安来節乙女組の稽古開始 / わろてんか 第75話

2017年12月27日(水)第13週「エッサッサ乙女組」

あらすじ

てんと藤吉が選考会を経て選んだ安来節の踊り子たち、とわ、なつ、あや、そして都の四人が島根から大阪に到着。てんと藤吉は四人を女子寮に住まわせ、踊り子たちの面倒を見ることになりました。

北村笑店の面々は歌子の店で四人の踊り子たちの歓迎会を開き、その席でてんは、四人を「安来節乙女組」と命名。踊り子たちの大阪での新しい生活が始まったものの、そんな中で踊り子の一人・なつは自分の処遇に不満を持っていました。

てんたちの期待を背負った「安来節乙女組」でしたが、女子寮ではケンカばかり繰り返すばかりで、稽古をしても踊りはバラバラ。その状態を見るに見かねた風太は、四人の踊り子たちを厳しく仕込むべく総監督として名乗りを上げます。

そんな中、てんが隼也の通っている学校に呼び出されました。隼也が同級生とケンカをして相手に怪我をさせてしまったのです。てんは、ケンカの理由を尋ねるものの、隼也はてんに対して口を固く閉ざし何も語ろうとはしません。

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予習レビュー

『ひよっこ』向島編へのオマージュでしょうか。茨城から東京へ、でなく島根から大阪に乙女ちゃんたちがやってきました。

島根生まれの乙女ちゃんたちの女子寮での新生活がスタート。女子寮の名前は「乙女寮」ではありませんが、乙女ちゃんたちのグループ名は「安来節乙女組」に。

そして『ひよっこ』で「乙女寮」に入寮したばかりの乙女ちゃんたちがバトルを繰り広げていたように、島根から来た乙女ちゃんたちもバトルを繰り返す。

稽古がうまくゆかない。踊りがなかなか上達しないというのも、トランジスタラジオ工場の新人乙女ちゃんたちの中の役一名(または二名?)を思い出さずにはいられません。

『ひよっこ』向島編の乙女寮での日々が大好きだったので、ちょっとうれしい「安来節乙女組」の乙女ちゃんたち、そして北村笑店の女子寮編です。

ちょっとネタバレになりますが、四人の乙女ちゃんたち、とわちゃん、なつちゃん、あやちゃん、そして都ちゃんのうち三人は比較的早く踊りが上達しはじめるようです。

そんな中、とわちゃんだけが踊りも下手なまま。都会の女子寮での共同生活にも馴染むことができない。そんなドラマが用意されているようです。

とわちゃんのドラマは年明けの最初の週に描かれるようですが、年明けの週へのフラグを見落とさぬよう、今週、そして今回のとわちゃんの行動は要チェックです。

感想

風ひな寮

島根の乙女ちゃんたちの大阪での新生活がはじまりました。

四人の乙女ちゃん。女子寮。これらのキーワードから、「乙女寮」に住んでいた北関東と東北の乙女ちゃんたちを思い出さずにはいられません。

女子寮の寮名が「風ひな寮」。「ひよ」ではなく「ひな」でしたが、まるで『ひよっこ』へのオマージュみたいな寮のネーミング。

しかし「乙女寮」では一室に6人が暮らしでした。全員の布団を広げるとかなり手狭であったと記憶しています。

一方の「風ひな寮」の部屋は広い!「乙女寮」の部屋よりも広い。

しかもその広い空間で暮らすのは四人だけ。

利益率が低い大手家電メーカーの下請け工場と、利益率が高い娯楽産業の中にあって、しかも大阪一の規模を誇る企業との差が、女子寮の部屋の広さに現れているのでしょうか。

万々亭がリニューアルされた?

今週になって、いきなり芸人として登場し視聴者を驚かせた歌子さん。

公式サイトのキャラクター説明では、万丈目夫婦が夫婦漫才によって一躍人気芸人の仲間入りをすることがアナウンスされてはいました。

されてはいましたが、いきなり芸人デビューしていた歌子さんには面食らいました。

さて、その歌子さんまわりで一番気になっていた「万々亭」がまさかのリニューアルによって昔ながらの小料理屋からモダンな洋食屋に変身?

