美代子が気丈に振る舞う / ひよっこ 第107話

2017年8月4日(金)放送『ひよっこ』第18週

あらすじと見どころ解説

美代子は、世津子の自宅で再会したようやく実を連れて帰ることにしました。世津子の部屋を出た後、終始無言のみね子、美代子、実でしたが、最初に口を開いたのは美代子でした。三人で食事をしようと美代子は提案したのです。

みね子、美代子、実の三人はそば屋に入りました。実と一緒に食事をするのは、みね子にとっても美代子にとっても二年半ぶりのものでした。美代子はそのことを素直に喜び、冗談を交えながら注文をしました。

美代子は食事の席である決断をしました。実を世津子の部屋から引き取っては来たものの、まだ混乱している実の気持ちを尊重し、実が故郷の家に帰りたい気持ちになるまでは奥茨城村に連れて帰らず、東京のみね子に託すことにしたのです。

自分から故郷に帰ってみたいと思うようになった実を奥茨城で迎えるのが美代子の願いでした。みね子も実も、美代子のその考えを受け入れました。そして美代子は奥茨城に帰り、東京でのみね子と実の新しい生活がはじまるのでした。

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『ひよっこ』第18週 第107話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年8月4日(金)放送
第18週 第107話「大丈夫、きっと」
ショックのあまり言葉を失っていた美代子さんでしたが、少しだけ我に帰ることができたのでしょうか。

