向島電機の乙女寮に到着 / ひよっこ 第25話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年5月1日(月)放送
第5週 第25話「乙女たち、ご安全に!」

『ひよっこ』第5週 第25話 あらすじと見どころ解説

上野駅に到着したみね子と時子、そして二人の同期入社となる澄子と豊子は、愛子の引率により墨田区向島に向かいました。その道中では愛子が豊子の存在をすっかり忘れ、みね子たちをあきれさせました。

そんなトラブルがあった末にみね子たちは向島の工場街の一角に立つ向島電機に到着。愛子はみね子たちの職場となる向島電機のトランジスタ工場、そしてその隣にある女子工員たちが暮らしている乙女寮にみね子たちを案内します。

豊子は東京らしい華やかさもなければ工場と寮が隣り合っている環境が不満でした。みね子は寮が隣にあったほうが遅刻しないで済むと気楽に応えるものの、そのみね子の考え方に豊子はどうやらあきれたようです。

寮の食堂では、乙女寮で暮らす先輩寮生たちにコーラスの歌声で迎えられ、みね子たち四人は思いがけない歓迎に感激します。暖かい雰囲気の中で迎えられたものの、新人の四人は故郷の家族たちのことを思い出さずにはいられないのでした。

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midokoro
今週から物語の舞台は奥茨城村から東京の向島へと移ります。奥茨城村の愉快な人々との別れで寂しくなりますが、東京の人々も奥茨城に負けず劣らず楽しい人ばかり。

前週の最後に初登場を果たした愛子さんが今回その「楽しさ」を炸裂させてくれます。

『ひよっこ』第5週 第25話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

ブログ主が一番心待ちにしていたサイドキャラは、みね子ちゃんたちが暮らす女子寮・乙女寮の舎監・愛子さん。和久井映見さんが演じます。

和久井映見さんと言えば忘れられないのが朝ドラ『ちりとてちん』で演じた、朝ドラ史上最笑のお母ちゃんとのほまれも高い糸子さんです。

「蟹もタテに歩かせたら目を回す」など数々の名言を残し、突き抜けた天然キャラの予測不能な行動の数々は何回繰り返しみても色あせることなく笑わずにはいられない。

そんな糸子さんと遜色ないような天然キャラとなって、和久井映見さんが朝ドラに戻ってきました。

前週の終わりに初の登場を果たした愛子さんでしたが、本格的な登場は今回から。そして、初の本格登場回からその天然ぶりで笑わせてくれそうです。

どこで笑えるのは詳しくは見てのお楽しみとしますが、今回に限らず愛子さんの天然な性格を炸裂させた活躍が楽しみでなりません。

その一方で、天然のその奥に見え隠れする優しい心が涙腺を攻撃してくる見通しです。

奥茨城の人々同様に笑いながら泣いたり、泣きながら笑ったりするキャラクターであることをブログ主は心から期待しています。

さて、毎回笑いと涙の両方がある本作『ひよっこ』。

愛子さんが早速、笑いをとってくれるその直後にはちょっぴりホームシックにかかるみね子 ちゃんに泣かされそうです。

『ひよっこ』第5週 第25話 観賞後の感想

初の天敵?

