てんが悲しみのどん底に / わろてんか 第46話

2017年11月23日(木)第8週「笑売の道」

あらすじ

京都から風太がやってきました。しかし風太は、いつになく口数の少なく暗い顔を浮かべていました。いつもと様子が違う風太のことを案じながらも、てんは妹のりんの縁談のことや家族のことを風太に尋ねました。

やっと口を開いた風太が語ったことに、てんは激しいショックを受けました。長らく思い病を患っていた儀兵衛が亡くなったのです。儀兵衛の死を知らされたてんは京都に帰りたがるものの、風太はそれを止めました。

儀兵衛の死を知らされ深く嘆き悲しむてんは、その日から仕事に身が入らなくなりました。てんは客のもてなしを忘れてしまうほど深く落ち込んでいました。そんなてんの様子を案じた啄子が、てんに告げました。

芸人は親の死に目には合わない。親が死んでも客を笑わせ仕事を貫くのが芸人の仕事だ。そして親が死んだ時にも、子供が笑って仕事をしているのが親の望みなのだと。啄子の言葉によって、てんは少しづつ立ち直ってゆくのでした。

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予習レビュー

前週のドラマの中では、風鳥亭の開業と開業と同時にはじまった困難に次ぐ困難、そして最後にはついに見えてきた将来への希望が描かれました。

そして今週。

相変わらず寺ギンへの支払いという経営の課題を抱えていたものの、啄子さんによるまさかの経営参加により風向きに変化が生じました。

その風向きの変化に触発されたのかてんちゃんが秘めた才覚を発揮。

この才覚が伊能さまの心を動かし、伊能さまの昼興行というアイディアによってようやく風鳥亭の経営は充実したものとなってきました。

このまま、こんな状態がずっと続いて欲しかった。

北村屋の倒産前後から風鳥亭に賑わいが出てくる今回まで苦難続きだっただけに、風鳥亭が順調な日々がずっと続いて欲しかった。

でも、そんな満ち足りた日々はあっという間に終わりです。

今回、いつもとは様子が違う風太くんがやってきて、てんちゃんに告げたこととは・・・

これ以降、ネタバレが含まれます。

風太くんがてんちゃんに告げたこと。それは儀兵衛さんの死です。

病を患っていたにもかかわらず、それをてんちゃんには隠し通していた儀兵衛さんが亡くなりました。

いつのことだったか、儀兵衛さんの病のことを風太くんが知ってしまった時のこと。

風太くんはそのことをてんちゃんに知らせようと大阪までやって来たものの、言い出せずに帰って行ったことがありました。

あの時の言いたいことが言えずじまいの風太くんのフラグが今回、回収されます。

感想

儀兵衛お父はんの最期

京都の藤岡家。

和解した儀兵衛お父はんとてんちゃんが屋敷の縁側で雪の花が舞う姿を眺め、心を通わせるあの美しい場面が回収されました。

あの父と娘の豊かな時間を観たときに、この場面は今後どこかで回収されることになるだろうとは思っていました。

しかしこれほど早い時期での回収になろうとは・・・

あまりにも突然で早すぎる儀兵衛お父はんの死は残念ですが、亡くなるまでに最愛の娘・てんちゃんと和解できていたのは救いでした。

てんちゃんを勘当したのは他ならぬ儀兵衛お父はんでしたが、その実、てんちゃんとの別れを一番深く嘆いていたのは儀兵衛お父はんでしたからね。

てんちゃんが家を出てゆくとき、襖越しに聞こえてくるてんちゃんの挨拶を、涙をこらえながら聞いている儀兵衛お父はんの表情がいまだに忘れられません。

それだけに父と娘の和解は心に沁みました。

ところで、主要登場人物でありながらも臨終の場面はドラマの中では描かれず、儀兵衛お父はんの最期は視聴者の想像に委ねるという大胆な演出。

臨終の場面がないにも関わらず泣かせてくれます。

儀兵衛お父はんは、てんちゃんに対してどんな想いを抱きながらこの世を去って行ったのでしょうか。

啄子さんの言葉

ドラマからの退場が刻一刻と近づいて来た啄子さんの今日の言葉もまた深い。

「芸人は親の死に目には会えない。親が死んでも笑って高座をまっとうするのが芸人のつとめ。それをひどいと思うか。親が死んだ時、子供が笑って仕事しているのは親の本望。わては死んでも悔いはありません」

