赤坂に別れを告げる宗男 / ひよっこ 第83話

2017年7月7日(金)放送『ひよっこ』第14週

あらすじと見どころ解説

三日間に渡ったビートルズの来日公演のすべてが終わった翌日、ビートルズの四人は羽田空港から飛行機に乗り日本を去って行きました。東京からビートルズがいなくなり、宗男も東京を去る日となりました。

宗男は東京に滞在した数日間ですっかり仲良くなったあかね荘の住人たち、そしてすずふり亭の面々一人ひとりに別れを告げました。特に仲の悪そうに見えた元治とは、抱き合いながら涙ながらに別れを惜しみました。

宗男が東京を去りいつもの日常が戻ってた赤坂。すずふり亭開店の作業をするみね子は、店の奥の棚にある物を見つけました。それは、美代子の手作りの料理を詰めた手土産を実がすずふり亭に届けた時のお重でした。

そのお重を鈴子が預かったままにしている理由。そして実がそのお重を必ず取りに来ると言ったことを鈴子はみね子に伝えました。ちょうどその時、実はすずふり亭のショーウィンドウを眺めていました。しかし、すんでの所でみね子は実とすれ違ってしまうのでした。

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見どころはここ♪

茨城からはるばる東京赤坂にやってきた宗男おじさんが、赤坂の商店街の面々、そしてあかね荘の住人たちを引っ掻き回した挙げ句の果てに故郷に去る日が来ました。

さながら台風一過のごとく宗男おじさんは、赤坂の人々にどんな(良い意味での)ツメ跡を残して去って行くのでしょうか。

宗男おじさんが赤坂の人々に与えたインパクトが回収されます。

『ひよっこ』第14週 第83話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月7日(金)放送
第14週 第83話「俺は笑って生きてっとう!」

「笑って生きる」と心に決めた宗男おじさんの生き様が赤坂の人々に与えた影響が、別れを告げる場面を通じて描かれるのでしょうか。

それぞれの登場人物たちが宗男おじさんからとても大事なものをもらうことになると思うのですが、その中でもとりわけヤスハルくんは今後の人生が変わってしまうほどの影響を受けたのではないかと思います。そうであってほしいです。

いつぞや本人の口から語られたようにヤスハルくんは柏木家の養子です。

そしてそんな自分の人生、自分の運命をどこかのろっているようなところがありました。人生を諦めていたとも言えるかもしれません。

生まれた家が貧乏だったために大好きだった両親や兄弟たちとは異なる家で別の人生を歩むことになってしまった。

しかもその家では自分の将来が決められてしまっている。自分で人生を選択する余地はそこにはまったくない。

さらに困ったことには、決められてしまった自分の将来とは、自分が大嫌いな「甘味」を商うことでした。

甘いものが大嫌いだから、いくら一郎さんが言葉を選んで説いてくれたところで小豆の炊き方などに興味は持てない。

人生を諦めてしまうのも無理もありません。

でも、そんなヤスハルくんの目の前に現れた宗男おじさんという名の変なおじさんも、かつて戦場で人生を諦めざるを得ないような過酷な体験をしました。

しかし、宗男おじさんはそんな中で「笑って生きる」と言う生き様を選択しました。

人生を諦めるしかないような厳しい状況の中であっても、自分の意思で選ぶことができるただ一つの道「「笑って生きる」。

ヤスハルくんにそのような気づきがありますように。

『ひよっこ』第14週 第83話 観賞後の感想

宗男おじさんと赤坂の面々との別れの場面。永遠の別れなどという大仰なお別れでもないのに何故か泣けました。宗男おじさん、いちいち僕の涙腺にケンカを売ってきます(笑)

宗男おじさん、さようなら

初対面の時は宗男おじさんに対して嫌悪感と警戒感を隠そうともしなかった富さんが、間借りの家賃を受け取らなかったばかりか茨城弁でご挨拶。

そして、あんたのことを気に入った。・・・そう言わんばかりの笑顔。

赤飯のおすそ分けをもらったこと。赤飯そのものよりも、宗男おじさんの繊細な気づかいが富さんは嬉しかったのでしょう。

またドラマの中で描かれなかった宗男おじさんの富さんへの気づかいも多々あるかと思います。そんな場面をいちいち描かず、富さんの笑顔だけで宗男おじさんの優しさを暗示してしまうこの粋な演出。見事です。匠の技です。