茨城編の四週にわたって、一人も登場しなかったみね子ちゃんが苦手とする人物。朝ドラヒロインの天敵キャラの第一号となるのでしょうか、豊子ちゃんは。

初対面の人にいきなり学校の成績を聞くか!?と、一瞬だけ面食らいましたが考えてみれば社会人とはいえ豊子ちゃんはまだまだ子供。

自分は中学校での成績は(間違いなく)学年のトップになるほど優秀だった。にもかかわらず家の事情で高校に進学できなかった。

そんなやるせない思いを上手に言い表す言葉を見つけることが出来なかったのでしょう。そして不器用な感情表現がいきなり成績を尋ねるというまさかの行動になったのかと。

そんな不満を心の中に抱えているので、すべてが不満。

おそらく豊子ちゃんは東京が初めてにちがいない。だから「東京らしさ」なんてわかっていないはずなのに工場や寮が「東京らしくない」と不満をもらす。

工場と寮が隣り合っているなんて、素直に考えればみね子ちゃんの言う通り遅刻しないで済むのだから便利なことこの上ない。

そんな便利な点からは目をそむけ、不自由な点をわざわざ見つけ出してそのことについても不満をもらす。

豊子ちゃんがみね子ちゃんの天敵になるかどうかは今のところ定かではありません。しかし間違いなく『ひよっこ』の中では初の登場となるワケありキャラです。

そのワケがどのように解決されてゆくのか。きっと素敵な解決の仕方が用意されているのでしょう。

愛子さんの天然キャラが本格稼働

愛子さんの天然キャラがついに本格的にその姿をあらわしはじめました(嬉)

豊子ちゃんの存在をすっかり忘れて向島電機に向かいはじめた愛子さん。一体、どこで気がついたんでしょうか。上野駅に戻ってきたみね子ちゃんたち三人は疲れ切った表情を浮かべていたのでずいぶん上野駅から離れたところで気がついたのかも知れません。

みね子ちゃん騒動といい、愛子さんの手違いの詳細はドラマの中で省略されていたので想像してみました。

愛子さんが時子ちゃんと澄子ちゃんの点呼の時に使ったあの帳簿はきっと人事部がまとめたものなのでしょう。

その帳簿は人事部のミスでみね子ちゃんと豊子ちゃんの名が抜けていた。

そこで愛子さんが電話で確認したところ、みね子ちゃんと豊子ちゃんが帳簿から漏れていることを教えらえれる。

ところが、みね子ちゃんのことが確認できたらホッとして豊子ちゃんのことを完全に忘れてしまった。あの愛子さんならあるあるです。

おそらくそんなところかと思います。

そんな抜けたところがありながら微妙にチェックが厳しいところがある。乙女寮を紹介するにあたり自分も乙女寮に住むのにふさわしいと誰かに認めて欲しかった。

でも、相手は子供たちばかり。そんなこと察しがつきません。誰も自分の言いたいことを察していないようだと感づいた時の愛子さんの険しい目つきは絶妙でした。

そんな中でもみね子ちゃんは案外気がつくかもと直感したのでしょうか。たくさんの寮生を観察してきたはずなので女の子を見抜く眼力は確かなものがあるはずです。

みね子ちゃんに狙いを定め、自分の望み通りの言葉をみね子ちゃんの口から言わせるあたり、天然のようでいてなかなか抜け目がない。

愛子さんの活躍がますます楽しみになってきました。

ちよ子と進にも食べさせてやりたいなと思った

乙女寮でのカレーライスを食べてウルウルし始めるみね子ちゃんたちを見て、自分が実家を出た後の初めての食事のことを思い出しました。

その時に自分が何を食べたのかは全く記憶に残っていないのですが、どんな気持ちだったのかは30年近く前のことにもかかわらず昨日のことみたいにはっきり覚えています。

当たり前のことと思い込んでいた母親の手料理の味が、別の味に変わったことで実家を出たことを初めて実感。小さなホームシックでした。

みね子ちゃんたちもそれに近い感情を抱いたのかも知れません。

東京で初めて食べるカレーライスの味はそれまで体験したことがないほど美味しいものでした。しかし、慣れ親しんだ故郷の実家の味とは全く違う味。

当たり前と思っていた実家の味とは今日からお別れ。

実家を遠く離れてしまったこと。今日から生活がガラリと変わってしまったことをさとった瞬間だったのかも知れません。

それに加えて妹・弟思いのみね子ちゃんのこと。ちよ子ちゃんと進くんがカレーライスを食べながら「んめ〜!」と喜ぶ顔がありありと脳裏に浮かんだのでしょう。

ところでドラマの中には出てきませんでしたが、同じ頃に三男くんも同じ気持ちでいるかも知れませんね。

とりわけ三男くんはお母ちゃんの味を忘れないようにと最後の朝ごはんをおかわりしまくったほどお母ちゃんの味にこだわりがある。

みね子ちゃんたちがウルウルしていたのと同じ頃、三男くんは一体どんな顔をしながら安倍家の夕ご飯を食べていたんでしょうね。

追記:上に「みね子ちゃんたち」と書きましたが澄子ちゃんだけは例外?実家とは異なる味を大歓迎しているようで、仲間たちのウルウルなどどこ吹く風でカレーライスのおかわりの行列に並ぶ。

