大量の弁当を一郎が受注 / ひよっこ 第79話

2017年7月3日(月)放送『ひよっこ』第14週

あらすじと見どころ解説

ビートルズが来日する前日の昭和41年(1966年)6月27日の夜。祐二と啓輔の部屋で二人の描いたマンガを読みながら眠り込んでしまった宗男は急にうなされはじめました。死にたくないと両親に助けを求めるような寝言を言う宗男の姿はみね子を驚かせました。

一方、いつになく気前が良い一郎の不自然な態度を鈴子は不自然に思っていました。一郎が商店街の人々に愛想よくあんみつを振る舞いはじめたのです。そんな一郎を鈴子が問い詰めると、ついに一郎は白状しました。

ビートルズの来日公演の警備に当たる人々のための大量の赤飯弁当の注文を、和菓子屋の柏木堂が引き受けることになっていたのです。その注文は全部で600人分。一郎とヤスハルの親子二人だけでこなせる量ではありませんでした。

ついに悲鳴をあげた一郎は、すずふり亭や福翠楼にも助けを求めようと気前よく振る舞っていたのです。赤坂商店街の面々は、困り果てた一郎とヤスハルを助けることを決め、宗男も参加して赤飯づくりがはじまるのでした。

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見どころはここ♪

今週のサブタイトルにある「俺は笑って生きてっとう!」は宗男おじさんの言葉です。

今週は宗男おじさんの晴れ舞台の一週です。宗男おじさんの「笑って生きて行く」と覚悟を決めたその陽気な生き様が赤坂の面々に何かを残すのでしょうか。

一方で宗男おじさんも、自分の人生の中でとても大切なある宝物を手に入れるようです。その宝物とは何か?

今週のエピソードを読んでいただければわかると思います。

『ひよっこ』第14週 第79話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月3日(月)放送
第14週 第79話「俺は笑って生きてっとう!」

宗男おじさんが一人いるだけでいつも奥茨城の谷田部家はパッと明るくなったものですが、そのトイレの100ワット電球のごとく(笑)明るすぎる宗男おじさんの持ち前の明るさが赤坂の面々の心を照らす週のはじまりです。

ところで、事前に発表された情報によれば宗男おじさんの「トイレの100ワット電球」は本当に明るすぎるようです。

良い意味で空気を読まず、ただひたすらに一方的に明るい宗男おじさんは、ビートルズと同じ東京の空気を吸えるとあってこれまでにも増してハイテンション。

そのハイテンションぶりに元治さんが面食らうという場面もあるとか。

元治さんが宗男おじさんにたじたじになるという場面。元治さんはどんな顔をして宗男おじさんの相手をするのか。

今回の見どころの一つかも知れません。

一方で、どちらかといえばケチンボの柏木堂の店主・一郎さんが妙に気前が良い。愛想も良い。いつもと違う。

その異変を鈴子さんが気づかぬはずはありません。鈴子さんが問い詰めると一郎さんがついに本当のところを白状。

一郎さんが抱え込んでいた大問題は、やがて宗男おじさんを巻き込み、巻き込まれた宗男おじさんはあかね荘の住人までをも巻き込み、騒がしい一週間が幕を開けます。

『ひよっこ』第14週 第79話 観賞後の感想

今週からいよいよ『ひよっこ』は後半戦に入りました。増田明美さんの語りの中にも「最後まで」などという言葉が登場し、クライマックスに向けたストーリー展開が見え隠れ。

前半では一切描かれることはなかった宗男おじさんが抱えている苦悩が初めて登場し、ゆったりまったりした物語前半とは異なるドラマになることを暗示しているかのようです。

かつての実お父ちゃんの姿を映した映像も新鮮。そしてオープニング映像にはかき氷機が新たに登場。「銀座」らしき景色の遠くに打ち上がる花火も今回からでしょうか。

「俺は笑って生きてっとう!」

『ひよっこ』第1週。増田明美さんから「変なおじさん」と紹介された宗男おじさんが、単なる変なおじさんではなくなった瞬間。俺が笑って生きてゆくことに決めたという宗男おじさんの人生の秘密の謎解きが週の冒頭から始まりました。

