実が暮らした宿舎を訪問 / ひよっこ 第31話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年5月8日(月)放送
第6週 第31話「響け若人のうた」

『ひよっこ』第6週 第31話 あらすじと見どころ解説

行方不明になった実を探しに美代子が上京した際に、美代子に捜索の協力を申し出た茨城県出身の警察官・綿引が乙女寮のみね子のもとを訪ねてきました。乙女寮の寮生たちの注目が集まる中、みね子は綿引に連れられ出かけて行きました。

みね子は綿引と一緒に喫茶店に入ったものの何を注文していいのかわかりません。そんなみね子に代わって綿引はクリームソーダを注文。みね子ははじめて味わうクリームソーダの味に感激します。

みね子は綿引に礼を述べ、実が暮らした宿舎を訪ねたいと懇願。今後、自分一人ではそこに行かなとの約束のもと、綿引はみね子を建設会社の宿舎に案内しました。その殺伐とした雰囲気がみね子を驚かせます。

その日、実の行方の手がかりをまったくつかむことが出来ず、失意の中、みね子は乙女寮に帰って来ました。落ち込むみね子を愛子や仲間たちは暖かく迎え、みね子は乙女寮の面々を家族のように感じるのでした。

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midokoro
前週はみね子ちゃんの生活環境が激変し、行方不明になった実お父ちゃん探しをする余裕などありませんでした。

しかし東京に来て一週間。仕事にも慣れ、仲間たちともお互いの理解が深まったところでみね子ちゃんが東京にやって来た目的の一つであるお父ちゃん探しが始まります。

『ひよっこ』第6週 第31話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

実お父ちゃんと連絡が取れなくなり、奥茨城から東京に手がかりを探しにやって来た美代子さんは捜索願を出しに赤坂警察署にも足を運びました。

出稼ぎ労働者の失踪が相次ぐ中、多忙を極める赤坂警察署の担当官からけんもほろろの対応された美代子さんに対して「いばらでなくいばらですから」と救いの手を差し伸べてくれた好青年おまわりさん・綿引くんが再び登場します。

綿引くんは前の週の終わり頃にも少しだけ登場する場面が準備されているようですが本格的な再登場は今回からです。

ところで今回、みね子ちゃんは挨拶にやって来た綿引くんに連れられて乙女寮の近所(?)の喫茶店へと足を運びます。みね子ちゃん、生まれてはじめての喫茶店体験です。

喫茶店のメニューを見せられても、何を注文したら良いのかさっぱりわからないみね子ちゃんに代わって綿引くんが注文してくれたのはクリームソーダ。

美味しくてしかも見た目もキレイなクリームソーダに感激するみね子ちゃんが今回あたりで描かれるものと思われます。

ところで翌々週の『ひよっこ』第8週のサブタイトルは「クリームソーダと恋?」。そろそろ恋バナのフラグが立つかも知れませんね。

注意深くみね子ちゃんと綿引くんの二人の様子を観察したいと思います。

『ひよっこ』第6週 第31話 観賞後の感想

保護者の顔になる愛子さん

綿引くんに対して興味半分、警戒半分。綿引くんを見つめる愛子さんの眼差しに「保護者としての疑い」を見たような気がしたのは僕だけでしょうか。

口では愛想を言う。お若いんですね、とか。でもその笑顔が不自然きわまりない。笑顔の仮面が顔に張り付いたかのような不自然さ。

それよりも何よりも目がまったく笑っていない(笑)

綿引くんに警察手帳を見せてもらい、綿引くんの身分が明らかになったことで少しは安心できたのでしょうが、まだまだ油断はできないぞと警戒感を隠そうともしない顔。

いつになく保護者の顔になった愛子さん。普段は天然キャラですが、いざと言う時はとっても頼れる女性ですね。

と言うか、天然キャラであるがゆえにあそこまで初対面の相手に対して遠慮会釈なく疑ってかかれるのかも知れません。

追記:綿引くんに外で話そうと誘われ、みね子ちゃんが自室で準備をしているその間。愛子さんや乙女たちと綿引くんの会話は、後日ドラマの中で紹介されるそうです。

その時、愛子さんが綿引くんに対してとった態度がすべて明かされると思います。愛子さん、綿引くんに何を言ったんでしょうか。

みね子ちゃんのショックはどれほどのものだったか

実さんが暮らしていた宿舎。美代子さんが訪ねた時もその殺伐とした環境にショックを隠しきれない表情を浮かべていました。

しかし、美代子さんは大人です。そんな環境もこの世の中にはあるのだろうと、ある程度は受け入れる度量があったかと思います。

一方でみね子ちゃんはどうでしょうか。

みね子ちゃんの知っている世界は奥茨城の実家とお友達の家。そしてもしかすると宗男おじさんが住んでいる、おっかない奥様がいる家。これまで通っていた学校。

それに加えて乙女寮と向島電機だけです。

ある意味で無菌状態。免疫がまったくありません。

お父ちゃんが出稼ぎに出ている間、奥茨城よりはしゃれた環境で暮らしているお父ちゃんの姿を想像していたかも知れません。

しかし現実は今回のドラマの中で観た通り。

あの環境、あの現実はみね子ちゃんにとってどれほどショックだったことか。

しかも、大好きなお父ちゃんが荒んだ環境で2年にもわたって生活をし、奥茨城の家族を支えてくれていた。自分を高校に通わせてくれていたわけです。

お父ちゃんの犠牲の上に自分の楽しい高校生活があった・・・みね子ちゃんがそこまで考えたかどうかはわかりませんが、楽しい高校生活がどのようにして支えられていたのか。その現実をみね子ちゃんは知ったのではないでしょうか。

泣きっぱなしになるのも無理はありません。

追記:澄子ちゃんがいちいちおもしろ過ぎ(笑)

