愛子の片思いからの卒業 / ひよっこ 第149話

2017年9月22日(金)放送『ひよっこ』第25週

あらすじと見どころ解説

鈴子たちに問い詰められたみね子は秀俊のことが好きだと白状。みね子の白状を偶然にも秀俊は聞いてしまい、みね子は期せずして秀俊に告白した格好になってしまいました。しかしそのトラブルを機に二人の交際が始まります。

一方、愛子は省吾への片思いからの卒業を真剣に考え始めていました。そんな中、愛子は省吾と二人きりで話をする機会を得ました。誰もいない休日のすずふり亭で、愛子は昔の恋人の思い出を省吾に打ち明けます。

愛子の昔の恋人はニューギニアで戦死していました。恋人の出征直前、愛子は結婚を望んだものの恋人は結婚を拒みました。恋人は戦死を覚悟していました。だから、愛子の幸せを望む恋人は、愛子を未亡人にしたくなかったのです。

恋人を失った愛子は自分の人生の中で、もう一度恋をすることはないだろうと思っていました。省吾に恋したものの、恋人のことを忘れられずにいました。自分の心の中を愛子はすべて打ち明け、そんな愛子の気持ちを省吾は受け止めるのでした。

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いよいよクライマックス!『ひよっこ』愛すべきキャラたちの振り返り

半年間にわたった『ひよっこ』もついにクライマックス。『ひよっこ』キャラ振り返りシリーズ、今回はすずふり亭=牧野家の三人です。

鈴子さん

このドラマのキャスティングが発表された頃。鈴子さんはドラマの後半、すなわち東京編になってから登場するものとばかり思っていました。

だから第1週からいきなり鈴子さんとすずふり亭が登場した時は驚きでした。

しかもその第1週の登場場面には、物語の全編につながってくる大きな大きなフラグが立っていました。記憶を失う直前の実お父ちゃんが預けたお重です。

ところでこのお重というフラグが未回収のままだというコメントをたくさん頂戴していますが、お重はしっかりと回収されます。思いがけない形です。

どんな形かはここでは秘密です。

おっと、話がお重にそれてしまいました。ここでのお題はお重でなく鈴子さんでした。

鈴子さんのある行動についてはいまだに疑問に感じていることがあります。それはみね子ちゃんが失業したと知ったとき、とっさにみね子ちゃんを雇おうと決めたことです。

高ちゃんのブラックな噂の伝説からして、鈴子さんがホール担当の女の子を増員しようと考えたことがあるのは事実なのでしょう。

その流れの中でみね子ちゃんが採用しようと思ったというのが鈴子さんの説明でした。

しかし、高ちゃんが寿退店をし、ホール担当が高ちゃんよりもキャリアが短いみね子ちゃん一人になっても新規採用はなし。

もしかすると、ホール担当の増員はそれほど必要なかったことなのかも知れません。でも、みね子ちゃんの落胆ぶりを見て、そして谷田部家のことを想像すると放ってはおけなくあった。だからとっさにみね子ちゃんを雇うことに決めた。

そんな気がいまだにするのです。

省吾さん

省吾さんについて、ブログ主はある予想を思いっきりはずしました。

省吾さんと、バー月時計のオーナー・邦子さんは昔から親しい間柄という設定です。だから省吾さんは物語後半で再婚。その相手が邦子さんになるのでは、と予想していたのです。

しかし邦子さん初登場の場面で、邦子さんの「夫は船乗り」発言でブログ主の予想は撃沈。

再婚どころか、思い返してみると省吾さんと邦子さんの共演場面、数えるほどしかありませんね。あかね荘の女性たちはかなり頻繁に出入りしていますが。

由香ちゃん

何かの記事で読みましたが、由香ちゃんというキャラクターは当初は物語中にはなかったそうですね。

ぱるること島崎遥香さんが『ひよっこ』のオーディションを受けた際、彼女のキャラの面白さが買われて急遽生まれたキャラクターだとか。

追加されたキャラクターにもかかわらず、ここまで深い物語を紡ぎだされるなんて脚本家の岡田先生の力量に脱帽です。

余談ですが、島崎遥香さんは一体、誰役のオーディションを受けたんでしょうね。前から気になっています。

『ひよっこ』第25週 第149話 観賞後の感想

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年9月22日(金)放送
第25週 第149話「大好き」

みね子ちゃんとヒデくんのミュージカル

前回もたくさんのコメントを頂戴しありがとうございました。

前回のコメントで最も多く反応のあったみね子ちゃんとヒデくんの恋のはじまりの愛らしい場面。前回に引き続いて今回も見せてもらえました(嬉)

