由香と家族の和解の兆し / ひよっこ 第134話

2017年9月5日(火)放送『ひよっこ』第23週

あらすじと見どころ解説

すずふり亭の制服を初めて着た由香は、みね子の指示にしたがいながらすずふり亭のランチタイムのホールの仕事を無事にこなしました。疲れ切った由香をねぎらう省吾は、由香に戻ってきて欲しいという気持ちを口にしようとしました。

しかし由香は省吾にそれ以上は言わせませんでした。今日は助っ人として来ただけ。家族の話はまた今度にしてほしいと。みね子に急に連れて来られた由香には、家族の話をする心の準備ができていなかったのです。

由香が帰った後、うっかり口を滑らせたみね子は、由香が柏木堂で働いていることを鈴子と省吾に言ってしまいました。由香がすずふり亭の近くまで戻って来ていることを知った鈴子と省吾は、次は自分たちが由香に歩み寄る番だと気持ちを固めます。

一方、昔の恋人の告別式に参列し別れを告げた富は、ワンピースを来て新しい自分に生まれ変わると宣言します。そんな中、週刊誌が報じたスキャンダルの影響で追い詰められている世津子を助け出そうとみね子は決意するのでした。

<<前回133話 | 次回135話>>

Sponsored Link

『ひよっこ』第23週 第134話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年9月5日(火)放送
第23週 第134話「乙女たちに花束を」
一度はすずふり亭の入り口までやって来たものの店に入ることをためらい「まだ早い」と引き返してしまった由香ちゃんがすずふり亭にやって来ました。

これでついに牧野家の家族問題が解決されるフラグがはっきりと立ちました。

由香ちゃんが家に戻って来るかどうかはまだ定かではありません。しかし、おそらくはみね子ちゃんに半ば強引に連れて来れられながらも由香ちゃんは嬉しかったはずです。

「また今度」

父親である省吾さんにとってみれば、言い表す言葉がないほど嬉しいに違いない言葉を由香ちゃんが残して帰って行きました。

「また今度」・・・人によっては素っ気なさすぎると言うかもしれませんが、今の由香ちゃんにとってはこれが精一杯の愛情表現の言葉だったのでしょう。

そして省吾さんの反応を確かめるための言葉だったのかも知れませんね。

すずふり亭、というよりも家にまた今度も帰って来たい。帰って来たいけれど、自分が帰って来ることを父や祖母はどう受け止めるのだろうか。

それが知りたくて由香ちゃんは「また今度」という言葉を口にしたような気もします。

ドラマの中では、省吾さんは由香ちゃんのその言葉に心から感激するとのことですが、果たして父親が感激する姿を由香ちゃんは見ることができるのでしょうか。

仮に父と娘がここでちょっとばかりすれ違ってしまったとしても、牧野家の家族問題が完全に解決する日はそう遠くはなさそうですね。

余談ですが、牧野家の家族問題が解決したとして、由香ちゃんは実家に戻って来るのか。ヤスハルくんとの仲はどうなるのか。

まだまだ気になる点、回収の見通しが立たない謎が多い由香ちゃんです。

コメントありがとうございます!『ひよっこ』クランクアップ

昨日は『ひよっこ』の撮影終了が発表されたこともあり、いつにも増してたくさんのコメントを頂戴しました。

さて、コメントを通してたくさんの方から教えて頂いたのがクランクアップを伝える写真に写っている「みね子ちゃんの左手薬指に指輪」があるという事実。

インターネット上に配信されたクランクアップを伝えるニュースに掲載されている画像を片っ端から調べたところ確認することができました。

報道陣に挨拶しているらしい有村架純さん。右手でマイクを握りしめ、左手には大きな花束を抱えている時の写真。左手薬指に指輪がはっきりと確認できます。

最後の撮影はおそらくすずふり亭でしょうか。その時の共演者は、ジャケットを着ているせいかいつもより大人に見えるヒデくん。

成長を止めている元治さんとは異なり、ヒデくんは成長し続けています(笑)