澄子ちゃんが実にいい味を出してます。

みね子ちゃんが愛子さんに甘納豆を食べさせてもらう姿を見て、自分も甘えたくなる。まだまだ子供?みたいな態度をとるその一方で幸子さんが喧嘩したと聞けば「あれま」とおばちゃんみたいな反応を示す。

そういえば前週の土曜日回のこと。幸子ちゃんが日曜日はデートだと知って、乙女たちが激しく反応を示す中、一見、他の誰よりも反応していなさそうに見えた澄子ちゃんが、実は一番幸子ちゃんのデートに関心を示していたような気もします。

澄子ちゃんの反応といえば「デートがよ」のわずか一言。でも裏を返せばほかのみんなみたいに反応している心のゆとりもないほど、幸子ちゃんのデートに興味津々だったともいえます。乙女たちの中で一番子供っぽいようでいて実は一番ませているのかもしれません。

話が前後してしまいますが、澄子ちゃんは仕事も遅い。話すスピードもゆったりまったり。いつもぼんやりしているようで「甘納豆食べる?」の愛子さんの問いかけに真っ先に応えたのは澄子ちゃんでした。

しかもその反応の早さと言ったらこれまでドラマの中で一度も見せたことのないレベル。

否。一度だけありましたね。素早い行動を見せた場面が。新人たちが乙女寮に着いた初日の夕食の席。みね子ちゃんたちが気づかない間に速攻でカレーライスのお代りの列にならんでました。

「花よりだんご」という二者択一がありますが、澄子ちゃんの場合は二者択。「仕事より花だんご」と言ったところでしょうか。

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12 Responses to “実が暮らした宿舎を訪問 / ひよっこ 第31話”

  1. 青空 より:

    茨城出身の警察官は東京に多かったと思います。
    「吉展ちゃん事件」や「三億円事件」の名刑事、平塚八兵衛氏も確か茨城出身だったと思います。
    私も茨城出身なのでこのドラマ、楽しく拝見していますが・・訛りやイントネーションがすごいですね。
    ここまで酷くないと思いますが・・ちなみに出身は茨城県中部です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      平塚八兵衛氏、調べてみたところ土浦の生まれですね。その正義感と人情味の厚さ、綿引くんに通じるものがあるなと思いました。

  2. ひるたま より:

    ドラマの内容とは無関係なのですが…甘納豆を食べる場面で何故か、漫画『ガラスの仮面』を連想してしまいました。

    女優さん達がそれぞれ、登場人物になり切って甘納豆を食べる(or愛子さんに食べさせてもらう)場面…いかにも月影先生がレッスン中に「お題」として出しそう。(^^)
    「それぞれの役として、これを食べなさい」と。
    もっとも、厳しい月影先生の事なので上手く演じていた彼女達に対しても、何らかの「ダメ出し」をしたかもしれませんが。(^m^;)

    個人的には、「アーン」してそのまま食べさせてもらっていた澄子ちゃんと、食べさせてもらう寸前でハタと我に返り(?)、手で受け取って自分で食べた豊子ちゃんの2人が印象的でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『ガラスの仮面』・・・『あさが来た』の時も昭和の少女漫画の名作の要素が詰め込まれていると指摘される方がいましたが、どこか意識しているのかも知れませんね。

  3. ピージェイ より:

    朝蔵さん、初めて書きこみます。ひよっこ素晴らしいですやよね。朝蔵さんの観賞後のコメントがいままでにくらべていつも早いので、のめり込み具合が伝わります。
    このドラマ、オレは朝ドラおはなはんからの長いつきあいだけど、最高傑作だと思います今のところ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメントありがとうございます。

      僕の朝ドラ歴なんて『ごちそうさん』以来なのでこれは最高傑作とか言い切れないのですが、さすがたくさん観ておられる方の言葉は説得力があります。

  4. ア※ラッキー より:

    確かに、茨城の人って、一緒に何か行動するということ苦手かもしれませんね。ずいぶん前に茨城県は、東北地方の一部だと思っていたとある地方出身の友達に言われましたけど・・・。
    ところで、あのクリームソーダなんか、薄そう。もっと濃いイメージが・・・。う~ん。今日は無理だけど、今週中に私もクリームソーダ飲もうかしら(笑)飲める場所が近くにあるんですよ〇ーガー〇ングてとこに。そういえば、あの喫茶店の支払いは綿引さん・・・ですよね。まだ、給料日まだでしょうからね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      クリームソーダと昭和の喫茶店空間がとっても懐かしかったです。今ならこんな場面だと駅前のスタバ直行ってところでしょうか。

  5. えびすこ より:

    綿引巡査のセリフに「(警察関係者に)茨城出身者は少ない」とあります。いまなら親睦会の「茨城県人会」(中小の会社はわかりませんが大学にはあります)があって親睦を深めてますね。
    考えてみると北関東3県は地理的に微妙な地域では?関東地域に入るものの、「地方・郊外」と言うイメージがあります。
    同じ茨城県でも南北で土地柄に違いがあると聞きます。

    集団就職は昭和40年代いっぱいまではあったようですね。
    高校卒業後就職の人で見るともうすぐ定年を迎える人が集団就職最後の世代になりますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      関東地方と中部地方。この二つのくくりについては地域の特性とか考えたのかなっていうレベルの大雑把なくくりですからね。

  6. よるは去った より:

    ネットで見たら店内に坂本九さんの「明日があるさ」が発売されたのは1963年12月ですからドラマの時代の1年半くらい前ですね。ロングヒットだったんですかね。メロン色のクリームソーダも何か懐かしい感じがします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      坂本九さんのこの頃の楽曲は今もなお歌い継がれていて超がつくロングセラー揃いですよね。

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