藤吉がキースに騙される / わろてんか 第27話

2017年11月1日(水)第5週「笑いを商売に」

あらすじ

藤吉が乗ったキースのもうけ話とは、外国製のパーマ機を輸入業者から買い付けて売れば大きな利益を得られるというものでした。しかし、北村屋の家と土地を担保にした借金で藤吉が買い付けたパーマ機は不良品でした。

売れる見込みなどない欠陥品のパーマ機を大量につかまされた藤吉が姿をくらます中、北村屋の将来に不安を感じた店の使用人たちは次々と北村屋を去って行きました。一方、何日も家に戻らぬ藤吉を案じたてんは藤吉を探し歩いていました。

てんはついに藤吉を見つけましたが、藤吉がいたのはリリコの家でした。ショックを受けたてんに藤吉は言い訳をしました。自分をだまし姿をくらましたキースがここに来るのを自分は待ち伏せしているだけだと。

藤吉の言い訳を素直に信じることができないてんは、本当にキースが来るのかどうか藤吉とともにリリコの家に居座ります。同じ頃、藤吉に金を貸した金貨しが北村屋を訪問。藤吉の借金を知り激怒した啄子は藤吉を追ってやって来るのでした。

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予習レビュー

キースが「血がついた大きな板」を「大板血=大イタチ」と銘打って、人からお金をだまし取るエピソードが過去に描かれましたが、あれは今回のフラグだったのでしょうか。

キースがペテン師の才覚(?)を再び発揮します。そして、今回キースに騙されるのは藤吉くんです。

もしかするとキースも輸入業者から騙されていて、藤吉くんに大損させてしまったことが後ろめたくて姿をくらましているだけなのかも知れません。そうあってほしいです。

ただキースの行動の動機がどうあれ、北村屋が抱える多額の借金を返済するために買い付けたはずのパーマ機。当時はかなり高価なものだったはず。

その購入資金さえも失ってしまい北村屋へのダメージはかなり深刻なものとなるはずですが、そのあたりこれからどう回収されるのでしょうか。

それともこの危機的な状況が今週のサブタイトルにしてこのドラマのメインテーマでもある「笑いを商売に」につながってゆくのでしょうか。

参考までに史実では、てんちゃんの実在モデルの婚家が廃業し完全に行き詰まる中、実在モデルは実家に戻ってお金を貸してもらい、それを元手に寄席を買収したそうです。

話をドラマに戻します。

大損して茫然自失の藤吉くんは北村屋に戻ってこない。その藤吉くんを探しに出たてんちゃんが藤吉くんの姿を見つけたのはよりによってリリコちゃんの家だった。

「残念な藤吉くん」が再登場です。

リリコちゃんの家にいるのはキースを待ち伏せしているからだ。藤吉くんがてんちゃんにしたこの言い訳は本当のことなのでしょうか。

感想

藤吉くんの借金

藤吉くんが抱え込むことになった借金の額を想像してみました。

藤吉くんがつかまされた不良品のパーマ機の台数は、藤吉くんが万丈目氏に語った言葉をそのまま信じれば1千台です。

あれだけ大掛かりな機械なので現在の貨幣価値で数万円はするかと思います。

しかし、輸入業者はきっと不良品を売り逃げするつもりだったのでしょう。売り物にならないパーマ機をわずかでも現金にして雲隠れしてしまおうと。

だからかなり安くしたものと思われます。

買い手がつきやすいように。うまい儲け話として噂が広がろように。

仮に1台が現在の貨幣価値で1万円としても合計で1千万円。2万円なら2千万円。今の北村屋の台所事情ならこれは大きなダメージとなるはずです。

安く買えるから大きな利ざやを稼げる。そんな甘い話をキースがうっかり信じ込み、切羽詰まった藤吉くんが乗ってしまった図。

これで北村屋の息の根は止まったかもです。

東京日本橋の安倍米店は先の大戦も乗り越え、パン屋への業態転換の危機もかろうじて回避し少なくとも昭和40〜50年代までは暖簾を守ることができました。

しかし文政7年(1824年)創業の北村屋は創業一世紀を待たずに廃業となるようです。

ところで、女中頭のスミさん(僕の大好きな楠見薫さん!)までもがついに北村屋を見限って出て行ってしまいました。

スミさんと会えないのが残念でなりませんが、いいタイミングで見限ったと言えないこともありません。

楓ちゃん同様、北村屋の火の粉をかぶるのをうまい具合に避けることができましたからね。

リリコちゃんの最後の悪あがき?

来週の水曜日の放送回の予習レビューでリリコちゃんのことについて書いたその直後のリリコちゃん騒動。

ちょっとネタバレになりますが、一週間後の再びリリコちゃんが登場し、今回のリリコちゃんからは想像できないある決意を語ります。

決意とは言っても前向きな決意ではありません。自暴自棄に近い決意です。

さて、今回のリリコちゃんは朝ドラらしからぬずいぶん際どいセリフを連発していましたが、際どいながらも藤吉くんに対して募らせる気持ちが痛いほど伝わってきます。

でも、これが最後の悪あがきになるかもしれません。

または最後になるかもしれないと察した上での悪あがきのような気もします。来週のリリコちゃんの行動を知ってしまった上での今回のリリコちゃんの姿。

「あんたが知らんことがぎょうさんあるんや」というリリコちゃんのセリフなど負け惜しみにしか聞こえません。

そして、てんちゃんと交わした藤吉くんを諦める諦めないの会話が朝っぱらから聞くにはあまりにも切なすぎました。

追伸:てんちゃんとリリコちゃんが際どい会話を交わしたその直後、リリコちゃんの家に啄子が怒鳴り込んできました。

藤吉の借金の事実を知って逆上した状態で。

ところで、てんちゃんが藤吉くんの居場所を突き止めるまで万丈目さんを追跡したりと何かと大変だったはず。

てんちゃんがやっと突き止めた藤吉くんの居場所を、啄子さんはどうやってあっという間に突き止めたのかなとふと疑問に感じましたが、この話はここまで。

大人の対応に徹することにします(笑)

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