同窓会で乙女たちと再会 / ひよっこ 第84話

2017年7月8日(土)放送『ひよっこ』第14週

あらすじと見どころ解説

ビートルズ来日公演も終わり、滞在中ずっと騒々しかった宗男も故郷に帰った数日後。みね子が待ちに待った日がやってきました。乙女寮で同じ部屋だった仲間たちが集まり同窓会を開くことになったのです。

お金をたくさん持っていない乙女たちが集まることができる会場探しに困り果てるみね子に助け舟があらわれました。省吾です。すずふり亭の定休日に当たる日に、店を同窓会の会場にすることを省吾は提案してくれたのです。

元治と秀俊に調理の一切をまかせてみたい。そう考えていた省吾は、みね子たちの同窓会を元治と秀俊に料理をさせる機会にしようと決めました。そして迎えた同窓会当日。はじめて厨房の仕事をすべてまかされた元治と秀俊は、朝から張り切って準備をすすめました。

そんな中、乙女寮の仲間たちがすずふり亭に到着。乙女たちが談笑する中、すずふり亭が営業していると勘違いした客が三人でやってきました。その三人の中の一人を見て、みね子と時子は声をあげます。人気女優の川本世津子がやって来たのです。

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見どころはここ♪

乙女寮で同じ部屋に暮らしていた乙女ちゃんたちが久しぶりに顔を揃えます。

実は、当ブログでこんなコメントをいただいていました。乙女ちゃんたちの同窓会場面が収録されたらしいと。

その場面がいつになるのかまではその時はわかりませんでしたが、予想していたよりもずっと早く乙女ちゃんたちが集まってくれます。

今回、懐かしさに朝から泣かされそうです。土曜日の放送回でよかった・・・

『ひよっこ』第14週 第84話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月8日(土)放送
第14週 第84話「俺は笑って生きてっとう!」

今回、なつかしい乙女ちゃんたちがみんな揃います。みんなと言っても、乙女寮の部屋で同室だった、幸子ちゃん、優子ちゃん、豊子ちゃん、澄子ちゃん、そして時子ちゃんです。

いつかどこかでみんなが顔を揃える場面はあるに違いない。僕はそう確信していました。

でも良い意味で二つの期待を裏切られました。

一つは思ったよりも早く、この再会の場面が到来したこと。乙女ちゃんたちが乙女と呼ぶにはちょっとばかり苦しくなってきた頃(失礼)、それぞれ奥様になったりオフィスレディーになったりした彼女たちが集まるのかな。

そんな予想をしていたので、乙女ちゃんが乙女ちゃんでいるうちに(再び失礼)再会場面が用意されたのがたまらなく嬉しい。感激です。

そしてもう一つ期待を裏切られた点。

その会場がすずふり亭であったこと。そしてそこで出される料理が元治さんと秀俊くんの手によるものだという点です。

元治さんと秀俊くんの晴れ舞台を用意してくれるなんて、脚本家の先生の計らいが粋で粋で泣けてくれるレベルです。

どうしたらこんな粋なアイディアを思いつけるのでしょうか。

元治さんも秀俊くんも、二人揃って料理人という職業に心からの愛情と誇りを持っています。そんな二人が初めて腕試しをできる晴れ舞台。

それはこの二人がいつも大事に思っているみね子ちゃんのため。泣かせる展開です。

さて、すずふり亭での同窓会場面。僕はあることに期待しています。

それは澄子ちゃんのとびっきりの「んめ〜!」。そしてそれを心から喜ぶであろう元治さんが真っ白な歯を見せて浮かべる笑顔。

澄子ちゃんが「んめ〜!」で和夫さんを喜ばせたように、元治さん(そしてもちろん秀俊くんも)を喜ばせますように。

『ひよっこ』第14週 第84話 観賞後の感想

早苗さん、餅を焼く(笑)

ドラマの中では7月17日。東京は梅雨明けまであと一週間というタイミング。夏の到来が目の前に迫ってきた頃です。この日の天気は良さそうなので気温はかなり高いはず。

早苗さん、そんな季節に餅を焼く?

