あかね荘の住人達の秘密 / ひよっこ 第66話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年6月17日(土)放送
第11週 第66話「あかね荘にようこそ!」

『ひよっこ』第11週 第66話 あらすじと見どころ解説

すずふり亭の閉店後、みね子は鈴子たちと一緒に銭湯に行く日々を送っていました。そんなある日の朝、みね子は目覚まし時計をセットし忘れました。目覚まし時計が鳴らないことが気になりいらだつ早苗はみね子を叩き起こします。

その翌朝は休みの日でした。にもかかわらずみね子は前の晩に誤って目覚まし時計をセットしてしまいました。その目覚まし時計の音に起こされ朝から機嫌の悪い早苗と、早苗をからかった純一郎の二人の会話は口論に発展。

その口論に啓輔も巻き込まれてしまいました。お互いに触れて欲しくない話題にわざと触れて言い合いをする純一郎、早苗、そして啓輔。その口論を横で聞いていたみね子が尋ねます。皆、何故それほどまでにお互いのことを良く知っているのかと。

その理由はすぐにわかりました。富があかね荘の住人の親たちに電話をかけ、土地の名産品を催促しながら住人たちの情報を聞き出していたのです。そして聞き出したことを住人たちに言いふらしていたのです。みね子は実家に電話がないことに安堵するのでした。

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midokoro
今週に入ってから前回まで、すずふり亭や赤坂商店街での様子が丹念に描かれてきましたが再び舞台はみね子ちゃんの住まい・あかね荘に戻ってきます。

あかね荘の住人たちの職業など一度はさらっと説明されましたが、今回は彼らの口喧嘩を通して、登場人物たちそれぞれのさらに深いところが見えてくるようです。

『ひよっこ』第11週 第66話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

みね子ちゃんが東京にやって来た直後の乙女寮で出会った愛子さんや豊子ちゃん。

奥茨城には存在しなかったタイプのちょっと面倒くさそうなキャラに一時的にはハラハラさせられたものの、二人とも第一印象ほどには厄介な人物ではありませんでした。

今週から登場し始めたすずふり亭や赤坂商店街の面々も、第一印象だけは面倒くさそうなところが見え隠れするものの彼らは皆さん大人です。

まだ若いみね子ちゃんに対してその面倒くささを全開にすることはないかと思います。

しかし、あかね荘の住人たちはいずれもみね子ちゃんよりは年長とは言ってもみね子ちゃんとは同年代。遠慮もしないだろうし、そもそも自分より年少者に気づかえるほどに成熟した大人とも思えません。

その面倒くさいキャラをみね子ちゃんに対して全開にすることが予想されます。

このあかね荘の面々とみね子ちゃんとの間でどのようなドラマが展開されることになるのかこの記事を投稿した時点はまだ明らかになっていません。

しかしきっとあかね荘の面々はその変人ぶりを思いっきりみね子ちゃんに対してぶつけてくるものと思います。

そしてそんな愛すべき変人たちとの闘い(笑)を通して、みね子ちゃんは大人になってゆくのかも知れませんね。

『ひよっこ』第11週 第66話 観賞後の感想

今回は朝から涙が止まりませんでした。・・・大笑いし過ぎて。

これほど笑いっぱなしだったのは、奥茨城聖火リレー大会のテレビ放送を奥茨城の面々が谷田部家で視聴した場面、あれ以来のことでしょうか。

強制的に進んでしまったあかね荘の住人たちの相互理解

お互いに自分のことは語って来なかったはずなのに、何故かみんなお互いのこと。とりわけ触れて欲しくないところをよ〜く知っている。

そして、その謎の黒幕は富さんだった。

みね子ちゃんとの会話の中で判明していた富さんのご当地グルメ趣味。そして、おしゃべり大好きな性格。それらがきれいに回収されました。まさかの展開で(笑)