今回は、いつもの明るい美代子さんに戻るようです・・・と書きたいところですが、いつもより明るく振る舞うことになるのかも知れません。

そうでもしないと立ち直れなくなるくらいに落ち込んでしまうのでしょう、きっと。

だから明るくは見えるものの、今回の美代子さんはいつもの美代子さんではありません。

そしてそんな美代子さんの気持ちがみね子ちゃんにはよくわかる。痛いほどよくわかる。だからみね子ちゃんは美代子さんにこたえてつとめて明るく振舞おうとする。

第三者から見たら明るい親子にしか見えないみね子ちゃんと美代子さん。でも本当な尋常でないレベルの悲しみを胸に抱いているわけです。

このギャップがつらい。つらすぎます。

美代子さんが奥茨城に帰る直前、みね子ちゃんと立ち寄るのがすずふり亭でないところがまた泣かせます。

美代子さんは谷田部家が全員揃うまですずふり亭で食事をしないと決めています。だからこそ美代子さんとみね子ちゃんが立ち寄るのはおそば屋さんなのでしょう。

でも、みね子ちゃんの悲しみも美代子さんの悲しみも知らない人ばかりに囲まれた環境の中で、単なる明るい親子にしか思われない。

一体、どんな場面になるのでしょうか。涙腺決壊の可能性大。観るのが怖い『ひよっこ』第107話です。

『ひよっこ』第18週 第107話 観賞後の感想

久しぶりに未来に希望を持てる回でした。

「黙っていなくなるのは嫌です」

「家族に見つけてもらったんですから、あそこにはもう・・・」

実さんの言葉が谷田部家の家族再生の物語の宣言のようでした。実さんの記憶が戻る日まで山あり谷ありかとも思いますが、この言葉通りになることを信じたいと思います。

今回、美代子さんが実さんに対して言った「でも黙っていなくなるのは嫌です、それだけは嫌です」・・・この事態だけは避けてほいしもの。

「東京には私よりもキレイな女の人がいるの?」という美代子さんの言葉がはからずも現実になってしまっただけに、美代子さんの言葉(予言?)はちょっと怖い。

でも「キレイな女の人」発言の時には、美代子さんの言葉に対して実さんは否定も肯定もせずにあいまいな答え方をしたと記憶しています。

ところが今回の「黙っていなくなるのは嫌です」という美代子さんの言葉に対しては、実さんはこう即答しました。

「はいわかりました」

この実さんの答え通りになることを信じましょう。

「私、おっかなかったですか?怖い女に見えましたか?」

みね子ちゃんがお母ちゃんと一緒に世津子さんの自宅に向かう日の朝。愛子さんがみね子ちゃんに言った言葉が、世津子さんの自宅で役に立ったと今回改めて思いました。

美代子さんはみね子ちゃんのお母ちゃんです。人の気持ちを察する長所が、時と場合によってはどっちつかずという短所になるというのはきっと美代子さんも一緒なのでしょう。

しかし美代子さんは大人です。みね子ちゃんよりもずっと大人です。大人なので誰かに言われなくてもその短所のことを自分でよくわかっているのだと思います。

だから、ともすればどっちつかずになりがちな自分の心を鬼にして、実さんを取り戻すことのただその一点に気持ちを集中したのかもしれません。

その一点集中に徹する緊張感から解放された気持ちが、今回、おそば屋さんの中で美代子さんが実さんに言ったこの言葉になって現れてきたような気がします。

「私、おっかなかったですか?怖い女に見えましたか?」

まるで数分前の自分の姿を他人ごとのように語るこの言葉。

美代子さんが世津子さんに対峙した場面。一割か二割は、美代子さんの「芝居」が入っていたのかも知れません。しかもそれは、世津子さんを圧倒するための「芝居」というよりは、どっちつかずになりかねない自分をだますための「芝居」です。

さて、愛子さんの助言によって、みね子ちゃんはお母ちゃんの立場に立つことに徹するという態度を貫きとおすことが出来ました。(というか、前回は美代子さんの独壇場でみね子ちゃんのセリフはごくわずかでしたが)

みね子ちゃんがお母ちゃんの立場に立つことに徹したことで、美代子さんもどっちつかずの態度に徹することができたのでしょう。

みね子ちゃんが、世津子さんの気持ちもわかりますなんてあそこで言おうものなら、その瞬間から美代子さんも崩れていたかも知れません。

その点でも愛子さんの功績は偉大です。

ちよ子ちゃん

ちよ子ちゃん、すっかり大人になりましたね。

みね子ちゃんからの手紙を受け取った直後の美代子さんの異変。深く落ち込む茂じいちゃんの姿を見て、何かとても悪いことが起こっていると察したものと思われます。

でも、以前みたいに何故そのことを教えてくれないと駄々をこねるようなことは一切せず、落ち込む茂じいちゃんをさりげなく励ますちよ子ちゃん。

ずいぶんしっかりしたお姉ちゃんになりました。

決して泣ける場面ではないのに、ちよ子ちゃんの成長にちょっと涙腺をやられてしまいました。奥茨城の美しい緑とともに、心に沁みる場面でした。

コメントありがとうございます!/前回の美代子さんと世津子さんの対峙

前回も多数のコメントを頂戴しありがとうございます。個別にお返事をできかねる量のコメントを頂戴したため、本欄でお礼申し上げるとともに、反響の大きかった美代子さんと世津子さんの対峙場面についてのブログ主の所感を述べさせていただきます。

当ブログに頂戴したコメント。そしてネット上の感想を読むと、美代子さんと世津子さんそれぞれの対応を評価する方が大半を占める中、美代子さんは感謝すべき場面で世津子さんに怒りをぶつけるのは違うのではないか。そんな意見が見られました。

これはみね子ちゃんが実さんと再会した場面でも同様の意見が散見されました。

これについて、僕は次に述べるように考えています。

結論から言うと世津子さんは罪をおかしました。世津子さんを咎める気持ちはないですが、客観的に見て世津子さんの2年半の行いは、きつい言葉になりますが極論すれば(しなくても?)「犯罪」です。

このことは極端な例で考えてみるとよくわかります。迷子の子供を保護した。ここまでは善行です。子供の親は保護してくれた人に感謝しなければいけません。しかし、迷子の子供を自分の子供代わりに2年半も育てた。これは犯罪です。感謝の対象ではありません。

保護の対象が子供と大の大人では比較にならないかも知れません。しかし実さんは記憶を失っているので、「大人」とは言い切れない状態にあります。成人として社会的責任を果たせない状況ですからね。

ここをしっかりと抑えておかないと、これから展開するらしい世津子さんの苦悩や心の葛藤が見えてこなくなるかなとも思います。

また、世津子さんの登場と世津子さんのおかした罪によって、綿引くんというキャラクターが登場した理由もわかったような気がします。

仮に綿引くんというキャラクターがいなかったとしたら、赤坂警察署が実さんの捜査を真剣に取り組んでいることが視聴者には伝わりませんでした。赤坂警察署は真面目に仕事をしていないと思われかねませんでした。

