寄席の出演者を探す藤吉 / わろてんか 第37話

2017年11月13日(月)第7週「風鳥亭、羽ばたく」

あらすじ

京都の実家でお金を工面することができたてんと藤吉は、そのお金で亀井から寄席小屋を譲り受けることができました。しかし、座布団や湯呑みなど寄席に必要な品々の準備をしていなかったことに芸人仲間たちはあきれはてました。

てんは芸人仲間たちの力を借り、ようやく寄席を開く準備を整えることができました。同じ頃、藤吉はトリとして出演してくれそうな落語家方々を歩いて探しまわりようやく玄白という名の落語家の出演を取り付けることができます。

一方、寄席小屋の名前がなかなか決まりませんでした。啄子は、藤岡屋への借金の返済がすべて終わるまで「北村」の名を使うことを厳禁。そんな中、てんが口にしたある言葉から藤吉は寄席の名前を決めました。

てんと藤吉の寄席の名前は風に乗る鳥「風鳥亭」。啄子は自分の古い着物を仕立て直し、てんの新たな門出を応援。てんと藤吉を驚かせます。そして迎えた「風鳥亭」の開業日。桜の花が満開の中、てんと藤吉は「風鳥亭」の暖簾を掲げるのでした。

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予習レビュー

寄席を買い取る資金を借りに京都の実家に帰ったてんちゃんが目的を果たすことができたのかどうか、前回(第36話)の事前情報では伏せられていました。

しかし今回、てんちゃんと藤吉くんは寄席を手に入れることができました。

寺ギンよりも先に資金を調達できなければ寄席は譲らない。亀井さんからそんな厳しい条件を突きつけられていたてんちゃんと藤吉くんが寄席を入手できたといことは・・・

儀兵衛お父はんがお金を出すことを認めた、すなわちてんちゃんを許したということです。

てんちゃんと実家の間で抱えていた問題は清算され、念願の寄席小屋も手に入れることができ、今週から新たな第一歩のはじまりです。

しかしその第一歩からつまづき続きです。

寄席を手にいれたものの、お客さんが座る座布団を出す。お客さんにお茶を出す湯呑みもない。この事態に啄子さんは呆れますが、ここまでは仕方ないかなとも思います。

これまでてんちゃんと藤吉くんは、寄席を手に入れることで精一杯でしたから。

しかし、準備が整ったら今度は出演者が集まらない。出演者探しに歩きまわっても誰も出演してくれそうもない。

この難局をどう乗り越えるのでしょうか。

ちなみに史実では、藤吉くんの実在モデルは数多くの芸人たちとの親交があった上に、どのような芸人にアプローチすれば出演してくれるのか、目星がついていた上での開業だったようです。

感想

前週のうちに、リリコちゃんは藤吉くんへの未練を克服したらしく、リリコちゃんは東京へと旅立ちました。

啄子さんも、幼い頃の藤吉くんに自分が支えられていたことに気がつき、自分がすべての中心という独裁キャラ(笑)に終止符が打たれるのでしょうか。

そして、実家を勘当されていたてんちゃんも儀兵衛お父はんと和解。

一区切りがついたところで、今週からは寄席の物語のスタートです。そのスタート初日、様々なフラグが見えたような気がします。

啄子さんのフラグ

今回の冒頭で啄さんがきっぱりと言い放ちました。藤岡屋からの借金を完済するまで、寄席に家の名前「北村」を名乗ることは許さない。

裏を返せば借金の返済さえ終われば「北村」を名乗ることができる。米問屋の北村屋は消滅してしまいましたが「北村屋」の名が別の形でよみがえるということです。

しかし、借金の返済さえ済ませばそれだけで啄子さんが「北村」の名を寄席に使うことを許すものなのかどうか。

・・・と案じていたら、許してくれそうなフラグが立ちました。

揃えなければならない湯呑みの数を百と考える藤吉くんに対して、啄子さんが二百揃えろと横から口を出す。啄子さんが寄席経営に関心を持っている何よりの証拠です。

ちょっとネタバレになりますが、来週には啄子さんが寄席経営に関与する決意を固めるエピソードが描かれるようです。

これまで、啄子さんは寄席経営に無関心を装い、すべててんちゃんと藤吉くんに任せっきりの高みの見物を決め込んでいました。

寄席を成功させることができるのかお手並み拝見といったところでしょうか。

失敗したら、それ見たことかと言うつもりだったに違いない啄子さんでしたが本気モードのスイッチが入るようです。

寄席そのものではなく、北村屋をいかなる形でも復活させることへのスイッチが。そのスイッチオンのフラグが湯呑み二百個だったような気がします。

てんちゃんのフラグ

てんちゃんの実在モデルは小学校を卒業すると、大阪の商家に奉公に上がりました。そして、その店の啄子さん以上の始末屋のごりょうさんに鍛え上げられたようです。

だから寄席の開業と同時に商才を発揮したそうです。

一方、ドラマの中のてんちゃんはまだまだ頼りない。今回、芸人仲間たちはてんちゃんをごりょうさんと呼んでいましたが、どう見てもアルバイトにしか見えない(笑)

まだまだお嬢さん育ちのオーラが抜けきれません。

しかし、北村屋復活のスイッチが入った啄子さんが、北村屋のごりょうさんと呼ばれるにふさわしい女性に、てんちゃんを鍛え上げてくれるのかもしれません。

今回、啄子さんは自分の着古した着物を仕立て直し、てんちゃんの新しい門出のお祝いとしてプレゼントするというまさかの粋なはからいで、てんちゃんを感激させました。

この粋なはからいは、てんちゃんが北村家の嫁になれるというフラグ。

そして、まだアルバイトにしか見えないてんちゃんが一人前のごりょうさんになれるように啄子さんが鍛えてくれることのフラグかと思います。

今度こそてんちゃんがただのイケズではなく、ごりょうさん修行を受けることができますように(祈)

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コメント

  1. 1013 より:

    風鳥「帝」じゃエンペラーですやん(笑)

  2. 安ママ より:

    てんちゃんは段々顔つきも風情もしっかりしてきましたね。
    でもなかなか藤吉さんが頼もしく思えないのは何故でしょう。
    何とかする、何とかするが口癖でしたが、何とかしたのは、周りの人の方が多かったですね。
    それで伊能さんと対峙出来るのでしょうか。
    てんちゃん、ごりょんさん、万丈目はんのおかみさんがしっかり屋台骨を支えてるので安心して見ていられますけど。
    ちょっと辛口過ぎますか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      史実の中の実在の「藤吉くん」はもっと残念な人だったみたいなので、その残念ぶりを再現しているのかもしれません。

  3. もんばび より:

    以前にも「てんはどこ行ったんや」と心配するシーンがありましたね。ほんとはてんちゃんが可愛くて仕方ないんですね。
    啄子ママ、究極のツンデレっすね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初登場時の啄子さんの息子の溺愛ぶりから考えると、ツンからデレに転じた時の啄さんのデレっぷりは大変なことになるかもです。

  4. よるは去った より:

    以前、NHK の落語関係の企画(五代目・古今亭志ん生師関連)でスタジオの中に「人形町末広」を復元したことがありました。七代目・立川談志師匠が「まさか人形町末広に出られるなんて思わなかったんですが・・・・・。」と言っていたのを覚えてます。「わろてんか」でもドラマの中の「風鳥亭」をリアルに用いて落語・漫才等の公演をやるのも一興かと思いますね。席亭を藤吉郎君、お茶子をてんちゃんにそのままやらせてね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      セットの中にあれだけ立派な寄席を再現したなら、それを活用しない手はないですね。