宗男が東京にやって来る / ひよっこ 第78話

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月1日(土)放送
第13週 第78話「ビートルズがやって来る」

『ひよっこ』第13週 第78話 あらすじと見どころ解説

宗男が茨城県からやって来ました。ビートルズの日本滞在で、居ても立っても居られなくなった宗男は、来日公演のチケットを手に入れられなかったにも関わらず東京までやってきたのです。ビートルズと一緒に東京に滞在することが宗男の上京の目的でした。

美代子など故郷の家族の様子を伝え終えた宗男は、あるところに行きたい、連れて行ってほしいとみね子に頼みました。宗男が行ってみたいと希望する場所、それは実の姿が目撃されたという商店街でした。

宗男はその商店街にやって来ると、姿をくらましたままの実に向かって大声で叫びました。兄貴、どこにいるんだ、帰って来いと。その宗男の叫び声につられて、みね子も夜の商店街に向かって父の名前を大声で叫びました。

宗男はあかね荘に戻ると、住人たちにみね子が世話になっていることの礼を述べました。そして、みね子が宗男に宛てた手紙の中で島谷を、あたかも「王子様」のように書いたことを宗男はあかね荘の住人たちに暴露。みね子を焦せらせるのでした。

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midokoro

宗男おじさんが東京にやってくる場面が描かれるらしい。その情報は別のページでお伝えしていましたが、その場面が今回登場することが確定です。

奥茨城の田園風景の中をいつも疾走していたあのバイクにまたがって、宗男おじさんが東京までやって来ます。

『ひよっこ』第13週 第78話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

宗男おじさんが東京までやって来るのは、ビートルズ来日公演の招待券が当たったからなのかどうかはこの記事を投稿した6月19日の時点では定かではありません。

しかし、懸賞に外れたとしても宗男おじさんならビートルズと同じタイミングで東京に滞在できるというその一事だけで十分に幸せを感じるかも知れませんね。

一つ屋根の下ならぬ、一つ空の下。ささやかな幸せを見つけ出してそれを最大限に喜ぶことができる特技を持った宗男おじさんのこと。

ビートルズ公演に行く宗男おじさんよりも、ビートルズと一緒に東京に滞在できるその幸せを噛みしめる姿の方が宗男おじさんらしいなと僕は思います。

ところで宗男おじさんの上京にあたりとても気になっていることが二点あります。

一つは、みね子ちゃんの高校時代に宗男おじさんがみね子ちゃんに話しかけた、宗男おじさんの心の中の秘密です。

宗男おじさんはみね子ちゃんに言いました。自分はあることをきっかけにして人生を笑って過ごそうと心に決めたのだと。

でも宗男おじさんはそのきっかけについてはみね子ちゃんに語るのを保留にしました。みね子ちゃんが大人になったら聞かせてやると。

みね子ちゃん、奥茨城のあの頃よりは確実に大人になっています。

宗男おじさん、そろそろ心の中の秘密を聞かせてくれるでしょうか。

今一つは、宗男おじさんと富さんの会話、一体全体どんなことになるの?という点です。

これはもう爆笑を避けては通れない。果たして宗男おじさんは交渉に成功してあかね荘の間借りをさせてもらうことはできるのでしょうか。

ところで富さんを攻略するポイントはたった一つだけ。

交渉開始前に、みね子ちゃんが富さん攻略法を宗男おじさんに伝えてあげられれば、富さんの攻略は間違いなく成功するでしょう。

富さん攻略のポイントは「美味しいもの」ただこの一点です(笑)

『ひよっこ』第13週 第78話 観賞後の感想

みね子ちゃんの恋が確定

当ブログのネタバレをお読みいただいている方にとっては周知されていることですが、ネタバレを読まずに『ひよっこ』を楽しんでいる方も今回ではっきりしましたね。

みね子ちゃんの恋が。

しかも宗男おじさんにこんな形で暴露されるとは。みね子ちゃんお気の毒(笑)

みね子ちゃんが宗男おじさんに出した手紙。そこに書かれてあったというあかね荘の住人たちのこと。

早苗さんのこと、うまいことまとめてありました。ちょっと怖くて何を考えてるのかわからなくてとネガティブな感想にはじまり、優しくてオシャレとポジティブに締める。

みね子ちゃんがそのような順序で感想を手紙に書いたのか、宗男おじさんの脚色もそこに含まれているのか、定かではありません。

しかし、これで早苗さんのみね子ちゃんに対する心象はこれまで良くなったこと間違いなしです。宗男おじさん、素敵なフォローでした。

続いて漫画家のお二人、祐二・啓輔。

つまらないだの才能も将来性もないだのと、早苗さんの言葉をそのまま手紙に書かなくて良かった。富山から出て来て頑張っていると事実だけ手紙に書いたことは懸命でした。

でも、自分たちの漫画をこよなく愛していくれていると勝手に思い込んでいるお二人にとって、みね子さまが自分たちの作品に一言も触れてくれなかったことは、それだけでもショックが大きいかも知れませんね。