そんな状況下なら、仮に世津子さんが警察に届け出たところで実さんが家族と再会できたとは限りません。だから世津子さんの行為は善行の色合いを帯びてきます。

しかし綿引くんは非番を返上してまで捜査を続けていました。綿引くんが故郷に帰った後も、元同僚が実さん情報を知らせてくれていました。これは赤坂警察署のどなたかが熱心に捜査を続けていたということです。

世津子さんが警察に届けていたならば、赤坂警察署は捜索願いの出ている行方不明者リストの顔写真と身柄を保護された実さんを突合し、実さんの身元はすぐに判明していた可能性が極めて大きい。適切な治療を受けることで記憶の回復が早まったことも考えられます。

話を綿引くんというキャラクターの存在理由に戻します。

あれほど熱心に捜査を続けながら綿引くんは実さん発見に貢献できませんでした。実さんが世津子さんの自宅にいるとわかったとき、僕は綿引くんというキャラクターの存在理由がわからなくなりました。

でも綿引くんがいたからこそ、赤坂警察署が捜査を継続していたことがわかり、それがあるから世津子さんの罪が際立つ。そして世津子さんの罪が際立つからこそ、これらから描かれるらしい世津子さんの苦悩と、心の再生の物語が深みを増してくるのではないか。

また世津子さんの罪の重さが際立つからこそ、前回の美代子さんと世津子さんのそれぞれの態度の凛々しさに美しさを感じることが出来たとも言えると思います。

さらに、これは言うまでもないことですが世津子さんの罪を問うことがこのドラマの本質ではありません。だから、世津子さんの行いが「犯罪」ではないと錯覚してしまうような描写のされ方がされたのだと思います。

以上が美代子さんと世津子さんの対峙場面についてのブログ主の所感です。

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コメント

  1. こひた より:

    息苦しいシーンの連続だっただけに、少しだけ今日は楽に見ることができました。

    でもみよ子さんの不自然な明るさはかえって辛さを感じさせられました。

    あとひと山、なんとか乗り越えていってほしいです。

  2. もふもふ より:

    夏休みなので、子どもたちと一緒に見ていますが、子どもたちも真剣に見ています。

    とある記事に、「もう一度美代子さんに恋をすることがあってもいいんじゃないか」というプロデューサーの言葉が載っていました。ひょっとしたら、記憶はしっかり戻らないが、気丈に振る舞う美代子さんを改めて好きになり、ゆっくり家族になっていくのかもしれません。「こんなに素敵な人が妻だったのか」って。
    記憶が戻ることばかりクロースアップされがちですが、戻らなくても、優しい人たちに囲まれてゆっくり記憶のピースをはめていくほうが、自然なことかもしれません。
    また、誰も撮りきりしていないそうで、そうなると、島谷さん再登場の望みも出てきました。意外と、”お見合いのお相手に既に好きな男性がいて、結婚しなかった”のもありかも…と妄想がふくらみます。

  3. るるるるる より:

    初めてコメントさせていただきます。
    前回の世津子さんの涙を見て、大好きな人だけど、家族の事を考えれば家族の元に帰すのが当然だと、全然状況は違いますが、みね子が島谷さんとの別れを選んだ事は間違いじゃなかったんだと納得させられた気分でした。

  4. GATTO より:

    こんばんは〜

    なんだよ、みね子。たぬき蕎麦じゃねえのか⁉︎ (元治さん風に書いてみました/笑)

    それにしても、蕎麦屋の店員さん、いいキャラでした。最初に顔を見た時に茨城出身と思いましたし、直後の「ありがとうございました」、みね子さんたちのテーブルでの「何にいたしますか」では、もう確実だと思いました(笑)。やっぱりねえ(爆)。
    この一回だけでは、もったいないなあ。

  5. まいまい より:

