みね子が実家に帰省する / ひよっこ 第153話

2017年9月27日(水)放送『ひよっこ』最終週/第26週

あらすじ

月日は流れ昭和43年(1968年)になりました。みね子と秀俊の恋はその後も順調で、毎週末には二人揃って勉強を兼ねたレストランめぐりを続けていました。そんな中、ある人気のカレー店でみね子は和夫と再会。和夫はその店のシェフになっていました。

その頃、愛子と省吾が結婚することになりました。すずふり亭の2階に引っ越すことになった愛子は、あかね荘の隣にも関わらずみね子たちとの別れを惜しみます。同じ頃、中華料理屋の福田夫婦は養女の茜を迎え、同じ養子の身の上のヤスハルは茜を励ましました。

そんなある日、みね子のもとに実から一通のハガキが届きました。相談したいことがあるから実家に帰って来てほしい。ハガキにはそう書いてありました。みね子は自分のピンチヒッターとして由香に店のホールを任せ、奥茨城に帰省しました。

みね子を乗せたバスに次郎の姿はありませんでした。車掌の職を失った次郎は村長選に出馬するものの苦戦していました。そしてみね子は谷田部家に到着。家の前に広がる花畑に、みね子は歓声をあげるのでした。

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いよいよクライマックス!『ひよっこ』愛すべきキャラたちの振り返り

半年間にわたった『ひよっこ』もついにクライマックス。『ひよっこ』キャラ振り返りシリーズ、今回は実さん・美代子さんご夫妻の思い出がテーマです。

美代子さん

『ひよっこ』の物語の中で描かれた3年から4年の時間の中で、もっともアップダウンの激しい人生を送ったのは間違いなく美代子さんかと思います。

愛する夫の突然の失踪。何の手がかりもないまま不安を募らせる日々。そしてやっと再会できた夫は記憶を失っていて自分のことをまったく覚えてはいない。

そんなどん底を経験した美代子さんですが、物語後半の美代子さんはそんなどん底の日々があったことを忘れてしまうほどにいつも幸せいっぱいでした。

特に同じ相手と二度までも恋ができるなんて滅多にできない体験ではないでしょうか。しかも、二度目の恋は40歳を過ぎてからのこと。平均的な夫婦なら倦怠期真っ只中です。

後半の美代子さんがいくら幸せそうだからと言って前半の悲しみを消すことはできません。

でも、前半の悲しみと後半の幸せ。両方の絵の具があるから、後半の美代子さんはこれほど幸せそうに見えるのかも知れません。

前半と後半の両方の絵の具・・・というのは『ちりとてちん』の正太郎おじいちゃんの塗り箸の教えをヒントにしています。

正太郎おじいちゃんの塗り箸の教え:喜怒哀楽さまざまなことがある中でも一所懸命生きていれば、体験した喜怒哀楽のすべてがキレイな模様になってあらわれてくる。

そんな正太郎おじいちゃんの塗り箸の教えをそのまま生きた美代子さんだったと思います。

実さん

僕が忘れられない実さんの登場場面の一つは、自分が失踪中のことを初めて知らされみね子ちゃんの人生が変わってしまった事実を知った時のことです。

実さんは夜の縁側に出て一人号泣していました。

痛々しい場面ではありましたが実さんの涙に僕は希望を見いだすことができました。

実さんは記憶を失っているため、みね子ちゃんはある意味で赤の他人に近い存在です。そのみね子ちゃんのことを思って実さんは本気の涙を流しました。

赤の他人の不幸にあそこまで本気の涙は流せない。記憶には残っていなけれど、記憶のもっと深いところで親子の絆が残っているのかな。

そんなふうに思わせてくれる実さんの涙でした。

『ひよっこ』最終週/第26週 第153話 観賞後の感想

連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』
2017年9月27日(水)放送
最終週/第26週 第153話「」

コメントありがとうございます!

前回もたくさんのコメントをありがとうございました。昨日いただいたコメントで二つほど回答させてもらいます。

まずは邦子さんの件。

言葉が足りていませんでした。省吾さんが邦子さんと再婚するのを期待していたのは邦子さんの初登場前のこと。邦子さん初登場のとき、邦子さんの口から既婚者であることが語られあっという間に期待は粉々になりました(苦笑)

