風太が寺ギンの下で働く / わろてんか 第54話

2017年12月2日(土)第9週「女のかんにん袋」

あらすじ

寺ギンが風鳥亭に連れてきた人物がてんや藤吉たちを驚かせました。寺ギンが連れてきた人物は風太でした。寄席や芸のことを寺ギンのもとで学んでいると語る風太に、てんたちは言葉を失います。

一方でトキ、そしてキースら芸人たちは、てんと藤吉の不仲を案じていました。二人の不仲が離婚にまで発展してしまっては風鳥亭を続けてゆくことすら危うくなる。そう焦りを募らせたトキとキースは隼也の端午の節句を祝うことにしました。

トキの説得によって、てんと藤吉はついに真正面から向き合い胸にひめた本音をあらいざらい話します。藤吉は焦りを感じていたことを正直に話し、てんは藤吉の言葉を素直に受け入れました。

藤吉は、あらためて寺ギンに商売の条件の変更を求めました。寄席が増えた分だけ寺ギンの取り分も増えることになる。だから商売の条件を見直して欲しいと。しかし風太は、条件の見直しは必要がないと言い切るのでした。

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予習レビュー

儀兵衛お父はんが亡くなったとき、風太くんが心配でした。風太くんが藤岡屋にいる理由がなくなってしまったからです。

儀兵衛お父はんが丁稚として藤岡屋に入りながら、才覚と人望によって婿養子として迎えられついには藤岡屋の当主にまでなったサクセスストーリー。

風太くんもこれと同じ道を歩もうと真剣に考えていた節があります。

てんちゃんがまだ京都の実家にいる頃。

風太くんがてんちゃんとの結婚を度々ほのめかしていたのは、てんちゃんへの恋心ももちろんありますが、藤岡屋の当主になるという野望もあったことでしょう。

しかし、てんちゃんは藤吉くんと駆け落ち。てんちゃんへの恋心ははかなく破れました。

しかもてんちゃんに代わって藤岡屋を継ぐことになったりんちゃんは、家柄の良さげなイケメンを婿養子に迎えて結婚。

これで藤岡屋の当主になる道も完全に絶たれてしまう。

その後、それでも風太くんが藤岡屋にい続けたのは自分を幼い頃から鍛え上げ一人前の商人にしてくれた儀兵衛お父はんへの恩義のためでしょう。

その儀兵衛お父はんもいなくなってしまいました。しかも、りんちゃんとその夫に支えらた藤岡屋は安泰。

藤岡屋は風太くんの働きを求めていたかもしれませんが、風太くんにはもう藤岡屋で働き続ける理由はなくなってしまいました。

その挙句の寺ギンです。

しかもちょっとネタバレですが、風太くんは単なる寺ギンの手下では済まない存在となりそうです。

風鳥亭をいつも見下している寺ギンを通して、風太くんのリベンジが始まるかもしれません。

感想

『わろてんか』新キャスト

昨日、『わろてんか』後半に出演する新たなキャスティングが発表されました。まずはそのお知らせから。

成長後の隼也くん

大人になった隼也くんのキャスティングが決まりました。演じるのは成田凌さん。お名前、はじめて聞きましたが『君の名は。』の「テッシー」を演じていた声優さんとのことです。

隼也くんは成長後にアメリカに遊学。滞在先はもちろん祖母の啄子さんのもとです。

ミュージカルなど日本にはまだ上陸していないエンターテインメントをアメリカで見聞きし、最新の知識をたっぷりと吸収して帰国するところから彼の物語がスタートします。

『ひよっこ』の次郎さんが帰って来る

奥茨城村のバスの車掌さんをつとめあげ、村長選に出馬したその後はどうなったかわからない次郎さんがまさかの朝ドラ復帰です(笑)

