太郎が高子を好きになる / ひよっこ 第92話

2017年7月18日(火)放送『ひよっこ』第16週

あらすじと見どころ解説

安倍米店に思いがけない人物が二人、三男を訪ねて来ました。三男の兄・太郎、そして時子の兄・豊作です。太郎と豊作が東京にやって来たのは、二人揃って家族には内緒のことでした。家族に知られて騒ぎになるのを防ぐためです。

一方、島谷が帰省先から東京に帰ってきました。しかし島谷は、みね子が待っているだろうあかね荘にまっすぐ向かうことはせず、バー・月時計でたった一人で飲んでいました。島谷は実家の会社が経営難に陥っていることを、偶然やって来た早苗に打ち明けます。

同じ頃、米屋の店主・善三から駄賃をもらった三男は、太郎と豊作をすずふり亭に案内しました。みね子は懐かしい顔ぶれとの再会に感激。太郎と豊作の二人を明るくもてなし会話にも気さくに応じる高子を、太郎はすっかり気に入ってしまいます。

奥茨城村から上京した三人のことをよろしく頼む。太郎と豊作はすずふり亭の面々に深々と頭を下げ、夜の赤坂の街を去って行きました。一方、その日の仕事を終えたみね子は、あかね荘の外で会わないかと島谷から誘われるのでした。

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『ひよっこ』第16週 第92話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年7月18日(火)放送
第16週 第92話「アイアイ傘とノック」
『ひよっこ』の物語後半では、みね子ちゃんと島谷くんだけではなく、様々な恋の物語が同時展開するという情報を得ていました。

その中の一つがみね子ちゃんと島谷くんの恋から少しだけ遅れてはじまった愛子さんの恋、愛子さんの省吾さんへの一目惚れです。

そして今回、また新たな恋がはじまるかもしれません。しかもその恋は、まったく予想もつかなかった組み合わせです。

奥茨城で実家を継いだ三男くんのお兄ちゃん・太郎くん。そしてまさかの高子さん、すずふり亭の高子さんです。

今回、太郎くんは青年団で団長・副団長の間柄である時子ちゃんのお兄ちゃん・豊作くんと一緒に東京に遊びに来ます。

そして東京見物を希望する太郎くんが、三男くんに案内されたのは赤坂のすずふり亭。みね子ちゃんが働いている店であるという理由で案内したのでしょう。

そして、みね子ちゃんは太郎くん・豊作くんの奥茨城二人組に久しぶりに再会。きっと奥茨城弁が炸裂する会話場面となるのでしょう。

そんなみね子ちゃんたち奥茨城人たちの会話に、店員として加わる高子さん。その高子さんを太郎くんはすっかり気に入ってしまうのだとか。

仮にこれが恋に発展した場合、太郎くんも高子さんも適齢期です。結婚も視野に入るでしょう。しかもこの二人、とってもお似合いです。

また、高子さんがこの先で結婚することもすでにアナウンスされています。

太郎くんと高子さん、かなりな確度で結婚するような気がします。そして仮に二人が結婚したら、高子さんはきっと奥茨城へ嫁入りです。

もし物語後半に奥茨城第二部があるとしたら、今度はあの田園風景の中で高子さんと会えることになりそうですね。

『ひよっこ』第16週 第92話 観賞後の感想

安倍家の父娘の関係修復のその先にあるもの

うな重にする?それともうな重?三男の兄・太郎くんへの心象を良くしようと焦っているのが見え見えのさおりちゃん。(ドラマの中では通称名で通るみたいです)

焦るさおりちゃんを「久しぶりに兄弟で会ってるんだから」と善三さんがたしなめる。いつになく息の合っている父娘ですが、このくらいの息の合い方ならこれまでにも一度や二度はあったかもしれません。

しかし、善三さんの忠告にさおりちゃんが素直に従ったのには驚きました。

やっぱり三男くんを婿に迎えるという利害が一致したことで、安倍家の父娘の関係は修復されはじめているのでしょうか。

それはともかく、前回今回とさおりちゃんが可愛い。

三男くんが安倍家に婿入りしてしまうかどうかは今のところわかってはいません。ただ、僕としては三男くんが婿入りを拒み続けていたことを考えるとその展開は彼にはあまりにも気の毒だ。願わくば、別の道を用意してあげてほしい。そう願っていました。

