早苗の旅立ち/ミネッコ / ひよっこ 第152話

2017年9月26日(火)放送『ひよっこ』最終週/第26週

あらすじ

世津子があかね荘に来て半年が経ったある日。裏天広場でのお茶パーティーの席で、啓輔と祐二が話を切り出しました。漫画を面白くするためにも、主人公を未来から来たタヌキ型ロボットにしたらどうかと編集者から言われたというのです。

みね子をバカにされたような気がした啓輔と祐二は、その編集者の提案を断りました。しかし、みね子はその編集者の提案を気にしていませんでした。啓輔と祐二は、編集者の提案を受け入れるべくあわてて出版社に向かいます。

一方、世津子はあかね荘の女性たちが暖かく迎えてくれた礼を述べ、女優復帰を宣言。あかね荘の面々は、世津子との別れを覚悟しました。しかし世津子の話の続きは面々にとって意外なものでした。世津子はあかね荘から出て行くつもりはありませんでした。

そんな中、早苗が恋した龍二があかね荘にやって来ました。その数日後、早苗は龍二とともにサンフランシスコに旅立ちます。同じ頃、啓輔と祐二はタヌキ型ロボットの漫画『ミネッコ』が大ヒット。二人はついに売れっ子漫画家になるのでした。

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いよいよクライマックス!『ひよっこ』愛すべきキャラたちの振り返り

半年間にわたった『ひよっこ』もついにクライマックス。『ひよっこ』キャラ振り返りシリーズ、今回はあかね坂商店街の人々とあかね荘に避難した世津子さんの思い出を振り返ります。

柏木一郎、ヤスハル親子

柏木親子、この父と息子の関係を僕は一生忘れません。

初登場のとき、ヤスハルくんはいちいち親父につっかかる心のひん曲がったせがれにしか見えませんでした。その一方で、どれほど毒つかれてもそれに対して怒るわけでもなただひたすら笑顔で受け止めているだけの一郎さんが理解できませんでした。

はじめのうちこそ一郎さんはよっぽど器の大きな人物に違いないと思っていましたが、見れば見るほど一郎さんはそれほどの大人物ではない。普通の親父です。

普通の親父が何故ここまでいちいち立派なの?

その謎が一瞬にして解けたのがヤスハルくんの養子カミングアウトでした。

一郎さんだって腹の立つことは何度もあったはず。それをぐっとこらえてヤスハルくんのすべてを受け入れようと歯を食いしばっていたのでしょう。

そんな一郎さんの努力を少しづつ理解したのか、父親に対する態度が日に日に軟化するさまが微笑ましいヤスハルくんでした。

追伸:由佳ちゃんへの片思いが成就しますように。

邦子さん

当ブログで何度か書きましたが、省吾さんは物語後半で再婚するみたいな情報がアナウンスされたとき、その相手は邦子さんだろうと予想していました。

でも邦子さんの初回登場から撃沈。

また、日本各地の方言を勉強しているということでしたので、その方言の会話スキルが茨城弁を話すと実さんとつながるのではないかと予想し、こちらもハズレ。

ハズレっぱなしの邦子さんでした。

それはともかく、邦子さんの目の前ではいつも際どい場面が繰り広げられました。みね子ちゃんの失恋の瞬間にはじまり、家に帰りたいという本音を漏らす由佳ちゃん、早苗さんの秘密の恋。

その度に無駄なことを一切言わず、見て見ぬ振りを装いながらそっと見守っってくれる邦子さんの優しい眼差しにいつも癒されました。

五郎さん、安江さん

他のキャラクターたちと比べてあまりにも描き方が薄い福田夫妻のことがずっと気がかりでした。この二人、いてもいなくてもおんなじじゃない?って。

でも五郎さん、安江さんの下した決断がまわりまわってヤスハルくんの父親への愛情を確かなものにして、ヤスハルくんを大人にしました。

五郎さん、安江さん、この時のための存在だったのでしょうか?