撮影が終了し、いよいよ結末までのカウントダウンがはじまる『ひよっこ』。この素敵な登場人物たちとリアルタイムで会える機会は数えるほどしかありません。

一回一回、これがお別れのつもりで丁寧に観てゆこうと思います。

『ひよっこ』第23週 第134話 観賞後の感想

「今度はこっちの番だね」

牧野家の家族問題に明るい未来がはっきりと見えて来ました。

ところでおヘソがわき腹についている由香ちゃんのこと、怒っているんだかふてくされているんだかよくわからない態度に出るということは、本心はその正反対のところにあるということなのでしょう。

今日はいきなり連れて来られたこともあり心の準備ができておらず家族の話をすることはできませんでした。

でも「また今度」と省吾さんに言うことで、心から願っていた家族との話し合うチャンスをついにつかむことが出来た由香ちゃん、どれほど嬉しかったことか。

由香ちゃんに何か言いたげな鈴子さんを制止し、鈴子さんにその話は「また今度」と言った時の省吾さんの嬉しそうな表情も忘れることが出来ません。

ところで由香ちゃんの子供の頃の「話」は出て来ましたが、省吾さんがそれを映像で回想するのは今日がはじめてです。

もしかすると省吾さん、愛する娘が出て行ったのが悲しくて、由香ちゃんの幼い頃の姿を胸の奥の方に封印していたような気がします。

今日の回想の映像は、省吾さんが胸の奥の封印を解いた瞬間かな。そんなふうに僕は受け取りました。

由香ちゃんと何年ぶりか一緒に働くことが出来た省吾さんに、鈴子さんは「楽しかった?」と尋ねました。

省吾さんはその問いかけに頷いて答えたものの「楽しい」とか「嬉しい」などの感情をそのまま表現する言葉は一切口にしません。

でもそれだけに「また今度」と口にした時の省吾さんの喜びが心にしみました。

そして余計なことは言わず「今度はこっちの番だね」とだけ言うその一言に、娘の成長に感激する親心が詰まっているように思いました。

こちらから働きかけなくても由香ちゃんは大人になって歩み寄って来てくれた。成長した由香ちゃんに応えるためにも、今度は自分たちが歩み寄る番だ。

省吾さんはそう考えたのでしょう、きっと。

「どうかしら、新しい私?」

若き日の富さんが愛する松永さんの胸に顔を埋める場面が描かれたあの場所はあかね荘の管理人室。

富さんによれば「最後の贈り物」として松永さんからあかね荘をもらったということなので、管理人室の回想場面は「最後の贈り物」をもらったその時なのかもしれません。

「最後の贈り物」をもらったその時とは別れの時。お二人ともずいぶん若かったので、松永さんの結婚を機に別れたのでしょうか。

ところで、何かの折に富さんを演じる白石加代子さんが「思い出のいっぱい詰まった管理人室」という言い方で、富さんの管理人室への愛着を語っていました。

白石加代子さんが語った「思い出」というのは、松永さんのことだったんですね。

富さんは、松永さんと別れて以来、その思い出の中で生きてきたのでしょう。別の言い方をすると思い出の外に出られなかったのだと思います。

ところが今回描かれた、二人が映った写真を胸に当てる富さんの仕草。文字通り思い出を胸にしまっているかのようでした。

思い出の中で生きてきた富さんが、その思い出を胸にしまい思い出の外に一歩踏み出す。

「どうかしら、新しい私?」

前週あたりからドラマの中では新しい風がそこかしこで吹き始めていますが、新しい風の中でも富さんの風は「新しさ」が際立っているなと思ったことでした。

一番古くて一番新しい風(失礼)ですね。

追伸:いつぞや富さんと愛子さんが歌舞伎役者の話をしていた時のこと。贔屓にしている歌舞伎役者はもう亡くなったという富さんに対して愛子さんが言いました。

若い贔屓の役者をこれから見つければ良い。あの時の愛子さんの言葉が、今回の富さんリニューアルのフラグだったのでしょうか。

<<前回133話 | 次回135話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. kuuma より:

    富さんがワンピースを着てみんなと仲良く歌っている姿を見て、松永さんは自分が一緒にいれなくても富さんが寂しくないように住人と距離が近いアパートを富さんにあげたんだろうな、と思いました。ステキな恋だったんでしょうね。

  2. こひた より:

    本当に人として優しくなれるドラマだな。
    なんかこう心が豊かになるよね。

    それにしても15分は短いな。せめて30分は見ていたい。

    新聞にはクランクアップの記事が出ていました。
    ラストの撮影は、すずふり亭からあの2人が出ていくシーンだったとのこと。
    本当のラストシーンかどうかはわかりませんが、意味深。

  3. GATTO より:

    こんばんは。

    「変わらないね」は「成長していない」って意味になるのかな?いや、違うだろ。元治さんの場合、40歳は出ているだろうから「いつまでも若いね」という意味に取るべきだと思うけど・・・
    その後の「俺が成長しないことで・・・」も意味不明だけど・・・まぁ、面白ければいいか。

    それと、洋服を着た富さん、若いですね。お化粧も薄めで素敵です。ワンピースの緑色とキッチンのすだれの緑色が合わさっていて、それがまたきれいです。

  4. godzira より:

    昨日、早苗さんにドラムを叩きながら「真っ赤な太陽」を歌ってほしいとコメントしたのですが……。
    真っ赤な太陽は、本日、すずふり亭の皆さんに歌われてしまいましね。
    的外れではなかったけど、的外し。

  5. クリームソーダ より:

    「あんた、本当に働き者なんだね」
    由香ちゃんが、今回しみじみと言った言葉。沁みました。
    みね子に初めて会った時も「働き者」という言葉を口にしていました。由香ちゃんが、思い出していたのはお母さんだった、と、前のコメントにありましたが、今回の由香ちゃんの柔らかい表情を見て、働き過ぎで亡くなったというお母さんの悲しい思い塊から解きほぐされてきたのだと感じました。

  6. ひるたま より:

    「あ、お母ちゃん。家族の話は無しで…」
    劇中で初めて、省吾さんが鈴子さんの事を「お母ちゃん」と呼んでいましたね。いつもの「鈴子さん」ではなく…!

    回想シーンも含めた由香ちゃんとオムライスの2ショットを見ながら…由香ちゃんは「自分ち」=すずふり亭の、特にオムライスが大好物なのだろうな~と私は感じました。以前に喫茶店『白猫』でオムライスを食べていた場面がありましたが、その時も由香ちゃんは本当は「自分ち」のオムライスが食べたかったのでしょうね…きっと。
    (今思い返すと、白猫でオムライスを食べていた場面は由香ちゃんが家に帰りたいと願っている事を表していたのかもしれません。ヤスハルくんから「オムライスなら自分ちで食えよ」と突っ込まれていましたが、その時もそう遠くなさそうな気がしますね)

    「大丈夫ですよ、柏木堂で働いてんですから」
    朝見た時には、みね子ちゃんが確信犯で言ったのかな?と思ったのですが、再放送で見直したら…一瞬ながら「しまった!」と目を丸く見開いていましたね。すかさず増田さんのナレーションが…うっかり口が滑ったのですね。(;^_^A
    その後にお盆でわざと顔を半分隠し、悪戯っぽく笑顔を見せた場面も可愛らしかったです。

    今日の『あさイチ』には「富さん」=白石加代子さんがそのまま劇中のドレス姿で登場され、驚きました。
    峯田和伸さんとのコンビぶりも微笑ましく拝見しました。
    その時に「富さん」の髪型に関する裏話も披露して下さり、興味深く拝聴しました。聞けば髪型のセットに1時間ほど(スタッフさんが慣れて来てからは40分程度)かかっていたとか。(^^)

  7. 繊蘿蔔 より:

    今まで いくつもの 名セリフ が出ていましたが
    今日の
    『ありがとうございませんでした』
    には敵いませんでしたね
    この先 これより凄いのは出るかしら?
    ひそかに 楽しみ