あかね荘の住人たち。とりわけ早苗さんを「早苗ちゃん」と呼び、しかもあの早苗さんから笑顔まで引っ張り出してしまったところもまたさすがの宗男さん。

漫画家の二人も宗男おじさんにすっかりなついてしまった模様。

島谷くんの「頑張ります!」発言。本当に頑張って欲しいです。しかし、本人の頑張りだけでは済まない事態になりそうで今後がちょっと心配です。

そして、最後に別れを告げたのがすずふり亭の面々。

宗男おじさんと元治さん、やっぱり通じるものがあったんですね。高ちゃんの言う通り、お世辞にも美しい別れの場面ではありませんでしたが(笑)、願わくばこの二人を再会させてほしいものです。

これで永遠のお別れでは、あまりにも気の毒すぎます。

でも、再会したら再会したでケンカばかりになるんでしょうね。お前のギャグはつまらないだのなんのって。

お父ちゃんの記憶喪失は確定か?

お父ちゃんがいきなり画面に再登場しました。その場所はすずふり亭のお店の前。しかもみね子ちゃんと十数秒の差ですれ違いです。

さて、お父ちゃんがショーウィンドウで見つめていたもの。それは、かつてお父ちゃんがすずふり亭の前を通りかかった時にも目にし、読みもした「マカロ?・・・ニグラタン?」そしてもう一つは「世界一美味い」ハヤシライス。

そして何か思うことがあったのか、ちらっと見上げたすずふり亭の看板。

でも、お父ちゃんはそれらを初めて見るような目で眺めていました。初めて見るけど、どこかで見た覚えもある・・・そんな顔をしていました。

でもお父ちゃんの頭に中にそんな既視感がよぎったのはほんの一瞬のこと。すずふり亭にそれ以上の関心は示さずに立ち去ってしまいました。

この一連の行動。そしてすずふり亭のメニューや看板への反応からそろそろ断言しても良さそうですね。

お父ちゃんの記憶喪失は確定だと。

さて、お父ちゃんの記憶喪失の確定回にもう一つ。気になってならない新キャラクターのフラグが登場。ノドナオールというベタなネーミングのノド薬のポスターのモデルとなっている女優・川本世津子です。

『ひよっこ』の物語後半にとても重要なキャラクターとして登場する人気女優の川本世津子が、みね子ちゃんとお父ちゃんの再会の鍵を握っているのではないかと推測するコメントが当ブログには多数寄せられています。

ポスターだけとはいえ川本世津子の初登場直後のお父ちゃんのまさかの姿。この二つの点が一つになる公算が高くなってきました。

ローリングストーンズってバンドを知ってるか?

宗男おじさん、また東京にやって来るのか!?

ということで、宗男おじさんがケンカを売られている気持ちになるというローリングストーンズの初来日を調べたところがビックリです。

なんとローリングストーンズが初来日を果たしたのは、まさかの平成に入ってからのこと。平成2年、1990年のことでした。

この年、宗男おじさんは68歳。みね子ちゃんが今の宗男おじさんと同じくらいの43歳。ドラマは平成までは描かないらしいので、宗男おじさんの再上京はなし?

というわけでもなさそうです。

ビートルズ台風が去った6年後の昭和47年(1972年)、ローリングストーンズがパシフィック・ツアーの計画を発表。ツアーの中にはもちろん日本も含まれていました。

公演日程は昭和48年(1973年)1月28日から2月1日までの五夜連続で計5回。会場はビートルズと同じ日本武道館。

チケットも完売。あとはローリングストーンズを待つばかり。

しかし、その数年前まで続けられていた裁判やらメンバーの逮捕歴などが影響したらしく日本公演の9日前に中止が決定。そんな騒動があったそうです。

だからもしかするとドラマの中でこの騒動をネタに使うかもしれませんね。

宗男おじさんは、今度はしっかりとローリングストーンズのチケットを手に入れることができた。でも、東京に向かう準備をしている時に中止が発表。そんな展開があるかもです。

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コメント

  1. こひた より:

    気のせいか
    宗男おじさんが富さんに返した部屋の鍵、銀色に輝いていましたよね。

    あんな色でしたっけ?
    もっと汚れていたように感じたんですが・・・
    やっぱ気のせい?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      鍵の色まで気がつきませんでした。金属だと照明の加減で色が変わって写るので、その影響もあるのかもしれません。