子供の頃は大人しくて引っ込み思案でいつも実さんの後ろをついて歩いていたような宗男おじさんが、戦争から帰ってきてからは人が変わったように明るくなった。

そして宗男おじさんの背中に残る生々しい大きな傷跡。

宗男おじさんの過去と背中の傷跡。この二つの情報でだいたいの察しはついていました。宗男おじさんは戦争でつらい体験を重ねたのだろう。

だから笑っていなければ過去の悪夢に吸い込まれてしまいかねないのだろうと。

やっぱりそのようでした。宗男おじさんの今回の寝言。ドラマの中ではもちろん初めてですが、もしかするとみね子ちゃんも初めて聞いたのかもしれません。

「やだよ。死にたくねえよ。母ちゃんたすけてくれよ。父ちゃん、あんちゃん」

宗男おじさんの苦悩をある程度察していたとはいえ、いつも明るい宗男おじさんの苦悶に満ちた表情は衝撃的でした。言葉を失いました。

死にたくねえよとまで言うからには、死にかかるような体験をしたのでしょう。

宗男おじさんの年齢と子供の頃の性格。そして笑って生きる決意を聞かされた省吾さんと鈴子さんが途端に沈鬱な表情になってしまったのも、宗男おじさんの体験したことを無言で語っているかのようでした。

というわけで第1週からずっとずっと気になっていた宗男おじさんの人生の大きな謎。間もなくすべてが明かされます。

追伸1:平家さん・・・じゃなかった、元治さんは今回のところは宗男おじさんを毛嫌いしてました。二人はウマが合うものと期待していただけにこれはちょっと意外でした。

でも、いつぞや省吾さんが戦地での思い出したくない思い出を語った時のこと。元治さんは今にも泣きそうな表情を浮かべながら省吾さんの話に耳を傾けていた姿が忘れられません。

元治さんも戦地でつらい思いをしたに違いありません。

と言うことは、元治さんにとっては無駄な明るさにしか見えない宗男おじさんの明るさのその奥にある心の闇を元治さんが知ったとき。

元治さんと宗男おじさんは意気投合するかもしれませんね。無二の親友になるかもしれません。否、そんな展開になってほしいと切に希望します。

追伸2:悪夢にうなされる宗男おじさんの姿を見て、とっさに手を握ってやれとみね子ちゃんに告げる早苗さん。本当に心優しいお姉さんです。

しかも宗男おじさんの様子を見てもさほど動じた様子はない。早苗さんも親族の中で同じような体験をしている人がいるのでしょうか。

追伸3:鈴子さんが宗男おじさんについて曰く「おかしな奴だね宗男」。宗男おじさんがいつの間にか「奴」になり、しかも呼び捨て。

宗男おじさんも一瞬にしてすずふり亭の「家族」になってしまいましたね。

祐二くんと啓輔くんが宗男おじさんに差し出した食べ物

マンガを読み始めた宗男おじさんに、祐二くんと啓輔くんが差し出した食べ物。視力が低いのではっきりと確認できなかったのですが、あれは食パンの耳でしょうか?

そうだとすれば金のない祐二くんと啓輔くんが食べ物を用意していた理由も説明がつきます。どこぞのパン屋さんでもらってきたんでしょう。

最近のことはよくわかりませんが、昭和40年代頃は街のパン屋さんがサンドウィッチ用にカットした食パンの耳をくれたものです。

僕も小学校で飼っているウサギの餌としてよくもらってました・・・って、そもそもウサギにパンなんか食べさせて大丈夫だったのかな?