頭の中に大きなクウェスチョンマークが浮かび上がりましたが、季節はずれの餅は早苗さんの島谷くんへの対抗心を表現するための小道具だったみたいです。

対抗心、別の言い方をすると「ヤキモチ」です。

早苗さんがみね子ちゃんから乙女寮の話を聞かされたのは合計で9回。謝るみね子ちゃんに謝ることでないと返す早苗さん。

謝ることでないと強がりを言いつつ、早苗さん、実は嬉しかったんでしょう。でもその嬉しさはあっという間に悔しさに。

島谷くんが乙女寮の話を聞かされたのは10回。

早苗さん、一回だけ負けました。しかも、一回だけ少なかったことについて早苗さんがわざわざ「別に悔しくない」と言ったのは、悔しかったことの何よりの証拠です。

みね子ちゃん、もし早苗さんに謝るのなら、謝るところはここだよ!と教えたくなったのは僕だけでしょうか(笑)

それにして、みね子ちゃんからどれだけ話を聞かされたかで朝っぱらから本気で競い合っている島谷くんと早苗さんの可愛いこと、可愛いこと。

しかも乙女寮の話を聞いた回数で一回だけ勝ったことにはじまり、同窓会の会場がすずふり亭に決まった事情など自分が優位に立ったとわかった時の島谷くんのさりげないドヤ顔がお茶目すぎて吹きました。

そして、その瞬間の早苗さんの焼いている餅が破裂しかかる。でも、破裂しないところがいかにも早苗さんらしい。

ところで早苗さんはすでに気がついているはずです。島谷くんがみね子ちゃんに恋をしていること、そしてみね子ちゃんも島谷くんに恋をしていることを。

恋愛に対して友情は歯が立たない。特にはじまったばかりの恋愛に勝てるわけがない。

みね子ちゃんの同窓会情報をめぐっての島谷くんとのバトルに敗れた早苗さんですが、恋愛感情にはかなわないとやむなく敗北を認めたんでしょう。

でもやっぱり悔しい。

その意趣返しが、島谷くんに放った最後の一言だったのでしょうか。

「鼻の下伸びてるよっ!」

追伸:何を考えているのかよくわからないキャラとして登場した早苗さんですが、いつのまにかある意味で誰よりもよくわかるキャラになってしまいましたね。

口に出した言葉の正反対が本心。早苗さんの場合、そう考えていれば十中八九ほぼ間違いはありません。

次週以降への巨大すぎるフラグ

乙女ちゃんが久しぶりに顔を揃えすずふり亭に入ったきたその瞬間。実は僕もみね子ちゃんと同じ違和感を覚えていました。

懐かしい乙女ちゃんたちの顔を見ることができて、僕は涙腺を激しく攻撃されました。週末の朝で良かったと胸をなでおろしたほどです。

ドラマの中ではみね子ちゃんも感極まって言葉が出てこない。その気持ち、よくわかるよ!と思っていたところが、乙女ちゃんたちはいたって冷静。

涙ながらに再会を喜びあう、そんな場面を予想していたのにこれは何?

みね子ちゃんと同じ違和感とはこのことです。乙女たち、何故泣かない!?

幸子さん曰く、すでに駅でひと泣きしてきた。上手な状況設定だと思います。嬉し泣きとはいえ涙が出れば湿っぽくなる。次の場面への繋ぎが難しくなってしまいます。

ところが涙の場面を巧みに回避することで、最後に出てきた次週以降への巨大すぎるフラグを最大限に強調できていました。さすがです。

富さんの新しい貼り紙?