  2. GATTO より:

    こんばんは〜 たびたび失礼します。

    「赤坂は、願いが叶う、縁起の良い場所」というお話、どんないわれがあるのか、わからないままですが、自分個人としては実感しております。

    個人的な話になってしまいますが、私、大学を卒業して最初の職場は、下町の町工場(残念ながら、向島ではなく、田端でしたが)のような会社でした。向島電機のように良い人ばかりで、居心地は良かったのですが、自分のやりたい職業がどうしても諦め切れず、転職を決心しました。

    しかし、結構狭き門で、在学中から数えて◯◯連敗(早苗さんのお見合いよりは少ない数字です/笑)したある夜、仕事の出先で赤坂に来ていました。家に「帰りが遅くなる」旨電話をしたところ、母親から「合格通知が来たよ」と。

    「赤坂の夜」なんて、いかにも歌謡曲のタイトルにでもありそうですが、この街は私にとって、本当に「願いの叶う縁起の良い街」になりました。

    こんな良い場所にいるのですから、みね子さんの願いも叶うはず。実お父さんも見つかるでしょう、(島谷さんとは限りませんが)良い結婚もできることでしょう。

    こちらの皆さんにも、声を大にして言いたいです。「赤坂は、願いの叶う、縁起の良い街ですよ!」と.と。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      赤坂、本当に願いが叶う街なんですね!

      増田明美さんが「徳川家康が・・・」と言いかけていましたが、徳川家康は京都と同じように風水を取り入れて江戸城を中心とした都市設計を命じたと何かの本で読んだことがあります。赤坂は江戸城に比較的近い位置にありますので、なんらかの工夫がされているのかもしれません。

  3. ひるたま より:

    さらに続きです。
    既に大勢の方達が指摘されていた実お父ちゃんの「記憶喪失」…ほぼ確定ですね。
    よるは去ったさんも指摘されていますが、すずふり亭の店舗そしてショーケースを見ながら「何か」を感じ取ろうとしていたような気がします。(本放送では衝撃が大きくて気づきませんでしたが、再放送を見て感じた印象です)
    垢抜けたシャツにスラックス姿の実さんはすっかり「東京の人」になっていたような。
    そして、「頑張っぺ!」じゃなく「頑張ろうね」と言ったみね子ちゃんも、「東京の人」になりつつあるように感じたのですが…考え過ぎでしょうか?

    これまた他の方達もコメントされていますが、実さんはもしかしたら女優=川本世津子さんの事務所で何かお仕事をしているのかもしれませんね。マネージャーまでは行かなくても、何か事務所の雑務をこなしているとか?
    (記憶喪失という点を考えると、運転手はちょっと…という気がするので)

    明日はいよいよ、「乙女ちゃん」達の再登場ですね。(^^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      実さんが二度までもすずふり亭の徒歩圏内で目撃されたということはあの辺りに住んでいるはず。テレビ関係の仕事に就いているというのも決して不自然ではありませんね。

  4. ひるたま より:

    続きです。
    お土産のポークカツサンド…宗男さんのことなので、奥茨城まで持って帰る事でしょう。
    ポークカツサンドを家族(小祝一家)で食べるシーンも見てみたいような?3人の息子ちゃん達は間違いなく大喜びでしょう。(^o^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ポークカツサンドを頬張る三兄弟。見てみたいです。可愛いだろうな〜

  5. ひるたま より:

    (ヤジウマン157号さんも仰っていますが)本日の放送分最後の方の増田さんのナレーション「では私が……あーーっ!?」
    もしかしたら、増田さん用の台本には実さん登場の記載がわざと書かれていなかったのでは?と疑った位でした。
    オープニングクレジットで「谷田部実」‘回想’の文字が入っていなかったので何処で出すのかな?と思っていたら…僅か1分あるかないかの場面でしたが、あれだけでも十分に「えぐい」場面だな~と思いました。
    それでも今日のは序章に過ぎないでしょう。本当の「えぐい」場面、早く見たいような怖い様な??