祐二・啓輔はちょっと気の毒でしたが、この二人のことについて語る時の宗男おじさんの言葉の選び方には優しさがあふれていました。

「富山から出て来て頑張っている」

富山から出て来て芽が出ない。富山から出て来て親を心配させている。等々。富山から出て来た事実に対してネガティブにしか評価されてこなかった祐二・啓輔にとっては、初めてかもしれない「頑張っている」というポジティブ評価。

祐二・啓輔の二人は気がつかなかったようですが、さりげない言葉ながらも宗男おじさんの優しさが心に沁みる一言だったと思います。

そして来ました!島谷くん。

宗男おじさんが島谷くんを頭のてっぺんからつま先までまじまじと眺める。そしてなるほどねと、さも意味ありげに深くうなずく。

この時の宗男おじさんの仕草だけでも十分すぎるほど伝わって来ました。

みね子ちゃんが島谷くんに関して熱を込めて手紙に書いていることを。何故、そんなに熱を込めて書いているのか。他でもない。恋をしているから。

宗男おじさんが島谷くんを観察しはじめたその瞬間、みね子ちゃんに緊張がはしり背筋を伸ばして姿勢を正したことを僕は見逃しませんでした。

宗男おじさんの仕草から間接的に伝わってくるみね子ちゃんの恋。その恋を、みね子ちゃんが姿勢を正すことで裏付けるかのようでした。

続けて、島谷くんを舐めるように観察した宗男おじさんが言いました。

「たしかに王子様だな」

この瞬間がみね子ちゃんの恋が暴露された瞬間。みね子ちゃんの恋が誰の目にも明らかになった瞬間でした。

その直後のみね子ちゃんの焦り方がその瞬間を際立たせ、そうだったのかと言わんばかりの早苗さんの表情がそれに輪をかける。

何より嬉しさを必死に隠そうとしているのか、島谷くんの無反応のフリも可愛らしい。

僕の知る限りの朝ドラヒロインの恋の確定場面の中では、とても新鮮な展開でした。いよいよ本格的な恋バナのスタートですね。

そして恋バナのスタートの影響なのか、今週から単日視聴率が上昇傾向。『ひよっこ』もちょうど半分が終わり、いよいよ賑やかになって来そうな予感がします。

余談

お父ちゃんの目撃情報があったという東京のどこぞの商店街。宗男おじさんが「兄貴!」とでっかい声で叫んだあの場所はセットでなくロケ地です。

この場面を収録する際、どこかの店からビートルズが流れて来たそうです。

そのどこかから聞こえて来たビートルズによって、この場面を情感たっぷりに演じることができたと、宗男おじさんこと峯田和伸さんがどこかで発言されてました。

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コメント

  1. tonko より:

    こんにちわ♪
    富さんのずんだもち…
    朝蔵さんに先を越されましたが(;^_^A
    私も「ちりとてちん」での
    草若師匠の“お茶一杯”を思い出しました
    言葉に出さずとも、心を暖める…

    3人のイケメンに対して
    皆さんの意見が盛り上がってきましたね(´∇`)
    今まで私が見てきた朝ドラの傾向では
    推しメン(笑)の綿引くんは無いかな~と…
    オリジナル作品では
    若い頃や子供の頃から見守ってきた
    いわゆる“いい人”タイプは
    「ちりとてちん」の小草若ちゃん
    「ごちそうさん」の源ちゃん
    「まれ」の役名忘れましたが…柳楽さん 等々
    は報われなかったですよね~

    時に“彼で大丈夫?”と思われる人と
    結ばれる傾向があるような
    秀くんは目立ってダメな所はありませんが
    時々、台詞に棘があるなと思ったり…
    手伝いを申し出たみね子に、悪気が無いとはいえ
    「邪魔しないで」と言ってしまうような
    ちょっとデリカシーのない所も見受けられますし…
    でも、仕事に対して真面目ゆえというのが
    見て取れるので印象が悪くなる事はないですね

    長くなりましたが…来週は乙女ちゃん再登場!!
    嬉しいです( 〃▽〃)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > “いい人”タイプ

      そうなんです。綿引くんは残念ながら出来杉くんなんですよね。やっぱりヒデくんかなと思わずにいられないような第13週でした。

  2. GATTO より:

    こんにちは〜

    いやぁ、宗男おじさん、格好良過ぎです。うちの方は海辺の田舎町なので気楽に叫べますが、東京の真ん中で叫ぶのは勇気が要ったことでしょう。あかね荘での話も説得力があったし、しかも否定的な話はなし。最後に流れた主題歌といい、このまま最終回でも良さそうな雰囲気・・・いや、もちろん終わっては困りますが(笑)。

    ところで、二人並んで叫んでいるところを見て、ふと思ったのですが、丸顔のみね子さん、実お父さんや美代子お母さんよりも、宗男おじさんや滋子おばさんの方が顔は似ているのではないか・・・?と。

    滋子おばさんといえば、予告編で見た可愛い笑顔が印象的でした。向島電機の仲間の姿といい、来週がますます楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      顔もそうですが、性格についても両親よりも宗男おじさんに通じるものがあるような気がします(笑)

