家族総出で稲刈りをする / ひよっこ 第6話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年4月8日(土)放送
第1週 第6話「お父ちゃんが帰ってくる!」

『ひよっこ』第1週 第6話 あらすじと見どころ解説

実が奥茨城に戻った翌日は朝から谷田部家の稲刈りの日でした。稲刈りには谷田部家の家族全員はもちろんのこと、時子と三男、そして時子の両親・正二と君子。みね子の叔父の宗男も手伝いに駆けつけました。

谷田部家の田んぼに集まった面々は、おしゃべりを楽しみ歌を歌いながら稲刈りを進めて行きます。東京で就職したい時子とそれに反対している君子も、時に口ゲンカをしながらもその日だけは休戦することにしました。

皆が心を合わせて稲刈りを行う豊かな時間がみね子にはこの上ない幸福でした。そして、この至福の時間がいつまでも終わらずに続いてゆくことがみね子の願いでした。しかし、夕方には稲刈りはすべて終わります。

手伝いに来た面々はそれぞれが家路につきました。明日には実は東京に戻ってしまう。そんな寂しさを胸の中に抱きながらも、家族たちに明るく労をねぎらうみね子の言葉で、谷田部家の一同は元気を取り戻すのでした。

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midokoro
今回の稲刈りは谷田部家の田んぼの稲刈りですが、谷田部家の家族だけでなく時子ちゃんの両親や時子ちゃん、そして三男くんも手伝いにやってきます。

間もなく時子ちゃんと三男くんは奥茨城を離れ東京に旅立ちます。

奥茨城の面々が一堂に会する今回は、ドラマが終わるまで脳裏に刻みつけておきたいとても大切な場面になるかも知れません。

『ひよっこ』第1週 第6話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

『ひよっこ』の最初の一週間が今回で終了です。ここまで、続けざまに数多くの登場人物が登場したので混乱している方もいるかも知れません。少なくともブログ主は混乱中です。

そこで第1週で紹介された登場人物たちを本欄でまとめておこうと思います。ヒロイン以外はヒロイン視点でまとめています。

みね子ちゃん:ヒロインなのでここに記すまでもないですが念のため。
実:お父ちゃん。ヒロインの怒涛の物語のきっかけをつくります。
美代子:お母ちゃん
時子:幼なじみ。ヒロインと一緒に上京します。
君子:時子の母。娘の上京に反対している。
三男:幼なじみ。彼も東京で就職します。
茂:おじいちゃん
宗男:叔父さん
ちよ子:妹
進:弟
鈴子:洋食屋の店主。ヒロインにとって大切な存在になるはずです。

この他にも今週のドラマの中で初登場を飾った登場人物が存在しますが、まずは以上のキャラたちを覚えておけば次週は混乱を最小限に抑えて楽しむことができるかと思います。

次週、いきなり怒涛の展開になりそうです。

『ひよっこ』第1週 第6話 観賞後の感想

今回は稲刈りに始まり稲刈りに終わる。ストーリーの進展がほぼ皆無、にもかかわらず楽しく観ていられる。その理由は登場人物たちが丁寧に作り込まれ、脚本家の愛情が登場人物一人ひとりに注がれているのが心地よいからでしょうか。

時子ちゃんと君子さん

口ではケンカしながらもその奥には深い深い母と娘の愛情と信頼関係を感じずにはいられない、時子ちゃんと君子さんの親子ゲンカの描写が新鮮でした。

稲刈りしながら時子ちゃんと君子さんが火花を散らし始めたときには、正直、またはじまるのかと思ったものの仲裁に入った美代子さんが休戦を提案。

時子ちゃんが実に素直にその提案を受け入れるのが今回の秋晴れみたいにすがすがしい。

その後も二度ほど一触即発の危機を迎えたものの、その度に火花を笑って鎮火させてしまうその明るさが週末の朝を気持ちよいものにしてくれました。

こんな爽やかな親子ゲンカなら大歓迎です。

そして、こんな絶妙な親子ゲンカを描ききれるのは他でもない時子ちゃんと君子さんのキャラクターがしっかりと作り込まれている何よりの証拠です。

時子ちゃんと君子さんのキャラクター造形がもし手抜きされていたら、親子ゲンカの険悪な空気を笑って明るくする場面も、単なるその場しのぎにしか見えなかったかも知れません。

宗男叔父さんと三男くん

まるで本物の叔父と甥っ子(笑)

三男くんをいじり倒すことが楽しくてならない宗男叔父さんと、いじられることがちょっと嬉しそうな三男くん。

稲刈りの作業中に散々からかわれてもなお、お昼の休憩中に宗男叔父さんの近くで過ごす三男くん。どれだけ宗男おじさんになついているのかとツッコミを入れたくなるレベル。

宗男叔父さんもそんな三男くんが可愛いのかな。三男くんの意中の人を目ざとく察知してしまうところはさすが。それだけ人のことをしっかりと観察している証しでもありますね。

