世津子があかね荘に来る / ひよっこ 第136話

2017年9月7日(木)放送『ひよっこ』第23週

あらすじと見どころ解説

週刊誌の記者たちに自宅マンションの周辺を囲まれ、部屋の中から一歩も出ることができなくなった世津子をみね子たちは無事に救出することができました。みね子と秀俊は、記者たちのスキを盗んで世津子を自宅マンションから連れ出すことに成功したのです。

救出した世津子をみね子と秀俊が連れてきたのはあかね荘でした。すでに陽は沈んだ頃にあかね荘にたどり着いたみね子、秀俊、そして世津子が談笑しているそのとき、赤坂の街が突然の停電となりました。

裏天広場に再び明かりが灯り、そこに世津子がいることにようやく気づいた面々は騒然となります。そんな中福翠楼の五郎の提案で餃子パーティーが開かれることになりました。鈴子はそのパーティーを世津子の歓迎会とします。

みね子はあかね荘の住人たちを世津子に紹介。自宅マンションに帰ることができない世津子はあかね荘の愛子の部屋に身を寄せることが決まり、世津子のあかね荘での新しい生活がはじまるのでした。

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『ひよっこ』第23週 第136話 今回の時代背景解説と事前発表あらすじレビュー

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年9月3日(月)放送
第23週 第136話「乙女たちに花束を」
みね子ちゃんとヒデくん、そして「世津子救出大作戦」に巻き込まれてしまったヤスハルくんの協力の甲斐もあって、世津子さんは無事に自宅から出ることができました。

そして、自宅マンションに閉じ込められる格好となっていた世津子さんがようやく外に出て、逃げ込んできたのはあかね荘です。

まさか、こんな古ぼけたアパートに大女優が逃げ込んでいるなどとは誰もが夢にも思わないはず。世津子さん、いい場所に逃げ込んで来ました。

そして、すずふり亭やあかね荘の面々に囲まれる世津子さん。

世津子さんに加えて、すずふり亭とあかね荘の愉快な人々が集まることで、楽しい会話劇が繰り広げられるのかも知れませんね。

そして世津子さんはこれからしばらく、あかね荘で暮らすことになるのだそうです。

ところで、断片的な情報からの推測ですが、次週となる第24週の時点でも世津子さんはまだあかね荘暮らしを続けているものと思われます。

世津子さんが「雨男さん」のことをどう思っているのか、みね子ちゃんは心のどこかで気にしているに違いない。

そう察した早苗さんが、世津子さんに告げるのだそうです。

「雨男さん」と暮らした日々のことや、「雨男さん」への気持ちをみね子ちゃんに打ち明けるべきだと。

もしかすると、この場面を描くために世津子さんがあかね荘にやって来た。そして世津子さんがあかね荘に来る口実を作るための「スキャンダル」という作劇上の小道具だったのかも知れません。

『ひよっこ』第23週 第136話 観賞後の感想

前回もたくさんのコメントを頂戴しありがとうございました。いただいたコメントの中に、みね子ちゃんの手を握る世津子さんの表情に安心感を感じたという意味のものが多数ありました。

そこは見落としていたなということで、改めて見直してみました。たしかに、迷子になった子供がやっと親に手を握られて安心しているような、そんな表情に見えました。

裏を返せば、これまでの世津子さんはそれだけ孤独だったということなのでしょう。

世津子さんの孤独

その世津子さんがあかね荘にやってきました。

5歳になるまでに自分を可愛がってくれた両親を亡くした世津子さん。育ての親の叔父夫婦もある時期までは可愛がってくれたのだと思います。

若い頃の写真は夫婦揃って見るからに人の良さそうな顔をしてましたので。

でも、世津子さんが子役デビューしてから叔父夫婦にとって世津子さんは金づるでしかなかったのでしょう。

世津子さんは「雨男さん」と出会った頃に、これまで生きてきてはじめて家に帰りたいという気持ちになったと言ってましたが、家に帰りたいという気持ちを失ったのは自分が金づるとしか思われていなかったからなのでしょう。

