさが来た』以来、育ちの良いお嬢さんヒロインが続いてきたので、ちょっとばかりお行儀の悪い庶民テイストを持ったヒロイン像が新鮮です。

庶民といえば、昭和39年の谷田部家の朝食が大正から昭和にかけての西門家(『ごちそうさん』)の食卓よりも質素なことに驚きました。

架空の村「奥茨城」方言ももっさりしたみね子ちゃんにぴったりと合っていてかわいい。「だっぺ」が口ぐせになりそうです(笑)

そして何より決して優等生ではなさそうなところに親しみが持てます。

優等生でもないし、みんなを率いてゆくリーダータイプでもない。そしてモテるタイプでもない(「タヌキみたいな顔」とまで言われてしまったのは気の毒)

そして今回の最後に描かれた弟の進くんの壊れた靴を直すエピソード。あそこにみね子ちゃんの人と成りのすべてが注ぎ込まれていたかと思います。

妹や弟をかばおうとする優しいお姉ちゃん。しかし不器用すぎて立派なお姉ちゃんにはなりきれない。

壊れかけた靴を完全に壊した瞬間のみね子ちゃんの表情に、今後のストーリー展開がどのようになってゆくのかが見えたような気がします。

春から夏、そして初秋にかけて。今日から半年間、毎朝を明るく迎えることが出来そうですね。

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23 Responses to “みね子の家族と幼なじみ / ひよっこ 第1話”

  1. 米粉 より:

    無事、秘境から戻ってまいりました(笑)
    改めてよろしくお願いいたします。

    ドラマの第1回は毎回ワクワクしますが、
    いきなりの「おはようございます増田明美です。」にはぶっ飛びました!
    増田明美さんは私も大好きで、どういう語りをするのか楽しみではありましたが。
    「語り」というか、「解説」ですね(笑)
    みね子さんの〈青春の長距離走〉に細かすぎる解説を期待します!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。おかえりなさい!

      > みね子さんの〈青春の長距離走〉

      この場面、本当に見ものですね。増田明美さんが何かしでかしてくれないか期待がふくらむばかりです。

  2. 1013 より:

    なんで増田明美さんなんだろう、元アスリートだからかな?と思って調べたら、増田さんてこの年の元旦に生まれているんですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 元旦

      昭和39年生まれということは知ってましたが、元旦だったんですか!起用しない理由がないですね。

  3. さいと~ より:

    今作品も引き続きよろしくお願いします。セリフの中に、ごじゃっぺ(いい加減)と言う方言が出てきました。久しく聞かない方言に懐かしく思うのと私は隣県の生まれ育ちなので茨城でも使われている驚きを感じました。今後も楽しみにしております。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ごじゃっぺ

      広い範囲で使われている言葉なんですね!「ごじゃっぺ」に限らず、言葉の響きが心地よくて朝からほっこりします。

    • ひるたま より:

      こんばんは。横入り失礼します。

      >茨城でも使われている驚き

      昭和の時代では学校(特に小中学校)では先生達が児童生徒に対して結構普通に使っていましたよ。
      平成の現在ではどのような状況なのかは分かりませんが。(^^;)

  4. ひるたま より:

    朝蔵さんこんにちは。
    前作に引き続き『ひよっこ』でも宜しくお願い致します。

    今日はストーリー展開よりもむしろ、登場人物その他の紹介が主だったような。
    地元民の一人としては、俳優さん達の茨城弁につい耳が行っちゃいます。(^^;)
    その茨城弁、「無アクセント」が大きな特徴です。(茨城弁含めた北関東の方言全般、そして福島県南部浜通り(いわき市など)にも共通していますが)
    東北弁などのいわゆる「ズーズー弁」だけでは様にならないのが茨城弁です。(;^_^A
    今日15分聴いた印象ですが…皆さん概ね「無アクセント」というポイントは掴んでいらっしゃるかな?
    そして今日は早くも益子さんが三男くんに向かって言ったセリフ「こぉの‘ごじゃっぺ’がぁ!」が個人的にはツボでした!(^o^)
    (「このバカタレが!」という位の意味ですね。余談ながら「ごじゃっぺ」は「でれすけ」にも置換え可能ですf^^;)

    古谷一行さんが演じる茂おじいちゃん、茨城県の畑で作業していても違和感ない」「おじいちゃん」に見事になり切っていますね。

    同じ「針と糸」を使う作業でも、前作の『べっぴんさん』では芸術作品に近い物を作っていたようなイメージですが、『ひよっこ』ではあくまでも生活の一部で実用一点張り。
    …みね子ちゃんが靴を縫う場面を見ながら個人的に感じた正直な印象です。

    増田明美さんのナレーションは、特に奇をてらう事もなく素直で個人的には気に入りました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 茨城弁

