てんの長男・隼也が誕生 / わろてんか 第49話

2017年11月27日(月)第9週「女のかんにん袋」

あらすじ

大正4年(1915年)春。てんと藤吉の間に長男・隼也が誕生してから一年が経過した頃。風鳥亭の経営は良好な状態が続き、従業員も増えていました。てんは寄席の仕事に育児までが加わり忙しさを極める日々を送っていました。

その頃、隼也には初節句の日が近づいていました。初節句の飾りには金太郎や桃太郎ではなく兜がいい。そう言う藤吉は、隼也のために立派な兜を探してくるとてんに約束するものの、忙しい藤吉がそのことを覚えているかてんは心配です。

同じ頃、藤吉はてんと隼也を守るべく売り上げをさらに伸ばす方策を考え続けていました。そんな中、藤吉はそのことを伊能に相談。伊能は寄席を新たに買収することを提案し、藤吉は伊能の提案に乗りました。

その翌日より、藤吉は二軒目の寄席を探しに歩き始めました。藤吉が外出がちになる中、風鳥亭の留守を預かったてんの仕事はますます忙しくなって行きました。仕事と子育てに、てんがますます忙しくなる中、風太が姿を表すのでした。

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予習レビュー

前週の最後に、ついに啄子さんがてんちゃんと藤吉くんの結婚を認めましたが、その時は明治45年(1912年)春。風鳥亭が開業して一年が経った頃のこと。

事前情報のストーリー欄では伏せておきましたが、その頃にはてんちゃんの実家・藤岡屋からの借金の返済もすべて終わり、晴れて「北村」の名を名乗る会社を設立。

てんちゃんと藤吉くんの祝言を見届け、思い残すことがなくなった啄子さんは渡米。アメリカへと旅立ちました。

その約一年後に長男の隼也くんが誕生。今週はここからです。

そして隼也くんの誕生からさらに一年の月日がスキップし、今週のお題「女のかんにん袋」のエピソードが始まります。

「女のかんにん袋」の「女」とはてんちゃんのことです。

てんちゃんが藤吉くんと結婚して二年。

啄子さんから結婚が認められるまでの間の結婚と恋愛の中間のような時期。そして新婚の時期を経て、夫婦関係にマンネリ感が出てくることでしょうか。

藤吉くんも、彼なりに家族のために風鳥亭をもっと大きくしよう事業を成長させようと努力するのですが、てんちゃんとの間にすれ違いが生じます。

そして藤吉くんの勘違いがそのすれ違いをますます大きくする。

そんな夫との気持ちのズレが今週のお題「女のかんにん袋」に込められているようです。

話変わって、今週からリリコちゃんが復活します。大阪に戻ってきます。

そして楽しみにしていた、てんちゃんとリリコちゃんが親友になるエピソードがいよいよ描かれそうです。

感想

父親になった藤吉くん

藤吉くんがこれまでになくしっかりしてきたように見えました。

いざという時に頼りになるお母ちゃんはもういない。頼りになる存在がいない上に、自分を頼る家族が増え、従業員も増えました。

立場が人を育てるというやつでしょうか。

伊能さまともすっかり気心の知れた仲となり、以前はよく感じていた不安定さ、危なっかしさが消えたように思います。

・・・と言いたいところですが、歌子さんの予言ともいえる発言が不吉です。

「亭主はもう一人の手のかかる子供」

男として商人としていっぱしの者になったらなったでリスクがともなうと言わんばかりの歌子さんの言葉が怖い。

藤吉くんが「もう一人の手のかかる子供」になってしまうことのフラグでしょうか。

今回は、これ以外にもフラグがいたるところに立ちまくり、

準也くんの初節句の兜を自分が見つけてくると藤吉くんが宣言したのは、そのことを忘れてしまうフラグ?

久しぶりにさらした酔いつぶれた姿も、これからそれが繰り返されることのフラグ?