世津子さん

世津子さんのキャスティング発表があったとき、まさか大女優が実さんと関わってくるとは夢に思いませんでした。

そして、実さんとの関わりのすべてが明らかになった前後の、世津子さんの複雑な想いを演じきった菅野美穂さんの名演が忘れられません。

みね子ちゃんと時子ちゃんの茨城弁の会話に激しく反応したとき。みね子ちゃんのお父さんが行方不明だと聞かされたとき。

そしてみね子ちゃんから実さんの写真を手渡されたその瞬間。

その後の美代子さんとの対峙場面の凄さなど、僕の貧しいボキャブラリーでは言い表すことができません。本当にいいものを見せてもらいました。

『ひよっこ』最終週/第26週 第152話 観賞後の感想

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年9月26日(火)放送
最終週/第26週 第152話「」

コメントありがとうございます!

前回、三男くんとさおりちゃん改め米子ちゃんの二人の関係に決着がつきました。

ここしばらく焦りを募らせる米子ちゃんの姿が見ていて痛々しいほどでしたが、日比谷公園の場面の頃の愛らしさが戻って来ました。

そして何より嬉しいのは安倍父娘の仲が修復されたこと。

三男くんの働きは偉大です。

米子ちゃんがこれからは両親につけてもらった本名を名乗り、明治時代から続いて来た安倍米店の暖簾を喜んで守る将来の姿がはっきりと見える素敵な回収場面でした。

また、昨日から『花子とアン』の再放送がはじまりました。再放送に先駆けて「同窓会」も放送されていたようでしたが、放送そのものを初めて知りました。残念。

『花子とアン』では蓮さまと伝さまのからみが忘れられません。朝っぱらから濃すぎるドラマの展開が衝撃的でした。

あの濃厚な世界がまた朝早い時間に戻って来るんですね!

早苗さん、おめでとう!

世津子さんがいよいよお別れか?と、ちょっとだけ焦らせしかも油断させておいて、心がゆるんだその時にいきなり早苗さんとのお別れの日がやって来てしまいました(涙)

あまりに唐突な早苗さんのお別れでしたが、涙を流す間もないようなキレイでクールな去り際。いかにも早苗さんらしいお別れの場面だったと思います。

明日からはもう早苗さんとは会えなくなるのでしょうか。

早苗さんファンとしては寂しいかぎりですが、「永遠の25歳」を演じ続ける必要もこれで永遠になくなりました。

心が軽くなった早苗さんが、あかね荘の面々と抱擁しながら別れを告げる時の後ろ姿がまぶしかった。

特に、これまで散々毒ついて来た啓輔くんと祐二くんをハグする姿に「永遠の25歳」からの解放感がにじみ出ていました。

「永遠の25歳」と自分のようで自分でない12年間を送っていた早苗さん。今日からは晴れて自分の人生を送ることになるのでしょう。

おめでとう、早苗さん!

スピンオフで再び会える日を楽しみにしています。

啓輔くんと祐二くん、おめでとう!

最後の最後まで残念キャラのままなのかと心配だった啓輔くんと祐二くんにも、素敵な回収場面が準備されていて感激です。

あかね荘の面々の中では、一番地味で残念な下積み期間ばかりだったこの二人ですが、助走期間が人よりも長かった分だけ、あかね荘の面々の中で(世津子さんを除いて)飛距離が一番長くなりました。

おめでとう、啓輔くんと祐二くん!

いつまでも誠実さと真面目さを失わず『ミネッコ』を超えるヒット作を世に出し続けて欲しいものです。

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コメント

  1. おひちゃま より:

    ヤスハル柏木家養子の件は、元治すずふり亭の入店エピソードと共に邦子さんの口から語られていたような気がします。
    同時に由佳の関わり方(こっちがメインの話でしたが)の紹介で二人とも絶対に由佳に頭が上がらないことも。
    相手には引っ張ってもらいたい由佳にはヤスハルはちょっと力不足かな。

    同じ流れでヤスハルがあと10年近く独身を続けていたら、大変な恋愛騒動に巻き込まれる予感も。
    彼がこのドラマ中唯一男気を見せたシーンがありましたもんね(笑)。

    明日はいよいよ最終回。それぞれの配役がどう回収されるか楽しみです。

  2. 繊蘿蔔 より:

    早苗さんが永く想い続けたお人 いよいよ
    どんなにイケメンさんかと思っていたら
     ・・・ その風貌が ・・・ 意外 と言うか

    (やや)ガッカリ

    でも 我が母(昭和28年生=チヨコと同年)に言わせると

    初登場の全身シーン(よって顔立チ不明瞭)では

      ムッシュ(その当時の・・・かな?)