    奥茨城に帰るのは実父ちゃんの意思を尊重するという、美代子さんの強さに涙が止まりませんでした。

    きっと夫は、自らの意思で戻って来てくれると
    信じていたからですね。信じたかったら、かもしれません。

    また、そんな実さんを預けられた、みねこちゃんも、美代子さんから信頼されているのだとも。

    みねこは失恋を乗り越えて、一つ大人に近づいたと思っていましたが、今回の修羅場を乗り越えて、また一つ大人になったと思いながら見ています。

    赤坂の親切な身内に囲まれて、早く実父ちゃんの記憶が戻りますように。

    きっかけは、宗男さんから、一発殴られて〜
    もいいかな、と思ってます。

  6. hajime72 より:

    お蕎麦屋で実さん、「あ、おかめ蕎麦というのもありますが」。会話の流れからいって笑うところなのでしょうが、他人行儀な物言いでも、雨男さんからお父ちゃんに戻ってきそうな気配に少しばかり涙腺が緩みました。それと共に、朝蔵さんがおっしゃるように世津子さんの行為は犯罪と言えるのかもしれませんが。でも、矢田部家に平穏な日が戻るのなら、世津子さんにも何ならの幸せが訪れて欲しいと思いました。そんな蛇足のようなお話は出てくるとは思いませんが、このままでは世津子さんが不憫です。

  7. まるなか より:

    記憶失っていて病院に行かなくていいのかなぁ…
    脳になんの異常もないといいのですが
    そこのとこちょっと不安です

  8. ぱぽりん より:

    「このままではいけない」
    このまま黙って歩いていては、実の不安が高まるばかりだと判断したのでしょう。
    食事をすることにした美代子の機転、さすがだと思いました。
    そしてのきつね、たぬきの話題。
    まさかラクダが出るとは思いませんでしたが。

    世津子との暮らしでは、柔らかく暖かい時間が流れていたことでしょう。
    世津子のことです、ふんわりとした快い笑いもたくさんあったものと想像します。
    でも、声をあげて笑いあうことはあまりなかったのでは?
    きっと蕎麦屋での話の中で、実は安心を覚えたのではないかと思います。
    世津子のことを何ら否定しなかった美代子に信頼も持ったことでしょう。
    今日の回は、見ていてとてもこころが温まるものでした。

    お昼ご飯、蕎麦を作りました。
    「月夜のばかし合い」
    揚げと天かすと卵を落したもの。
    さすがに、ラクダも馬もありませんでしたので。

  9. ちーぼー より:

    重ねてのコメント、すみません。
    実さんの記憶が戻るのに、靴が何か関係してくるのではないかと思いました。出稼ぎから帰る時に子供たちの為に選んでいた靴…奥茨城に帰って、自分が買った靴を見て…なーんてことはないかな。

  10. ひるたま より:

    さらに続きです。
    「大宮」といえば、埼玉県の旧大宮市の方が知名度高いでしょうけれど…劇中に登場した「大宮」は、茨城県の旧那珂郡大宮町です。いわゆる「平成の大合併」で、
    那珂郡大宮町+山方町+美和村+緒川村+東茨城郡御前山町=常陸大宮市
    …となった次第です。

  11. さと より:

    実は記憶を取り戻すことは無い気もします。新たな実として谷田部家に溶け込んで行く。記憶は無いけど昔のままの実となって行くのではないでしょうか。

  12. ジョーズ より:

    「おかめそば」に、すっかりやられました。
    お茶目な「新生」実さんと、美代子さんが再び恋に落ちる…
    記憶が戻らなくても、そうやって少しずつ自分の居場所を見つけてほしい…
    そんな展開もアリなのかな…なんて思ってしまいました。

    そして、世津子さんにも、幸せな結末が待っていてほしい…

  13. ひるたま より:

    続きです。
    お蕎麦屋のお兄ちゃんが茨城(大宮)出身とは!
    不案内な土地で同郷の出身者に会うとホッとする気持ち…よく分かります。彼もおそらく普段は気を張って仕事していて、同じ訛りを聞いて懐かしくなった事でしょうね。
    余談ですが…県外に出かけた時に駐車場などで「水戸ナンバー」の乗用車を見かけると思わずニッコリしてしまう私です。
    (反対に、地元で県外ナンバーの乗用車を見かけると「ようこそ遥々(?)お越し下さりありがとうございます」という気持ちになります^^)