思えばみね子ちゃんと島谷くんの恋のはじまりは、バー月時計で啓輔くんや時子ちゃんに乗せられて、当人たちが自分の気持ちを確認する間もなくはじまりました。

そのせいもあってか、いつも違和感・不安定感がつきまとっていたような気がします。

結婚後の二人の姿をクリアに想像できなかったのにも違和感があったのかもしれません。働き者のみね子ちゃんが何もしない社長夫人になれるはずがない。

しかし大きな会社の経営という重責を担う島谷くんの仕事をみね子ちゃんが手伝えるとは思えない。

みね子ちゃんと島谷くんの二人に結ばれてほしいと真剣に願ってはいましたが、二人が夫婦になった姿が今ひとつ想像できなかったのも確かでした。

でも今度は違います。

鈴子さんたちの質問攻めで告白した格好になったとは言っても、二人きりになって改めてお互いの気持ちを確かめ合ってはじまった恋。

しかも、みね子ちゃんとヒデくんが夫婦になった姿は鮮明に想像できます。

ヒデくんは料理人としての腕を磨いて自分の店を持つことが夢。みね子ちゃんはその店を手伝いながらヒデくんの夢を支えるに違いありません。

みね子ちゃんは働くことが好き。でもみね子ちゃんには夢がない。

そんなみね子ちゃんにとって、ヒデくんの仕事を手伝いながら夫の夢を応援するというポジションはこれ以上望めないほどです。

出来ることならヒデくんがすずふり亭を独立し、みね子ちゃんが手伝うその日まで二人の姿を見ていたい。でも『ひよっこ』はあと7回でおしまいです(涙)

追伸:みね子ちゃんとヒデくんのミュージカルは『古事記』へのオマージュ?

みね子ちゃんから先に告白する形になり、プロポーズは自分の方からとヒデくんが意気込んだり、二人が横浜の公園の「柱」のまわりでグルグルとまわったり・・・

まるで『古事記』とイザナギとイザナミの求婚場面。

思えば『ごちそうさん』にも同様の場面がありましたね。ヒロインのめ以子から求婚してあえなく撃沈。その後、悠太郎がめ以子に求婚してめでたしめでたしの結び。

片思いを卒業

愛子さん、片思い卒業おめでとう!

それにしても愛子さんの過去には驚かされました。いつも明るくて天然で、たまに度を過ぎたイタズラっ気もある愛子さんが、こんなにも重たい過去を胸に秘めていたとは。

これまでの愛子さん。過去に縛られないためにつとめて明るく振舞っていたのか、それとも見ての通りの天然だったのか。

どちらかはわかりかねますが、そんな思い出につぶされることなく乙女寮では乙女ちゃんたちを、あかね荘では住人たちを明るくしてくれた愛子さんがますます好きになりました。

そしてそんな愛子さんのすべてを受け入れる覚悟を示した「シェフ様」が男前。

明るい笑顔とVサイン。下手な言葉よりも、ずっとずっと説得力と安心感がありました。乙女寮時代の愛子さんが予言した通り、愛子さん、すごいことになりましたね。

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コメント

  1. 実穂 より:

    お久しぶりです。
    ちょっと踊りだしてしまったのが自分的には、すみません興ざめしてしまいました‥
    以前島谷とのデートの時に周りで踊っている人がいたときもそうなんですが、
    本気で踊っているわけでは無くて、この世の春が来たことを体で表現する比喩のようなものと言い聞かせて見ていました‥。
    ヒデの片思いは結構ながらく描写されてきましたが、みねこはずっと胸につかえてブレーキをかけていたからか、ヒデを思っていると感じられる描写がなく問い詰められて「はい好きです、大好きです」となったので
    もう少し二人が付き合うまでの描写に時間が欲しかったなぁなんて思っています。
    他の人たちの恋愛もそう。
    もうあと回数少ないんであとのすべての回がいわゆる「神回」とよばれるであろう特別なエピソードだらけになるのだろうとおもうのですが、本当にいまさらながらですけどもう少し恋愛の展開、とくにみねこの恋愛の展開は時間かけて見たかったです。苦労して苦労してやっと結ばれた!だったら踊りだしても自然だったと思うんですが‥

  2. みーちゃん より:

    はじめまして。
    みね子ちゃんとヒデくんのミュージカルは、「サウンドオブミュージック」の一場面です。
    誰も気付かないので書いちゃいました。

  3. mizutamari より:

    ぱるるちゃん、時子のオーディションだと思います。
    ツイッギーの大会に出るって言っていたし。
    でも、身長も小さいし茨城ぽくないし無理ですよね(笑)

  4. こひた より:

    このドラマにはやられっぱなしなんですが、特に今日はこてんぱんにやられました。

    前半は昨日の続きで若いカップルの観ているこっちのほうが恥ずかしくなるくらいのはしゃぎっぷり。
    もうみね子ちゃんが可愛さMAX!ルンルン(死語)とはまさにこのことと思わずにはいられない。
    特にみね子ちゃんが、“好き好き好き好っきー”と歌いながら帰ってくる場面がほんとうに可愛いすぎー!

