みね子と時子が同居する / ひよっこ 第86話

2017年7月11日(火)放送『ひよっこ』第15週

あらすじと見どころ解説

乙女寮の仲間たちが集まった同窓会が終わり、幸子、優子、豊子、澄子の四人をみね子と時子は見送りました。その様子をものがげに隠れて見ている者がいました。愛子です。愛子は乙女たちの同窓会の様子を観察していたものの、店の中に入ろうとはしませんでした。

幸子たち四人が帰ったものの、時子だけはみね子の部屋にやってきました。四人の乙女たちが帰った直後の時子の言葉はみね子を驚かせました。時子はつとめていた喫茶店をやめ職を転々とした後、住むところを失っていたのです。

東京に他に頼るあてのない時子は、みね子の部屋に泊まらせてほしいと頼みこみます。みね子はその頼みを受け入れ、時子はみね子の住んでいる部屋で暮らすことになりました。話が決まると早速、時子はあかね荘の住人への挨拶を希望しました。

時子の目当ては島谷でした。みね子は島谷のことが好きだと時子は察していたのです。時子はあかね荘住人たちに挨拶。ちょうどその時、嫌な思いをしたばかりの早苗は、ストレス発散もかねて時子の歓迎会を開こうと提案するのでした。

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見どころはここ♪

みね子ちゃんと時子ちゃん。まさかの同居がはじまります。

時子ちゃんが喫茶店を辞めた理由は今のところ不明です。つぶれてしまったのか、それとも仕事がいやになって飛び出してしまったのか。

時子ちゃん、何かで行き詰っているのかも知れません。

これはブログ主の予想ですが、物語後半では時子ちゃんの波乱のドラマがあるような気がしています。

『ひよっこ』第15週 第86話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月11日(火)放送
第15週 第86話「恋、しちゃったのよ」

乙女寮の閉鎖以来、しばらくその姿を見ることができなかった時子ちゃんが、物語の真ん中に再び戻ってきます。

第1週から第9週まで、みね子ちゃんといつも一緒だった仲良し二人組の復活です。

時子ちゃんが再登場するという情報をはじめて入手したその瞬間、ブログ主は心から感激したのですが、その感激はすぐに不安になりました。

以下、次週以降のネタバレが含まれます。

次週以降のどこかのタイミングで、みね子ちゃんにテレビコマーシャル出演の依頼が舞い込んできます。すずふり亭の常連客の一人であるテレビプロデューサーが、店で働くみね子ちゃんに目を付けるのだそうです。

みね子ちゃんにはもともと芸能界デビューの希望などありません。そもそも将来はこうなりたいという夢も持っていないほどですから。

その一方で時子ちゃんには夢があります。女優になりたいという夢が。だからテレビコマーシャル出演というチャンスは時子ちゃんにとっては喉から手が出るほど欲しいはず。

しかし皮肉なことにそのチャンスがめぐってきたのは時子ちゃんではなくみね子ちゃんでした。この皮肉な成り行きを時子ちゃんは受け止め切ることはできるのか。

心配な点はまさにここにあったのですが、ここにきて心配ごとがもう一つ増えました。

前週に初登場を果たしドラマの主要キャラになるという女優・川本世津子の存在です。

川本世津子という名の女優は、子役時代から今にいたるまでその人気が衰えたことがないというスター中のスター。その姿をテレビで見ない日はないというレベルだとか。

そんな女優さん、時子ちゃんからすれば夢のまた夢。

ところがその「夢のまた夢」が、またしても自分ではなく、女優を目指しているわけでもないみね子ちゃんに近づいてくる。

時子ちゃんの再登場。しかも仕事も住む家も失い、どう考えても行き詰っているとしか思えない時子ちゃんの再登場と機を同じしくして次々に降りかかる、時子ちゃんにとってはあまりにも切なすぎるストーリー展開。