次郎さんを演じた松尾諭さんが再び登場します。

演じるのは川上四郎という名の男。リリコちゃんの漫才の相方なのだそうです。

音楽学校を卒業したものの音楽家になる夢に破れ、サイレント映画の伴奏楽士。

しかし、映画に音声が入るようになり伴奏楽士の職も失い、リリコちゃんの「流行歌漫才」の伴奏をすることになるのだとか。

次郎さん&四郎さんというそっくりな名前。そして時代の変化の中で職業を失うという設定もそっくり。『ひよっこ』へのオマージュでしょうか。

隼也くんの恋人

そして、隼也くんの恋人が登場します。

名前は加納つばき。お父上が大手銀行の頭取というセレブのご令嬢。そして隼也くんと同様にアメリカで暮らした経験も持っています。

二人の出会いのきっかけの詳細は不明ですが、「二人の行く手には大きな障害が待ち受けている」とのこと。

史実では、てんちゃんの実在モデルの人物は息子の恋に猛反対していました。隼也くんとつばきちゃんの恋の「障害」とは、てんちゃんのことでしょうか。

今回も目が離せない合わせ鏡の二人:風太くんとリリコちゃん

風太くんとリリコちゃんが今回も楽しませてくれました。

失意の表情を浮かべる風太くんの気持ちを察し、風太くんの後を追うリリコちゃん。風太くんの気持ちが痛いほどわかったから彼の後を追ったのでしょう。

そして、リリコちゃんは「うちは隼也が可愛いだけや」と言って、藤吉くんへの未練を否定するものの、半分は本当、半分は嘘でしょう。

一方の風太くんも、てんちゃんを応援したいだけという気持ちは本当だけれど、その気持ちは全ての気持ちの半分。

残りの半分は、やっぱり藤吉くんへのリベンジといったところでしょうか。

藤吉くんから商売の条件変更を求められた寺ギンのオッチャンに対して風太くんが言いました。その必要はない!ときっぱりと。

藤吉くんのリベンジがいよいよ始まりました。

第9週「女のかんにん袋」感想

今週は、リリコちゃん、風太くんの同病相憐む二人の気持ちの揺らぎを大いに楽しませてもらいました。

そしてそれに加えて寺ギンのオッチャンが面白すぎる!

風太くんは、ある時期までは寺ギンのオッチャンのことをただの「クソ坊主」と思っていたフシがありますが、実は僕もただの「クソ坊主」だと思ってました(笑)

ただの欲張りなただの「クソ坊主」なのかなって。

欲張りなのは間違いなさそうですね。しかし、欲張りながら寺ギンのオッチャンなりの大義と正義がある。

しかもその大義や正義は嘘ではない。この「クソ坊主」が、善人ぶるなんてことはまず考えられませんからね。

ただし、ちょっとネタバレになりますが年内の放送に関しては寺ギンのオッチャンはただの「クソ坊主」のままです。

風太くんとも袂を別つようです。

年内の放送はそこで終わりですが、願わくば寺ギンのオッチャンに素敵なエンディングを用意して欲しいものです。

寺ギンのオッチャンの口にした大義はやっぱり本物だったと深く納得できる、そんなエンディングを期待しています。

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コメント

  1. ひな より:

    そういえば岩さんが装着していたカブト、黒田長政のカブトなんですねえ。
    松坂桃李さんが前に「軍師 黒田官兵衛」に出てた時に装着しておられたので、
    懐かしく思いました。
    やっぱこれもコラボですかねえ?(^^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントで教えていただくまで、カブトのこと全く気が付きませんでした。

  2. よるは去った より:

    寺ギンさんのモデルについてネットで見ました。私は勝手に「松〇芸能」の創始者かしらとも思っていたのですが違うみたいですね。はっきり言うのは控えておぎますが、後々になっててんちゃんや藤吉郎君と立場が〇〇するみたいですけど。風太君はその中でどういう役割でいくのでしょうか。それが気になりますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      オチャラケ派にも実在モデルがあり、その親分が寺ギンのモデルかなと思ってます。ただし、実在の親分と吉本せいさんは敵対関係でなく協力関係にあったようです。

  3. ひるたま より:

    風太くんが寺ギンのおっちゃんの下にいるとは…前々作『べっぴんさん』で栄輔くんと玉井氏が何故か一緒に組んで仕事をしていた時並の衝撃(?)を個人的には感じています。
    一体全体、風太くんの動機その他は劇中で説明されるのか…?(『べっぴんさん』での栄輔くんと玉井氏の関係は結局説明されずじまいでしたので)
    これまた個人的には、この点がかなり気になりますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      今回の「まさかの展開」には、まさかの度合いに見合った出会いのきっかけを見せて欲しいところですね。