    そして後半。愛子さんのエピソードにジーンと来ました。ついさっきまで幸せ笑顔満載だったみね子ちゃんの涙顔にもジーン。
    さらに由香ちゃんの涙顔にはこちらまで涙が思わず溢れてしまいました。

    クライマックスはラストカットの男前なピースサイン。

    そして崩壊・・・ 岡田先生ズルい。

  5. GATTO より:

    こんばんは〜 これは W でおめでとうございます!

    「イザナギとイザナミ」というのは不吉な例えなので、ちょっと・・・なのですが、島谷さんとのデートではまわりの人たちが踊っていましたが、今回は本人たちが踊っている。とても素晴らしいです。

    愛子さんのお話も、悲しいけれどロマンティックでしたね。できれば、富さんと松永さんの時のように再現画像も欲しかったです。愛子さんの婚約者、このドラマでは唯一の千葉県出身なので(しつこくてゴメンナサイ!)。

    それにしても、二人のじゃまをしないように気を配る由香さんが可愛かったです。牧野家は、愛子さんに関係なく仲直りできたようですが、これに愛子さんが入ると、ますます幸せになれそうですね。

  6. たなたな より:

    こんばんは(^.^)今日のみねことヒデさん、私には「ラ・ラ・ランド」のエッセンスも見えたように思います。ただ、ハッピーエンドの恋ですが❤︎

  7. S.O.X より:

    朝ドラでヒロインが踊りだしたのは、つばさの多部ちゃん以来かなあ。あまちゃんでも誰か踊ってそうですが。
    60年代の映画に詳しいわけではありませんが、何かのGS映画でこんなシーンがありました。流行りだったんですかねー。
    結末に向かってカップルがいっぺんに片付いていく、というのは、当時のドラマや映画で結構ありがちだったのではないかと思います。その手の作品についてリアルでないなどとぶーぶー文句言う感想なんかをよく見ますが、このドラマも、フィクション、それも恋愛絡みにリアルを求める方々にはお気の毒、としかいいようのない展開になるのかもしれません(笑

  8. 繊蘿蔔 より:

    古事記へのオマージュ!?

    とんでもない!!

    イザナミ&イザナギの場合
    女からの求愛は縁起悪い事として
    案の定・・・ 生まれたのは障害児で海に流し
    当然 子供として認知せず

    そんなエピソードのオマージュを
    朝ドラええ見せられたくはナイですね

  9. HiyoccoFan より:

    今日のひよっこの甘酸っぱい展開から一転、戦争によって愛しい人を奪われた愛子さんの悲しい過去が語られ、明暗がくっきり分かれていましたね。
    ヒデみねの能天気でバカップル風味なダンスは、みね子やヒデの脳内妄想ダンスじゃないかなと思いました。そのくらい有頂天な心境だった、って事をビジュアルで表現した(笑)

    島谷君とのデートの時も、背後でダンスチームが陽気に踊っていましたが、今回は本人が踊ってる。
    これも、2つの恋愛を対比させてる演出なんでしょうね。
    島みねカップルは、そもそも他人の暴露&後押しから始まった恋だったけど、ヒデみねは順番は狂えど(笑)自分でキチンと?告白し、ありのままの自分をさらけ出していましたね。
    そこが2つの恋の強さと深さの差を物語っている気がします。

    脚本の岡田さんは、元々、ヒロインの相手役はヒデと決めていたようで、最初は地味で登場回数も少なく目立たないキャラだったのが、段々と目立つような演出(2ショット場面やジッと見つめる場面も増加)を入れて行ったとか。
    それにしても、カップル成立が残すところあと8話というのは引っ張り過ぎな気もします。
    ヒデ推し派はこの数ヶ月、ずーっとヤキモキしっぱなしでしたよ(笑)

  10. 老羊 より:

