工場でみね子がミス連発 / ひよっこ 第27話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年5月3日(水)放送
第5週 第27話「乙女たち、ご安全に!」

『ひよっこ』第5週 第27話 あらすじと見どころ解説

みね子が東京で初めて迎えた朝。その頃、奥茨城の谷田部家ではちよ子と進が家事の手伝いをしながらみね子を思っていました。工場での仕事の初日を迎えたみね子を、茂も仕事をしながら応援します。

一方、東京の向島電機のトランジスタラジオ工場では、みね子たち新人が働き始めました。ライン長の松下明が朝礼を行い、みね子たち新人を紹介。乙女寮で同室で寮長の幸子と優子がみね子たちに作業を指導します。

新人四人が見本品を使って作業をする姿を観察していた幸子は、それぞれの手際の良し悪しに応じて流れ作業の割り振りを決定。時子と豊子が即戦力になるその一方で手際の悪いみね子と澄子の評価は高くはありませんでした。

そして新人四人は流れ作業の中に組み込まれるものの、手先の不器用なみね子と澄子は流れ作業についてゆくことが出来ません。そんな中、工場のベルトコンベヤーが止まるブザーが鳴り響きました。誰かがミスをしたのです。それはみね子でした。

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midokoro
第2週で美代子さんが実お父ちゃんの行方を探しに東京に行った日の夜のこと。茂じいちゃんの縄編みの手伝いをみね子ちゃんがしました。

しかしみね子ちゃんは手先が不器用でなかなかうまく編むことが出来ない。

その残念な仕上がりには茂じいちゃんもあきれる。そんな場面がありましたが、その時に紹介されたみね子ちゃんの不器用ぶりが今回描かれるエピソードの中で回収されます。

『ひよっこ』第5週 第27話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

みね子ちゃんの社会人第一日目のはじまりです。

向島電機の同期入社はみね子ちゃん含め四人。みね子ちゃん、時子ちゃん。そして澄子ちゃんと豊子ちゃん。澄子ちゃんと豊子ちゃんは中学校を卒業したばかりです。

工場で初めての仕事は、サンプル品を用いて四人の新人工員さんたちの手先の器用さんのチェックです。

新人四人の仕事ぶりが評価される中、不器用なみね子ちゃんはからくも最下位だけは免れましたが評価は下から二番目。中学校を出たばかりの子にも負けました。

そして今回からしばらくの間、自分の手先の不器用さにみね子ちゃんは悩まされることになりそうです。

気の毒な姿が続きそうですが一つだけ救いが・・・

『とと姉ちゃん』のヒロイン・常子ちゃんは、女学校を卒業後すぐに入社した商社のタイプライター室で意地悪な先輩たちに随分いじめられました。

しかも、ただ一人心を許していた同期の女の子の裏切りにも遭う始末。

あの時は観ていてつらかった。常子ちゃんが痛々しかった。

でも、みね子ちゃんについてはそんな心配はしなくても大丈夫そうです。ちょっとばかり人間関係のトラブルも発生しますが、奥茨城の時と同様、感じの悪い人物にイライラさせられるようなエピソードは向島電機でもないみたいですよ。

『ひよっこ』第5週 第27話 観賞後の感想

奥茨城村の谷田部家の朝の光景

奥茨城村の谷田部家が登場して朝から感激です。思えば奥茨城の景色がテレビの画面から消えたのはわずか三回。ドラマの中では1日か2日しか経っていないはずです。

にもかかわらずたまらなく懐かしい。

ちよ子ちゃんはもともと次女としてのしたたかさを持っていましが、家の中では一番上のお姉ちゃんとなりあっという間に「長女」の自覚を持ちはじめたところが素晴らしい。

卵焼きはちょっとだけ焦がしてしまったけれど、おそらく今朝はちよ子ちゃんが台所に立ったはじめての朝。これくらいは大目に見ないとですね。

進くんもちょっとだけお兄ちゃんになったのかな。

張り切るあまりに食器をこれでもかというくらいに抱えていたけれど、それが仕事を増やしかねないというちよ子ちゃんの指摘をすぐに納得し素直にひくあたり、大人の階段ならぬお兄ちゃんの階段を登りはじめたのかもですね。

そして茂じいちゃんがシイタケの菌を打ちながら静かな声で孫娘を応援する姿に涙腺をやられました。

みね子ちゃんが谷田部家を発つときは、一歩ひいたところから孫娘の旅立ちを言葉なく見送っていたじいちゃんでしたが、誰もいないところで心から応援する姿がいかにも口数の少ないじいちゃんらしくて素敵です。

このような形で毎週一回でもいいので奥茨城村の様子を見せてもらえると嬉しい。そう思った奥茨城村の谷田部家の朝の光景でした。

「アイルランドに負けたら自分のせい」

前回、愛子さんから向島電機の制服を渡された新人たちの場面。みね子ちゃんだけが制服を見てあからさまな不安な表情を浮かべていたのが気になっていました。

制服のデザインが気に入らないのかなとも思いましたがまさかそんなこともないだろう。では不安を隠そうともしなかったのは何故?

