安来節乙女組の公演初日 / わろてんか 第79話

2018年1月6日(土)第14週「みんなの夢」

あらすじ

てんの叱咤激励やリリコの厳しい指導の甲斐もあって、乙女組の四人の踊り子たちはようやく息の合った踊りをできるようになりました。そして迎えた乙女組の踊り子たちが風鳥亭で踊りを披露する「安来節乙女組」公演初日。

目が覚めたときから乙女組の踊り子たちは緊張を隠せませんでした。四人のかたくなった表情を案じたてんは、乙女組の踊り子たちを自宅に招き藤吉や隼也と一緒に朝食を食べ、四人をはげまします。

そして、迎えた開演時刻。ついに「安来節乙女組」の四人の踊り子たちが風鳥亭の高座にその姿を披露。腰巻きと素足だけで高座に上がるという踊り子たちが自分で考えた秘策は、寄席に集まったお客さんをあっと驚かせることに成功しました。

「安来節乙女組」披露公演は大盛況のうちに終わりました。四人の踊り子たち。そして藤吉や風太がそれぞれの夢を語る中、キースの宣言が皆を驚かせました。キースはアメリカに渡り、日本一ではなく世界一の芸人になることが夢だと言い出したのです。

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予習レビュー

てんちゃんと藤吉くんが島根から四人の乙女ちゃんたちを連れて来ようとしたときも、そして大阪に連れて来てからも、いろいろなことがありました。

年末年始にまたがった乙女ちゃんたちのエピソードが今回ついに回収されます。

そもそもどうして、乙女ちゃんたちを連れて来たのか。きっかけは、伊能さまが風太くんを挑発したことだったと記憶しています。

風鳥亭が新しい芸のジャンルを開拓しない限り、旧来の演芸は活動写真によって客足を奪われてしまうだろう。

・・・ここまでハッキリとは言いませんでしたが、伊能さまは遠回しに表現しながら風太くん総監督の仕事をチクリチクリと突っつきました。

風太くんもそのことにうすうす気付き始めていたのでしょう。伊能さまに挑発された後の風太くんの行動は速かった。

すぐに新しい流行の兆しをリサーチしに出かけた風太くんは、神戸で「安来節」を発見。風太くん、男前な人柄に加えて職業人としてもいい仕事しています。

というわけで「安来節乙女組」のプロジェクトは、いわば風太くんのプロジェクトです。

だから、乙女ちゃんたちを仕込む風太くんの今日までの活躍は際立っていました。

そして、迎える「安来節乙女組」公演初日。

ブログ主が好きで好きでたまらない風太くんが、どのような顔をして乙女ちゃんたちのデビューを見守るのか。

今回は風太くんに要注目です。

感想

今回は島根から来た踊り子乙女ちゃんたちが主役のはずですが、サイドストーリーがとても際立っていてそちらに気持ちを持ってゆかれてしまいました。

風太くんとトキちゃんの恋

前回、トキちゃんに対する暴言を吐いた風太くんが、トキちゃんへのお詫びの気持ちを照れ隠ししながら示す、その必死さがかわい過ぎる!

そしてそんな遠回しな気持ちのあらわし方ながらも風太くんの気持ちを察し、それを心から喜んで受け取るトキちゃんの嬉しそうな顔と言ったら・・・

実にういういしい恋の名場面となりました。

『わろてんか』の恋バナの中で、もっともチャーミングなものと言っても差し支えのないレベルかも。泣く場面ではないのに泣かされました。

本当にいい場面でした。

これで風太くんとトキちゃんの距離も一気に縮まりましたね。

そして気持ちの大きなすれ違いが、今後はもうありませんように。もっとも、仮に二人が結婚したとしたら、結婚後の新たなすれ違いの多発が予想されますが(笑)