これまで交流がなさそうだったあかね荘の住人たち。それぞれ職業も異なれば、同じアパートに住みながらライフスタイルも人それぞれ。

共通の話題が見つけにくいので話をするきっかけもつかめず、それがために交流もなかったのでしょう。

交流もなく、せいぜいあいさつ程度の会話しかしなければお互いのことなどわかりません。自分のことを相手に話そうとも思えません。

にもかかわらず、それぞれが一番大事な親友にしか打ち明けられないような秘密を。否、もしかすると親友にすら打ち明けられないような内緒にしていることを、自分で気づかないところで自分の意に反して知られてしまいました。

自分の知られたくないことを共有している他者って、ある意味で親友と同レベルです、秘密を共有しているという点で。純一郎くん、早苗さん、そして啓輔くん。富さんの暴走によって強制的に「親友」になれましたね(笑)

ところで話がそれますが、こじれた人間関係、冷ややかな人間関係の中に入ってきたドラマの主人公がその持ち前の明るさでその人間関係のこじれたところを解いてゆくという展開は定番のストーリーテリング、とりわけ朝ドラでよくありがちです。

あかね荘の住人たちの人間関係はこじれたり冷ややかだったりはしませんが、お世辞にも良好とは言えませんでした。

そしてそんな人間関係の風通しをよくするきっかけをつくったのは本作『ひよっこ』では主人公でなく脇キャラ。あかね荘の住人たちの相互理解(笑)を一挙に深めたのは変なおばさんでした。

みね子ちゃんが果たした役割と言えば、あかね荘の住人たちがお互いのことを親友レベルで知り尽くしていることへの違和感。親友でもないのに何故?という違和感に気づいたことだけです。

そんな定番ストーリーテリングからちょっとはずした展開も粋なやり方だと思います。

さて、富さんによって暴露されてしまったそれぞれの秘密。今後、何かの形で回収されることがあるかも知れません。

そこで、記憶に定着させておくためそれぞれの秘密を以下にまとめておきますね

純一郎くんの秘密

父親は製薬会社を営む大金持ち。これは純一郎くんが内緒にしていなくても、故郷では誰もが知っていることです。

実家のある佐賀県では知らぬものがないほどの名家らしいですからね。

でも少なくとも東京ではそのことを知られたくない。時子ちゃんや豊子ちゃんみたいに、故郷での自分を捨てて新しい自分になりたいという願望があるのかもしれません。

そこがおそらく究極の秘密。そしてあかね荘の強制相互理解が真の相互理解になった時、純一郎くんはその究極の秘密をう打ち明ける。そんな展開になるような気がします。

啓輔くんの秘密

漫画家を目指しながら早5年。まったく売れる気配がない。

そのことは秘密でもなんでもなさそうですが、実家のご両親が夢を諦めて故郷に戻ってきてほしい。そのために働き口まで用意していることは内緒にしているみたいです。

純一郎くんや早苗さんと異なり、啓輔くんは隠し事をするタイプでもなく、というか隠し事みたいな器用なことは出来ないタイプ。

そんな啓輔くんすらも親から夢を諦めろと言われていることはちょっと恥ずかしい。しかもまだ登場せぬ相棒は実家に帰ったまま戻って来ない。夢を諦めたのかも・・・

啓輔くんの夢と現実の葛藤。いつか描かれるのでしょうか。

早苗さんの秘密

お見合いを断られること40回。正確には38回。正確な数字を自分の口から言ったのは、秘密がバレてしまった開き直りか。それとも早苗さんにとって40回の大台に乗っていないことは自分にとっての支えだったからのか。

高校時代に先生を問い詰めて泣かせたというのも早苗さんならある意味であるあるです。秘密というほどではないような気がします。

では早苗さんにとっての最大の秘密とは?