    すずふり亭での宗男さんと元治さんのシーン、もしかしたらアドリブもかなり入っていたのかな?と思いながら見ていました。演じている峯田和伸さんとやついいちろうさん、実際にかなり仲良しでいらっしゃるのだそうな。(^^)

    宗男さんが富さんに鍵を返してお礼を言う場面で、富さんの「わがった」…もしかしたら、こちらもアドリブ(若しくは現場で茨城弁に差換えた)かな?と一瞬感じました。
    富さんといえば、昨日放送分でのお赤飯の食べっぷりが印象的でした…本当に美味しかったのでしょうね。(^^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男おじさんと元治さんのやりとり、随所にアドリブを感じました。宗男おじさんが戦争の話をした直後に、元治さんを思いっきりキック。元治さん、すっ飛んでましたがあのキックもアドリブ。そして本気のキックだったかと思います。

  6. GATTO より:

    こんにちは〜

    ををっ!ストーンズの話題も出るのですか⁉︎

    ビートルズを本当に好きになるには結構時間がかかっちゃったけど(30代に入ってからでした)、ストーンズはすぐに(12歳の頃)好きになりました。
    ビートルズというのは本当に革命的で、特に後期は様々な要素が加わり、本当に良さがわかるためには、聴く側の自分もそれなりに成長が必要でした。その分、自分が成長したり、知識が増えれば、更に好きになりますけどね。
    そこへいくと、ストーンズはただただシンプル
    。特に、ミック・ティラーの時代は、ワイルドさと演奏テクニックのバランスが一番良かったです。1972年の頃も、2017年の現在も同じ感激を味わっています。
    「ひよっこ」に、ミック・ティラー時代のストーンズの話題が出たら、本当に楽しいだろうなぁ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ストーンズはネタとして出てきそうな気がします。宗男おじさんもかなり熱く語ってましたので。

  7. 安ママ より:

    宗男さんと元治さんの別れのシーン、ホントに泣かされましたね。いや、あの力強い抱擁もですが(笑)その前の見つめ合う2人の表情、やられましたー。もう宗男week、キュンキュンでした。
    滋ちゃんと手繋いで帰るのかと思ってたら、そうでした、そうでした。バイクで来てたんですよね。また1日かけて茨城へ帰るんですね。途中でエンストしなきゃいいけどな。

    実さん、何か別人のようでした。茨城で稲刈りしてたあの(!)実さんに早く会いたい。

    あさイチの、宗男おじさんは、宗男カラーが消えて、マジ峯田さんでしたねー。新鮮(笑)
    Nowhere が、Now hereって話は、またまた胸にドキューン🎯でしたよ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男さんと元治さんのお別れ。寂しさを隠しきれない元治さんの表情が絶妙でした。リアルで仲良しのお二人。しばしの共演場面が終わって本当に寂しかったんでしょうね。

  8. 宗男おじさんと元治さん、やはり息のあったコンビでしたね。プライベートでも仲のいい二人、どこかでまた再会できるといいですね。笑

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男おじさんと元治さん、再会できたら次ははじめっから仲良しですね。仲良しだから今回以上に毒舌の応酬になるかもしれません。

  9. ヤジウマン157号 より:

    宗男と元治のお別れ抱擁、確かに美しくない(笑)
    いやあ、見ながら声出して笑ってしまったー
    なのに、涙が止まらなかったよ・・・これ書いてる時間でもまだ目が腫れぼったい・・・

    終わり間際、「代わりに私が説明しましょう」からの「あーっ!」
    演出もいいんだろうけど、増田明美さんのナレーションがうますぎるわ。
    んで、鈴子がOPENの看板出そうとしたところに電話、ああ、これ会えないパターンだとわかっているのに、
    みね子と背中向きに去っていく実の姿が哀しかった。
    定番と言えば定番だけど、また何度か、こういうすれ違いがあるのかなあ。
    君の名はじゃあるまいし、あまりすれ違いが続いてほしくないなあ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      みね子ちゃんとお父ちゃんのすれ違い。もしお父ちゃんが記憶喪失ならこんな場面が出るだろうなと予想はしていましたが、実際にその場面を見せられると衝撃大きかったです。すれ違ったみね子ちゃんが可哀想で可哀想で(涙)

  10. よるは去った より:

    増田N 「ビートルズ台風・・・・・。」ですか。宗男叔父さんも赤坂の街を吹き抜けていった風ですな。早苗ちゃんの愛らしい笑顔を見せてくれたり。それとは別に増田N 「 おや・・・・・メモ、メモ・・・・。」は如何にも「フラグでござい。」というアピールが過剰な気がするんですが。かといって例えば増田N 「 あれ?どこかで見たような?」で前作品のこの人の役の映像をチラと見せて、更に薬局の店長役が前作品の夫役のI :K さんだったりしたらウケ狙い丸出しでしょうけど。しかし、「鈴ふり亭」のショーウインドウをじっと見ていたあの人は何か記憶のようなものを取り戻そうとしているように見えたのですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      過剰アピールなフラグも本作だと許せてしまうから不思議です(笑)