時子ちゃんが真剣に心配です。

『ひよっこ』第15週 第86話 観賞後の感想

時子ちゃんの詳しい近況報告に安心しました

事前情報によって時子ちゃんが喫茶店を辞めて住むところも失ったと知ったとき、真っ先に思い浮かべたのは朝ドラ『まれ』のヒロインの親友・一子ちゃんの歩んだ道でした。

子供の頃から田舎の故郷が嫌いな一子ちゃんは都会に憧れていました。成長した一子ちゃんはついに憧れの都会に出たものの夢に敗れ、どん底の暮らしを経験。

一子ちゃんに限らず、朝ドラヒロインの親友が一時期だけ道を踏み外すという物語展開パターンは朝ドラの定番です。

僕の知る限りでも『ちりとてちん』や『あまちゃん』などの作品の中でこのパターンが繰り返し描かれてきました。

時子ちゃんも『まれ』の一子ちゃんみたいな転落からはじまり、『ちりとてちん』のA子ちゃんや『あまちゃん』のユイちゃんが歩んだ道に突入か!?

時子ちゃんの事前情報を知ったとき、心がずいぶんざわつきました。

しかし今回、時子ちゃんが道に迷ってしまうリスクは、一子ちゃん・A子ちゃん・ユイちゃんの三人と比べたらずっと低いかなと安心できる材料を時子ちゃんのセリフの中に見つけることができました。

そのセリフとはキャバレー勤務をすすめられた時子ちゃんが「お母ちゃんが泣くかなと思ってやめた」という一言です。

お母ちゃんのことが大好きで、家族との物理的な距離は離れていても家族と心でつながっていれば完全に道を踏み外すことはないかなと安心したわけです。

この点でユイちゃんは大きな問題を抱えていました。お兄ちゃんはストーブさんとして父親と不仲。母親が家出をして両親は離婚の危機。ずいぶんとエグい家庭でした。

その家庭環境がユイちゃんの心に暗い影を落としていました。

A子ちゃんの場合は、後半に描かれた父親の仕事を手伝う場面を際立たせるために、前半では意図的に家族関係が希薄に描かれていました。

A子ちゃんのダークサイド転落は、あの薄さが災いしたのでしょうか。

そして一子ちゃんの場合は・・・一子ちゃんは何だったのかな?

それはともかく家族との関係や、家族そのものに問題がないので時子ちゃんは安定感があるのかもしれない。時子ちゃんについては、認識をそのように改めました。

しかもすぐそばには言いにくいこともきっぱりと言ってくれるみね子ちゃんもいてくれる。またみね子ちゃんの頼りなげなところをフォローしなければという使命感が、時子ちゃんの気持ちを支えているとも言えます。

願わくば時子ちゃんがブラック時子ちゃんになりませんように。

愛子さんの不審な行動の理由

話が前後しますが、イチコちゃんの陰に隠れていた愛子さんの不審な行動の理由を想像してみました。

結論から言うと、みね子ちゃんあたりが愛子さんを同窓会に誘っていたのではないかと思います。愛子さんから素敵なお年玉までもらったみね子ちゃんが誘わないわけがない。

あのお年玉がなかったとしても、海水浴の時に「私を誘ってみて」という愛子さんのあのまさかの言葉をみね子ちゃんが忘れてはいないでしょう。

とりあえず誘ってみないとまずいかも。みね子ちゃんがそう考えたかどうかは定かではありませんが、みね子ちゃんは愛子さんを同窓会に誘った。でも、海水浴の時と同様に愛子さんは断りました。最初の同窓会は乙女ちゃんたちだけで楽しんでもらいたいと。

断ったけれど、やっぱり乙女ちゃんたちのその後のことは心配でした。

だから様子を見に来たけれど、同窓会を断った手前すずふり亭の近くに自分がいるところを乙女ちゃんたちに見られたくない。そこでイチコちゃんの陰に・・・

ところで、同窓会の別れ際にみね子ちゃんが「今度は愛子さんにも来てもらって・・・」という言葉をさりげなく口にしていましたが「今度は」というところにも、今回は愛子さんが出席を断わったことが暗示されていたかと思います。

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コメント

  1. バラちゃん より:

    市子さんと見て、違和感を感じたので調べてみました。
    「まれ」のイチコちゃんは、「蔵本一子(清水富美加) 」さんでした

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      僕も書きながら違和感ありました。ありがとうございます。早速、修正しました。

