窮地の伊能を案じる志乃 / わろてんか 第83話

2018年1月11日(木)第15週「泣いたらあかん」

あらすじ

伊能が窮地に陥りました。関東大震災の被災地に大量の救援物資を送った伊能の行動は単なる売名行為に過ぎないと、新聞各社がこぞって書きたてたのです。窮地の伊能を誰よりも心配したのは、伊能が誰か分からぬままの志乃でした。

志乃が伊能のことを心配するその一方で、伊能の気持ちはかたくななままでした。伊能は、子供の頃に志乃から受けた仕打ちを忘れられずにいました。そして伊能は、失われている志乃の記憶がよみがえることを何よりもおそれていたのです。

そんな中、窮地の伊能を力づけるために志乃が弁当を作って伊能の会社を訪問。その時、伊能の会社に新聞記者たちが押しかけて来ました。記者たちに猛然と抗議する志乃は、突き飛ばされ転倒し頭を強打。気を失ってしまいます。

その夜、目を覚ました志乃は息子のへその緒を収めた箱に記された「栞」の文字を見て全てを思い出しました。翌朝、志乃は東京に帰ると言い出しました。いつになく取り乱す志乃の姿を見て、志乃が記憶を取り戻したことにてんは気づくのでした。

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予習レビュー

珍しくブログ主の予想が当たりました。志乃さんはやはり伊能さまの生みの親でした。

今回の事前の情報で判明したのは、志乃さんが伊能さまの実母であるという事実、この一点です。

一方、伊能さまが幼い頃に志乃さんから受けた仕打ちが許せないでいるという事実は前年中に判明していました。

志乃さんの素性。伊能さまの幼少期の悲しい思い出。

この二つの事実は確定ですが、では伊能さまが志乃さんから受けた仕打ちとはいったい何だったのか。この点はまだ判明していません。

以下、伊能さまが受けたしうちについてのブログ主の予想です。

我が子を愛する志乃さんは、我が子が伊能家の他の子供たちと同じように大切に扱われることが望みでした。

しかし、我が子が伊能家で大切に扱われるためには、我が子の心が自分よりも伊能家の方に向いている必要がある。

そのため、我が子への愛情を封印し心を鬼にして我が子を邪険に扱った。

ちょうど『ひよっこ』で、角谷家のきよさんが実家を出てゆくことになる三男くんから嫌われるような振る舞いを続けたように。

『ひよっこ』の三男くんはそんなお母ちゃんの気持ちをしっかりと察していましたが、残念ながら伊能さまはそんな母親の態度がトラウマになってしまった。

・・・というのが伊能さまと志乃さんの確執ドラマ予想です。

なお、伊能さまと志乃さんの和解にはキースが一役買うことになるようです。

感想

リリコちゃんとてんちゃんの一言

リリコちゃんとてんちゃんが、それぞれ伊能さまと会話を交わす中で出て来たある一言が気になりました。

ある一言とは次の通りです。

まずはリリコちゃんから。救援物資を東京の被災地に送る伊能さまに対してリリコちゃんが言いました。

「東京のどっかにいるお母ちゃんのためやろ?お母ちゃん無事でいつか会えたらええな」

そして、てんちゃん。

志乃さんに対してかたくなな態度を崩さない伊能さまに対して、てんちゃんが言います。

「活動写真を好きになったのは小さい頃お母さんと一緒に見たからだと聞いた。お母さんの大好きだった活動写真で世の中の人を感動させたいと言ってなかったか?」

これらリリコちゃんとてんちゃんの一言でわかること。

伊能さまは、過去に母親の存在のことや母親との思い出、母親への愛情をリリコちゃんとてんちゃんに語ったことが想像できます。

伊能さまはこれまで、母親のことを第三者に語っていた。ということは伊能さまは今でも「東京のどっかにいるお母ちゃん」が大好きなことは間違いなさそうです。

ただ志乃さんを目の前にして動揺してしまった。過去のつらい別れを生々しく思い出してしまったということなのでしょう。

伊能さまの母親への愛情

伊能さまの母親への愛情は、伊能さま自身の行動や態度にもにじみ出ていました。

志乃さんが伊能さまの会社に持って来た手作りのお弁当。伊能さまが真っ先に食らいついたのは卵焼きでした。

志乃さんご自慢の卵焼きは前回にも登場していたはずです。志乃さん独自の甘めのレシピが自慢の卵焼き。

伊能さまにとっては思い出の味のはず。だから真っ先に食らいつき、そして志乃さんの「おふくろの味」という一言に動揺しむせかえってしまう。

伊能さまの気持ち、見え見えです。ちょっと可愛い(笑)

そして、新聞記者たちに突き飛ばされた志乃さんが気を失ったときの伊能さまの心配そうな顔と言ったら・・・

小切手を藤吉くんに託し、志乃さんの暮らしの再建に役立ててもらおうとする伊能さま。やっぱり母親のことが心配でならないのでしょう。

同じ頃、記憶を失いながらも息子の窮地を察してか胸騒ぎを覚える志乃さん。

目に見えない、心でも感知できない引力によって、母と息子がお互いに引き寄せ合っているかのようでした。

母と息子の確執。解決のときが近づいて来たようですね。

伊能さまとリリコちゃんの息の合い方

話が前後しますが、伊能さまとリリコちゃんの息がますます合ってきたような気がするのは思い過ごしというものでしょうか。

糠に釘。それを言うなら出る杭は打たれる。わざとボケた。おおきに。

万丈目と歌子さんの夫婦漫才に勝るとも劣らない伊能さまとリリコちゃんの絶妙なボケとツッコミ。二人揃って風鳥亭の高座に出れば良いのに(笑)

それはともかく、「東京のどっかにいるお母ちゃん」への伊能さまの秘めた愛情をしっかりと見抜いているリリコちゃん。

その観察力は怖いほど。

別の言い方をすると、そこまで深く観察するほどにリリコちゃんは伊能さまに対して関心を持っているとも言えます。

やっぱりこの二人、将来は・・・

予想をはずすと格好悪いのでこのくらいにしておきます。

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コメント

  1. こひた より:

    もうハラハラドキドキ、ズキズキチクチク
    心臓が持ちそうにありません(^^;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      『ひよっこ』のまったりした展開と異なりハラハラドキドキの連続ですね。

  2. よるは去った より:

    そう言えば関東大震災で記憶を失っていた人のエピソードを、以前の朝ドラ作品の「いちばん星」でやっていたのを覚えてます。ヒロイン(五大路子)が東京で間借りしていた豆腐屋のおかみさん(塩沢とき)で、豆腐屋として再開のメドがついたご亭主(三遊亭圓之助)の豆腐行商のラッパの音を聞いて記憶を取り戻すという展開でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      記憶喪失といえば『ひよっこ』の続編情報がなかなか出てきませんね。実お父ちゃんのその後の記憶の回復具合や、その他愛すべきキャラたちのその後の人生を早く観てみたいものです。

  3. よるは去った より:

    志乃「私、母親らしこと・・・・・してやれたのかね・・・・・。」この時点である程度の記憶は戻りかけていたんですかね。