    これまた余談ですが、明日(8月5日)、水戸市で行われる『水戸黄門まつり』に「実お父ちゃん」=沢村一樹さんが登場されるとの事です。(^^)

  14. ひるたま より:

    何だかんだ言ってもやはり、『朝ドラ』ですね。
    昨日の重苦しい場面とは打って変わって、今日は全体的に明るいトーンに包まれていたように感じられました。
    明と暗のバランスが絶妙ですね。
    「大子山のタヌキ」…久しぶりに登場した言い回しですね。思わず笑っちゃいました…お母ちゃんにまで言われてしまったみね子ちゃんには些か申し訳ないのですが。(^^;)
    実際問題、美代子お母ちゃん(木村佳乃さん)がキツネ顔にも見えるのに対し、みね子ちゃん(有村架純さん)は明らかにタヌキ顔…に個人的には見えちゃいました。そして実さん(今はまだ敢えて‘お父ちゃん’とは書かない)は…何だろう…馬?(^^)
    「旨(馬?)いキツネそば下さい~」…この先も山あり谷ありでしょうけれども、「大丈夫、きっと」。

  15. モノアイ より:

    初めてコメントいたします。
    朝蔵さんの温かい視点での解説がとても好きで、いつも拝見するのを楽しみにしています。
    昨日は美代子さんに疑問の声もあるみたいですが、あの状況で冷静にお礼を言える人なんてごくわずかではないでしょうか。
    社交辞令だったとしても、最初と最後にきちんとお礼を述べた美代子さんは、本当にできた人だと思います。
    頭では、世津子さんに感謝しなくてはいけないことはわかっているけど、実さんがいなくなった時の絶望感、家族の苦しみ、自分の妻としてのプライドなどが一気に押し寄せてきてしまったのと、実さんを取り戻すためには世津子さんの立場を考えるわけにはいかなかった。
    今日、お蕎麦屋さんで冷静になって実さんに質問できていましたよね。だから美代子さんも、頭では世津子さんに文句をぶつけるのはいいことではないとわかっているはずです。
    でも世津子さんに譲ったら、実さんを取り戻せず、自分の家族は永遠に崩壊したままになってしまう。
    家族を守るにはこうせざるを得なかったのだと思います。

    しかし菅野美穂さんと木村佳乃さんの名演がすごすぎた。あそこで挟まれた有村さんも相当心臓がつらかったのではないかと。
    私の中で勝手に日本の2大女優になってしまいました(笑)

  16. 実穂 より:

    あさが来たの頃からこちらにお邪魔していますが、最近では先々の回でもコメントを残してくださってる方がたがおられる、私が見てきたあさが来た~べっぴんさんまで、それ以前はわからないのですが、
    ここまでコメントがあふれることは無かったのではないかと思いますが、
    やはりひよっこの物語が残り少なくなってきたところでのこの衝撃の展開に世間の関心度も高いのだなと感じました。

    お蕎麦屋さんで、時折今までの家族のような雰囲気が垣間見られることはありましたが、
    実さんの気持ちはまだまだ整理どころかついていけてない、気後れしてる状態でしたね。
    一生懸命、目の前の状況についていこうとしているのは感じられましたが、それが痛々しくもありました。
    美代子お母ちゃんも川本さん宅を出てから少し落ち着いたのか、いいんですか?奥茨城の家はあんな、
    立派でねぇし、ふかふかの、スリッパだってねぇし‥。
    「こんな家嫌だ」、と言われるのが怖かったから先にいろいろと話したのでしょうね。

    美代子さんはやはり、常に実さん、みねこの前では「可愛い、綺麗な妻、明るいお母ちゃん」として
    みられていたかったんだと思います。
    私、怖くなかったですか?という問いかけとか、服のほころびとか、
    きっといつも家族にどう思われているかと、家族思いの尽くす気持ちあふれるお母ちゃんなのだと思いました。
    そして、実さん自身で自分の家に行ってみたいと思えるまで、と、みねこと住むことを提案することも
    実さんを思ってのこと。
    本当は美代子自身や茂義父さん、子供たちのことを考えればすぐにでも奥茨城に連れ帰りたいところなのでしょうが
    実さんのことを思えば今は、川本さんの所から連れてきたことだけで十分気持ちを‥無視しているとまでは
    複雑な事情なので言えないですが、実さんの気持ちが着いていけてないのは確かですしね。
    川本さん宅からは出てもらっても、しばらくはこの東京で暮らしてもらって、
    実さん自身の気持ちで奥茨城に帰ってきて欲しい。最良の選択だと思います。