不慣れな環境で堂々とおかわり出来るなんて、小心者に見えて実は案外図太い性格みたいですね。澄子ちゃんは。

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6 Responses to “向島電機の乙女寮に到着 / ひよっこ 第25話”

  1. ひるたま より:

    今日が初登場の豊子ちゃん…いきなり初対面の人(しかも自分より年上の高校生)に成績の事を聞くか~!?
    上昇志向もそれなりに持っていそうで、今でいえば「意識高い系」とでもいうところでしょうか。

    その豊子ちゃんに対して「大人の対応」をしたのは明らかに時子ちゃんではなくみね子ちゃんの方でしたね。
    上に兄弟(兄ちゃん)がいて末っ子である時子ちゃんと、長女(上にはいなくて下に妹&弟がいる)であるみね子ちゃんの違いでしょうか?

    乙女寮のカレーライスが何故か印象的でした。今日の夕飯にカレーライスを作るお家も少なくないかも??(^m^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      乙女と欲しい認めてほしい、否、認めなさい!と言いたげな愛子さんに対しても、みね子ちゃんはみごとに「大人の対応」しましたね。学校の成績はアヒルの行列でも「大人の対応」が得意なのは社会に出てから有利ですね。

      • ひるたま より:

        澄子ちゃんを見ながらふと、前作『べっぴんさん』に出て来た五月ちゃんを思い出しました。両者とも、

        ①早い段階で片親を亡くしている
        ②もう一人の親が再婚している

        …という共通点を持っているように記憶しているのですが…?
        (確か澄子ちゃんは母親を、一方の五月ちゃんは父親を早くに亡くしている設定だったような?)
        五月ちゃんが坂東家の食事で「こんな美味しいご飯初めて…」と言う場面がありましたが、お代わりの行列に並んでいた澄子ちゃんも、もしかして五月ちゃんと同じ気持ちだったのかな?などと、個人的には感じたのですが…考え過ぎでしょうか?

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          澄子ちゃんと五月ちゃんの比較、さすがの鋭い視点です。似た境遇の二人。でもキャラは真逆ですね(笑)

  2. よるは去った より:

    愛子「ごめんなさい。もう一人後の汽車で来るのをすっかり忘れてて・・・・・・。」いやはや、愛子さんは念の入った・・・・・・・。豊子ちゃんにしてみれば、みね子ちゃん以上にトホホだったでしょうけど、彼女は一筋縄ではいかなそうな・・・・・。連ドラには「〇〇〇な叔父さん」と同様にどこか癖があったり、気難しい仕事仲間や学友が付き物ですな。「とと姉ちゃん」の綾ちゃんや朱美さんといい、「べっぴんさん」の明美ちゃんや悦子様、「あさが来た」のヒロインの娘の学友ののぶちゃんも中々の強者でしたな。話は変わりますけどマヨネーズの現在あのタイプの容器が出始めたのは昭和40年頃ですか。私はガラスの瓶詰めからいつの間にか現在のタイプに替わったという記憶があるんですが。みね子「何だこれ・・・・・。」当時の人からはまだまだ受け入れられきってない味だったんですね。私なんか特に生野菜の場合、マヨネーズなしでは辛いことが多いんですが。そのマヨネーズの味が辛いということはみね子ちゃんも澄子ちゃんもよっぽど美味い野菜を食べて育ったということですな。ウラヤマ~。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 気難しい仕事仲間や学友
      気難し屋そのものがこれまでのところ『ひよっこ』には出て来なかったので、それだけでも新鮮ですね。

      > マヨネーズ
      子供の頃、みね子ちゃん同様これは苦手だ!と思って以来、現在に至るまでマヨネーズは苦手です(笑)

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