あかね荘の廊下でみね子ちゃんとばったり出くわした富さん。新しい貼り紙を手にしていましたが、アパートのどこかに貼り出すつもりだったのでしょうか。

その貼り紙には「命短し恋せよ乙女」

こちらも次週以降のフラグなのでしょうか。

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コメント

  1. けろりん より:

    はじめまして。
    久しぶりに乙女達をみれて、皆大人っぽくなり、可愛らしかったです。
    近況報告個性が出てましたね
    優子さんの結婚報告は驚きました。乙女寮の中では、優子さんが好きだったので、幸せになって欲しいです。
    澄子も社長さん夫妻に子供同然に大切にされていて安心しました。
    みねこが感じていた様に、皆それぞれの場所で頑張っているんだと思いました。また登場して欲しいです。
    また、登場して欲しいですね〜

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      乙女ちゃんたち、次に登場するときは愛子さんにもいてほしいですね。願わくば松下さんにも。

  2. こひた より:

    同窓会でのみんなの近況報告をすごく楽しみにしていたんですが、始まったばかりの時点で今後の重要人物の登場。来週早々濃い展開だろうな。

    早くこいこい月曜日!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      返信が月曜日になってしまいました。週明け早々、濃すぎるほどでしたね。

  3. ひるたま より:

    今日はオープニングクレジットの後にいきなり『直虎』のテーマが流れて大変驚きました。(;^o^A
    (ネットニュースでも結構話題になっている様子ですね)
    制作スタッフもなかなか粋な事をしてくれますね。(そのうち大河ドラマで朝ドラのテーマが流れる…などという事も起きるのかな?^^;)

    「乙女ちゃん」達が揃ったシーンそして来週の予告編を見ながら…何故か以前と同じような気持ちになりました。第1週6話目の稲刈りのエピソードを見ながら感じたのと同じ気持ち(楽しい筈のシーンなのに、気持ちが浮き立たない)です。
    嵐の前の静けさ…というのは考え過ぎでしょうか。

    「3人なんだけど」「今日は休業日でして」「何とかしてよぉ…隅っこの席でいいからさ」
    …店には「定休日」の札が下がっていなかったのでしょうか?ごり押しする男性2人…現実にいたらちょっと引きますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      増田明美版『直虎』、引き続いて月曜日も似顔絵だけ登場でしたね。

      > ごり押しする男性2人

      現実に見たことあります。かなり引きました。

  4. GATTO より:

    こんばんは〜

    いやぁ、同窓会自体はともかく、秋田に帰った優子さんがこんなに早く見られるとは思っていませんでした。このドラマで、これまで一番悲しかったシーンは、彼女が他の乙女たちに別れを告げるところでした。それだけにうれしいです。何か発表があるらしいので楽しみですが、結婚?特に、東京の人との結婚?

    ところで、実お父さんの行方不明の理由は、現実には様々なものが考えられると思いますが、このドラマとしては不可抗力なもの以外は許されないでしょうね。特にドロドロなものでは、視聴者に逃げられるでしょうから(笑)。

    そして、今、実お父さんはどんなことをしているのか?身分・身元を証明できるものがなければ、普通に就職はできないはず。逆に、そういったものがあり、それを利用して就職したのなら、警察のチェックに引っかかるでしょうから。だから、普通の仕事ではないのでしょうね。もちろん、運転手など、資格が必要な仕事は無理でしょう。
    考えられるのは、実お父さんを保護した人が、すごいお金持ちか、自営業であること(または、考えたくありませんが、非合法な仕事)。そして、彼を気に入り、自分の元に置きたいので、彼を帰すこと、記憶を戻すことをしていない。そして、気に入って帰さないということであれば、彼は女性の元にいるのではないでしょうか?