    みね子と秀君のミュージカル仕立てのあつあつシーン!好きです。増田明美さんもとうとう「もう勝手にして」と言ってしまいましたね。テレビの前の視聴者の気持ちを代弁してくれました。磯村勇斗君、有村架純に参っちゃうんじゃないかなと変な心配をしました。でもみね子本当に可愛いですね。みね子と秀、お似合いです!
    愛子さんの悲しい恋人との過去が初めて明かされました。当時はこのような話は少なくなかったのでしょうね。結婚を約束した恋人が亡くなった愛子さんの気持はわかりませんが、それから長い時を積み重ねてきて省吾という男性に心ひかれる出会いがあったことを素直に喜んでほしいなと思います。よく包み隠さず省吾に話をしたことが尊いと思いました。愛子さん、ドラマ中ずっと素敵な存在ですね。

  11. AK より:

    水曜ののんびり座談会のあとのジェットコースターのような展開には驚いた。水曜はネット評論家には不評やも?だがやけに視聴率高く、木曜日より2%程度高いのにも驚いた。

    以前「独身が多い」と感想を書いていた方がおられたが、体感的にも当時は多かったです。戦争直後は義務教育の昭和一桁や10年代前半生まれの既婚率の高さに比して、40代ぐらいの女の人の独身率は見た目にも多かった。戦争で、明治末、大正生まれかなり死んだのもあるけど、肺病も多かったみたい。シビアな話だが、戦争行って死んだら恩給でるから、そこまで考えてたら籍入れてあげてほしかったな。とリアルなことを思ってしまった。戦争直後の混乱期はともかく、30年代よりあとはかなり有り無しで大きかったよ、と恩給もらってた家の孫は語る。近所からよく妬まれていたし、よく祭りや議員への寄付とか恩給出るタイミングでたかられた。

  12. 通りすがりの猫 より:

    みね子ちゃんとヒデのミュージカル!
    これは、オープニングの歌詞に出てくる
    「あの日見てたサウンドオブミュージック」へのオマージュだと思います。
    トラップ一家の長女リーズルとボーイフレンドのロルフがトラップ邸のガーデンでこっそり逢引
    の場面です。ここで、いまはまだ16歳だけどもうすぐ17歳、17歳になったら…と
    ちょっと背伸びの駆け引きが交わされる場面です。
    たぶん、コレだと見た瞬間に思ったんですけどね〜

  13. ひるたま より:

    冒頭のみね子&秀俊2人だけの場面そして、デートから戻って来たみね子ちゃんを見ながらふと、前日見たTV番組『LIFE』を思い出しました。インタビューで有村架純さんが「うつつ抜かしてる場合じゃない…ハワイ旅行で浮かれポンチになって…」と話していた事が印象的でしたが(^^;)、ひょっとしたら今日の前振りだったのではなかろうか?と思わずにいられませんでした。
    デートから戻って来た時のみね子ちゃんの「浮かれポンチ」ぶりがとにかく強烈な事といったら!!

  14. もんすけ より:

    戦争で亡くなったフィアンセの、一瞬の淋しそうな表情が忘れられない…。
    牛乳屋の年収に近いギャラを前に、叔父さんのやりきれない表情が忘れられない…。
    25歳まで待つと聞いて、早く大成しなくちゃと言った時の彼氏の表情…。

    愛子さんも世津子さんも早苗さんもその一瞬の表情の中に人間の深淵を感じ、ずっとずっとそれに縛られて。
    手放してもよいはずの記憶。
    もう気にしなくてもよいくらい、時間の経った思い出。

    【記憶している】ことが、人生の舵取りに影響している愛子さんと世津子さん。
    【記憶している】ことを反芻し、なぜずっと待つと言えなかったのかと後悔している早苗さん。
    それに対して実父ちゃんは【記憶を失った】。
    実父ちゃんの、不可抗力の現実に人生の舵を取られながらも、取り戻すことを手放し、前に進もうをしている。
    記憶に囚われ、なかなか一歩踏み出せなかった三人の女性が、「新しい富さん」のように解放されるシーンを切に願っています。
    (こんな思いになる前の、みね子ちゃんとヒデくんのシーンには、画面を直視できないくらいニヤニヤしてしまい。
    毎度のことながら、今回も心忙しい回でした。)

  15. うみがめ より:

    愛子さん、ずっと婚約者の方が忘れられないでいましたね。それは愛子さんが二人の思い出が詰まった向島電機で働き、生活していたことも原因の一つではないでしょうか。折に触れ思い出してしまいますよね。省吾さんにときめいたのは、向島電機から離れて時間が経っていたから、というのもあるのかなっと思っています。

  16. ちーぼー より:

    みね子ちゃんと秀くんのミュージカル風シーンは、「サウンドオブミュージック」の「もうすぐ17歳」でしたね。ビミョーに下手なのが可愛かったです❤
    一方の年長組カップルの、初々しいこと!愛子さんの悲しみが、省吾さんの優しさで癒されていくことを祈ります。