それから三男くんと米子ちゃんのキスの場面。あれよりもさらにディープなやつが『マッサン』の中で登場したと記憶しています。

たしかエリーちゃんのアドリブであると聞きました。

人生の回収

久しぶりに時代が大きくスキップして時代は昭和43年夏。今回もキャラクターたちの人生が回収されてゆきました。

和夫さん

和夫さんの姿を再び見ることができて感激です。

和夫さん、カレー屋さんのシェフになっていたとは!しかも、店もそこそこ広くて繁盛している様子。きっと人気のお店なのでしょう。

和夫さんが向島電機を去ってゆく時、決して後ろを振り返らず前だけを見て歩き去ってゆきましたが、あの時の後ろを振り返らない姿の行き着いた先がここなのかと納得の回収です。

思いがけない再会に驚くみね子ちゃんに対して、いたって冷静なところもいかにも和夫さんらしいなと思います。

一家に一人、愛子さん

愛子さんがついに結婚。

乙女寮時代、愛子さんは自分にはこれから幸福しかこない。すごいことになると予言しましたが、その予言通りの展開になりましたね。

その愛子さんとも間も無くお別れです。

世津子さんが「一家に一人、愛子さん」と言いましたが、せめて「朝ドラ一作品に一人、愛子さん」がいてほしいものです。

さて、あかね荘から昨日は早苗さんが去り、今日は愛子さんが去って行きました。(愛子さんの場合は隣に引っ越すだけですが)

寂しくなる一方のあかね荘。

ちょっとネタバレになりますが、間も無くあかね荘に意外な人物が入居します。

その人物のあかね荘入居場面を見たら『ひよっこ』をさらに半年間見続けたくなること間違いなしです。

茜ちゃんとヤスハルくん

「茜ちゃん」という謎のキャラが回収されました。ブログ主は、みね子ちゃんの娘ではないかと予想したこともありましたが、またしても予想は大きく外れました(笑)

さて、裏天広場で皆に紹介された時は笑顔がなかった茜ちゃんですが、ヤスハルくんの励ましであっという間にアイドルに。

ヤスハルくんの優しさ、心に沁みました。

そして一郎さんの前ではあいからわずのヤスハルくん。一郎さんにいちいち毒つくのはやっぱり照れ隠しだったようです。

実はとっても優しいヤスハルくん、願わくば「飛んで火にいる夏の由香ちゃん」への恋が実りますように。

次郎さん

次郎さんがまさかの村長選出馬。

まさかとは書きましたが、奥茨城村の人たちをバスの中からいつもあたたかく見守ってくれていた次郎さんには最適な仕事だと思います。

しぶとい現職村長さん、そろそろ引退してください(笑)

追伸:今回、みね子ちゃんが乗ったワンマンカーのバス。車両のメーカーは「HIO」ならぬ「HIO」でした。

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コメント

  1. ひるたま より:

    続きです。
    予告編の段階で映像が出ていた松下さんと違って、和夫さんの再登場シーンは本当に「おぉ!?」と思いました!和夫さんもお元気そうで何より。みね子ちゃんの事だから、あの後愛子さんには間違いなく報告し、乙女寮のみんなで食べに行った…と想像しています。その時の澄子ちゃんの表情…本当に幸せそうだった事でしょう。(^^)
    余談ながら和夫さんというと…何故か『トロイカ』のメロディ(それもアコーディオン版)が頭に浮かんでしまいます。f^^;

  2. ひるたま より:

    昨日の回では、柏木堂の一郎さん&ヤスハルくん親子が最も印象に残りました。
    茜ちゃんを励ますヤスハルくん、息子の言葉を間違いなく立ち聞き(^^;)していたであろう一郎さん…もう泣き笑いの展開でしたね。「何だよ、やめてくれよ~」のヤスハルくんのいつもの‘お約束’も健在でしたし。
    親子双方の信頼関係が無ければ「やめてくれよ~」なんて絶対に言えないでしょうから。

    そうそう…城戸光晴さんのクレジットに初めて役名「小太郎」が明記されていましたね!(フルネームの「片根小太郎」でこそありませんでしたが)

  3. うべっこ より:

    奥茨城の登場したワンマンバス、なんと山口県宇部市の市営バスではないでしょうか?
    あのデザイン、懐かしい今も同じようなデザイン(オシャレなデザインになっていますが)
    私が子供の頃よく乗ったバスがまさか朝ドラのアイテムとして登場とは。
    故郷が懐かしく思える場面でした。

  4. AK より:

    最初赤坂の商店街の雰囲気に1973年石井ふく子ドラマで赤坂が舞台で「ありがとう」の姉妹編のような(実際、木曜がありがとうで、金曜がまんまるで、同じようなキャストゆえ混乱した)「まんまる四角」というドラマを思い起こしていました。最初の頃のヤスハルはそのドラマに出ていた小倉一郎みたいな雰囲気?と感じていたのです。主人公一家中心のてんやわんや劇で、たまに映ってる近所の人というような、やや暗めの地味キャラクターという感じ。しかしその後存在感も人間性の深さも段違いに描写されていて、出てくる度にうれしくなります。今回の内容には泣いた。