  3. ともぞう より:

    いつも楽しく拝見させていただいてます。すっかり宗男おじさんに惚れてしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男おじさん@赤坂週では、もっと惚れてしまうのではないかと思います。

  4. まるこ より:

    東京出身の私は、東京には空がないとか星が見えないとか言われるたびに悲しくなったので、「見えなぐでも、ねえわけじゃねえんだぞ!」という宗男さんの言葉にジーンときました。さすが東京出身の岡田さん、田舎の良さを語るだけじゃなくて、東京を悪者にしないところも好きです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      第1週か2週の頃だったか、お父ちゃんや幼馴染を奪ってしまう東京は嫌いだとみね子ちゃんが言った時、人が住んでいるところはみんないいところなんだと言った宗男おじさんの言葉を思い出しました。すべてを受け止める大人の度量が本当に素敵ですね。

  5. ひるたま より:

    今作は全部で26週156話。今日はちょうど第13週目最後の第78話…という事は、正にマラソンで言う所の「折り返し地点」ですね!(^^)

    「今思っている事をな、叫ぶんだ。音楽にのせてな」
    お父ちゃんが目撃された現場で突然叫び出した宗男叔父ちゃん…私もみね子ちゃん同様に最初は面食らいましたが…なるほど、このセリフのために用意されたエピソードだったのですね。

    「東京で待ってっとー!ビートルズ~!!」のセリフの直後にドラマ主題歌『若い広場』が…実に絶妙なタイミングで流れ始めましたね!非常に印象深いラストでした。
    ちょうどドラマ前半が終了…あっという間でした。後半の3か月も案外早く過ぎてしまうのかな~などとふと感じました。
    (個人的には特に桑田佳祐さんのファンという訳ではないのですが、この曲は素直に気に入り、つい鼻歌でも口ずさんでいます(^^;)

    現在主題歌として流れているのはおそらく1番なのでしょうけれど、2番以降もある筈かと思われます。『あさイチ』などで2番以降の部分が流れているのかな?と思われる時があるのですが…いずれも声が被さってしまって殆ど聞こえず…(T_T)
    出来ればぜひ、何処かで2番以降も使用して欲しいです。
    (以前の朝ドラ『マッサン』では、中島みゆきさんが歌っていた主題歌『麦の唄』が前半3か月は1番、そして後半3か月は2番がそれぞれ使用されたと聞いた事があります。うろ覚えですので記憶違いかもしれませんが)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『マッサン』の主題歌は物語前半が1番、後半が2番でしたよ。『麦の唄』は、ヒロインの生涯を「原作」にして作詞されたので、物語の進捗と歌詞が見事にシンクロしてました。

  6. もんすけ より:

    (私はここにいる。お父ちゃん、みね子は東京にいるよ!)
    という気持ちいっぱいの叫び。
    宗男おじさんの大声で触発され、気持ちをようやく爆発させることができたシーンで、なんだか涙が…。
    (自分はここにいる。ここに存在しているんだ。)
    地元から出てきて都会で頑張っているあかね荘の面々の心の奥にも、そんな感じのエネルギーが横たわっているのでしょうね。

    あぁ、やっぱりみね子ちゃん、島谷くんが”王子様”なんですね…。
    ヒデくん押しの自分としては、今後のヒデくんの動向も気になります。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      お父ちゃんがいなくなってからこのかたいろんなことがありましたが、みね子ちゃんは感情を爆発させることは一度もありませんでしたね。宗男さんがやっとみね子ちゃんの心を解放してくれたんですね。

  7. よるは去った より:

    宗男「兄貴~!」みね子「お父ちゃ~ん!」広い赤坂の街で二人して拡声器も無しに叫んだところで当人の耳に届く確率は50%にも満たないだろうけど、「街中で大声で喚いていた妙な二人組がいた。」ぐらいの噂ぐらいは耳に入るかな。宗男「見えないだけで、無いわけじゃない。」東京の夜空の星やビートルズのことだけでなく実父ちゃんのことも言ってるんでしょうけどね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      東京の夜空の星の言葉。あの場に居合わせた若者たちがそれぞれの立ち位置によって様々な受け止め方が出来る深い言葉でしたね。

  8. 見た目は鶏、中身はひょっこ より:

    毎回、楽しく読ませて頂いています。
    ひょっこの大ファンです。
    視聴率はふるわないと言われているようですが、
    近年成功した女性を題材にした朝ドラから、普通に生きていこうとする女性を物語とした今回の朝ドラに毎日期待しています。
    その中でも、宗男さんの大のお気に入りで、今回の宗男さんの回は、楽しくて仕方ありません。
    今回の朝ドラのスピンオフにも題材として扱ってほしいくらいです。
    笑いあり、泣きありの今回のような朝ドラが続けば。と思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      今回から次週にかけては宗男おじさんのファンにはたまらない日々となりそうですね。僕もファンとして居ても立っても居られません(笑)。

  9. ハイジ より:

    ×曲がり➡○間借り ですね(笑)