宗男叔父さんと三男くん。ともに長男として生まれなかったことに親近感を抱きあっていることもあるのでしょうか。

いい味を出している仲良しコンビ。もっとこの二人の掛け合い漫才を見続けたいところですが、間も無く三男くんは東京へ。この二人の仲の良い姿は今回で終わりかもです。残念。

追伸:ちょっとネタバレになりますが三男くんはこの先で、宗男叔父さんの嫁とどこか似ているおっかない女性に惚れられる(?)展開が用意されているようです。

その点でも似ている宗男叔父さんと三男くん。コンビの復活を希望します。

『あまちゃん』へのオマージュ?『いつでも夢を』

『あまちゃん』劇中、北三陸で毎朝流されていた『いつでも夢を』がここにも登場。これは明らかに『あまちゃん』へのオマージュかと。

ところで『いつでも夢を』が発売されたのは東京オリンピックの前々年の昭和37年。

『あまちゃん』での『いつでも夢を』は懐メロでした。一方で『ひよっこ』での『いつでも夢を』はほぼリアルタイムのヒット曲。

そのせいもあるのか『ひよっこ』で聴く『いつでも夢を』に違和感がまるでない。昭和の歌謡曲は昭和に聴くことでその魅力も増すのでしょうか。

ちなみに『いつでも夢を』は桑田佳祐さんもカヴァーしてますよ。原由子さんのアルバム『東京タムレ』に収録され、アマゾンでの視聴も可能です。

ただし、視聴できるのは原由子さんのパートのみです。

アマゾンでの視聴はこちらから >>『東京タムレ

『ひよっこ』の視聴率について

『ひよっこ』の単日視聴率が20%の大台に乗らず苦戦しているようです。

ところで、これまでの朝ドラ第1週の視聴率の傾向を見ると、前作朝ドラの最後の数週間の数字をひきづる傾向があります。

前作の最後の数週間の平均値よりやや低い数値が第1週の成果に反映される傾向にあるので、『ひよっこ』の苦戦も本作の問題というよりは前作『べっぴんさん』の最後の四週間の失速の影響が出ているものと僕は考えています。

ちなみに『べっぴんさん』の最後の四週間の週間平均視聴率はいずれも20%の大台割れ。酷評された『まれ』よりも低い数値です。

ちなみに『まれ』の最後の四週間もふるいませんでしたが、その影響をあの『あさが来た』ですら免れることは出来ませんでした。

『あさが来た』でも、単日視聴率において第3週までに20%割れを何度か記録。自己ワースト記録も『まれ』の影響が残っていた第3週までに集中し、口コミでその評判が広がってからは圧倒的な数値を出し続けています。

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16 Responses to “家族総出で稲刈りをする / ひよっこ 第6話”

  1. ゆうのしん より:

    お疲れ様です ひよっこ だんだん面白くなってきて 既に お気に入りになりなした ただ 働き者で 常識人に見える 父親 実(沢村一樹)が 何故 行方不明になるのか謎ですよね まれ で 行方不明になった父親とはパターンが違いますよね あの時はぐうたらな父親でしたから では また来週!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『まれ』の時はお父ちゃんが行方不明になっても違和感なかったですが、『ひよっこ』のお父ちゃんの失踪は???ばかり。だから余計に気になります。

  2. えびすこ より:

    1回15分しか放送しない朝ドラですが、ほぼ丸々農作業の光景の放送に費やすのは異例ですね。
    本放送前に特番で第6回の場面のメイキングを見ましたが、実際には途中から地元の人も協力して稲刈りを終えたようです。
    他のドラマだと農作業の場面を10分くらい流すものはないですね。

    >前番組の最終盤の視聴率が出だしに影響
    これは大河ドラマや民放局のドラマにも多少該当します。
    ただ、民放局ドラマでは「逃げ恥」はきれいに右肩上りで最高視聴率で前番組を凌駕しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      農作業だけの場面でありながら笑いあり涙あり、そして近い将来へのフラグありでドラマがしっかりと展開されていて驚かされました。

  3. ひるたま より:

    『いつでも夢を』の作曲をなさった吉田正さんは、茨城県(日立市)のご出身です。
    ちなみに日立市内にあるJRの駅の発車メロディには吉田メロディが使用されています。
    (上りは、全駅で『いつでも夢を』に統一されています。下りは各駅で異なる曲が使用されています)
    日立市は、舞台となっている奥茨城村(架空の村ですが…おそらく大子町や常陸太田市・常陸大宮市等を足して割ったようなイメージかなと、個人的には勝手に思っています^^)よりも遥かに海沿いですし、加えて「企業城下町」ですが…それでも同じ茨城繋がりという事で、オマージュ的に『いつでも夢を』が使用されたのかな?と県民としては勝手に思っています。(^^)

