藤吉の正体をてんが知る / わろてんか 第14話

2017年10月17日(火)第3週「一生笑わせたる」

あらすじ

藤吉は芸人ではない。藤吉が手紙に書いたことはすべて嘘だ。リリコからそのように告げられたてんは深く落胆しました。一方、儀兵衛はてんの縁談を一刻も早く決めようと懸命になるものの、てんはリリコから聞かされた「藤吉の嘘」が気になっていました。

てんは、そのことを藤吉に確かめるために寄席に足を運びました。リリコの言ったことは本当でした。藤吉は人気芸人などではなく、芸も手品も満足にできないながら芸人に憧れているだけの男でした。

しかも藤吉は大阪にある老舗の米問屋の長男であることをてんに隠していました。家の跡を継ぐのを拒み家出をしているのが藤吉の本当の姿でした。真実を知ってしまったてんは、藤吉のことを忘れてしまおうと心を固めます。

そんな中、ペテンを働いたキースが激怒した男たちに囲まれました。その喧嘩騒動に巻き込まれたてんを助けようとした藤吉が負傷。怪我を負った藤吉を、てんは藤岡屋の蔵にかくまうことにするのでした。

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予習レビュー

8年ぶりの再会を果たしたのもつかの間、藤吉くんが8年間欠かさずてんちゃんに送り続けてきた手紙に書いた中身はすべて嘘でした。

藤吉くんは人気の芸人なんかではありませんでした。人気の有る無しどころかそもそも芸人ですらありませんでした。

藤吉くんの正体、それは大阪の米問屋の跡取り息子でした。

てんちゃんは藤吉くんに深く失望し藤吉くんへの思いを断ち切る決意をしますが、藤吉くんの素性が明らかになったことでいよいよドラマが動き始める予感がします。

第1週のリトルてんちゃん時代、藤吉くんがてんちゃんに語りました。自分の家からは笑いが絶えている。笑いがまったくないと。

藤吉くんの実家が米問屋だということが明かされることで、笑いがないという実家の隠されたドラマもそろそろ見えてくるのかもしれません。

ちょうど『ごちそうさん』のヒロイン・め以子の相手役の悠太郎の実家、西門家の真実が少しづつ語られたように。

そんな「ヒロインの相手役の実家の不都合な真実」のフラグが立ち、藤吉くんへの思いをてんちゃんが断ち切るや否や、再びてんちゃんと藤吉くんの距離は縮む。

第3週にして早くも急展開です。

感想

リリコちゃんの誤算

前回、リリコちゃんからの藤吉くんの手紙はすべて嘘という告げ口を聞かされて、ショックを受けるてんちゃんの姿を見て思いました。

リリコちゃんの言葉をそんなに簡単に信じてしまうの?藤吉くんよりもリリコちゃんを信じるの?って。

リリコちゃんの口にした言葉にてんちゃんがショックを受けたのは間違いなさそうですが、そう安易に信じたりはしなかったみたいですね。

真実を確かめようとするそのてんちゃんの姿に安心しました。

藤吉くんの口から真実を聞こうと寄席まで足を運ぶその行動力。一年間ほど、どちらかと言えば引っ込み思案の性格を持った朝ドラ・ヒロインが続いたので懐かしさすら感じます。

しかし、残念ながらリリコちゃんが言ったことに嘘いつわりはありませんでした。

リリコちゃんの言葉に嘘いつわりがないということは、藤吉くんの手紙は嘘いつわりばっかりだったことを意味します。

そして藤吉くん自身も、手紙の内容が嘘であることを否定はしませんでした。手紙に込めた気持ち以外はすべて嘘だと認めた格好です。

明日か明後日あたりには、藤吉くんが手紙の中で嘘を書き続けてきた理由を語るものと思われます。

結果として、藤吉くんが自分のありのままの姿をてんちゃんの前にさらけ出すことになったわけで、リリコちゃんいい仕事してますね。

ただし、リリコちゃんとしてはそこに大きな誤算がありました。

リリコちゃんの算段としては、嘘に嘘を重ねていた藤吉くんに深く失望したてんちゃんが、ついに藤吉くんを見限るのが狙いだったのでしょうから。

さて、リリコちゃんの告げ口によって、てんちゃんに対する嘘いつわりが消えてしまった藤吉くんは本心をさらけ出し、それをてんちゃんが受け入れる。

そんな展開が見え隠れしてきました。

その一方で大きな誤算のあったリリコちゃんが、自分の誤算をどう受け止めるのかがリリコさま親衛隊の一人として大いに気になるところです。

さらに言うと、誤算のその先にあるリリコちゃんとてんちゃんの親友としての関係に発展するプロセスがどのように描かれるのか。

そのことが『わろてんか』の中で二番目に気になっています。

ちなみに一番気になっているのは晩年のてんちゃんと伊能さまの関係です。

追伸:「伊能はん」に恋したハツさんがかわい過ぎます。

小心者の儀兵衛お父はん

ギョロ目の鬼さんこと儀兵衛お父はんは、見た目は鬼ですが実は小心者ですね。

これまでも、様々な危機的場面でのうろたえぶりを見てこの方は怖そうな顔に似合わず小心者かもしれないなと思ってました。

その憶測が今回、確信に変わりました。

しずさんがさりげなく口にした、儀兵衛お父はんと夫婦になった時のしずさんの本心。

それを初めて知り、そのことをずっと気にしていたところに小心者ぶりがはっきりとあらわれていました。

もしかすると「ギョロ目の鬼さん」は、小心者であることを隠すために、自分以外の誰かを演じているのかも知れません。

そして、その小心な性格は生まれついてのものなのか、それとも藤岡家の中でのある意味でマスオさん的なポジションの居心地の悪さから来るものなのか。

儀兵衛お父はんが小心者だと確信できた途端に、同じ小心者として親近感を覚えてしまいました。(ちなみに僕はギョロ目の鬼さんではありませんが)

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コメント

  1. GATTO より:

    こんばんは。

    大イタチですか・・・やはり、大子山のタヌキの方が可愛いかったです(笑)。

  2. よるは去った より:

    キース「丹波の山奥の大イタチ(板血)!」 昔から「落語」の中でさんざん用いられている手段なんだけど聴いたことが無い人は引っ掛かるのかしら? 最後の場面で蔵に入ってきた風太君の表情がいつになく怖かった・・・・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      この手のネタ、他にもたくさんあったみたいですね。しかも50年くらい前までは当たり前に神社の境内なんかでやっていたとか(驚)