そして、風太くんが子供から目を離すなと言ったのも、再び目を離して今回以上の騒動になることのフラグ?

ちなみに今週のサブタイトルは「女のかんにん袋」です。これらのフラグの数々が、「女のかんにん袋」破ることになるのでしょうか。

風太くん

さて、子供から目を離すなというセリフとともにいきなり出てきた風太くん。彼のまさかの物語が今週はじまる見通しです。

第54話のコメント欄にちょうだいしたコメントで思い出しましたが、風太くんの新たな物語の「まさか」の衝撃度合いは『べっぴんさん』の栄輔くんと玉井さんのコンビと同レベル。

ダークサイドに転落した栄輔くんが、闇市の親分からも見限られるような玉井さんと組んだあの展開はすごかった。

ただし、驚くような展開を見せてくれたものの二人が組むきっかけとなった描写に物足りなさが残りました。

『べっぴんさん』の栄輔くんと玉井さんレベルの、これからはじまるはずの『わろてんか』風太くんの物語。

どうしてそんな展開になったのか、今度こそはしっかりと描いて欲しいものです。

「招きぼん」の将来

招き猫ならぬ「招きぼん」。さすが大阪人だけあって亀井さん、うまいこと言います。

その招きぼんが可愛い!

亀井さんから「招きぼん」と言われて、意味はわからないながらもゲラゲラ声を立てて大笑いし、てんちゃんに背負われている時にもよくしゃべる。

てんちゃんの背中で、あたりの様子を興味深げにキョロキョロ見回す表情も豊か。

いい子役を見つけてきたものですね。朝から心をわしづかみにされました。

さて、その招きぼんですが、史実の中ではずいぶんとお母ちゃんを泣かせる青年に成長したようです。泣かせるというのは、困らせて泣かせるという意味です。

今回、仕事と子育ての両立に必死のてんちゃんの姿が描かれましたが、史実でもにたような状況か、あるいはそれ以上だったみたいです。

その結果、物心ついた頃には、リアル・招きぼんは自分は母親の愛情をあまり受けていないと自覚したらしく、成長して母親との関係がギクシャクしたものに。

『あさが来た』のあさちゃんと千代ちゃん。『べっぴんさん』のすみれちゃんとさくらちゃんにつぐ、忙しい母親と子供の確執がこの先で描かれることになるかもしれません。

ただし前二作は母と娘の確執でしたが、今度は母と息子の確執です。

今は可愛い招きぼんですが、将来を考えて今からドキドキしています。

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コメント

  1. ひるたま より:

    (誤)隼太→(正)隼也 ですね。大変失礼いたしました。

  2. ひるたま より:

    劇中ではこの先、大人になった隼也くんが登場する筈…ですよね。(前々作『べっぴんさん』の正太くん(ゆりちゃんと潔くんの息子)みたく途中で子供時代のまま強制退場にはならない…と思いたいです)
    成長した隼也くんを一体どの俳優さんが演じられるのか?…今から気になりますね。いずれ発表されるのでしょうけれど。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      大人になった隼也くんは主要キャラの一人になるのではないかと思っています。何しろヒロインの息子ですしね。

  3. GATTO より:

    こんばんは〜

    私は、「ボン」と聞くと、まだ藤吉っあんの方が頭に浮かびます(笑)。
    まぁ、たしかに男はいつまでも子どもです。私がその典型でございます(爆)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      > 男はいつまでも子ども

      歌子さんのいう「もう一人の手に負えない子供」というやつでしょうか(笑)

  4. よるは去った より:

    風太「目え離したらあかんで!なあ隼也。」 吉本せいさんの息子はその後、元・宝塚の某大スターと結婚寸前の仲にまでなったとネットで見ましたが、「次男」としてましたから、まあこのボンではなさそうでんなあ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ヒロインの兄弟姉妹も脚色されていますので、子供たちも脚色が入るかもしれませんね。