    今日の稲刈りのエピソードは「嵐の前の静けさ」を印象付けたように感じたのですが…考え過ぎでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『いつでも夢を』の作曲者は茨城県出身なんですか!『あまちゃん』へのオマージュということだけでなく、茨城県ネタという要素もあったんですね。

      > 「嵐の前の静けさ」

      あれほど楽しい場面を積み重ねたにもかかわらず、その直後のみね子ちゃんの語りは憂いを帯びている。静けさのフラグですね、きっと。

  4. tonko より:

    ご無沙汰しています!!半年ぶりのコメントになります
    一週間分まとめて書き込む厄介者ですが(;^_^A
    又よろしくおねがいします_(..)_

    今作、まずオープニング映像に心鷲掴みです♪
    茨城と東京の風景が
    色々な雑貨や食べ物で表現されていて
    とっても素敵で、目を皿のようにして観ています

    増田明美さんのナレーションも優しくて良いですね

    朝蔵さんの仰るように、父娘の描き方がいいですね
    私自身お父さんっ子だったので
    久し振りのお父さんの帰宅(帰郷)に
    ウキウキする気持ちがわかります

    変な叔父さんも定番ですね(´∇`)
    でも妻帯者は珍しい!?ような…
    私は毎回(大好きな)「ちりとてちん」と
    比べたり並べたりしてしまいます…
    今回も多く出てくると思いますがご容赦下さいませ

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      お久しぶりです!『ひよっこ』は登場人物一人ひとりがとても愛らしく描かれていて、その点で『ちりとてちん』に通じるものがあるなと感じてます。東京編で出てくる人たちが今から楽しみです。

  5. きゅうぽん より:

    古いので行けば、私の青空とかちゅらさんも、確か失踪とかそんな感じでなかったですか?

    うちは農家なので、あの稲の刈り方は、稲は逆手に持たないです、普通に持ってスピーディにザクザク刈っていかないと、人数いても1日では終わらないぞ〜!と思いました。

    あの時代にマッシュルームカットのおじさんがカメラまで持っていたのが、結構裕福なところに(多分婿養子なので庄屋級。でも農地改革で田畑とられたみたいな(^_^;))いったのだなと思いますが、自分のところはどうしてるん?と思います。

    ノスタルジックなのがず〜っと続いていますし、特別に何というわけではないですが、ゆる〜く朝のドラマには良いのかも。
    有村架純が5kg肥えたそうですが、女子高生ってあんな感じだし、いい感じだなと思います。

    お昼の倉本聰のドラマではありませんが、団塊の世代が小さい頃のあの頃は〜みたいなドラマですね。

    ただ、お父さんなして失踪?一瞬、洋食屋で高額のものを食べて、せっかくのお金をはたいてしまって戻れないかと思っていました(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男叔父さんの庄屋級の旧家婿入り説。説得力ありますね。宗男叔父さんを一週間観察して思ったのは、この人はもしかすると真面目すぎるくらい真面目な人なのかも知れません。そんな気がしてきました。

  6. よるは去った より:

    しかし改めて農業の大変さを痛感させられますね。稲刈り作業の鎌の使い方にもああいう苦労があったとはね。来週の予告では実父ちゃんが・・・・・・。現在BS で再放送している「こころ」と「ひよっこ」に何か共通点はと思ったら「ヒロインの父親が・・・・・・。」ですね。みね子ちゃんには「こころ」のヒロイン(中越典子)みたいに父親に恨みつらみを抱かないよう今から祈りたい想いです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『まれ』も「ヒロインの父親が・・・・・・。」ストーリーでしたが、過去二作品と異なりヒロインが父親に複雑な感情を抱くようなタイプではないのがいいですね。その素直さをいつまでも持ち続けて欲しいものです。

  7. SingSong より:

    今日BSで一週間分を纏めて観ました。Excitingなストーリーでありませんが心が温まるような感じがしました。懐かしい歌、懐かしい会話など好きです。

    近年著名人のストーリーが続いてましたね。
    ひよっこは普通の人々のお話なのでまた違う意味で期待しています。

    視聴率は気にする必要はないと個人的は思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      視聴率の高低と作品のクオリティは必ずしも正比例するわけではありませんからね。『ちりとてちん』は人気も高くDVD売上などで記録を作りましたが、視聴率だけで判断したら失敗作と思われかねません。

  8. もんすけ より:

    来週の予告編。増田明美さんが走ってましたね!
    なんとも心にくい配置。楽しみです。

    視聴率。
    観ているほうはあまり気にならないのですが、BS朝に朝、昼、夜とあれば、忙しい年度初めであればより分散してしまうこともあるのでしょうね。
    ただ、爽やかで温か味ある展開なのか、今回は「ぜひとも朝観たい!」作品と感じています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      増田明美さんが自分の走りに自分で解説を入れるのか。解説を入れるとしたら一体どんな解説になるのか。そこが気になってます。

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