家に帰りたいという気持ちが起こらないということは、家よりも撮影現場の方がまだマシだったということでしょう。

しかし撮影現場は小学校ではありません。大人のリアリズムが渦巻く世界です。

極論すれば人間関係はすべて利害だけでつながっているような世界。そんな世界が家に帰るよりはマシだと感じていたのでしょうか。

心を許せる相手が身近に一人もいない幼少期。幼い世津子さん=世津子ちゃんがどんな気持ちで日々を送っていたのか、僕の貧しい想像力をはるかに超えてます。

そんな孤独な人生を経て、あかね荘へ。

あかね荘はじめ、赤坂あかね坂通り商店街で暮らす人々に囲まれた世津子さん。心を許せる人だけに囲まれる暮らしはこれが人生ではじめに違いありません。

あかね荘で世津子さんの人生が再生されますように。

あかね荘の人々の人生

世津子さんの心があかね荘で癒され人生が再生されるのかどうか。そもそも世津子さんはこの先ずっとあかね荘で暮らし続けてゆくのかどうかは定かではありません。

しかし、勤めていた会社がつぶれてどん底だったみね子ちゃんが再生の一歩を踏み出したのもあかね荘。

ちょっと道に迷っているように見えた時子ちゃんが、自分の歩む道をはっきりと見つけたのもあかね荘。

みね子ちゃんや時子ちゃん以上に行き詰っていた愛子さんが、人生をリセットさせて新たな一歩を踏み出しのもあかね荘でした。

間もなく、あかね荘で最も古い住人と思われる早苗さんの人生も再生します。

何人もの登場人物たちが道を切り開くきっかけとなったあかね荘で、世津子さんの人生も再生することを願わずにはいられません。

・・・ここまで書いて思い出しました。

あと二人、あかね荘の住人がいましたね。『ひよっこ』の放送も残りわずかとなってきましあが、啓輔くんと祐二くんに新しい風が吹く気配がまるでないですね。

最終周にはなんとかなるんでしょうか。

それともスピンオフで回収されるのかな?

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コメント

  1. はなはな より:

    今までそんなに気にしてなかったヤスハルが気になってしかたなかった回でした(笑)
    なので、yahooニュースでヤスハルがツイッターのトレンドワードに浮上して、映らないのに祭り状態だったという記事を読んで、私だけじゃなかったんだ!ととても嬉しく思いました。
    写真だけ、声だけ、宴会に間に合わず、というのがまた彼らしくもあり、どうか彼にもとびきりの幸せを!と、星に願いをかけたくなりました。
    がんばれ! ヤスハル!

  2. 雪飴 より:

    話題の女優が変装もせずにオカモチ持った女の子と手を取り合って街中を全力疾走していたら、かなり目立つと思うのですが、麻布から赤坂までよくご無事で。ヤスハル君とかき氷機もなんとか戻れたようで、早くねぎらってあげたいです。
    誰一人手をさしのべる人も無く深い闇の中にいた世津子さんを、何も聞かずに受け入れるご近所の人々。これが江戸っ子気質なんでしょうか。カッコいいです。
    「世津子ちゃんの歓迎会!」と、ちゃん付けで名前を呼ぶ鈴子さんの優しさ。ちなみに、あの週刊誌には世津子さんの本名は「節子」と。亡くなったお嫁さんと同じですね。これも何かのご縁かも。
    そして愛子さん。あかね荘には以前宗男さんが泊まった部屋が空いているはず。なのにあえて世津子さんを自分の部屋にと申し出た愛子さんの気遣い。誰かそばにいてあげた方が良いと思ったんでしょうね。
    みんなさりげなくて温かい。人の温もりに触れた世津子さんが戸惑いと安堵の表情を浮かべ、それを微笑みながら見守るみね子は、もうひよっこではなく立派な大人の女性ですね。

  3. こひた より:

    あんなに頑張ったのに画面では一瞬の白黒静止画のみって・・・
    出はじめの頃は一番地味で暗い印象だったのに、いつの間にか漫画家卵2人や元治さん以上のお笑い担当。

    でもきっと親子の愛情が描かれると信じています。

    頑張れ ヤスハルゥ!

  4. GATTO より:

    こんばんは。

    朝になったら、同じ内容のコメントがたくさん見られると思いますが、岡持ちはどうなっているのでしょうね?たしか、マンションを出る時は、持っていなかったと思いましたが?
    それに、記者やカメラマンの中にチョビ髭いたかなぁ?
    もしかしたら、岡田さんがわざと入れたツッコミどころでしょうか?私たち、脚本家の術中にまんまとはまりましたか?

    それにしても、餃子パーティー楽しそうでした。「赤坂オールスター」というところか。

  5. まーくん より:

    世津子さんは5才で両親を亡くし、元治さんも親の顔を知らずに育った。赤坂の登場人物で元治さんは幸せの方向性が示されていない感を持っていましたが、世津子さんは好きで芸能活動をしてたわけでない、このまま赤坂に溶け込んでいくのかも。で、みね子と秀くんは、銀座の支店とかで2人で頑張る?

  6. もんすけ より:

    なにも聞かない、普通に接する優しさ。本当の、大人の優しさですね。
    台詞も解説もなく、ただただ和やかに笑い合っているシーン。
    淡々と流れていく日常。涙腺をかなりヤラレました。

    >啓輔くんと祐二くんに新しい風…
    意味ありげに、本当は無駄にかっこいい(?)祐二くん役の浅香航大さんに課せられた役割があるのでは?と、前々から気になっています。
    綿貫さんやヒデくん、純一郎さん役のイケメン俳優さんたちにも引けをとらないはずですのにね。。。

  7. シナモンシュガー より:

    今日は 何と言ってもヤスハルでしたね。みね子達から忘れ去られ 出てきたと思ったら 昨日の作戦会議でのめずらしく生き生きした顔のヤスハルの写真(笑)もしかしてそれは遺影ですか?ってツッコミたくなるくらい良い表情してました(ヤスハルごめんなさい…) そして最後の一郎さんのセリフ。まさに三宅さんのコントを見てるようでした(笑)
    登場シーンがないのにヤスハルがツイッターのトレンドワードに浮上していたらしく 視聴者の方がみね子達よりもヤスハルを心配していたのが何だか可笑しかったです。私もその1人です。
    シャイで心優しいヤスハルに幸せが訪れますように。