    (ところで実さんと住むとなれば当然それまで一緒に住んでいた時子は出ざるを得ないのでしょうが‥
    時子は早苗さんか愛子さんと同部屋になるのかな?なんて細かいこともちょっとだけ気になりました^^;)

    それから実体験からですが、やはり相手方は自分のことを知っていて、自分は相手を知らないという状況は
    なにも悪くなくても「すみません」という気持ちになるものです。なので蕎麦屋で実さんが
    「なんだか‥申し訳ありません」というようなことを言ったと思いますが、私もそうでした。
    相手方はもちろんそれまでの自分を知っていていろいろ思い出を話してくれるのに、自分は相手に対する情報を
    なにも覚えていない、初対面のようなもの。申し訳なくなってくるんですね。
    そこで「そうそう、美代子はこうだった、みねこはこうだった」
    となるのが通常なのでしょうけど、それができない申し訳なさ、すごく共感できました。

    記憶が戻ったらそれまでの記憶はどうなるのでしょうかという疑問がどなたかのコメントにありましたが、
    抜けていた記憶が戻っても逆に忘れてから最近までの記憶がなくなるということはない、と
    私の場合は病院で説明を受けました。ただ、わたしの場合は抜けている記憶を戻す治療はしないと宣告
    されているので、実体験ではないのですがご参考までに‥。

  17. 実さんを匿うことは犯人隠避罪の可能性もあったことを考えれば、むしろ描写は、実さんが何も犯罪を犯してなかった事実を実さんたちが知らされたときの喜びの描写をすべきだと思います。

    良かったねー。加害者じゃなかったんだー。

    菅野美穂はこのことを素直に喜び、家族に素直に返す、という展開の方が私には自然に思えます。

  18. ぱぽりん より:

    朝蔵さんの、綿引の解説、大変興味深く読ませていただきました。
    なるほど、そういう解釈があったんですね。
    自分はというと、以下のようなものでした。

    このドラマでは、登場人物のありようについてよく練られたものであることに感心しているが、一人、例外がいる。

    綿引

    美代子、みね子のことを思い尽力する綿引だが、その行動、言葉は、このドラマの中で異質だ。
    静かに、普通に現れて
    「お父さんの消息はまだ解らないが、はっきりした事実があるのでそれを伝えに来た」
    といえば、その時その時、みね子の心があれほどに乱れることはなかったはずだ。
    綿引がこれまで伝えたことはなんら緊急性がないのだから。
    路地での目撃情報も、<ほんのひと月前>ではなく<一月も前>のこととしてとらえれば、みね子から美代子へも、今回のように手紙で冷静に伝えて済んだことだ。
    しかし、綿引がみね子に話したことによってみね子のその後のありようの正当性が説明され、ドラマは進行している。

    実の暮らしていたドヤ(簡易宿泊所)をみね子と尋ねるにあたって
    「決して一人で行こうとしないこと」 と念を押したことだ。
    当時のドヤ街など、男性でも近寄りがたく、ましてや女の子が一人で足を踏み入れられるところではなかった。建築現場の飯場にしてもそうだ。実を<出稼ぎ労働者>として捉えその行方を考える限り、みね子は実を探す行動をとることができない。

    みね子が東京でしなければならないもっとも重要なことは、しっかり働き仕送りをすること
    次には、仕送りのための生活、期限の見えない実の捜索のための生活、それをきちんとすること。
    そして、みね子が取りえる期限の見えない実の捜索、それは、実との接点となりうる場所に根を下ろし生活し、いつ訪れるかわからないその時を待つこと。
    まさにそれら全てをみね子は実践した。
    すずふり亭との奇跡のような関係があってのことではあるが、綿引とは、そういう状況を視聴者に理解させるための存在だったのではないかと。