    取材陣のノック音何気に軽いような気がする
    まるで 安アパートのペラい壁を叩いているような
    そう あかね荘 みね子・純一郎 のノック♡のようで
    あの外観の立派なマンションの
    ドアや壁を叩く音とはとても思えない
    きっと安セットだったのね(笑
    ・・・アゲアシ取りでごめんなさい

  8. すずか より:

    クランクアップ時の指輪、私も見ました。はじめは綿引さんと結ばれて茨城へ戻ればいいなと思っていましたが、今はヒデで良かったと思ってます。みね子が初めてすずふり亭へ行った日、入口がわからず裏庭に来てしまったみね子を、親切に入口へ案内してあげたのがヒデでした。その時からヒデはなんだか嬉しそうだったように見えました。いつもみね子を温かく見守り続け、誰よりも長い時間、店にいて仕事をしているヒデが報われるというか、とにかくヒロインのみね子と幸せになれることが私も嬉しいです。

  9. 老羊 より:

    クランクアップのニュースがとうとう流れてしまいました。ああ、これで「ひよっこ」が終ってしまうんだなという寂しさを昨日今日の秋風が演出しているようです。気になったのがラストシーンはみね子とヒデ君がすずふり亭を出て行くところというくだりです。しかもクランクアップの花束に囲まれた写真が、あたかもみね子とヒデ君の二人の門出を祝福するかのようにも見えてくるのは何故でしょうか。まだ早いですが、有村架純さんお疲れ様でした。素敵なドラマありがとうございました。

  10. シナモンシュガー より:

    由香の気持ちが分かり 鈴子さんとシェフも新たに1歩踏み出そうと決意しましたね。昨日の鈴子さんの複雑そうな表情が気になっていましたが 今日の放送を見て大丈夫だと思い安心しました。また以前のような家族に戻れる日はそう遠くないのだろうと感じました。そして 由香のシーンではやっぱり流れるブルース調のBGM(笑)

    ここのコメントで気になったことです。
    コメントされてる方の感想に対してありえないと
    いうコメントを読みました。皆さん それぞれの視点でひよっこを見ていると思いますし 思い入れがある話や登場人物もそれぞれあると思います。
    なので ここでのコメントも自分の思ったこととは違うことがあると思います。
    もし自分のコメントをありえないと否定されてしまったらどう感じるでしょうか?
    ひよっこ好きとして それぞれの感想を持ちながら
    最終回まで楽しめたらと思います。

    明日は いよいよ世津子さん救出ですね。
    どうやって救出するのかドキドキです。

  11. ちーぼー より:

    富さんの派手なワンピース姿、まぶしかったです。若かりし日からの悲しい恋に終わりを告げて、新しい人生に一歩踏み出した富さん。一層明るくパワフルな姿を見たいです。
    由香ちゃんが柏木堂にいることを知った、鈴子さんと省吾さんは、今度はこちらから由香ちゃんを訪ねて行くんですね。ヤスハルと愛子さんの片思いがどう進んでいくのか、どう成就するのかが、今の私の一番の注目点です。

  12. もんすけ より:

    今までみね子ちゃんができなかった、小さなおせっかい。
    それも、それぞれが自分の力を出し切れるよう働きかけるタイプのおせっかい。
    ようやく「いわゆる普通の、王道の朝ドラヒロイン像」になってきた?でしょうか。
    ひよっこが、大人のニワトリへ。
    クランクアップの写真が流れ、いよいよ最終回が近づいていることが本当に淋しくなってきました。

  13. よるは去った より:

    「♪真っ赤に燃えた太陽だから~」 私事ながら何気に聞き流していたこの歌が美空ひばりさんのだったとはっきり認識したのは亡くなった後でした。

  14. ひよっこ大好き より:

    昔の恋人の告別式を終え、一区切りをされた富さんの決断、、、。富さんには相続人がいないと想定しますので、漫画家2人にあかね荘をゆくゆく相続させるのでは?
    漫画家2人が外泊したとき、我が子のごとく叱った富さん。2人の夢のために「収入と家は確保したから、思う存分漫画を描きなさい!日本一の漫画家になりなさい!」となるのでは?と予想します!