実はとっても優しい心を持った女性だということ。これが早苗さん本人にとって人に知られたくない大きな秘密。自分でも認めたくない秘密とも言えるかもしれません。

そんな早苗さんの最大の秘密がバレる時、早苗さんの人生にとってとても素敵が出来事がおこるのではないでしょうか。

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28 Responses to “あかね荘の住人達の秘密 / ひよっこ 第66話”

  1. 1013 より:

    回想で出てきた澄子ちゃん、もろ「ぅんめ〜!」の顔でいきなり爆笑しました(笑)
    そして早苗さんの牢名主っぷりも(笑)
    まあお金持ちのお坊ちゃん・売れない漫画家・田舎娘(←)がメンバーなら仕切り役にならざるを得ないんでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      早苗さん、実は他者への心の配り方が人並み外れたレベルなので、その気配り力を本人が素直に受け入れたら、今回見え隠れした「牢名主」っぷりと合わせて良きリーダーになれますね。

  2. まつも より:

    富さんは、息子や娘たちの様子をああして時々親御さんに伝えているのかなと思いましたよ。皆さんワケありで親とこまめに連絡をとりあっているとは思えませんし。
    でも、やっぱり、単に各地のおいしいものを求めているだけかもしれませんし…
    富さんの登場場面にますます目が離せなくなりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      富さん、思いやりから実家にご両親に子供たちのことを伝える中、各地の美味しいものが送られて来ることに味をしめてしまったのかも知れません。優しさとずる賢さが同居した本当に深い人物です。

  3. まっくす より:

    早苗さん 最初に見たとき一瞬 糸子さんかと思いましたが、どうやら違う人のようですね^^

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      糸子さん・・・岸和田の糸子さんでしょうか?

      • まっくす より:

        はい カーネーションの糸子さんです。
        よく似てると思ったんですが^^

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          夜の再放送にじっくりと見直してみました。目を向いて話すところ。ややハスキーボイスがちなところがそっくりでした(笑)

  4. GATTO より:

    こんにちは〜

    今日は、早苗さんがいっぱい笑わせてくれましたね。タイトルはわかりませんが、緊迫感のある音楽(豊子さんの反乱の時に流れていた音楽です)を3連発していたのも、別に大した場面でもないのに、大袈裟で笑えました。

    それと、「うるさい、下手くそ!」で思い出したことが・・・私が20歳頃のことです。夜、家の前で野球のバットを振っていたら、隣の家の男の子がお風呂に入りながら良い気持ちで歌っていました。そこに近所の別の男の子が通りかかって、大きな声で一言「下手だなぁ」と。その直後、歌が止まって
    しまいました。あの時は本当に笑えました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      「うるさい、下手くそ!」と言えば、早苗さんに怒鳴られる直前までのヤスハルくんの生き生きとした表情。最初、別人かと思ったほどでした。彼、あんな顔もするんですね。

      追伸:コメント表示が遅くなり申し訳ありません。本日はほぼ終日、外出していました。

    • ひるたま より:

      こんにちは。また横入り失礼します。
      早苗さんがみね子ちゃんの部屋に向かう場面での音楽…私も同感です。
      「お?早苗さん怒鳴り、込むか!?」と手に汗かいてハラハラしつつも何故か笑いが止まらず…。絶妙な音楽の使い方でしたね。

      そして「うるさい、下手くそ!」にまつわるGATTOさんのお話にも大笑いしちゃいました。(^0^;)
      (失礼しました…)

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        普段は緊迫感を演出するときなどここぞという時に用いる曲ですが、それを意図的に「乱用」する演出が見事です。音楽の使い方、『あさが来た』は秀逸でしたが本作も遜色ないレベルだと思います。

  5. 安ママ より:

    一人一人の描き方が丁寧なドラマですが、今日の早苗さんも・・・でしたね。
    目覚ましが鳴らない、心配で、でも、そうじゃないと否定しながら部屋の中をグルグル。怖~~~~いだけのオフィスレディじゃなかったです!!
    まだ純一郎くんについては、優しさが前面に出てこない気がします。
    これからの展開に乞うご期待ってところでしょうか??
    ネットでは、今のところ仮面ライダードライブ(純一郎くん)よりネクロム(秀ちゃん)の方が人気みたいですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      次週あたりからあかね荘の面々がディープに描かれはじめるみたいなので、純一郎くんの注目度もこれから高くなってくるのかなと思ってます。

  6. かふう より:

    今日は元治さんはあまり出てきませんでしたが、私も元治さんに注目していますよ。元治さんという役柄と同時に注目しているのが、元治さんを演じるやついいちろうさんです。
    今年の春までTBSラジオの夜、東京ジュークボックスという番組で木曜日を担当されてました。とても面白かったです。そして、やついいちろうさんが代表を務めるやついフェスが、渋谷で今日と明日にあります。
    今までも人気のある芸人さんだったようですが、元治役で人気に火がつくかもしれませんね。やついいちろうさんの演技には、感心していますよ。笑

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      恥ずかしながら僕はやついいちろうさんという役者さんを『ひよっこ』で初めて知りました。そしてその才能に一目惚れです。僕みたいな人、少なくないでしょうね。

  7. ひるたま より:

    「富山ことば指導」のクレジットがちゃんと登場していましたね。
    個人的にですが…啓輔くん=岡山天音さんの富山弁は結構自然に入って来ました。富山県在住経験者として懐かしいです。
    来週以降はさらにもう一人「富山弁を話すキャラ」が増員されますね。(^^)

    「行き遅れの怖い女と、ただの田舎娘」
    富さんのセリフに吹きました!(^0^;)
    「田舎娘」呼ばわりされてしまったみね子ちゃんの表情が…早苗さん以上に怒気を含んでいたように見えたのは気のせいでしょうか?

    有村架純さんの「顔の演技」これからもチェックして行きたいです。

    • ひるたま より:

      続きです。
      これまでも度々言われているであろう早苗さんには「免疫」があるのかもしれませんが、みね子ちゃんには未だ「免疫」が無いのでしょうね…きっと。

      「行き遅れ」…現在では決して使えない言い回しですね。(;^_^A

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        幸か不幸か赤坂には毒舌家がいっぱいいるので、みね子ちゃんもこれから免疫がついてくるのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > ただの田舎娘

      朝ドラヒロインをこんな言葉で表現したのはかなりレアですね。

  8. shell より:

    はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
    私が今日一番気になったのは、シシドカフカさん演じる早苗さんです。
    目覚ましが鳴っててもみね子が起きないのを「心配してるわけじゃねーよ」
    と言いつつめっちゃ気になる(笑)
    完全にちゅらさんの真理亜さん(菅野美穂)のポジションですよね。
    これから、天然のみね子に悪態つきながらもかわいくてしょうがない、
    そんなお姉さんぶりの話の展開を期待しています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      はじめまして!

      早苗さん、本当に面白すぎます。早苗さんが今のところは認めたがっていない自分の優しさを素直に認める場面は見どころになりそうですね。早苗さんのこれから、楽しみです。

  9. えびすこ より:

    今ある学生寮でも個室になっている場合は隣にいる同級生の事を知らないという事もあるのでは?
    あの時代はアパートでも隣人の事はある程度把握してる時代でした。
    この番組ほど女性陣が個性的な朝ドラはないですね。あまちゃんに匹敵するほどです。

    ところでみね子の誕生日は何月何日なんでしょう?劇中では1年半ほど歳月が経過しているので誕生日はもう迎えています。
    4~8月のどこかだと思いますがみね子たちは昭和41年で20歳。
    成人式はどこでするのかな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      成人式は是非とも奥茨城でやってほしいですね。上京した奥茨城スリーが奥茨城で顔を揃える場面を久しぶりに観てみたいです。

  10. よるは去った より:

    富「いつもいつも美味しいものをまあ・・・・・・ありがとう・・・・・・そう言えばタケサキカニの季節ですわね。」 この大家さんは一癖や二癖だけではなさそうですな。あかね荘の住人達からの報復は何らかの形で受けるのかしら・・・・・?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      仮に報復したとしても、最強の富さんのこと。痛くもかゆくもないでしょうね(笑)

      • よるは去った より:

        富「行き遅れの怖い女・・・・・・ただの田舎娘」・・・・・・。」に対する早苗ちゃんとみね子ちゃんの「ムッ!」のリアクションは想い出す度に笑えそう(笑)。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          早苗さん「行き遅れ」「怖い女」
          みね子ちゃん「ただ」「田舎娘」

          わざわざご丁寧に二つの修飾語を使って二人をバカにするところがまた楽しいです。さすが富さん、手が込んでいる。

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