儀兵衛お父はんの最期の気持ちを代弁するかのような言葉だと思います。

儀兵衛お父はんは、娘が実家に戻って泣いているのではなく、笑って仕事を続けることが望みだったのでしょう。

儀兵衛お父はんがてんちゃんに対してどんな想いを抱きながら息を引き取ったのか、啄子さんの言葉によってはっきりとわかりました。

儀兵衛お父はんの気持ちを啄子さんに代弁させるなんて、にくい作劇です。

新作朝ドラ『まんぷく』と『夏空』

立て続けに発表された二本の新作朝ドラ、2018年秋スタートの『まんぷく』と2019年春スタートの『夏空』のページをつくりました。

まんぷく
夏空

『まんぷく』の制作発表のタイミングは例年通りなので驚きもしませんでしたが、『夏空』の早々の発表には驚かされました。

しかもすでにヒロインを演じる女優も決まっているなんて・・・

春にスタートする東京局の朝ドラの制作発表は通常だと6月頃のタイミングです。

しかし『夏空』は舞台が北海道で、しかもそのタイトルにある通り北海道の夏空の映像がどうしても必要なのでしょう。

そうすると、通常の春の朝ドラ制作発表のタイミングにはすでに北海道ロケをはじめていなければ、北海道の夏空を撮影することができなくなります。

そんな事情などから早々の発表となったそうです。

『ひよっこ』総集編の再放送情報

『ひよっこ』総集編、前編と後編が一挙に再放送されることが発表されました。

再放送日は以下の通りです。

2017年12月30日(土)
前編(第1週から第13週):午前8時20分から午前9時48分
後編(第14週から最終週):午前9時53分から午前11時18分

前編の最後となる第13週は、みね子ちゃんが宗男おじさんのためにギャンブラーと化して歯磨きを大量に買い込んだ頃。その週の最後に宗男おじさんが東京に来ます。

そして後編は、宗男おじさんを交えての赤飯づくりからスタート。宗男おじさんが茨城に帰った直後よりみね子ちゃんと島谷くんの恋が本格的にスタートします。

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コメント

  1. よるは去った より:

    キース「トンはトンでもニュートンやがな。そうか新しい豚やな。」 別のサイトではモデルは横山エンタツ師としてました。「漫才」の元祖として大人気を博すまで 芸人として試行錯誤の繰り返しだったという経歴は同じのようですが。落語家「耳の大きい、体の大きい、鼻が長おて、パオ~ン・・・・。」 笑福亭銀瓶師がドラマの中で演っていた「阿弥陀池」は関東では「新聞記事」という題で演じられてますが、とにかく腹を抱えて笑える噺ですね。近所でおこった強盗殺人事件(実は嘘なんですが)の話を聞かせるのに「心臓(しんぞう)」の「臓(ぞう)」が出てこなくて「『動物園』にいる耳の大きい、体の大きい・・・・・・。」→「象(ぞう)」とか「体をかわす。」の「体(たい)」が出てこなくて、「西ノ宮」→「恵比寿さま」→「釣竿」→「糸」→「みみず」→「鯛(たい)」となんて持って回った言い方をして聞き手を呆れさせるなどナンセンスギャグが盛りだくさんな噺ですね。 

  2. Hikaru Fujiwara より:

    朝蔵さん、「長らく思い病を患っていた儀兵衛は・・・」ではなく、長らく重い病を患っていた儀兵衛は・・・です。