「万々亭」が繁盛した末にお店をリニューアルできたのか。それとも夫婦漫才のヒットで収入が増え、そのお金でリニューアルができたのか。

また新たな謎が出てきました。

しかし、いつ売れなくなるかもわからない芸人稼業の保険として飲食店の経営も続けるという歌子さんのリアリズム、さすがです。

売れっ子の芸人になってもそれで浮かれることなく、厳しい現実から目をそらさない歌子さんの堅実キャラ。

この堅実さが、いつかどこかでもっともっと活かされますように。

ヒロインが自分の子供に悩まされる描写

ヒロインの子供が学校で同級生に怪我をさせ、母親が呼び出されるというパターンは『ごちそうさん』以来のことでしょうか。

しかし、『ごちそうさん』の時は、自分の娘・ふくちゃんが何を考えているのかさっぱり理解出来ないことをヒロイン・め以子は悩んでいました。

一方のふくちゃん自身には解明したい疑問があるだけで、悩みと呼べるようなものはありませんでした。

ふくちゃんが抱えていたのは心の問題ではなく、理系頭脳の問題でした。

さて、『わろてんか』でも、自分の息子・隼也くんが何を考えているのか、今のところてんちゃんにはわかっていません。

わかってはいませんが、それに悩む様子も今のところはありません。

ところが隼也くんは心の問題を抱えていそうです。

隼也くんの生まれた頃は風鳥亭が急成長を遂げていた頃で、てんちゃんも藤吉くんも仕事に追われっぱなしでした。

藤吉くんが初節句の人形を買い忘れる。それがもとで両親の関係がギクシャクする。その挙句に両親は自分の面倒を見てくれなくなる。

これは心がゆがむぞ〜と心配していたら、案の定、ゆがみはじめたみたいです。今回のケンカ騒動は、将来もっと心がゆがんでくるフラグかもしれません。

子供が成長後に屈折することに苦悩するヒロインといえば『べっぴんさん』のすみれちゃん。さくらちゃんにずいぶんと手を焼いていました。

暴走するさくらちゃんの描写が長過ぎると視聴者から叩かれまくるくらい、すみれちゃんはさくらちゃんに手を焼いていました。

ところでてんちゃんの実在モデル・吉本せいさんは、実際に成長後の息子のことが大きな悩みの種の一つでした。

だからもしかすると『べっぴんさん』の時以上に、ヒロインが成長した自分の子供に引っ張り回される描写が続くかもしれません。

1月か2月の放送回あたりにそんな場面が登場するかもしれませんね。

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コメント

  1. きゅうぽん より:

    やっぱり朝ドラおなじみシナリオが来ましたね〜(^_^;)
    べっぴんさんやひよっこ等、必ず仲間割れする→最後は団結。良き仲間となる。
    ごちそうさん、べっぴんさん、あさが来た…子供が親にかまってもらえないや興味本位から奇行する→親理解できない、子育てに悩む→理解する→家族愛めでたしめでたし。

    その辺はすごくおなじみと言えばそうだけど、またかとチープだなと思ってしまいますね…。
    色々展開があることを期待していますが、ちょっとお腹いっぱいで。

    あと、あの時代電話って普通にかかるんですかね?
    となりのトトロでは、「東京の何番お願いします!」と折り返しかかってくるのを待っているみたいな。
    都会と田舎の差なのか、その次代にどうだったのかと気になります…。多分、伊能様の家の電話と店の電話同じものを使いまわしですよね〜と思いながら見ています(笑)

    歌子さん結構稼ぎましたよね!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      親子の確執、本作の場合は史実にあるので避けては通れないのかもしれませんが、せめて新鮮さが欲しいですね。

  2. よるは去った より:

    「安来節乙女組」?ん~「ちーむ安来節乙女組」としたら、E テレの某キッズ番組を思いだしそうな・・・・・・。あまり言うと性格バレそうだからこのぐらいにしておくか(^_^;)。