    奥茨城のバスが日野に変わりました。(作中はヒヨ)調べたら、この時代に親類の人が事務員をしていた会社が作っていたものでした。その方はみね子と同年輩です。見てるかなー?見てたら気づいたかなー?と思いました。

    愛子さんの「また会えるよね」は最終回かせつこに言うと思ったからあそこで出てきて「ズコー」(大笑)

    進くんと宗男一家は「ミネッコ」読んでるかな。私も読んでみたいです。

  5. こひた より:

    今日ひとつ残念なことがありました。

    既に愛子さんはご結婚されていたようで、楽しみにしていた花嫁姿見れなかった。
    んー本当に残念でした。一目でも見たかったなー(;_;)

    ところで新しい入居者って誰だろう。ものすごく気になるんですけど、私は澄子ちゃんに一票!

  6. GATTO より:

    こんばんは。

    150話と151話の間のリンクがおかしくなっていて、これまで26週めのページにコメントを書いていました(汗)。また、朝蔵さんの新しい記事を読めるようになってうれしいです。

    鈴子さん、急に歳をとられましたね。富さんと茂さんの元気さ、奥茨城村長のしぶとさ(笑)と比べるとどうしても目立ちます。何とか最終回まで元気でいていただきたいものです。

    やっぱり、早苗さんがいないとさびしいなぁ。昨日のお話は感動的でしたが、それだけに最終回の一つ前くらいだったら良かったです。

  7. 太めのおじさん より:

    皆さま、こんにちは。

    和夫さんの再登場のシーンですが、予告編を見た段階で、
    家族で歌合戦のシーンのバンドの中で、アコーデオンを弾く、
    と予想していました。

    カレー屋さん(洋食屋さんか?)でしたね。
    予想が難しいドラマでした。

  8. Marmite より:

    あかね荘に入居する2人って、すみこ&ばあちゃん??すみこと豊子はないですよね。うーん。
    楽しみ!!

  9. Kaorun より:

    いつも、放送が待てずに、こちらのネタバレを楽しませていただいています。
    ところで、「世津子さんと早苗さんが話をして、その後、その内容をみね子ちゃんにも話してあげたら…とすすめる」いう予告があったように思うのですが、それは世津子さんが「心にしまっておく」ということに変わちゃっていましたね。
    少し期待していたのですが。

  10. のりこ より:

    快晴の中のレインコート、違和感が残ってしまいました。。。。バスのシーンとみねこ家の畑のシーンが同じに日に撮れなかったんですね

  11. S.O.X より:

    ヤスハル、いいですねー。
    以前早苗さんの変化(成長?)に関して、みね子の存在の影響が大きいだろうという仮説みたいなことを書きました。これを仮に「みね子効果」としますと、その影響は漫画家コンビや世津子さんや、直接食らっている島谷くんやヒデくんに及んでいますが、ヤスハルのこの成長のようなものは一体どうなのでしょう?
    あまり関わりがないようで、適度にみね子たちに利用されているヤスハルの存在感はこのドラマ、とくに後半のキモのような気がしますが。。。もう一度最初から見直すと何か発見があるかもしれません。今まで全部見直したのは「芋たこ」「ちりとて」「あまちゃん」ですが、これはやってしまおうかなあ。。。(笑)

  12. ニガウリミッチー より:

    朝蔵さんの文章が好きなので、いつも楽しみにしてます。私は営業なので、お昼に車中でお弁当食べながら…すると、もう朝の番組の内容や感想も載ってるので、びっくり嬉しい😃🎶最近の日課です。いつも、ありがとうございます。
    幾つになっても恋は素敵、まわりも幸せにしますね。あと三回かぁ…

  13. 繊蘿蔔 より:

    おっと チョイと訂正(補足)

    遊休地を花畑にしてみたのは 今は亡き我が祖父の仕事
    当時小学生だった我が父も少しは手伝ったようで
    その顛末を覚えていたようです
    先ほど(今朝の放送の後)その顛末を聞かせてくれました
    表示が不明瞭でしたね(お赦しあれ)

    それから
    女工さんたちを非難する意図は金輪際ございません
    どうか そのようには受け取らないでくださいませ

  14. 繊蘿蔔 より:

    お花畑のこと
    『食べる物でもないに売れるのか?』と心配する茂お祖父さん
    それに似た実話をチョイとばかり

    その現場は神奈川圏央部にある我が家でのこと
    時は昭和36~37年(我が祖父が小学生)の頃
    ひよっこの物語が始まる前のこと

    花の栽培が静なブームになったらしく
    我が家には遊休の畑があって
    でも面積が小さく三角形で耕作には不向き
    と言うことで長く放置され草原になっていたところ

    お花ブームに載って お試しに
    その土地に花を種を蒔いてみたそうな
    (花の種類は祖父もおぼえていなとのこと)
    芽が出て やがて蕾ができ やっと花が開き始めた頃のこと

    その畑から徒歩5~7分ほ所に生糸を紡ぐ向上があって
    大勢(40~50人くらい?)の女工さんがいて その寮もあって
    業種はちがうけど 向島電機+乙女寮のような・・・
    仕事を終えた女工さんたちが気晴らしにと散歩について出て
    つい先頃までは草原(荒地)だったところに花がたくさん咲いていて
    その花を摘んで持ち帰ってしまうことが頻発して

    正に ひよっこの本編で
    『花なんか そこらに咲いている物だから
     わざと買う奴なんかいないだろ』
    の台詞とおり

    女工さんには北国の農家の娘か多かったらしく
    時代的にも花栽培の農家は居なかったろうし
    空地や道端に自生している花は摘んでも咎められない
    思い込んでいたのでしょうね

    地元農家の子供たちは『農作物としての花』と教えられたそうで
    花畑を荒らすことは少なかったようですが
    工場に近いわが家の畑では殆ど売上にはならず
    翌年から再び遊休地
    と言っても 前年の花のから落ちた種が再び芽を出し 花になり
    数年間は 女工さんや近所のお年寄りを楽しませたらしいです

  15. シナモン より:

    時代は大きくスキップしてはないのではないでしょうか?
    昨日の裏天広場でのお茶会の場面・・ドラマの中では1967年(50年後が2017年)と言ってましたが、実際は1968年の2月です。世津子さんが茜荘にやってきて半年・・と言ってましたから。
    世津子さんが茜荘にやってきたのは、恐らく1967年の8月末。(やってきて1ヶ月の愛子さんの部屋でのプロレスシーンは、ツィッギーコンテストの10日前。みね子ちゃんの部屋に居候してた時子ちゃんが、部屋にはってるカレンダーの10月9日の欄にマークが書いてあったので、恐らくその日がコンテスト。プロレスしてたのは9月末)
    裏天広場のお茶会後、早苗さんが旅立ったり、マンガ家が売れっ子になったりしてるので、恐らく昨日の放送分の時点で1968年の春にはなってるはずです。

  16. うみがめ より:

    愛子さん、おめでとうございます!私の予想では、愛子さんは省吾さんと結婚した後すずふり亭のホール係となり、盛大にお皿を割って高子さんの記録を易々と打ち破る、だったのですが外れました(笑)
    次郎さんも斜め上の展開になり、今回は予想外の展開がいっぱいで面白かったです。

  17. 老羊 より:

    愛子さん、言ってたとおり本当にすごいことになりましたね。シェフの奥さん、おめでとう。みね子と秀君の会話、今までの敬語から、かなり近い恋人の口のききかたに変わってきましたね。そしてヘップバーンみたいに後ろでまとめた髪がノスタルジックで大人っぽく、もう秀の奥さんみたいに見えました。でも奥茨城に帰って、千代子と進と三人で駆けていく姿は昔のみね子に戻ったようで可愛いかったあ。やっぱり奥茨城の風景はいいですね。このドラマが描く人の心模様をすべてこの原風景があたたかく包み込んでくれる気がします。

  18. ちーぼー より:

    和夫さんの渋い登場、流石和夫さんでした。
    そして月日が流れ、秀くんが立派な料理人の制服に変わっていましたが、変わっていないのはみね子ちゃんの弟妹。子供だから始まってからの数年できっとグングン成長している筈なのに、2人はそのままで違和感を感じましたが、今更別の子供にすることも出来なかったかな。成長した二人の姿も見たかったです。
    あかね荘に、誰か入るのですね。由香ちゃんでは、全然驚きがないですよねー。結婚して帰国した早苗ちゃん夫妻…ちょっと狭すぎますよね。時子ちゃんはきっと大活躍中だろうし。ちよ子ちゃんが高校を卒業して、出て来るって言うのはどうでしょう。

  19. 座敷童子(わらしっこ) より:

    とうとう残り3話だけに…
    それにしてもいろいろ遊び心満載の朝ドラ…何気に良く見たら今回は「Hiyo(ひよ)バス」が…