  2. GATTO より:

    こんばんは〜

    演劇の世界のことはよく存知ませんが、好きな人には楽しい世界なのでしょうね。時子さんと漫画家見習いの二人、どこか似ているような・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      女優志望と漫画家志望、分かり合えたら他の誰よりも意気投合するかも知れませんね。

  3. ひるたま より:

    こんばんは。返信ありがとうございます。
    時子ちゃんの事なので、現段階では間違いなく実家(助川家)には何も知らせていないでしょう。
    何かのきっかけで(どうやら来週放送分で豊作兄ちゃんが再登場=上京するようですし)実家にバレたら、君子お母ちゃんがお土産をどっさり持って上京して来そう…などと勝手に妄想しちゃいました。f^^;

  4. ひるたま より:

    「お母ちゃんが泣くかなと思って…」
    私も一瞬まさか!?と思い、ホッとした一人です。
    それにしても…率直に申し上げると時子ちゃんはちょっと厚かましいというか…いくら相手が親友のみね子ちゃんであっても「親しき中にも礼儀あり」かな?と、個人的にはちょっと引いてしまいました。(みね子ちゃんならば必ず受け入れてくれる、という安心感がそうさせるのでしょうけれども)

    「そうと決まれば挨拶しないとね!アパートの人にも!」
    いきなり部屋を飛び出して「暴走」し出した時子ちゃん。
    みね子ちゃんの事なので大家の富さんにも手紙で触れていた筈かと思いますが…時子ちゃん、先ず大家である富さんに挨拶するのが筋なのでは?…と、つい突っ込んじゃいました。
    まあ、ちゃんと手土産(それも出来れば茨城の産物)を渡せば、富さんは結構あっさりと受け入れてくれそうですが。
    それにしても、みね子ちゃんは「秘密」を守れなさそうなタイプですね。秘書とか、機密事項を扱う仕事には不向きなのでは?(^^;)

    「イチコちゃん」を挟んで(?)愛子さんと高子さんの何とも奇妙で笑える初対面。気のせいか、2人とも似たような感じの髪型だったような…?
    個人的には愛子さんの「外はねカール」がちょっぴり懐かしいです。まあ愛子さんも無事新しいお仕事を見つけられ、髪型も心機一転したかったのでしょう。(^^)

    ところで、以前の『ウェストサイド物語』の時といい今日といい、今作は舞台演劇を意識した演出が目立ちますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 富さんに挨拶

      話が横道にそれてしまいますが、時子ちゃんの実家なら故郷の美味しいものに事欠かないですね。裕福な農家なので。

  5. よるは去った より:

    愛子「インコ・・・・・?可愛い・・・・どうぞ。」高子「・・・・・イチコ誰だ?・・・・・・・・あたしも知らない。」あれだけイキの合った独特の可笑し味を出すのには何べんも撮り直すのか、和久井映見ちゃんと佐藤仁美ちゃんの持ち味がそのまま生きて一発とまではいかなくても二、三回ですんでいるのか二人の内、どちらかに聞いてみたいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      イチコちゃんをめぐる二人の女の対峙。あの間の取り方、見事でした。ほんの一瞬だけ、しかもドラマの本題とは関係のない場面にも関わらず手が込んでます。

  6. ひるたま より:

    以前ドラマが始まったばかりの4月頃に、岡田さんが御自身のラジオ番組で「この先えぐい場面もある」と仰っていた事がずーっと(毎日?^^;)心に引っ掛かっています。
    実お父さん関係での「えぐい場面」は間違いなく避けられないでしょうけれど、プラスみね子ちゃん&時子ちゃんの友情関係にも「えぐい場面」が登場するのかな?…私も(楽しみでありながらも)ハラハラしています。
    出来れば彼女達の「えぐい場面」は最小限に留めて欲しい…と願っています。(もう展開は決まっている筈なのでどうにもならない事は分かっているのですがf^^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      僕もみね子ちゃんと時子ちゃんの人間関係の「えぐい」展開が気になっています。