    私は、イタリア映画の「ひまわり」のような場面があるかな?と考えています。その映画では、戦争と、イタリアとソ連との距離、そして男がソ連に家庭を持ってしまったことが、男が帰れない要因でした。
    我らが「ひよっこ」では、戦争はもう終わっているし、大した距離があるわけでもありません。それにかわる要因が「記憶」なのでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      返信が月曜日になってしまいました。優子ちゃんが戻ってきた、しかも玉の輿に乗って戻ってきました。これにはビックリです。

      実さん、たしかに身分を証明できるものがないので、よほどの人格者に世話になっているか裏社会かのどちらかですね。

  5. ぱぽりん より:

    初めて書き込みさせていただきます。ぱぽりんと申します。千代子と進の間の年齢、でしょうか。
    ブログ主の朝蔵さんの愛あふれる書き込み、皆さんの優しくも鋭い洞察、楽しく読ませていただいております。

    さて、本日の発見。
    定休日での対応でありながらわざわざの「予約席」、鈴子さんから乙女達への特別感の演出なのですね。
    そして加えて、ネームプレートに描かれた「こすもす」、みね子から聞いたであろう話からの心遣い。
    脚本と演出の、目立たないけれどそこここに配された仕掛けに、毎回、感動しています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      はじめまして!

      ネームプレートの「こすもす」、まったく気がつきませんでした。ほとんどの人が気がつかないようなところまで使って、すずふり亭の人たちの優しさを表現していたんですね。もう一回観て確認してみます。ありがとうございました。

  6. ncc1701-D より:

    ノドナオールの女優さんは茨城言葉にひかれたとのことだそうですが、これは絶対にお父ちゃんつながりですね!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      つながってると思います。どんな形でつながりを見せてくれるんでしょうね。

  7. 安ママ より:

    向島電機にいたのはついこの間なのに、ずいぶん時間が経った気がしますね。すずふり亭での中身の濃い日々のせいでしょうか。
    乙女ちゃんたちそれぞれの近況を1週間かけてじっくり聞いて見たいですよね。
    来週は初々しい胸キュンweekになりそうかな。
    でも、ハッピーエンドに終わるのかどうか、早くも気になって仕方ないです。
    みんな幸せになって欲しい…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      本当に向島電機時代が遠い昔に感じられます。今回は向島電機ドラマのスピンオフを観ているみたいな気持ちになりました。

  8. 米粉 より:

    早苗さんも、島谷君のことが好きだったのかなぁ、と、ちょこっと思いました。
    でも年上だし、育った環境が違いすぎるから、早々と諦めたのかな。
    無意識になんでしょうけど、本音や本心にすぐ蓋をしちゃう人のように思えてきました。
    何か幸せになって欲しい人です。早苗さん。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ただの恵まれた奴には思われたくない。そんな気持ちがあるから島谷くんがあかね荘に住んでいることを早苗さんは見抜いていたのかなと思います。そして見抜いていたからこそそんな島谷くんがちょっとばかり好きになった。でもその察しの良さから諦めようと思った。そんな気がします。

  9. よるは去った より:

    しかし今日は目の保養しっぱなしですな。みね子ちゃんだけでなく乙女の面々のめかし込んだ姿と言い、最後の大女優の登場といい。しかし休日に大女優が敢えて食事したいとやってくるとは「鈴ふり亭」も余程の名店ですな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      みね子ちゃんと同期の乙女ちゃんたちも東京に来て一年以上。ずいぶん垢抜けて来ましたね。本当に目の保養でした。

  10. ひるたま より:

    率直に申し上げて、「乙女ちゃん」達の‘同窓会’…思ったよりも早く持って来たな~!と、驚きました。
    幹事≒言い出しっぺは誰なのでしょうね?この時点では愛子さんは未だ出ないみたいなので、みね子ちゃん&時子ちゃんが2人で発案したのかな?(^^)

    個人的には、全員が一堂に会する「同窓会」はかなり先かな?そして幸子さんの結婚式(orその二次会)で皆が集まるのかな?…とばかり思い込んでいました。幸子さん、未だ結婚式挙げていない筈ですね。
    (経済面の問題もある事でしょう…音楽にかけるお金には糸目をつけない雄大くんが旦那様ですし^^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      同窓会のタイミングの早さ。僕にも意外でしたが、思いつきで描かれたような場面がない本作のこと。作劇上の必要があるのかも知れませんね。少なくともこの翌週からは時子ちゃんが再登場するので、唐突感がなくなるかなと思います。