しかし、前回と今回のさおりちゃんの笑顔を見てほだされました。

この可愛らしい笑顔を涙の顔に変えたくない。このまま、さおりちゃんの願う結末まで行った方がいいのかな。そんな気持ちが芽生えて来ました。

さおりちゃんの笑顔が失われたくない。そんな気持ちがあるその一方で、嫌な予感がしているのも確かです。

前回、あれほど不仲だった善三さんとさおりちゃんが「三男くんの婿入り」という利害が一致したその瞬間から妙に息が合いはじめています。

上に述べたように、父親の忠告に素直に従うというこれまでのさおりちゃんからは考えられないような行動まで登場しました。

三男くんを軸に父娘関係を修復することに成功したこの二人。関係修復はこれから先もますます進んで行くかと思います。

さて、関係修復の進展のその先には何が待っているのでしょうか。

妙に息の合う父娘の間に挟まれて浮いてしまう三男くん。こんな姿をついつい想像してしまうのですが、僕の予想はハズレることの方が多いのも事実。

上の予想(想像)もハズレますように。

最後に:久しぶりに兄弟が会ってんだ、邪魔しちゃダメだろう」という発言。それに続く「美味いものでも食って来い」。善三さん、なかなか素敵な親父さんですね。今回で、ちょっとばかりこの頑固親父のことが好きになりました。

奥茨城村の青年団・団長と副団長

太郎くんと豊作くんが親には内緒で東京旅行。この情報を事前にキャッチした時、二人揃っていいトシをしながら何故わざわざお父ちゃんお母ちゃんに内緒なのか。解せないものがありました。

しかし今回の二人の説明で納得です。

太郎くんがもし東京に行くと家族に告げようものなら、あのお母ちゃんなら「な〜に言ってんだおめえ!」と散々っぱら悪態をついた挙げ句の果てに、今度は三男にあれを持って行けとこれを持って行けと騒ぎになること間違いなし。

太郎くん、さすがお母ちゃんのことを深く理解しています。

お母ちゃんへの理解の確かさは豊作くんも一緒です。君子さんなら必ず自分も行くと言い出すに違いない。以前から東京に行きたいと言ってましたしね。

東京に行くことが決まったら、まるで自分が中心人物のように振る舞うその一方で、豊作くんは荷物持ち。そしてご主人は当然のように留守番を命じられるかと。

さて、それぞれの母親のリスクを精緻に分析し、したたかに振る舞う太郎くんと豊作くんでしたが、すずふり亭の面々との別れ際の言葉には泣かされました。

「この三人は奥茨城村の宝物なんです」

さすが青年団長。気持ちはいつも、奥茨城村から出て行った若者たちにあるようです。素敵です。男前です。奥茨城村聖火リレー大会を実行すると太郎くんが決断を下した時の心意気を思い出しました。

豊作くんの言葉も実にいい。母親どうしは親友。みね子は生まれた時から知っている。だから妹同然だ。何か会ったら兄貴を頼ってもいい。

お金についてはドケチらしい豊作くんですが、どうやら優しさについては気前が良いみたいです。

かつてはこんな心と心の結びつきが日本の各地で見られたのかなと思わされた、奥茨城村の青年団・団長と副団長の男前場面でした。

追伸:太郎くんは高ちゃんをどのタイミングでロックオンしはじめていたのでしょうか。そして太郎くんが「独身ですか?」と尋ねた真意、高ちゃんは理解できたのかな?

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    「リンゴの匂いがする」…あれ?みね子ちゃんが珍しく(?^^;)角谷家がりんご農家である事を話していなかったのかな?と、見ながら私は疑問に思ったのですが…我ながら鈍いですね。f^^;
    高ちゃんそして太郎くんがお互いに「ひと目惚れ」した訳だったのですよね。

    「奥茨城の人はハッシュが好きですね」
    宗男さん経由ですずふり亭のハッシュの評判が伝わっていたのだろうと、私は解釈しています。(^^)
    ところで…仕事から上がるみね子ちゃんをずーっと目で追っていた秀俊くんがやや長い時間映し出されていたように感じました。明らかに意図的ですね。秀俊くんの気持ちに、みね子ちゃんが気づく時は来るのかな?(*^m^*)

    秀俊くんと綿引くん…個人的にはまだ2人から絞り切れていませんが。(^^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > ハッシュの評判

      茨城に帰った宗男おじさんがしゃべりまくったんでしょうね。みね子が働いている店のハッシュは世界一だっぺよって(笑)宗男おじさん、太郎くんと豊作くんともきっと仲良しでしょうから。

  2. ひるたま より:

    さおり(米子)ちゃんを涙の顔にしたくない…私も朝蔵さんと同感です。以前の公園での場面を見た時点から、さおりちゃんにも幸せになってもらいたいと思っています。
    仮に何らかの事情で三男くんが時子ちゃんを諦め(もしくは心変わりして)、さおりちゃんの良さに気付く(そして養子に入っても良いと気持ちが変わる)ならば、三男くんにとっても悪くない展開のように思われますが…一体どのような「落としどころ」が用意されているのでしょうね。(^^)