リリコちゃんの決心

娘義太夫をやめて東京から大阪に戻って来たリリコちゃんの、あたかも浪人みたいな状態がずっと気になっていました。

何かに夢中になることもなく、いつも暇を持て余しているような姿ばかり。

伊能さまの活動写真に出演しているとは言っても、すすめられるままの出演で自ら望んで手に入れた仕事というわけではない。

今回、リリコちゃん自身の口から「中途半端」という言葉が出て来ましたが、本当に中途半端でした、ここしばらくのリリコちゃん。

『わろてんか』の物語の冒頭。

大阪のどこかの高座に上がったリリコちゃんの娘義太夫姿。あれは本当にキレイで凛々しいものがありました。

あんな姿をもう一度見せてほしいものです。

今回、乙女ちゃんたちの姿を見てリリコちゃんの本気スイッチがようやく入った模様。翌週か翌々週にはリリコちゃんが復活した姿を見ることができるのでしょうか。

第14週「みんなの夢」感想

前週と今週は、年末年始をはさんだ前編と後編の中継ぎ週。その中継ぎ週のお題は島根からやって来た乙女ちゃん四人組。

この乙女ちゃんのエピソードというタテ糸に巧みに織り込まれたヨコ糸となるサイドストーリー、そしてサイドキャラクターたちのフラグの数々が際立った週でした。

風太くんとトキちゃんのすれ違いを繰り返す恋のお話は、金曜日の回の大きなすれ違いを経て実に愛らしい場面によって回収されました。

大きなすれ違いを経てお互いの気持ちを察したらしい風太くんとトキちゃん。次週以降、二人はどんな態度を見せてくれるのか。楽しみでなりません。

大阪に戻って来てからこのかた、『ひよっこ』の名セリフを使うなら「停滞気味」だったリリコちゃんがついに動き始めました。

前年の最後の回の最後の場面。

藤吉くんと一線を超えかかるところで終わったリリコちゃん。あの瞬間はリリコちゃんの陰極まった瞬間だったのでしょうか。

しかし、陰極まって陽に転ず。

今週に入り、ついにリリコちゃんの「停滞気味」脱出のフラグが立ちました(祝)

そして伊能さま。

リリコちゃんが伊能さまに対して言い放った「愛情に飢えている」発言がひどく気になっています。

一方の伊能さまも、リリコちゃんの藤吉くんへの未練をしっかりと見抜いている。

お互いに妙に理解しあっている伊能さまとリリコちゃん。この二人の将来が気になりはじめる一週でした。

次週予告映像

前週と今週は前編と後編の中継ぎ。箸休めみたいな週でしたが、いよいよ次週から怒涛の物語の本格的な再開です。

予告映像の中でちょっとだけ登場した、珍しく感情的になっている伊能さま。

いつもはクールな伊能さまが感情をむき出しにするめずらし過ぎる予告映像が、次週の怒涛の展開を暗示しているかのうようです。

次週もよろしくお願いいたします。

お正月気分も終わったところで最初の週末。どうぞ良い三日連休をお過ごしください。

今週もありがとうございました。

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コメント

  1. よるは去った より:

    キース「俺アメリカに行く・・・・・・。」 横山エンタツ師がモデルであるのは間違いなそうですね。実際のエンタツ師もアメリカ巡業を経験しているそうですね。ウィキティアでの記載によると巡業自体は成功ではなかったようですがアメリカで観たチャールズ・チャップリン氏の喜劇の影響を大いに受けたようで。今後のドラマの台詞でキース「チャップリンはオモロかったで~。」に近いものが出てきたらコリャホンマにエンタツ師のモデルでっせ~。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      「「チャップリンはオモロかったで~」のセリフ以上に、キースの姿格好がすべてを物語っていましたね。

  2. よるは去った より:

    小野N 「当時は若い娘が腰巻きに素足を出すなど・・・・・。」あの時代くらいまではやはり斬新な事だったんですかねえ?最も時は流れた昭和40年頃になって、「ミニスカート」なるものが出回り始めた時ですら前作の「ひよっこ」では、沙織「勇気出してみたんだ。」だったし、以前の「カーネーション」でも、北村「嫁に行けんようになるぞ!」聡子「かめへんも~ん。」ではありましたがね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      宗男おじさんがいたら、その斬新さを熱く讃えていたことでしょう(笑)