その理由が今回はっきりとわかりました。

みね子ちゃん、制服をもらったその瞬間から緊張してたんですね。集団就職列車の中では自分が手先が不器用だという事実から懸命に目をそらしていました。

乙女寮に到着してからも、カレーライスが美味しかったり女子トークに夢中になることで厳しい現実から目をそらすことができました。

でも制服の存在がなかば強引にみね子ちゃんを現実と直視させた。みね子ちゃんの浮かべた不安な表情の理由はもしかするとそんなところでしょうか。

そして迎えた工場勤務初日。

ライン長の松下さん、見るからに優しく穏やかな人みたいですね。先輩行員の一人がミスをして同僚がそれに腹を立てても松下さんは決して声を荒げることをしない。

愛子さんに突き飛ばされてストップウォッチをうっかり止めてしまっても、そのことで愛子さんを責め立てたりしない。

朝礼でも、たいがいの人が松下さんと同じポジションに立たされたら大声で檄を飛ばしそうなところですが、そんな時でも穏やかな語り口を崩さない。

いつものみね子ちゃんであれば、お父ちゃんに語りかける形の独白の中で「お父さん、向島電機の人たちはみんな優しい人ばかりです」と言っているはずのところです。

ところが今回のみね子ちゃんには周囲を見ている余裕がまったくない。

「3秒でも短いのに3.5。【 . 】って何?」「日本を背負っている」「アイルランドに負けたら自分のせい」「アイルランドってどこですか?」

独白に出てくる言葉を見る限りいつもの優しい観察眼は消え失せ、ただただ仕事への不安が頭の中をかけめぐるばかり。

独白にみね子ちゃんの余裕のなさがよくあらわれていたかと思います。

そしてついにベルトコンベアーが止まるブザーの音が鳴り響く。ミスをしでかしたのはみね子ちゃんです。

前週の最後に放送された次週予告映像で、みね子ちゃんが激昂しているらしい映像がワンカットだけ入ってましたが、追い詰められたみね子ちゃんのそんな痛々しい場面、明日あたりに出てくるのでしょうか。

つらいゴールデンウィークになりそうな予感がします。

追伸:流れ作業に追いつけないみね子ちゃんと澄子ちゃんの姿に吹きました。上には上、出なく下には下がいて良かったね、みね子ちゃん(笑)

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10 Responses to “工場でみね子がミス連発 / ひよっこ 第27話”

  1. あかり より:

    時子ちゃんと豊子ちゃんのケンカ、どんな感じなのかと思っていたら‥。
    豊子ちゃんがミス?をかばう時子ちゃんを責めるのは予想できましたが、時子ちゃんが「よくないと分かっていてやった」とはっきり言い切ったので、びっくりしました。
    女子のこの手の争いではあまりない展開かと思います。
    みね子ちゃんのいたたまれなさも分かりますが、明日の展開が楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      時子ちゃんと豊子ちゃんのケンカ、その向かう先がずいぶんそれてまさかの展開となりましたね。時子ちゃんの過去にまで及んでしまうとは・・・

  2. ひるたま より:

    「トランジスタの向きが逆になっとるがね!」
    …一瞬、富山弁かと思いました。(@_@)

    今日は都合で昼の再放送のみ見たのですが、オープニングクレジットをボーっと見てしまっていた事を後悔しました。
    方言の種類が一気に増えていた事だけでも驚きましたが(同時に耳はダンボ状態になりましたが^^;)、方言指導の方のお名前がクレジットされていたのか…如何だったのでしょう??

    冒頭のセリフは、TL等で検索してみた所どうやら名古屋弁(or東海地方の方言)だったようですが…向島電機は東日本のみならず、全国津々浦々から採用していたとお見受けします。(^^)

    向島電機で使用されているタイムカードを見た時に「懐かしい!」と一瞬思っちゃいました。
    私が新卒で入社したのは平成初頭の時代でしたが、殆ど同じデザインのタイムカードを使用していたように記憶しています。(その会社とは今では縁が無くなっていますが…タイムカード方式でなくなっている可能性も無きにしも非ず^^;)

    「やってみなければ分からない」「優秀な子が長続きするとは限らない」
    愛子さんに同意です。今も昔も変わらないですね。(^^)
    (「優秀な子」は、より上を目指して転職して行ったかも?)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      冒頭の方言、あれは確かに名古屋ですね。名古屋の言葉は馴染み深いのですぐにわかりました。名古屋は今でこそ大きな都市ですが、昭和40年頃は出稼ぎする必要があったんでしょうかね。そんなことが気になっていました。

  3. よるは去った より:

    茂「みね子、頑張れ。」 祖父ちゃんが木に楔を打ち込んでいたのは椎茸栽培で良いのかな。「椎茸のなる頃に・・・・・。」なんてフラグを感じさせなくもない場面に思えます。松下「日本を背負ってるんだという誇りを持って・・・・・・。」 日米半導体摩擦はその十数年後・・・・・・・なんてことまで考えながらドラマ視てたら味気ないか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      半導体摩擦もそうですが、部品組立工場の経営が成り立っていた古き良き時代ですね。

  4. ゆうのしん より:

    おはようございます。 みんな生き生きと働く向島電機の方々 倒産してしまうのは気の毒でなりません 次の職場は みね子ちゃん以外も見つかるのか? 特に 秋葉幸子さん(小島藤子)が 心配です コーラス部の彼と うまくゴールイン出来るといいですが 倒産はショックでしょうね  ではまた!!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      倒産後、愛子さんも心配です。年齢が年齢だけに・・・と言ったら激怒するでしょうね。愛子さんは「お姉さん」ですから。

  5. Marmite より:

    こんにちは、いつも楽しみにイギリスから拝見しています。

    こうやって中卒・高卒で上京して工場で働いて実家に仕送り・・・の同じ時代に、さくらちゃんは高校を中退して次郎君について何の計画もなく東京にいく!と言っていたんですね。その後は大学に進学、留学まで。

    棲む世界が違うとはこういう事なんだなあと思いました。今の時代はこのような格差は無くなって来ている、無くなって行くと信じたいです。日本でも、世界でも。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      両親も揃って裕福なさくらちゃんはいつも「足りない」ことへの不満でいっぱい。お父ちゃんが失踪し経済的に困窮なみね子ちゃんは「足りている」ことを見つけて感謝する。人の心は不思議ですね。

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