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コメント

  1. ひるたま より:

    そういえば、宗男さんの飼い犬「じょん」のご飯は何だったのかな?
    ドックフードなんて今ほど普通に流通していなかった時代でしょうし。(^^;)

    実は昨日『ステラ』で読んだのですが。
    6週目で宗男さんが奥茨城で叫ぶシーンを撮影した時、峯田さんが叫んだ時に「じょん」役の犬さんが叫び声に驚いたのか?尻尾を巻いてしまったとの事。彼(彼女?)にとっては演技どころじゃなかったのでしょう…動物を伴う撮影もなかなか大変ですね。(;^_^A

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      歯磨きを手に入れることすら大変だったという宗男さんの家の周辺で、ドッグフードはまずなさそうですね。やっぱりあの頃の定番、飼い主の残飯かそれに近いものでしょうか。

  2. こひた より:

    いよいよ来ましたね、視聴率!

    いつもなら落ちてしまう土曜日が、先週は一番よかったって、ホンモノですよね!!

    別に視聴率なんて気にする必要ないんですが、やっぱりうれしいもんですよね!!!

    最近15分があっという間に過ぎていきます。

    そんな私の楽しみ方は、土曜日にBSでもう一度一週間分を一気に見ることです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      みね子ちゃんの高校時代の成績の2が並ぶアヒルの行列は残念ですが、視聴率の成績の20の数字が並ぶのはやっぱり嬉しいですね。

  3. GATTO より:

    こんばんは〜

    昨日、「顔もそうですが、性格についても両親よりも宗男おじさんに通じるものがあるような気がします(笑)」というお返事をいただきましたが、まさにそうですね。
    宗男おじさんは、赤坂商店街を良い意味で引っかき回しましたが、みね子さんも、元々仲の良くなかったあかね荘の皆さんを良い雰囲気にしたのですから。おじさんの影響は大きなものなのでしょうね。

    ところで、元治さんだけが宗男おじさんを嫌っていますが、やはり似たところがあるからかな?一度仲が良くなれば、無二の親友になることでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      元治さんは揚げ物の職人ですが、宗男おじさんはこれまでのところハヤシライスばかり注文して揚げ物を注文していないのも元治さんに反感を抱かせる小さな要因になっているのかなと睨んでいます。

  4. 1013 より:

    >ウサギにパンなんか食べさせて大丈夫だったのかな?
    ウサギには塩分キツいと思います(汗)
    ところであかね荘のシーンで純一郎君と早苗さんのツーショット結構多いですよね。
    ちょっと意味深に感じるのは私だけですかね?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      島谷くんと早苗さんのお二人。仲が悪そうで実は妙にウマが合ってそうにも見えます。お互いに言いたいことを言い合える仲ですし。

  5. まーちゃん より:

    宗男おじさん、お家でも悪夢にうなされる夜が幾夜もあったことでしょうがきっとしずちゃん=滋子さんの大きなグローブのような手が包みこんでくれたのでしょうね。さぞかし安心した事でしょう…
    P.S.
    ウサギさんにはパンを与えてはダメです。虫歯になってしまいますよ>_<

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      今週にはようやく滋子さんもクローズアップされます。宗男&滋子夫妻に泣かされそうですね。

  6. ア※ラッキー より:

    宗男叔父さんが、苦しんでいた時、早苗さんが、みね子ちゃんに「手を握ってあげなよ」って言ったのを聴いた瞬間もしかすると早苗さんもなんらかのトラウマを抱えてあのように他人に攻撃的なこと(ごめんなさい。早苗さん)いってしまうなかなぁ・・・と考えてしまいました。本当は面倒見がある姉御肌みたいなところあるかもしれませんね。ここのところだしていますけどね。たぶん25歳前後の頃に何かあったのかなぁ・・・って。

    ところで、あのスペシャルなあんみつ。おいしそうですね(笑)あのあんみつって、みつは、白か黒か我が旦那さんと揉めています。出る度に、朝と昼観ますが・・・わかりません(泣)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      早苗さんのこれまでの人生を深く掘り下げる早苗さん週が欲しいところですね。早苗さんの謎に包まれた人生をもっともっと知りたいです。

  7. ひるたま より:

    「手、握ってあげな」
    いつものようにTL検索していたら、「一関空襲」に行き当たりました。
    ざっくり調べてみた所…1945(昭和20)年8月10日に一関市も空襲を受けたとの事。
    もしかしたら、幼いながら早苗さん自身も空襲を経験していたのかもしれませんね。
    余計な事を言わずにただ一言…早苗さんの優しさが心に沁みました。