    に似ている・・・らしい

    あたしにゃ全く判らんが

      (あっ ”かまやつ” は知っていますよ)

  3. LA在住 より:

    みねこたちの時代、家族や親友の間柄でも「ハグ」はなかなか人前でしないものだと思っていました。
    本当のところはどうなのでしょうね。

  4. S.O.X より:

    スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」の公開がこの翌年、今頃はゴリゴリ作っている最中ですね。あれに出てくる人工知能のコンピューター、現在の2001年以降の技術ではあんなに基盤をいっぱい差し込む巨大なものにはなりません。
    色々な未来予測で最も外れたものの一つに、電子部品の小型化があるそうです。テレビ電話は予測できても、それを手に持って歩けることはおそらくほとんどの人が予想できなかった。
    もう一つがどなたかもおっしゃっていますが、ネットワークですね。上記のモバイルもそうですが、遠隔地との情報のやり取りがビジュアルやデータを含めて容易になってしまったため、人間の移動の必然性が減ってしまった。結果、空飛ぶ自動車なんかいるの?みたいなことになる。ニュアンスは違いますがドローン飛ばせばいいじゃん、みたいな(笑)。

    60年代の想像力を貶しているわけではありません(やり方は違いますがいくつかは実現していますから)。むしろ、こういう未来に対する(奇想天外なものを含めて)想像を広げられる幸せな時代だったと言うべきでしょう。
    翻って、そのうちのいくつかが実現してしまった、現代21世紀はどうなんでしょうかね?

  5. mizutamari より:

    世津子さん、早苗さんの部屋に住むのかな。
    早苗さんは、こうした中でドラマーになりました。
    と、いうことかなって。
    毎日、楽しいです。
    終わりは、悲しいです。
    朝蔵さん、ありがとうございました。
    次も、よろしくお願いいたします。

  6. こひた より:

    今日も幸せ人が何人も誕生しそれはそれですごく良かったし嬉しい出来事だったのですが、なんかちょっと慌ただしいというかめまぐるしいというか、できれば今まで溜まっていた分、もう少しじんわりと感動を味わいたかったなぁなんて思ってしまいました。

    主要な登場人物が多い分、みんなを幸せな結末にもっていくには時間的にちょっとしんどいのかな。
    ならばスピンオフでもいいんやけどな。

    んー、いかん!批判的なこと言ってる場合ではない。あと4回しかないんじゃ!!じっくり楽しもう!!!

  7. marmite より:

    なんだかうれしくて毎日コメントしたくなっちゃいます。
    富さん、ラスボスならぬ最強のフロントボスですね。
    早苗さんが先日1時間ほど月時計からいなくなったのは、彼の姿を見かけて追いかけてみたけれど見つからなかった、ということになるのかな??

    あと4回、大事に楽しみにしてます。
    朝蔵さん、お疲れ様です。次もよろしくお願いしますね。朝起きてまずここを読んで、6時の放送をイギリスから見ております。感動的なときはそのあと7時の再放送まで見ちゃいます(笑)

  8. さや より:

    漫画家コンビは、売れっ子になっても、あかね荘に住んでいるんですね♪

    みね子が、「みねっこ」を見て可愛い、と思いながらも自分がモデルであることは言いたくない、という気持ちはよく分かります。複雑ですよね(^_^;)

  9. 老羊 より:

    早苗さんの彼氏もやはり本物のミュージシャンでしたね。ひよっこにはミュージシャンがたくさん出てきますが、何か役者とは違う独特の味を感じます。できれば古市さんの演技、もう少し見てみたかったです。
    いくらタヌキ顔とは言え、時子と描かれ方があまりにも差があり過ぎてみね子ちょっと可愛そう。(笑)

  10. ひるたま より:

    「どんなになってるの?2017年」「そうですちゃね…。まず、車は、空を走っとっと思われます」
    この場面を見ながら、何故か真っ先に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』が頭の中に思い浮かびました。同作で主人公がデロリアンに乗って行った先は2015年(1985年のちょうど30年後)…2017年と殆ど一緒ですね。
    空を飛ぶ車…昔の人達にとって30年後ないし50年後は遠い未来のように思えたのでしょうか。