    「兄弟が久しぶりに会ってるんだ…邪魔するな」「これで美味しい物食べて来い」
    以前、安部米店をブラックだなどとコメントした事があるのですが…早合点でした。善三さんなかなか気遣ってくれる旦那さんですね。これも普段の三男くんの働きぶりを見ているからでしょう。

    「もう一人の妹だと思ってる」「何かあったら兄貴を頼っていいんだがんな、わがっか?」
    豊作兄ちゃんにこのような素敵なセリフが用意されていたとは!
    …と同時に聞きながら、もしかしてこの先で実さんの事に関して助川家(+角谷家)を頼る状況になる事が用意されているのかな?何かのフラグかな?とも感じたのですが…考え過ぎでしょうか。

    それにしても、兄(あん)ちゃん達の服装の「一張羅」感がまた良いですね。(^^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      太郎くんと豊作くん。青年団の団長と副団長、実さんの後輩のことだけはあるなと思いました。奥茨城村は女性キャラも後半になって充実してきました。太郎くんと豊作くん、二人の後半での活躍が楽しみですね。

  3. こひた より:

    安倍家の雰囲気がどんどんよくなるに従って、好感度もどんどん上がってますねぇ。
    さおりちゃんファンとしては、嬉しいかぎりです。願わくば3人揃っての笑顔を早く見たいもんです。

    それにしても奥茨城村青年団はカッコよかったです。上京目的の予想は外れてしまいましたが、きっと素敵な物語が展開されるんでしょうね。

    それにしても省吾さん、ケーキ職人じゃないのに作るのめっちゃ早くないですか(^O^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ケーキは事前に準備していたんでしょうね。エンゲージリングを渡すので演出に協力して欲しいと頼むと、喜んでいろんなことをやってくれるホテルやレストランがありますが、すずふり亭はそんな店の一つなんでしょう。

  4. 米粉 より:

    さおりさん(今後とも?)。
    笑顔が実にキュート(^.^)
    そして善三オヤジさんのたしなめの言葉にも実に素直なこと!
    早く気付け三男君!
    この子は思った以上に可愛いぞ!

  5. もんすけ より:

    「なんの匂い? 林檎? 果物の中で一番好き!」
    高子さん、太郎あんちゃんの心をわしづかみする、スゴ技な言葉ですね!
    働く男性にとって、自分の仕事を褒めてもらえる、仕事の内容が好きと言われることは「かっこいい!」と言われる以上に心に響くものなのではないでしょうか。
    もちろん、当の高子さんにはほんのわずかばかりの社交辞令もあったでしょうし、太郎あんちゃんのことを気に入って言っているわけでもなく、素直に林檎好きを言葉にしていたのでしょうが。

    「見初められたらどうしよう?!」
    来日したビートルズには見初められませんでしたが、奥茨城から来訪した青年団長には見初められた高子さん。
    やはり神様は一所懸命に頑張っている人は見ていてくれるのですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > スゴ技な言葉

      おっしゃる通りだと思います。誇りを持って働いている高ちゃんだからこそ口にできた言葉だと思います。りんご農家で高ちゃんが働く姿を見る日が楽しみです。

  6. 安ママ より:

    三男くんか、奥茨城で聖火リレーをしたいと申し入れた時、太郎さんも、豊作さんも、堅物でケチで怖くて(笑)悪役っぽかったけれど、今日の2人はホントに男前でしたね。
    特に豊作さんの、みね子への言葉は、この先天国から急転直下するであろうみね子への心の支えになりそうな、そんな先回りまでして見てしまいました。
    でも、高子ちゃん、ポマード(?)でテカテカの太郎くんからりんごの香りを嗅ぎ分けるなんてすごい嗅覚です。将来きよさんの跡を継いで立派なりんご農家のおかみさんになりそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      特に豊作くんは、これまで残念な面ばかりが描かれてきたので今回の男前の言動には心から感激しました。

  7. よるは去った より:

    男客「あの・・・・僕お腹一杯です。」女客「私もです・・・・。」太郎「りんごは好きですか・・・・・?」高子「好き!果物の中で一番好き。」 今週は恋バナづくしか・・・・・?しかし、レストランでアテ(中毒)られるってのはどうかな?まあゲンの悪い解釈はやめておきませう。純一郎「何か・・・・・そんな雰囲気じゃなくて・・・・・・。歳とるの当たり前ですよね・・・・・・。」このフラグは・・・・・・?

  8. GATTO より:

    おはようございます。

    太郎兄ちゃんの昨日の態度、米屋さんのパン屋化の阻止も目的かも知れませんね。さおりさん(本人に希望の名前で)、幸せであれば、無理にパン屋さんにはしないでしょうから。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      今回、さおりちゃんが出前を頼もうと提案したうな重。ご飯もの=米屋の奥さん回帰のフラグかなと思いながら見てました。