      詳しい解説ありがとうございます。言葉の響きが愛らしくて『ちりとてちん』の福井弁に次いでハマるお国言葉になりそうです。

  5. まーちゃん より:

    やはり皆さん、ナレーションの「増田明美節」とオープニングの桑田佳祐さんの昭和歌謡「若い広場」に食いつきますよね(笑)

    有村架純ちゃん、役作りのため5キロ増量し日焼け色のドーランを塗りたくっているそうですが見事にまん丸なタヌキ顔でした^^年の離れた弟妹達も昭和の子供という感じで可愛かったですね。

    これから半年間、またよろしくお願いします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 食いつきますよね

      食いつきどころ満載で楽しすぎます。楽しい半年となりそうです。本作でもよろしくお願いいたします。

  6. もんすけ より:

    「田中さんだ!」
    ついつい、タイトルバックの映像を見て叫んでしまいました。
    日常にある物に、小さな人間を絡ませた写真を撮っていらっしゃる写真家・田中達也さんの、私は大ファン(大木に見立てたブロッコリーの林の中でのピクニックする人々の作品などワクワクします)。オープニングからテンションが上がってしまいました。

    続く増田さんは、いつもながらの声のトーン。そのナレーションで、時代を駆け抜ける主人公・みね子の激走ぶりを、どんな風に解説をしてくれるのかとも期待(朝ドラ歴はそこそこですが、確かにナレーターが本人役を宣言した作品は思い当たらず。これまた新鮮ですね)

    さらに、昭和世代には妙に心に響いてしまう、懐かしの原風景の数々。田んぼ、あぜ道、鎮守の森、自転車通学、昔ながらのバス、淡い恋心…。
    電気炊飯器に心ときめかせるみね子とおかあちゃん。赤○ネ製品ではないかと、なぜだか無意識にチェックしてしまいました。
    朝蔵さん、また半年、よろしくお願い致します。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 昭和世代

      昭和時代の懐かしいアイテムに加えて、昭和の歌謡曲もたくさん登場するみたいですね。今回も舟木一夫さんがちょっとだけ出ましたが。こちらも何が出てくるのかワクワクが止まりません。(ちなみに僕は舟木一夫さんの往年のヒット曲は懐メロとして聴いた世代です)

  7. ぷち より:

    私もいきなりの「増田明美です」にびっくりしました(笑)
    その後「プチ情報」が次々出てきたことで最初に本名を名乗ったことと、増田さんをナレーションに起用した意図がわかりました。
    ドラマとともに増田さんの解説も楽しみですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 増田明美です

      こまか過ぎる解説をどこまでやってくれるのか、楽しみでなりません。

  8. えびすこ より:

    いよいよひよっこ始まりましたね。
    私は高校の時は駅からバスで25分くらい(朝)を要していました。高校は市境のそばでした。
    家から高校まで自転車とバスで所要60分あまり。そうなると高校は村の隣の市か町にある設定かな?
    有村さんはこの撮影のためauの方は一時顔を出してませんでしたね。auも今年で3年目。
    今日の視聴率は茨城県ではどれくらいになるか注目です。

    やはり主人公の家族構成が変更されたんですね。
    居間に置いてあった家族写真でも6人だったような。

    そうなると以前にも書いたんですが、もし地元出身(土浦市)の三浦春馬くんが出るとしたら主人公の親戚か夫になる男性か職場関係の人物ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 家族構成

      家族写真、確かに6人でした。生まれて間もなく養育できなくて泣く泣く養子に出した長男が存在した!なんて展開はなさそうですし、お兄ちゃんの存在は削除されたみたいですね。

  9. 安ママ より:

    おはようございます。
    「ひよっこ」も引き続きよろしくお願いします。
    第一回目、オープニング映像も、桑田さんの主題歌も、そして、ドラマの内容もドンピシャで、はまりまくりです。
    楽しくなりそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > はまりまくり

      僕も初回から深くハマってしまいました。昭和テイストも目に懐かしく楽しい半年間を過ごすことが出来そうでね。

  10. よるは去った より:

    美代子「いい音だねえ。」みね子「うん。」 あの型の炊飯器に不思議な郷愁感を覚えますねえ。卵を焼いていた炮烙(?)は私的には覚えはないんですけど。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 炊飯器

      『とと姉ちゃん』を思い出し、ヤケドしないかヒヤヒヤしました(笑)ところで「いい音だねえ。」なんて喜んでいるくらいだから、きっと買ったばかりなんでしょうね。

      • ひるたま より:

        こんにちは。横入り失礼します。
        私も、電気釜で『とと姉ちゃん』を思い出しちゃいました。
        同じ様な方が他にもいらっしゃったのですね!

        谷田部家では『あなたの暮らし』をチェックして購入したのでしょうか?(^^)

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。

          > 『あなたの暮らし』

          谷田部家はキアリスとは縁がなさそうですが、『あなたの暮らし』なら読んでたかもしれませんね。

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