    1966年6月29日、東京赤坂には2つの台風が来たのですね。(^^;)

    柏木堂の赤飯弁当騒動を見ながら既視感が…。
    以前の朝ドラ『どんど晴れ』で、板長と板前達が同時に辞めてしまって混乱に陥り加賀美屋の従業員総出で板場に入って危機を切り抜けたエピソードを思い出しました。
    ピンチが訪れ、全員総出で頑張って切り抜ける…朝ドラでは結構「あるある」ですね。(;^_^A

    • ひるたま より:

      続きです。
      ウサギさんにパン…昔なら結構普通でしたね。
      現在ではウサギさんに限らず、動物に人間の食べ物(殊に加工・味付けされたもの)は動物にとって味が濃過ぎる、という事で人間の食べ物を動物に与えるのはNGですよね。(^^;)
      我が家には猫3匹がいて、複数匹が人間の食べ物を虎視眈々と狙って来るので(食べさせた覚えは無いのですが、何かの拍子に味を占めてしまったのでしょう…きっと(^^;)油断なりません。

      ドラマと無関係な事で失礼致しました。(;^_^A

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        残飯をニャンコに食べさせる「ねこまんま」という言葉も死語となりましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      早苗さん、空襲も含めてただならぬ人生を送って来たような気がします。そして、スピンオフには是非とも早苗さんを主役に。そんな願いを持ち始めるきっかけとなった「手、握ってあげな」でした。

  8. もんすけ より:

    「死にたくねぇよ」と寝言をいう宗男おじさんの、「手を握ってやんなよ」という早苗さん。
    日頃、いつも怒っているような怖い雰囲気だけれども、実のところ、繊細で心優しく、人の心の機微に敏感で…。
    (なんだか早苗さん、宗男おじさんの奥方様に雰囲気が似ている?)
    奥茨城の自宅では、悪夢にうなされる宗男おじさんの手を、滋子さんもそっと握ってあげていたのかな…と。

    祐二・啓輔ペアが宗男おじさんに差し出したのは、(フライドポテト?? すずふり亭ででもいただいたの?)と一瞬間違えそうになりましたが、昭和時代の生活苦しい学生の味方・パンの耳でしたね。
    なんだかふんわりと優しい、昭和の香りを感じました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:
      滋子さんは、これまで繰り返し夫が悪夢にうなされる姿を見て来たんでしょうね。だから、怖そうだけれど本当は宗男おじさんの苦悩を誰よりもよく理解しているかもしれません。
  9. まいまい より:

    宗男おじさんの過去が明らかになる日が、待ち遠しいですね。

    鈴子さんが親しい間柄の人を呼び捨てにすることは
    しばらく前から気づいていましたが(セツ子さんもそうでしたね)
    さすが宗男おじさんですね、1日ほどですっかり呼び捨てされるようになるなんて!

    実お父ちゃんからの口コミを聞いて、ちゃんとした服装(スーツとネクタイ)でハッシュを食べ続けていた宗男おじさん。
    律儀だなぁとも思いましたし、お店やスタッフのことを尊敬しているんだなぁとも。

    宗男おじさんウィークを楽しみたいと思います。^^

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      スーツとネクタイ。わざわざ用意して持って来た宗男おじさん。料理人たちに感謝の言葉を伝えるのも忘れず、本当に素敵です。

  10. よるは去った より:

    宗男「嫌だよ・・・・・・死にたくないよ・・・・・・・。」早苗「手・・・・・・握ってやんなよ。」 同じ寝言を次元さんの前でも繰り返していたのかな?そんな時はどうしていたのでしょう?省吾「じゃ、行ってるか・・・・。」鈴子「戦争に・・・・・。」実際、復員してきた人たちはどのくらい長いこと宗男叔父さんと同じ悪夢に悩まされていたのでしょう?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      省吾さんも悪夢に苦しめられた一人なのかもしれませんね。省吾さんと鈴子さんの表情が、これは他人ごとではないと物語っていました。