    そう言えば 角谷家の次男は 登場もないし話にも全く出てこないですよね?高ちゃんのスピンオフがあったりしたら登場する可能性があるかも知れないですね。兄ちゃんや三男と似た感じの人なのか まさかびっくりするくらいのイケメンだったりして⁈

  8. 元気なお父ちゃん より:

    朝蔵さま いつも楽しく拝見しております。
    ファンの皆さんのコメントも、まるで自分たちの家族や友人を思いやるような温かい内容でほっこりしています。
    さて、世津子さん無事に脱出できてよかったですね。みね子ちゃんもオカモチを手にしながら世津子さんの手を引いて、「ジャンヌ・ダルク」そのものでした。
    スキャンダルを報じた週刊誌の記事は、酷い内容でしたね。逆恨みをした叔父叔母夫婦の言葉を鵜呑みにして書いたのでしょうが・・・。
    その中に、川本世津子さんの本名が出ていました。埼玉県奥秩父郡大山田村で山本一助さんの長女として生まれた「節子」さんだそうです。ですので山本節子というのが本名のようです。
    この後、川本世津子としての女優活動が再開できるといいですね。

  9. ひるたま より:

    みね子&秀俊そして世津子さんの3人があかね荘に辿り着いた時には既に辺りが真っ暗…追手を巻くのに相当難渋したようにお見受けしました。
    世津子さんの履いている靴が気になっていたので確認したところヒールのあるパンプス…世津子さん、かなり足が疲れた事でしょう。

    個人的には今日映し出されなかったヤスハルくんが最も気になっています。音楽(歌)だけかと思ったら…本当にかき氷機を持ち出して、記者達に振舞っていた様子ですね!
    今日の餃子パーティーの間中ずっとヤスハルくんの事ばかりが気になって気になって仕方がありませんでした(^^;)。TV画面のデジタル時計を見ながら、ヤスハルくん一体いつ現れるのかな~?と。
    で、最後の停電の時に「ガッシャーン!」の音そして「♪あんこ作りは~」の曲(音源はカセットテープか何かに以前録音しておいたものの‘お蔵入り’となっていたモノを使用したのでしょうか?^^;)と共に戻って来た事が仄めかされて、そこに一郎さんの「あ~ヤスハルだ~」!(^0^;)

    せめて、ヤスハルくんにも餃子・ビール・枝豆そしてスイカが残されていて欲しい。誰か気を利かせて残しておいて…いや、たこ焼きの時にもスルーされちゃった彼の事なので怪しいですね。(^^;)
    でも、せっかく大奮闘したヤスハルくんが何等かの形で報われる場面が明日以降に用意されていて欲しいと、切に願います。

    本来ならば世津子さんの話が中心になるべき今日の放送分かと思われますが…個人的にどうしてもヤスハルくんの方が気になって気になって仕方が無い私です。

  10. 見た目は鶏、中身はひょっこ より:

    自分も含め色々な登場人物の今後を予想するのが楽しんでいます。
    自分はこうだったらいいのに、最高のシチュエーションを予想し当たらないですが、見ていて何故かがっかり感がないんですよね。
    最高じゃないけど、ちょっといい具合のシチュエーション…
    求めるものが大き過ぎて、ついつい最高を求める今のドラマや世の中ですけど、これで良かったねで納得できるひょっこの登場人物。
    あんなおおらかな人になりたいなと思います。

  11. ちーぼー より:

    みね子ちゃんと秀くんが、協力して世津子さん救出作戦を実行。二人の距離が一層縮まりましたね。でも、今日の一番の役者は、姿を見せることのなかったヤスハルかな。ヤスハルの恋も成就して欲しいです。

  12. 安ママ より:

    今日は、ひよっこワールド全開でしたね。
    ホントに、昭和の人情というか、人のあったかさを感じられて、朝から心がほんわかしました。
    もう悲しいことが起こらず、このままフィナーレに向かって欲しいです。

  13. クリームソーダ より:

    私も、世津子さんが富さんの 生き別れた娘だったらいいなぁと思います。大どんでん返しのハッピーエンドですけど。
    そしたら、世津子さんも富さんも 心の空白を埋めることができて、幸せになれるのでは? なんて、隣近所のおばさんみたいに、世話焼きな感覚で 色々想像するのが楽しみなドラマなんですよね。
    みんなのハッピーエンドが
    それぞれに用意されている予感。
    新しい風が吹いて もうすぐ花が咲きそうな。

  14. トントン より:

    私は、世津子が富さんの娘で、お互いにそれを知らない気がします。世津子の名前は実は「茜」で、何らかの理由で生き別れになり、世津子はみなしごになって学校へも行けなかったのではと。そして、実を見た時、かつての自分に会ったような気がしたのでは。彼を守ってあげたいと感じたのでは。
    富さんは、行き別れた娘の名前をアパートに付けた・・・話がここで繋がると思うのですが、さて、いかに?