    空を飛ぶ車こそまだ実現していないものの、通信手段・機器に関しては劇中の時代と比べものにならない位飛躍的に発達したな~と思います。
    携帯電話の普及で、今や1人が1台電話機を持っている…といっても決して大袈裟ではありませんからね。
    通話のみならずカメラ機能まで付随し、撮ってすぐに世界中に送信出来る時代です。インターネットの概念も、劇中の時代では殆ど無に等しかったのではないでしょうか。

  11. はやぶさ より:

    失礼します。月時計の邦子さんは省吾さんとくっつかなくて残念との事ですが…旦那さんがいるので…
    航海士か何かで、世界中を回っています。邦子さんだけから見える時計がカウンターにあって、ご主人がいる場所の時間にしてある…という裏設定まで「スタジオパークでこんにちは」で出ていました。

  12. きゅうぽん より:

    昨日の米屋の模様面白かったです!三男ファーストキス、リプレイまで(笑)
    すごく良かったなと思ったのが、三男が、みね子が島谷くんと別れた時同様に「家族が仲違いしてはいけない」これですね。今や時子は時の人でスターへの階段を昇っていますが、芸名だけど家族からもらった大事な名前を失うかもしれないと家族に詫びるシーン、この3人生き方は違うけれど、きちんとアイデンティティを持ち、誇りを持って都会で生きていっている、まさにこのドラマの根本なんだなと思いました。
    これから、世津子は新しい事務所にはいるのかな?でも、心機一転あかね荘があるので、辛いことも乗り越えられそうですね。
    早苗やった!この前に追いかけていったのがとても気になっていましたが、まさか迎えに来たとは!!
    花のサンフランシスコで幸せになってほしいです!!向こうで彼は大成したようですね♪

  13. いせまつ より:

    早苗さんがあっという間にいなくなってしまった・・・。
    早苗さんの恋がどんな形で回収されるのか、楽しみにしていただけこの回はあまりの拙速でがっかりしてしまいました。こんな大事なキャラを数分で消え去らせて良いのでしょうか?
    エレベータで出逢いのフラグを、どんな形で回収してくれるのかとあれこれ思い巡らせていたので、だいぶ肩すかしでしたね。
    ごめんなさい。どうしても納得できなくて書き込んでしまいました。

  14. よるは去った より:

    「タヌキ型」の女の子のロボット?「ドラミちゃん」しか思い浮かびませんが・・・・・あ、あれは一応「ネコ型」だった。「タヌキ」と言われるたびに「ムッ」としているのは彼女のアニキの方だったっけ?

  15. 靴下 より:

    早苗さんとバグし、去りゆく姿を見届ける漫画家二人が、凄く悲しそうな顔をしてるのが泣けました。
    あれだけ毒を吐かれてたのに、二人は早苗さんの事が大好きだったんだな、と感じましたよ。

  16. ぷーさん より:

    世津子さんからの、みね子へのお礼の言葉。
    「居場所が欲しかった」
    語らないと言っていた雨男さんとの時間に触れて、それをみね子は微笑みを浮かべながら聞いて。

    前回世津子さんが自分だけの思い出にしたいと語ったときのみね子の表情とは全然違う。
    あのときはみね子同様、わたしもモヤモヤが残りましたが、今回わたしもやっと、昇華できたな、と思いました。

    そして、早苗ちゃん!!!!
    「遅い!」と言って抱きつくときの表情!!!
    そして、バッチリポーズ!!!(笑)

    旅立ちの革ジャンは自前だろうか?と思うほどお似合いでした!(笑)

    あかね荘のみんなの、しあわせラッシュ。
    明日はどんなハッピーが待っているのかな?
    残りわずかと思うと寂しいけど、でもやっぱり楽しみです!!!

    あ、漫画家さんも、良かったですね!(笑)

  17. ちーぼー より:

    今日は一気に漫画家コンビと早苗さんの幸せが描かれて、え、えっ、と言っているうちに終わってしまいました。今までに丁寧に描かれていたから、その分 回収が速すぎる、もっとじっくり描いて欲しいという気がするのかもしれませんが。出来ることなら、今日の分を2話に分けて、1人と1コンビに2回を使って欲しかった気分です。
    残るは福田夫妻とヤスハルくんでしょうか。そしてみね子ちゃん一家のことまで…今週一杯じゃ、無理!