    先読みに寄れば、奥茨木で綿引が登場するとのことで、また別の解釈ができるのかもしれません。
    登場する一人一人の与えられた役割、いろいろ考えさせられる、実に面白いドラマですね。

  19. 太郎次郎 より:

    僕も朝蔵さんの意見と同じです。おかあちゃんの対応がむしろ人格的だったと思います。なぜなら、実さんを引き取った後、警察に直行するのが筋です。そうなれば、世津子さんは社会的な制裁を受け、女優としての地位も名声も失うことになるでしょう。しかし、そこまではしなかった、でも実さんに、あのような恵まれた環境を棄てさせることに一抹の不安と自分の環境と較べれば、悔しい意地もあった。それでも怨みを持たなかったのは美代子おかあちゃんの人格だと思います。

  20. 私はあまり安易に記憶喪失なんて、テーマにして欲しくなかったです。今だって、原因不明です。薬で治るものではありません。

  21. 私は朝蔵さんとは少し考え方が違うかな。

    綿引君みたいな警官は珍しい、て今までも描写されてきたと思います。むしろ、一般的には、ぞんざいな態度の警官が多い時代です。また、適切な治療といっても、当時の精神病院の現状を考えると、閉じ込められてめちゃくちゃな目にあう可能性が高い。今とは違います。そして、当時の人々の認識も今とは違います。

    また、何か殺人を犯した可能性もある。それも実さんたちにはわからない。犯罪はむしろ、実さんたちが意識したのは、犯人隠避罪でしょう。その可能性があった。

    菅野美穂が正しいことをしたとは思いません。許しがたいことだったと思います。ただ、少し朝蔵さんとはニュアンスが違うかな。

    その意味で、少し脚本にも違和感があります。

  22. ちーぼー より:

    美代子さんが、茨城に戻るか否かの決定を実さんに委ねるのに、感心しました。無理にでも引っ張って帰りたいところだったでしょうが。これがあるから、実さんが自分から戻るところが生きるんですね。
    訛の戻ったお父ちゃん、早く活き活きとした笑顔が見たいです。

  23. よるは去った より:

    茂「インド人もびっくり・・・・・・・。」ちよ子・進「♪遊んでようよ~カレーが出来るまで~」 前者のCM
    を芦屋雁之助さんがターバン姿でやっていたのは「カレーの歴史」を取り上げた本やテレビ番組で見たことがありますが、後者は記憶にないですね。現・笑鶴亭仁鶴師匠が「子連れ狼」のスタイルで「3分間待つのだぞ。」と言っていたのはあの何年後ぐらいなんでしょう。

  24. ハックン より:

    いつも、拝見させていただいております。
    実さんがようやく見つかり、谷田部家に戻ることになりました。が、記憶喪失という現実。みね子をとりまく家族と関係者には、とても辛いことですね。今後、どのようにして、どのタイミングて記憶を取り戻すか。朝から益々目が離せません。
    私の憶測または希望ですが、やはりすずふり亭で「お重」を見せられ、「ハヤシライス」を食べた時と思っております。奥茨城村の方々が絶賛するハヤシライス。あまりの美味しさに衝撃し、記憶を取り戻すのでは。と願っております。

  25. さくら より:

    実さん、記憶を取り戻せる事を願います。記憶を取り戻す鍵は茨城の土の匂いかなと予想しました。実さんは稲刈りに戻った時も、まず最初に土を触っていましたね。谷田部家に早く笑顔が戻りますように!

  26. きゅうぽん より:

    この予習を見て…、昔小学生の時にTVで「炎の犬」とか「太陽の犬」だったかのドラマを思い出しました。飼っていた子犬がはぐれ、色々あって小学校で飼われることになり…やがて1年か経ち、家族が探し求めていたら、すっかりみんなの無くてはならない存在。泣く泣く飼い主の少年が「お願いします」と諦めたところがとても切なかったので、実の消息を探すみね子とその家族。保護?していた大女優…。
    ここをどう描かれるのか、見ものだなと思います。普通なら、見つかって良かっただけでしょうが、なんか女優の裏というか、今とは違って原節子のような、世間には知られてはいけない、内面だったり色々な部分を実は補っていたかもしれないので、すんなりお帰りくださいとはならないのかなと思ったり。