父の儀兵衛の笑い禁止令 / わろてんか 第2話

2017年10月3日(火)第1週「わろたらアカン」

あらすじ

大切な商談とパーティーを笑い上戸でぶち壊しにしてしまったてんは、父の儀兵衛から今後一切笑ってはいけないと言われてしまいました。笑い禁止を言い渡されたてんは、父に許してもらうため祖母のハツから厳しい行儀作法の稽古を受けることにします。

茶道、華道、そして琴。笑い禁止令を父に解いてもらいたい一心から、てんはこれまでになく稽古を重ねました。しかし、てんは胸を痛めていました。自分は父から嫌われているのではないかと。しかし子を嫌う親などいないと、しずはてんを励まします。

そんな中、兄の新一が持病のぜんそくの発作を起こし倒れてしまいました。新一を診察した医師は儀兵衛としずに告げました。学校は休学させて療養に専念させよと。新一の病状はそれほど重いものでした。

新一のことが心配でならないてんは、兄の回復を祈るため、薬の神様をまつる神社の「くすり祭り」に足を運びました。その祭りのために開かれた寄席に、てんの運命を変える青年がやって来るのでした。

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予習レビュー

前回、今回と繰り返し描かれるらしいのが、笑い上戸のリトルてんちゃんとそれを鬼がわらみたいな顔で叱り飛ばすおっかないお父はんの図。

この図で思い出すのは『あさが来た』です。

本作『わろてんか』でも、リトルてんちゃんは第一回からお父はんにこっぴどく叱られるみたいですが『あさが来た』のあさちゃんも同じでしたね。

第一回のリトルあさちゃん初登場場面が、たしかお父はんの「こらっ!あさっ!」。

のっけから「こらっ!あさっ!」の怒鳴り声とととも登場し、「こらっ!あさっ!」つづきのリトルあさちゃん時代の第1週でした。

しかし、お父はんは最晩年には娘の伸びる芽を押さえつけるような子育てを心から悔い、一方のあさちゃんは同じ実業家としてお父はんを心から尊敬。

いつしか涙なしには思い出せないような美しい父娘関係になっていました。

父娘そろって「テケツ(鉄道の切符)集め」というかいらしい趣味を持っていたというお茶目なエピソードもほっこりもさせてくれました。

てんちゃんと、いかにもおっかなそうな儀兵衛お父はんも、いつしかそんな父娘関係になるのでしょうか。

その時はきっとまた泣かされるのでしょう。

感想

新一くんの病気

てんちゃんのお兄ちゃん・新一くんの病床での姿を見て思い出しました。

思い出したのは『あさが来た』の加野屋の嫡男で、加野屋を継ぐはずだった新次郎さんの兄の正太郎さんのことです。

正太郎さんは若くして亡くなりました。

あさちゃんとはつちゃん、姉妹は同じタイミングで嫁入りするはずでしたがあさちゃんの嫁入りだけが延期になったのは正太郎さんの急逝のためでした。

正太郎さんの死と結婚の延期を、正吉さんと新次郎さんが今井家に告げに来たときの場面がいまだに忘れられません。

いつもは呑気で明るい正吉さんと新次郎さんが、あの時ばかりは憔悴しきった表情を浮かべていました。

とりわけ長男を亡くした正吉さんの姿の痛々しさは直視できないレベルでした。

しかし、大傑作の『あさが来た』の中でたったひとつだけ物足りなさを感じたのが、この正太郎さんの急逝のエピソードでもありました。

正太郎さんのドラマの中での登場場面があまりに少なかったため、長男を亡くした正吉さんの憔悴、尊敬する兄を失った新次郎さんの嘆きに感情移入しきれなかったのです。

話を『わろてんか』に戻します。

家族の中でちょっと浮いているてんちゃんの数少ない味方で理解者です、新一くんは。

しかも、あの「ギョロ目の鬼さん」からも心から信頼され、落ち込む妹を励ますときの言葉の一つひとつがいちいち格好いい。

「てんの笑顔を見ていると元気になる」

非の打ち所がないお兄ちゃんです。

そのお兄ちゃんがぜんそくの発作で倒れました。ドラマの中のセリフから想像すると、新一くんは幼い頃にもぜんそくの発作に苦しんだものの、しばらくは発作がなかった模様。

それが再発しました。

加野屋の嫡男・正太郎さんとは異なり、すでにディープな感情移入がはじまりつつある藤岡屋の嫡男で、兄の理想像を絵に描いたような新一くん。

そんな新一くんの病気が心配です。

ハツさんの意外すぎる乙女な一面

昨日の回を見た限りでは、おばあちゃんのハツさんはちょっとおっかない人なのかなと思っていました。

ハツさんに鍛えなおしてもらえと言われて、てんちゃんがとってもいやそうな表情を浮かべたので余計にそう思いました。

でも、意外に優しそうな女性で安心。

しかも、これはちょっとネタバレになりますが来週にはハツさんの意外すぎる乙女な一面が描かれるようです。

落語『ちりとてちん』

前回をもう一度見直して気がつきました。ドラマの冒頭で描かれた寄席の落語。あの高座でかかっていたのは『ちりとてちん』ですね。

朝ドラ『ちりとてちん』の愛すべき変なおじさん・小次郎さんの、落語『ちりとてちん』を「原作」にした「へしこ丁稚羊羹」のエピソードが大好きでした。

そして、その「へしこ丁稚羊羹」を食べてしまった奈津子さんが、小次郎さんの伴侶になろうとは、あの騒動の時には想像もできませんでした。

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コメント

  1. tae より:

    朝蔵さん、今回のドラマもまたよろしくお願いします🎵
    前作が心地良くて終わることが考えられない感じで寂しくもありますが、ハッピーエンドでしたので、幸せな気分で、続編を期待しながら、次の朝ドラ「わろてんか」も視聴したいと思います。

    千葉雄大さんの関西弁も楽しみで視聴し始めましたが、第2話にして早くも新一お兄ちゃんの姿に涙が出てしまいました。
    早速ネタバレを見ると来週で早逝されるんですね?それで朝イチに出演してたのかな~?
    今週から来週にかけてまた涙の日々になりそうです💦

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      新一お兄ちゃん、その時のことを思うと今から泣けます。『ひよっこ』では永遠の別れが一つもなかったので、死別への免疫が失われていて怖いです。